Peritoneal Dialysis PatientOnLine PD療法管理ソフト …2 3...

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JP29700/01 fmcj 08.13 @Copylight 2013 Fresenius Medical Care Japan k. K. Peritoneal Dialysis PatientOnLine PD療法管理ソフトウェア 輸入販売元:フレゼニウス メディカル ケア ジャパン株式会社 105-0001 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号 Tel: (03)6809-1561 Fax: (03)6809-1568 発売元:日機装株式会社 150-6022 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 Tel: (03)3443-3891 Fax: (03)3473-4965

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製造販売業者フレゼニウス メディカル ケア ジャパン株式会社〒105-0001 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号Tel :03-6809-1561 Fax:03-6809-1568

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Peritoneal Dialysis

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェア

輸入販売元:フレゼニウス メディカル ケア ジャパン株式会社〒105-0001 東京都港区虎ノ門五丁目13番1号 Tel: (03)6809-1561 Fax: (03)6809-1568発売元:日機装株式会社〒150-6022 東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 Tel: (03)3443-3891 Fax: (03)3473-4965

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“医療の質”管理サークル PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアを活用した個々の患者の状態に合わせたシミュレーションによるPD処方の最適化

“ 医療の質 ” 管理サークルはフレゼニウス メディカル ケア社が独自に考案したコンセプトで、腹膜透析(PD)患者に対して最適な治療を提供できるように医療スタッフを支援します。多岐にわたる様々なデータを用いて患者にとって最適なPD処方を予測し、このPD処方での臨床における治療結果を精査し、統計的な分析を加えることにより、より充実したPD患者管理へと繋げていきます。PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアにはこのコンセプトが採り入れられており、“ 医療の質 ” 管理サークルを繰り返し廻して行くことでPDでの “ 医療の質 ”の向上にお役立ていただけます。

透析膜としての腹膜の機能は患者個々によって異なり、経年的にも変化していきます。腹膜機能の的確な評価は適正透析を行う上で必須であり、PD療法をより良い方向へ導くためのマイルストーンとなります。多様な解析モジュールを搭載した最新のPatientOnLine PD療法管理ソフトウェアでは、腹膜機能を定性的かつ定量的に評価するための検査法として、多くのQAテストに対応しています。

PET以外のQAテストで得られたデータは処方シミュレーションに用いられ、最適なPD処方を導き出すことができます。これにより、最適なPD処方を見出すための処方検討に試行錯誤を繰り返すことなく、迅速かつ容易に最適なPD処方を組むことができます。

患者

患者の透析量や処方のコンプライアンスの状態などをチェックし、以降の改善へとつなげます。

レビュー、レポートおよび統計

PFT**、PET***および24時間尿・排液検査やBCM® 体組成分析装置の各種測定データによって腹膜の機能や体液状態などを評価します。

“ 医療の質 ”保証 (QAテスト*)

高精度の分析により患者毎に最適処方を見出します。

治療結果を予測します。

処方の最適化

処方シミュレーション

患者カードにより、スリープセーフ®APDシステム治療結果や BCM® 体組成分析装置の測定結果を分析します。

治療・測定結果の分析

注) *QAテスト:Quality Assurance Test **PFT:Peritoneal Function Test(腹膜機能試験) ***PET:Peritoneal Equilibration Test(腹膜平衡試験)

・腹膜機能の変化・体重と栄養状態の変化・除水能の変化・残存腎機能の低下・体液管理

PD療法における下記の課題への対応

入力:目標透析量

入力:PD処方

出力:予測される透析治療結果

出力:最適なPD処方の提案

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PFT PET 24時間尿・排液検査

PET+24時間尿・排液検査 保存期検査

腹膜機能 ○ ○ × ○ ×

残存腎機能(RRF) ○ × ○ ○ ○

ナトリウム除去量 ○ × × × ×

週あたりの総尿素 Kt/ V ○ × ○ ○ ○(RRFのみ)

週あたりの総クレアチニンクリアランス ○ × ○ ○ ○

(RRFのみ)

尿量とPDでの除水量 ○ × ○ ○ ○(RRFのみ)

推定安静時エネルギー消費量(EREE)* ○ × ○ ○ ○

ブドウ糖吸収量およびEREEに対するそのエネルギー量の割合 ○ × × × ×

クレアチニン産生速度 ○ × ○ ○ ○

除脂肪組織量 ○ × ○ ○ ○

nPCR(標準化蛋白異化率) ○ × ○ ○ ○

透析液への蛋白損失量 ○ × ○ ○ ×

1日尿蛋白量 ○ × ○ ○ ○

1日蛋白損失量 ○ × ○ ○ ○

1日蛋白必要摂取量 ○ × ○ ○ ○

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアの機能

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアバージョン6.0から追加された機能・BCM® 体組成分析装置による測定データの取込み・QAテストによる評価項目へのGFR(糸球体濾過量/PET以外)、BMI(肥満度指数)、ナトリウム除去量(PFTのみ)の追加・15才以下のPD患者での算出式・患者識別番号(PIN)の割り当てや編集ができるユーザーグループの作成・在宅訪問記録と次回訪問予定の管理・レポート・患者フレーム画面でのアレルギー表示とアレルギー履歴の記録へのアクセス・血液型とRh因子の入力項目の追加・患者の体温の入力項目の追加・接続チューブの次回交換予定日の記録・旧EDTA疾病分類コードの廃止(但し、バージョン5.0以前に入力されたデータは閲覧のみ可能)・ウィルス関連情報の記録・週単位のPD療法のスケジュール作成・感染症発症率における起因菌の分布グラフ・治療目標を達成できなかった患者の特定

・患者の基本情報と医療データの管理・腹膜炎、出口部・トンネル感染関連情報の管理・各種QAテストの測定データを用いた評価項目の解析・CAPD、APD、CAPD+APDでの処方検討・最適PD処方のシミュレーション・スリープセーフ®APDシステムでの処方設定とその治療結果の予測・患者毎での評価項目の経時変化、患者グループでのヒストグラム、相関性、感染率などの統計処理・マイカードによるスリープセーフ®APDシステムでの治療結果の取込み(インポート)・マイカードへのデータエクスポート・レポートと印刷・ユーザーニーズに合わせた言語、算出式等のカスタマイズ

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアの主な機能

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェア - 様々なQAテストの選択

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアでは様々なQAテストに対応しており、選択したQAテストに応じて表に示すように評価項目が異なります。PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアでは、定量的評価法としてPFT(腹膜機能試験)に対応しており、腹膜機能をはじめ残存腎機能、透析量、栄養指標など多岐にわたる項目が評価できます。 また、その応用で透析前の保存期患者を対象とした保存期検査で残存腎機能等を評価できるのも最大の特徴の1つです。さらに今回、ソフトウェアバージョン6.0ではPFTでナトリウム(Na)除去量が評価できるようになりました。

注)*EREE:Estimated resting energy expenditure本製品の PFT(腹膜機能試験)における種々の算出式・アルゴリズム等は、下記のような過去の文献を基に設計されており、PFTは1995年にGotchらによる下記の文献に詳細が解説されています。・Gotch FA, Keen ML: Kinetic Modeling in Peritoneal Dialysis. Clinical Dialysis: 343-375, 1995・Bergstrom J, Heimburger O, et al. Calculation of the protein equivalent of total nitrogen appearance from urea appearance, which formulas should be used? Perit Dial Int. 18: 467-473, 1998

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PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアのQAテスト結果画面(PFTの場合)

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアでは、様 な々臨床評価項目が迅速かつ簡便に算出され、個々のPD患者の状態をより的確に判断するのに役立ちます。また、算出された値を用いたシミュレーションにより、個々の患者に最適なPD処方を導き出すことができます。

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアでは、腹膜透過性、透析量、除水量と多岐にわたる栄養指標を算出し、さらに、患者の処方のコンプライアンスの状況についても確認できます。

nPCR(標準化蛋白異化率)

尿量とPDでの除水量

GFR(糸球体濾過量)

腹膜機能

透析量(尿素およびクレアチニン)

週あたりの総尿素Kt/V

週あたりの総クレアチニンクリアランス

1日蛋白必要摂取量 1日蛋白損失量

ブドウ糖吸収量

ブドウ糖吸収量およびEREEに対するそのエネルギー量の割合

推定安静時エネルギー消費量(EREE)

除脂肪組織量

推定値と実測値の差異(処方コンプライアンスおよび栄養

状態の評価のご参考にしていただ

けます。)

ナトリウム除去量

クレアチニン産生速度

1日尿蛋白量

透析液への蛋白損失量

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PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアの画面 PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアは、様々な機能をひとつのソフトウェアで管理できます。

メニューツリー各カテゴリをクリックするこ

とで目的とする作業フレーム

を展開します。

作業フレーム具体的に入力・修正・編集等の作業を行い、閲覧・管理ができます。

患者フレーム患者の基本情報を入力・編集します。

Twardowskiらの出口部分類(Teixidó &

Ariasによる修正版)の画像を参照すること

で、患者の出口部の状態を確認できます。

また、腹膜炎発症時の臨床所見や治療法な

ども記録でき、いつでも履歴を見ることがで

きます。

出口部/トンネル部感染&腹膜炎

CAPDやAPDでの処方を設定します。どの

ように複雑な処方でも、詳細な処方内容を

データとして設定でき、処方スケジュールを

分かりやすく図示します。

PD処方

多岐にわたる情報を管理でき、患者毎に臨

床検査値、残存腎機能、透析量、栄養指標

の経時的変化や感染症履歴を統計的に解析

できます。また、患者グループでの評価も可

能で、二つの変数間の相関性を解析したり、

異常値を示す患者の特定にも役立ちます。

レポート・統計

患者のQOL(生活の質)やライフスタイルに

合わせ、1週間の曜日ごとに異なるPD処方

を設定できます。設定内容をマイカードを

介してスリープセーフ®APDシステムにイン

ポートし、実際のAPD治療に役立てます。

1週間の透析スケジュールの設定

週あたりの総尿素Kt/Vと週あたりの総クレ

アチニンクリアランス量の相関図と照合する

ことで、現行のPD処方が適切であるかどう

かを評価します。緑色のゾーンは二つの透析

量が共に基準に達しているため処方の変更

は不要、黄色のゾーンは経過観察、赤色の

ゾーンは処方の再検討を示唆しています。こ

の相関図は保存期患者にも応用でき、赤色

のゾーンにある場合は、透析導入の必要性

を示唆しています。

医療の質(治療基準判断グラフ)

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ソフトウェアバージョン6.0により、 BCM® 体組成分析装置のデータの取り込みができるようになりました。

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアの製品情報

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアによる適正透析のための解析機能とBCM® 体組成分析装置による体液・体組成の評価機能の組合せにより、患者様個々の症状に合った療法・処方を実行することができます。また、従来通りスリープセーフ®APDシステムへの処方の設定やその治療結果の評価や分析ができ、患者の処方のコンプライアンス状況なども把握できます。

PatientOnLine PD療法管理ソフトウェアは、現在のPD療法の評価をサポートすることを目的としており、医師の経験および判断に代替されるものではございません。特定の患者に対するPD療法の選択、診断および処方の決定は、主治医の責任範囲となります。また、使用者の方は、本製品を使用するに当たり、ソフトウェアのライセンスを取得していただく必要があります。

ハードウェアおよびソフトウェアの要求事項(ソフトウェアバージョン6.0.x.x)  オペレーティングシステム Microsoft® Windows® XP Professional SP2 Microsoft® Windows® Windows Vista SP1 Microsoft® Windows® Windows 7  プロセッサー 2 Intel Pentium4 互換プロセッサー(2GHz 以上)  メモリ  512 MB 以上  必要ハードディスク容量 5GB  画面解像度 1024 × 768 以上  推進画像度  1280 × 1024