令和元年度 第2回 - Mitaka · 8 資料 [配付資料] (1)...
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令和元年度
第2回
三鷹市健康福祉審議会 会議録(要旨)
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1 日 時 令和元年8月19日(月)PM7:00~8:55
2 会 場 福祉センター会議室
3 出席委員
(14人)
和田敏明(副会長)
家崎芳恵、猪狩聖子、宇井義典、遠藤典子、神﨑恒一、朱雅琴、
髙橋景市、竹内美佐子、竹川健太郎、田原なるみ、中澤敏、
新津健朗、山本真実
4 市側出席者
(13人)
小嶋義晃(健康福祉部長)、古園純一(健康福祉部調整担当部長)、
齋藤浩司(保健医療担当部長)、野々垣聡子(地域福祉課長)、
川口真生(障がい者支援課長)、外山慶範(介護保険担当課長)、
吉田克秀(生活福祉課長)、戸枝邦夫(自立支援担当課長)
濱仲純子(子ども政策部長)、齊藤真(子ども政策部調整担当部長)、
清水利昭(児童青少年課長)、田中通世(子育て支援課長)、
髙橋淳子(子ども発達支援課長)
5 会議の公開
・非公開
公開
6 傍聴人数 3人
7 会議次第 1 会長挨拶
2 協議事項
三鷹市健康福祉総合計画2022(第2次改定)骨格案について
3 その他
8 資料 [配付資料]
(1) 令和元年度第2回三鷹市健康福祉審議会次第
(2) 三鷹市健康福祉総合計画2022(第2次改定)に係るご意見への対
応について【資料2】当日配付版
[事前送付資料]
(1) 三鷹市健康福祉総合計画2022第2次改定骨格案【資料1】
(2) 三鷹市健康福祉総合計画2022(第2次改定)に係るご意見への対
応について【資料2】
(3)令和元年度第1回三鷹市健康福祉審議会会議録(要旨)(案)
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[ 開 会 (午後7時00分)]
1 会長挨拶
会長が所用により欠席のため、副会長が代理として挨拶。省略
2 協議事項
三鷹市健康福祉総合計画2022(第2次改定)骨格案について
【健康福祉部長】 【地域福祉課長】 【健康福祉部調整担当部長】
【障がい者支援課長】 【生活福祉課長】 【健康福祉部保健医療担当部長】
【子ども政策部長】
(事前送付資料(1)、配付資料(2)に沿って報告)
(質疑応答)
【委員】 資料1、資料2に関してです。施策や事業体系の中で、今回追加や変更され
た部分がいくつかありましたが、できれば資料1の中の追加、変更した部分にアンダーラ
インや枠、赤文字などを入れてわかりやすくできないものでしょうか。資料1と三鷹市健
康福祉総合計画2022(第1次改定)を見比べて、どこがどのように変わったのか確認する
のが非常に大変でしたので、今後はそのような配慮を期待したいと思います。
【健康福祉部長】 確かに、今回は資料が非常に膨大で、わかりづらくなってしまった
たかと思います。これから素案を作成する中で、ぜひ工夫させていただければと思ってお
ります。
【委員】 資料1の9ページ、第1 地域福祉計画の「2 安心して暮らせる地域づく
り (6) 様々な課題や制度の狭間の課題への取り組み」についてです。障がいの分野でも、
ひきこもりや親御さんが問題を抱えてしまうなど様々な課題があるのですが、ここ数年は
この8050問題のようなケースが非常に多く見られるようになっており、今後はさらに増え
ていきます。その場合、どの部分を障がい福祉分野でケアし、どの部分を高齢福祉分野で
ケアするかなど、地域包括支援センターをはじめとした関係機関の横の連携を密にして関
わっていかなければなりません。現在、行政で持っているデータなどの情報が詳細に把握
できれば、早い段階でケアできると思いますので、ぜひ行政内部でも、より綿密な連携の
もとで早期に対処できるような取組を期待したいと思います。
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もう一点、資料1の21ページ、第2 高齢者計画の「7 推進体制の整備 (1) 関係機
関等との連携 ②関係団体等との連携による施策の充実」についてです。最近、高齢者の
交通安全、いわゆるブレーキとアクセルの踏み間違えなどが非常に社会問題化しています
が、実際に警察署や免許センターなど行政レベルで何か手だてを打つことはできないもの
でしょうか。民間では、補助システムやオプションでの対応などいろいろ出てきています
が、そのような取組について、実際に高齢分野で何か話し合われたのかどうか、お聞かせ
ください。
【地域福祉課長】 ひきこもり、8050問題は、一つの例として掲げさせていただきまし
た。分野を固定することにより支援が行き届きにくいということがこれまでの反省であり、
障がい、高齢など、その時々に必要な分野において庁内で速やかに連携できる土壌が必要
だと理解しております。今後とも、分野を超えた各課や関係機関、関係団体との連携に向
けて取組を進めてまいりたいと思います。
【健康福祉部調整担当部長】 高齢者の交通安全、移動手段について、高齢者の方は運
転の面で危ないという観点から話し合いが持たれたり、協議されたことはございません。
ただし、高齢者の方が免許を返納された場合や自分で運転できなくなった場合の移動手段
について、何か考えていく必要がある、という議論がされているところでございます。
また、先ほど8050問題についても話がございました。三鷹市では3年に1度、介護保険
事業計画を策定する前に実態調査を行っていますが、今年度はその実施年度となっており
ますので、その中でも8050問題に関する設問を設けて調査しようかと、検討しているとこ
ろでございます。
【委員】 そのような多角的な取組こそが、高齢者の方を守る取組になると思いますの
で、ぜひ期待したいと思います。
【委員】 今、お話が出ました8050問題についてです。現場では、80歳の母親の面倒を
精神障がいのある50歳の娘夫婦が見ていて、その精神障がいのある娘には子どもがいる、
というような8050だけではなくて、もう一つ次の問題があるようなケースが出てきていま
す。現在、障がいと高齢の分野については、カンファレンスができるなど、つながりやす
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い環境があるのですが、この小学生の子どもはどうなるんだろうというときに、障がいと
高齢の間ではつながっても、子どもの分野とはなかなか連携が取れない、どこに連絡して
いいのか分からないという現実があります。ですので、このような計画の中で、私たちは
いろいろな関係機関を知ってアクションしていくとは思うのですが、現実には8050だけで
はなく、その下にも問題が存在している状況があるということを考慮していただければと
思います。
【子ども政策部長】 子どもを核に、庁内連携や関係団体との連携というネットワーク
を結んでおります。その中で、障がい者福祉の分野にもしっかり入っていただいておりま
すし、生活困窮の分野ともしっかり連携できるような体制をとっているところでございま
す。今、ご意見いただいたような実態があるとすれば大変申し訳なく思いますが、庁内の
風通しをより一層良くして連携を深めてまいりますので、ぜひご相談いただきたいと思い
ます。
【委員】 資料1の54ページ、「(2) 切れ目ない子育て支援の実施 ⑧こんにちは赤ちゃ
ん事業の推進」に記載されている文章についてです。この内容は、もちろんこんにちは赤
ちゃん訪問につながると思うのですが、新生児訪問も同じ内容ではないかと思います。今
回、健康づくり計画の中で新生児訪問という言葉が全然入っていないということ自体、不
思議だと思いました。新生児訪問は、専門職が訪問して不安や悩みを聞くということを行
っています。民生委員さんも聞いてきていただいていると思いますが、男性の委員が訪問
する場合もあるので、なかなか難しい事業ではないかと思います。ぜひとも新生児訪問を
明記していただきたいと思います。
【健康福祉部保健医療担当部長】 三鷹市健康福祉総合計画2022(第1次改定)の80ペ
ージには、「(2) 妊娠・出産・育児に関する家族支援の推進 ①妊娠期からの切れ目のない
支援の推進」の中で、事業として記載しております。当然、こちらをベースに第2次改定
を行っていきますので、今のご意見も含めて、新生児訪問という表現は削らずに、きちん
と入れていく予定でございます。
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【委員】 資料1の53ページ、第6 子ども・子育て支援計画の「(2) 切れ目ない子育
て支援の実施」についてです。この中で、連携についての記載があり、保育園としても子
ども発達支援センターが巡回してくださるので、とても助けになっております。在園の子
どもたちはもちろん、一時保育、ひろばに来ている気になるお子さんやお母さんを見かけ
た際に子ども発達支援センターを勧めるのですが、お母さんは発達に問題がないから、個
性だからということを口にされます。発達に問題がなくても子育てしにくいとお母さんが
困っているのであれば、子ども発達支援センターに相談に行ってみてはどうかと話してみ
るのですが、やはり敷居が高いと8割ぐらいのお母さんがおっしゃるのです。私たちとし
ては、発達に問題があるお子さんだけではなくて、子育てに悩んでいるお母さんが相談し
たり、どうしたらいいか助けを求められるところなんですよと伝えるのですが、なかなか
足が向かないようです。子ども発達支援センターの役割や、気軽に来られるようなアピー
ルなどがもう少しあると、お母さんたちはもっと子育てがしやすくなると思います。
【子ども発達支援課長】 現在、子ども発達支援センターを実際にご利用いただいてい
るお子さん達は、はっきりと障がい名がついていたり、明らかに大きな課題があるお子さ
んよりも、育てづらさや生きづらさ、診断とまではいかなくても日々の生活の中で困って
いるお子さんがほとんどという状況でございます。そのような中で、子ども発達支援セン
ターに来ていただくだけではなくて、私たちのほうから地域に出向いて巡回発達相談や保
育所等訪問支援を行うなど、子育て支援機関とも十分に連携をしながら地域全体でお子さ
んの育ちや、お母さんたちの子育てを応援するという方向で、いろいろなことに取り組ん
でいる最中でございます。今のご意見も十分に参考にさせていただきながら、センターの
敷居がより低くなるように取り組んでいきたいと思っております。
【委員】 資料1の49ページ、「6 健康づくりの推進体制の整備 (1) 健康な地域づく
りのための環境整備」に、今回、「③休日等における診療体制の整備」という項目を入れて
いただきました。この中の文言で、「休日・休日準夜間診療、小児初期救急平日準夜間診療、
休日歯科応急診療及び休日調剤薬局事業を実施することにより」とありますが、これらは
もう実施されており、既に制度整備がなされています。これをそのまま読みますと、これ
から整備するように読めてしまうので、現在、行われている三者の事業の一体化を目指す
ということを強調し、文言を書き直していただいたほうが計画としては適当ではないかと
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思います。
【健康福祉部保健医療担当部長】 ご指摘の趣旨を踏まえて、今後の見直しの中で、よ
りよい表現を検討してまいります。
【副会長】 高齢者の分野で、今、介護離職が非常に問題になってきています。沢山の
人が働きながら介護をしており、離職に至らないまでも大変な思いをしています。介護を
担う時期は大体50歳位で、意外に管理職レベルの人の離職が多いということで、社会的に
も大きな損失につながる可能性が高いです。包括支援センターなどで介護を受ける方のケ
アプランは立てるのですが、介護していらっしゃる方をどうサポートしていくのかという
点については、今まで十分でなかったと思います。高齢者計画では、「在宅生活の支援・推
進」の部分と「認知症高齢者への支援」の部分が該当してくるかと思います。「在宅生活の
支援・推進」の方は介護者同士の仲間づくりのような内容ですが、「認知症高齢者への支援」
の方は「認知症を抱える家族への支援」とあります。介護離職の問題を今後の大きな課題
として考えていく必要があると思いますので、計画の中で少し考えていただければと思い
ます。
【健康福祉部調整担当部長】 こちらの項目の中には具体的に出ておりませんが、本体
の介護保険事業計画の「安全・安心の生活の確保」の中に家族介護者への支援という項目
がございます。この中で、介護者である家族の介護に係る負担感を軽減するための取組と
して、幾つか事業を表示しているところでございます。家族を一時的に日常の介護から解
放するというような取組も行っておりますし、社会福祉協議会などとの協働により介護技
術向上のための教室などにも取り組んでいるところでございます。介護離職の状況につき
ましては、近年、問題になっていますので、今後、そのような観点からも支援に取り組ん
でいきたいと考えております。
【副会長】 おそらく、ケアプランと同じように家族への介護支援プランをつくるのと、
雇用者側のサポートをどのように社会的につくるかという両方が必要なのではないかと思
いますので、今、お話を伺った取組よりもう少し突っ込んだ取組が必要になってくるので
はないかと考えます。
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【委員】 幅広い幾つもの計画について、最近の大きな課題も盛り込んでいただいて、
素晴らしいと思っております。保健所の関係では、ひきこもり、高齢者のロコモやフレイ
ル、精神障がい者の政策における地域移行、自殺対策を盛り込んでいただきありがたく思
います。そのほか、新たに東京都が条例を作りました受動喫煙防止に関しての項目や、危
機管理として感染症についても入れていただいたことに、改めてお礼申し上げます。
これからのことになるのかもしれないのですが、今、ここで意見を言わせていただかな
いといけないのか、それとも一旦、持ち帰らせていただけるのか、お聞きしたいと思いま
す。一旦、持ち帰らせていただければありがたいです。
また、感染症に関しては危機管理のところで記載していただいていますが、ラグビーワ
ールドカップ、オリンピック・パラリンピック対策としては麻疹・風疹対策が非常に重要
で、今、大人の男性の方に予防接種受けてもらうよう市からも周知していただいておりま
すので、その辺も少し記載していただければ大変ありがたいと思います。
【健康福祉部保健医療担当部長】 麻疹・風疹対策については、骨格案では具体的な項
目を立てておりません。今後3年間の取組ということでお示ししている部分もあるので、
その辺をどのように計画の中に盛り込めるか、ぜひ今後、検討させていただきたいと思い
ます。
【地域福祉課長】 後日、ご意見をお出しいただける機会をということでございますが、
何らかの形で一定期間、ご意見をお受けしたいと思いますので、後ほどご連絡させていた
だきます。
【委員】 三鷹市の大変すばらしい取組として、在宅医療を推進するための「連携窓口
みたか」があることと、実際にはもう行われていますが、「連携窓口みたか」を中心とする
後方支援病床の活動について、骨格案の中には具体的に書かれていないような気がします。
せっかく行っている三鷹市の誇れるすばらしい事業ですので、何なら太字にしていただく
など、もう少し前面に出して記載をお願いしたいと思います。
【健康福祉部調整担当部長】 資料1の19ページ、「(2) 介護保険サービスの充実」の中
で、在宅医療・介護連携の推進について記載させていただいております。本体であります
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高齢者計画・介護保険事業計画の方には、そのような具体的な個々の取組まで記載してお
りますが、健康福祉総合計画の段階ではこのような表記になっております。申し訳ないで
すが、ご了承いただければと思います。
【委員】 今年の10月から「幼児教育・保育の無償化」が始まります。認可の保育園に
入れなかったなど認可外の施設を利用せざるを得ないお子さんたちが、今、三鷹市内にど
れくらいいるのかは改めて確認をしなければ分かりませんが、利用されている認可外保育
施設の質の保証も考えなくてはならないと思います。認可外施設は東京都の管轄になるた
め、三鷹市が直接何かをするわけではないのですが、本当は認可施設に入りたいけれど入
れずにそのような認可外施設を市民の方が利用している、という場合の質的保証について
間接的にでも行っていく義務があるのではないかと思います。
具体的に何か補助するということではないですが、無償化という形で公費が流れる以上、
質の保証という形で、巡回や体制など何らかのチェックを行う必要があると思います。そ
の対象としては、今回、いろいろな施設が無償化の対象となりましたので、認可外施設以
外にもその他類似の幼児施設、幼児教育施設などもあります。そのような施設でも、質の
保証、基準を満たしているのか、独自の取組を行っているのかなど、関係ないという姿勢
ではなくて、何らかの形で質的保証ができる取組が入ったら良いと思っております。
【子ども政策部調整担当部長】 無償化に伴って、今回、5年の猶予期間を設けて、全
ての認可外保育施設が無償化の対象となるというところでは、やはり認可外保育施設につ
いてもしっかり指導検査体制等を確保していく必要があると思っております。これについ
ては、無償化を踏まえて東京都の方でも、市による認可外保育施設の指導検査実施などの
改正がこれから予定されておりますので、市としてもしっかり指導検査体制をつくってい
きたいと思います。
【委員】 資料1の7ページ、「(2) 「支え合い」の仕組みづくり ②災害時避難行動要
支援者支援事業の推進」についてです。三鷹市の中では、最近、町会を解散するところが
結構出ているのではないかと思います。先日も、町会を解散してお金を寄付されていると
ころがありましたが、こういった町会が減少していく状況に対して、市はどのように考え、
どのような対策を行っているのでしょうか。また、災害時には、町会に入っていない人達
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が取り残されてしまう懸念がありますが、そのような人達をどのように掌握してフォロー
していくのかということについてもお伺いしたいと思います。
もう一点、コミュニティバスに関してです。現在、コミュニティバスは高齢者の買い物
に便利に使われていないということです。三鷹市では、高齢者の買い物が不便になるとい
うことをどのように考えているのでしょうか。タクシーより安く、半額程度で利用できる
ものであれば高齢者も大変助かるのですが、そのような具体的ことも考えているのかどう
か、詳しく教えていただきたいと思います。
【地域福祉課長】 災害時避難行動要支援者支援事業につきまして、今現在、三鷹市で
の町会、自治会の組織率自体が4割程度と聞いておりますが、残念ながら全ての町会、自
治会と協定を結ばせていただくところまでは至っておりません。実際、解散されるような
ところもあるわけですが、防災に取り組んでいただいている町会、自治会には、ぜひ名簿
の協定にご協力をいただきたいということで、今現在も啓発などをしっかりと続けている
ところでございます。町会、自治会そのものの活性化につきましては、コミュニティ創生
課の方で「がんばる地域応援プロジェクト」などで対応していますので、そのような補助
金を利用して何とか頑張っていただければと思っております。
また、実際の災害時に、町会、自治会に入っていないような地域をどうするかというこ
とですが、発災時には、ご本人の同意がない場合でも、三鷹警察署、消防署、消防団など
の機関に名簿を提供することが法律上可能となっており、いざという時には、三鷹市内の
該当する地域について名簿の提供を行い、安否確認を行うことが、理論上、可能な仕組み
になっております。
市民の皆様といろいろお話をさせていただきますと、本当にそれがうまく回るのだろう
か、というご意見をいただきます。その点につきましては、私どもも防災課と協議してお
りますが、やはり一つ一つの訓練など具体的なことを積み上げていかないと、実際の発災
時には厳しいということを認識しております。やはり、協定に加わっていただく町会、自
治会が一つでも増えることが安全、安心につながると理解しておりますので、今後も広報
やいろいろな場面で働きかけて参りたいと思っております。
3点目に、コミュニティバスについてですが、運行ルートなどについては道路交通課の
所管になります。道路交通課では、買い物という観点とはまた別に、交通の利便性という
観点で路線を検討しているようでございます。今回、骨格案に事業として入れさせていた
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だいたのは、少なくともこれまで民間バスでは対応できなかった路線についてはカバーを
しているという点で、利用しやすい移動手段の確保ということで記載させていただきまし
た。今、委員がおっしゃったような内容は、「2 「コミュニティ創生」による「共に生き
る」地域づくり」の中でも、どちらかというと「⑤買物環境の整備」が該当するかと思い
ます。
これは、今、生活環境部生活経済課とまちづくり三鷹などが、「買物支援事業本部」を設
けています。地域ケアネットワークで言えば、ケアネット・おおさわにおいて、社会福祉
法人にじの会とケアネット・おおさわの買い物送迎支援グループが共同事業協定を結び、
自力での買い物に困難がある人に対して、にじの会の車両により自宅から店舗まで送迎す
る事前登録制の送迎付き買い物ツアーを行っているという例がございます。この例でも、
このような法人のご協力があって成り立つものであり、地域性もありますので、現在、ケ
アネット・おおさわでは、買物支援事業本部と連携して、地域に合った多様な買い物支援
の検討のために、視察などを行っています。そのような場でも頂戴したご意見をお伝えし、
今後も検討を進めていただきたいと思っております。
【委員】 「コミュニティ創生」と言われますが、実際、コミュニティでそれだけの活
動ができるかというと、現実にはできていないのです。なぜかというと、コミュニティの
活動をする皆さんのほとんどが働いていらっしゃるからです。高齢者を集めて月1回、食
事会をしているところなどでも一部のグループが行っているのであり、やはり現実的に活
動する人たちが多くなっていかなければ、「コミュニティ創生」は成功しないと思いますが、
いかがお考えでしょうか。
【健康福祉部長】 本当に頭の痛い問題だと思います。住民協議会、地域ケアネットワ
ーク、こういった三鷹市のいろいろな取組の中で、人財確保の問題は非常に難しいと感じ
ています。1人でも多くの方が活動に参加していただけるような広報や、このような事業
を行っていく中で、高齢者に限らず現役世代の方も含めて、いろいろな場面でできる範囲
でやっていただけるようなことをもっと考えていかなければならないと思っています。今
回、骨格案の中では、地域人財確保ということで幾つか養成講座なども行っていますので、
このような取組を少しずつ広げていきながら、地域に根差した活動ができるような応援の
仕方をもっと検討しなければいけないと考えております。
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【委員】 こんにちは赤ちゃん事業で伺った訪問先に、杏林大学病院の看護師さんが
いらっしゃいました。病棟のお仕事をされているので、月に何回かは夜勤の勤務を入れな
くてはならないということでした。外来に配置転換してもらえないか聞いてみたのですが、、
やはり難しいようで、病棟なら続けて仕事をしていいと言われたそうなのです。その方か
ら、夜に子どもを預けられるような場所はないかということを聞かれたので、私も三鷹市
の方にお聞きしたら、三鷹市では、夜に子どもを預かってくれるところはないということ
でした。本当は家庭の中でお子さんを見られれば良いのでしょうけれど、ご主人の協力は
難しいようでした。その後、その方がどうされたのか聞けていませんが、これからは看護
師さんに限らず、夜に働く女性が多くなると思うので、市内にも夜間に子どもを預けられ
る施設があったら良いと思います。
至誠会第二病院では、看護師さんなどのお子さんを事前予約で夜間に預かってくれる保
育室が院内にあるそうです。これは至誠会第二病院と杏林大学病院の違いというだけの話
ではありません。市が夜間保育を行うということでもなくて、例えば夜間保育を行う保育
園が出てきたら、企業だけに頼らずに何かしらの助成をされるようなお考えはあるのでし
ょうか。
【子ども政策部調整担当部長】 現在、三鷹市内で夜間に子どもを預かる施設は、22時
までのところはありますが、夜中の1時、2時までという時間帯ではありません。今、子
ども・子育て支援事業計画を策定する上で、市内のニーズ調査を行っておりますが、例え
ば、土日勤務の方には土日保育のニーズもありますので、そのようなニーズを踏まえなが
ら、今後、対応できる方策について検討させていただきたいと思います。
【委員】 2点あります。1点目は、資料1の21ページに、「(4) 介護保険サービスの質
の確保 ④介護保険事業者連絡協議会の支援及び連携」と書いていただき、ありがとうござ
います。今回、新たに入った文言として、「災害等の緊急時における要介護者等を支援する
ために、三鷹市介護保険事業者連絡協議会との連携強化に努めます」とあります。このよ
うに計画に記載されているので、介護保険事業者連絡協議会としても取り組んでいかなけ
ればならないことだと思っています。例えば、サービス担当者会議で安否確認を誰がする
のかという確認についても、心あるケアマネジャーはされているのかもしれませんが、一
般的には3.11発生後には一生懸命に行っていたけれど、最近ではあまり行っていない、と
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いう担当者も多いのではないかと思います。そのことも含めて、災害時の対策を一緒に考
えていかなければならないと思っています。
もう一点、資料1の58ページ、「(2) 保育の質の向上に向けた取り組み ⑥障がい児、医
療的ケア児の保育環境の整備」について、栄養の管が入っているお子さんや、吸引してい
るお子さんなど、医療的ケアを受けているお子さんを育てているお母さんが保育園に預け
られるというのは、非常に画期的なことであり、ぜひ取り組んでいっていただきたいと思
います。こちらの記載の中で「受け入れ体制等を検討し」とありますが、この「検討」の
ところは、子ども発達支援センターのような施設だけではなく、病院や地域で子ども達を
見ている医師の方々、訪問看護ステーションなどと、しっかり連携を組んで行っていただ
けると、実際に子どもを預かることになる保育士の方々も安心できると思いますので、ぜ
ひ検討するメンバーにそのような分野の方々を入れていただければと思います。
【健康福祉部調整担当部長】 三鷹市介護保険事業者連絡協議会とは定期的に会合を持
っているところでございますので、ぜひ連携して会を進めさせていただき、ご協力いただ
ければと思います。
【子ども政策部調整担当部長】 医療的ケア児の受け入れ検討については、いきなり受
け入れというのは難しいですので、実際には訪問介護、行政と話し合いながら検討を進め
ているところです。専門の医療機関ともしっかり連携して、検討を進めていきたいと考え
ております。
【委員】 たばこ対策についてです。東京都医師会が中心となって、政治的な対立を乗
り越えてたばこ対策を進め、東京都が先進的に動いてようやく条例が制定されました。お
そらく市庁舎の中も喫煙所が全て廃止になったはずです。今回の骨格案に、たばこ対策を
入れていただいていますが、問題は、若い女性の喫煙率が微増ですが増え続けていること
です。男性の喫煙率は減ってきているのですが、女性の方は増えているのです。やはり幼
児のうちから禁煙教育を行ったほうが良いと思いますので、ぜひ子育て施策のところで禁
煙教育を盛り込んでいただければと思います。
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【健康福祉部保健医療担当部長】 現状、保健センターでは、母親学級や妊婦さんに対
する事業の中で、ご家族の喫煙者からの影響を含むたばこの害について、健康影響に対す
る周知の取組を進めております。若い女性の喫煙率上昇に対しては、より若いうちからの
周知、普及啓発が重要になってくると思いますので、教育委員会とともに学校教育と連携
し、関係機関と議論しながら、対策等について検討を進めてまいりたいと思います。
【健康福祉部長】 本日は説明が非常に長くなってしまいましたが、健康福祉部、子ど
も政策部ともに市民生活そのものに非常に直結した事業に取り組んでいるということで、
改めて責任の重さを再確認させていただきました。いろいろなご意見をいただきましたの
で、これをもとに素案に向けてよりよい計画となるよう、ご意見を取り入れさせていただ
ければと思っております。11月には素案をお示しして、ご意見をいただきたいと思ってお
りますので、ご協力をお願いします。
3 その他
(1) 次回の予定
令和元年度第3回健康福祉審議会は、令和元年11月11日(月)午後7時から開催予
定。会場は元気創造プラザ3階福祉センター会議室
(2) 三鷹市健康福祉総合計画2022(第2次改定)骨格案における意見収集について
後日、意見収集の様式を委員宛てに送付予定。追加の意見は、様式に記されている
提出期限までに提出。
[ 閉 会 (午後8時55分)]