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アイドル・タレント

仁藤萌乃さんAKB48のメンバーとして活躍する仁藤萌乃さん。忙しい⽇々の中でも、カメラを持ち歩きながら⾝ 近なものを撮ったり、愛⽝を撮ったりと写真を楽しんでいるのだとか。アイドルでありながら撮られるのが苦⼿だという話、結婚したいほど!?好きな

被写体の話など意外な話題も⾶び出した今回のインタビュー。常に正直で⾃然体な仁

藤さんが語る写真の魅⼒について、たっぷりとお伝えします。

Beginning 出会い撮ることは好きでも撮られることは苦⼿!?

写真に興味を持ち始めたのはいつ頃からですか?

いつの間にか⾃然と興味を持っていたんですが、ちゃんと写真を撮り始めたのは⼀昨年、仕事でグアムに⾏くときに買って持って

いったときですね。それまではトイカメラで撮影をしていました。トイカメラのちょっと荒いというか、ざらざらした感じの写り

が好きなんです。ずっと前から写真に興味があって⾼校⽣くらいでトイカメラを買ったんですが、値段も安かったので気軽に撮り

始めました。

⾃然に興味を持たれたということですが、⼩さな頃からカメラが⾝近にあったのでしょうか?

普通の家庭と同じように記念⽇に両親が撮ったりして⾝近にありましたけど、でも⼩さい頃からあまり撮られるのが好きではなか

ったですね。多分昔から⾃分に⾃信がなくて、だからあんまり……。姉がいるんですが姉はカメラに写るのが好きで、それを⾒ていて逆の性格になっちゃったのかな。運動会とかお花⾒とか、昔のアルバムを⾒ると笑っていなくてブスーっとしていて「わー、

またこんな顔してる!」って思います。両親も笑わせることを諦めていたと思います。たまに仕事で⼩さい頃の写真を出してくだ

さいって⾔われるんですが、そういうときかわいい顔をしている写真がなくて困ります。今でも写るのは苦⼿ですね。

それは意外でした。現在まさに「写る側」の仕事の道に進まれていますが。

そうなんですけどね。あの、なんていうか、アイドルっぽいポーズが出来なくて。キメキメな笑顔の「キメ顔」みたいなのが苦⼿

なんです。笑うのが好きじゃないというか、笑っていない⽅が楽っていうか……そう、作り笑顔が苦⼿で。⾃然に笑った笑顔はいいなと思うんですが、⽣写真などの撮影だと制服の⾐装を着てキメ顔をしてというのがあるので、それはそれ、これはこれって使

いわけられると⼀番いいんでしょうけど、撮られている状態って慣れないです。

では、今の状態(取材中、カメラを向けられている状態)などはまさに。

はい、慣れない状態です(笑)。

(笑)すみません。話を戻しますと、では、⼀昨年に買ったカメラは満を持してという。

そうなんです。ずっと欲しかったので、仕事でご⼀緒するフォトグラファーさんに相談したりして、いわゆるミラーレスを買いま

した。でも今のレンズは広⾓なので、ここ最近は望遠が欲しくて。だって撮れないんです、テーマパークに⾏ったときにパレード

のアップが(笑)。「遠い!」ってなるので欲しいですね、望遠レンズ。

Pleasure 楽しみ写真は⾃分のペースで⾃由に ⾝近なものを撮る

普段、どのようなものを撮っているんですか?

景⾊や花、⾊のあるもの、逆に⾊のないもの、⾝近にあるいろいろなものを撮っています。あとは飼っている⽝ですね!休⽇に⽝

と⼀緒にカフェにランチに⾏くのが好きで、そのとき⽝を撮ったりご飯を撮ったり、カフェに置いてある⼩物やお店の雰囲気を撮

ったり。

仕事で海外に⾏くときに撮ることもありますが、⾃分が撮られる側なのであまり時間がなくて、結局部屋から朝⽇を撮るくらい、

あと⾶⾏機の中から撮ったりはしますね。

動く愛⽝を撮るのは難しくはないですか?

うちの⽝は動かないので楽です。うんともすんとも⾔わない、⼤⼈しくて狙いやすいです。ただ写真が嫌いで、写真を撮ろうとす

ると⽬がギュっとなってすごく不細⼯な顔になってしまって。多分私と似ているんです(笑)。だから撮らないふりをして普通に

しゃべりかけながらパっと撮ったり、⽬線を上に向かせて下から撮ったりします。あえて⽬線を外すほうがかわいく写るんですよ

ね。

友達やAKB48のメンバーを撮ることはありますか?

撮らないです。⼈を撮るのは得意じゃないんです。撮られるのと同じで、相⼿のキメ顔だったり、ピースしたりポーズを取った

り、そういうのは撮りたくないんです。⼈の⾃然な状態を撮りたい。だから例えば、街中にいる知らない⼈を勝⼿に撮りたいとい

talk! talk! talk! アイドル・タレント・仁藤萌乃さん

プロフィール

にとう・もえの。1992年7⽉22⽇、東京⽣まれ。2007年、『AKB48第⼆回研究⽣(5期⽣)オーディション』に合格。2008年に正規メンバーへ昇格、現在はAKB48チームA所属として幅広くタレント活動などもこなしている。2009年発売のAKB48、12thシングル「涙サプライズ!」で初めて選抜メンバー⼊りを果たした他、2012年9⽉に⾏われた『AKB48 29thシングル選抜じゃんけん⼤会』では⾒事2位になり選抜メンバーに選ばれた。29thシングル「永遠プレッシャー」は2012年12⽉5⽇発売。

う願望があります。⽬線はこっちを向いていなくて⾃然体のそ

の⼈が写っているような。あと、すごくかわいいおばあちゃん

がいたら撮ってみたいです。

ブログなど拝⾒しますと、写真以外にも⼿芸、書道、消しゴム

ハンコ作りなどモノづくりがお好きなんですね。

好きです、⼤好きです。⼩さい頃からモノづくりが好きで、アイ

ドルになっていなかったらそういう学校に進んでいたと思いま

す。⼩さい頃の夢って普通はお花屋さんだったりケーキ屋さん

だったりすると思うんですが、⼩学⽣の頃かな、私は「建築デ

ザイナー」や「インテリアデザイナー」になりたいって⾔って

いました。

祖⽗がもともと版画をする⼈だったんです。⼩さい頃は何をや

っているんだろう、何が楽しいのかなって感じで⾒ていました

けど、気づけば⾃分もそういうものが好きで、完全に祖⽗の影

響というか⾎を受け継いでいるんだなって思いますね。

学校の図⼯の授業が得意だったタイプですか?

いや、それが、授業だとこの時間内で終わらせましょうというのがありますよね。でも私は「え、無理」ってなっちゃうタイプ

で。だいたい終わらないまま、最後に妥協して出していました(笑)。私は、⾃分のペースでやることがすごく好きなんです。写

真を撮るのも⾃分のペースで出来ますよね。

それに⾃由だなって思います。写真に正解ってなくて、⾃分がこうだって思ったらそれが正解だと思うから。だから、写真を撮る

ときは何にも縛られないのがいいなって思います。

Photo's 作品紹介

Future これから動物も⼈も、嘘のない⾃然体の姿を撮り続けたい

もしAKBのメンバーを撮るとしたらちゃんと撮りたいです。楽屋にいるときに撮っても⾯⽩くないので、ちゃんとオフの⽇に撮らせてくださいって⾔って。絶対⾯⽩いと

思うんです。普段のメンバーじゃなくて、これを着て、メイクもやって、ここに座っ

て、って全部⾃分で考えて撮ってみたい。メンバーだったら趣味として気軽に、休み

の⽇が合えばやってくれると思うので

それは⾯⽩いと思います!ファンも⾒たいのではないでしょうか。

はい、それをまとめて冊⼦にして発表できたら楽しいですよね。以前、私を撮った写

真をまとめた冊⼦を⼀冊だけ作ったことがあるんですが、いつかは私が撮った写真で

作りたい。ファンの⼈も喜ぶし、私も練習になるし、マイナスになることはないと思

うんですよね。ひそかな願望、妄想ですけど(笑)。

他には何か撮ってみたいもの、撮りに⾏きたい場所などありますか?

あ、紅葉を撮りたい!……撮りたかったんですけど、終わりましたね。うーん、あ、動物園!⾏きたいです!

ずーっと⾏きたくて、近くに動物園はたくさんあるんですけどなかなか。爬⾍類も撮

りたいですね。

特にヘビが好きで飼いたいんですけど、飼えないので。⼀番撮りたいのはハシビロコ

ウっていう⼤きな⿃で、すごく好きな⿃なんです。⾒ていても⽣きているのかな?っ

て思うくらいずっと動かなくて興味があります。基本的に動物は全部好きです。動物

って嘘つかないじゃないですか、正直に⽣きている感じで。

今⽇お話をうかがっていて、仁藤さんも正直な⽅だなという印象があります。

はい、そういうタイプです(笑)。嘘をつきたくない、というかつけない。だから作

り笑顔も苦⼿だしそういう⼈も撮りたくない。

なるほど。しかし、ヘビがお好きなんですね。あとハシビロコウ、ですか?

はい、ハシビロコウ。⾒た⽬はあんまりかわいくはないですが、そこがいいです(笑)。ちょっと哀愁の漂っているような、たそ

がれているような姿が撮りたいです。ぜひ⾒てみてください。すごいですよ、迫⼒が。恐⻯のいた時代にいそうな雰囲気で、この

世のものとは思えない。顔がちょっとカッコよくて、イケメンで、結婚したいです。ハシビロコウに守られたい!

へぇ、それは本当にお好きなんですね!ハシビロコウ、早速チェックしてみます。では最後の質問になりますが、仁藤さんにとっ

て写真とはどんなものですか?

うーん……何だろう?写真を撮っている間はそのことしか考えなくていいんですよね。そのことだけで、他はシャットアウト出来る時間。仕事とプライベートの切り替えの助けにもなりますし、リラックスできる時間でもあります。これは仕事でもないし、誰

かに求められてやっているということでもない。だから、写真が好きです。

© 2019 Nikon Corporation / Nikon Imaging Japan Inc.

これからも興味のあるものをどんどん撮っていってください!ありがとうございました。

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※掲載している情報は、コンテンツ公開当時のものです。