LAN xDSL · 2016. 3. 16. · hytec inter co., ltd. 1 xdslについて 3 低コスト...

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LAN xDSL

HYTEC INTER Co., Ltd.

目次

2

1 xDSLについて ………………………………………………………….

2 様々なDSL通信方式 …………………………………………………..

3 xDSL VS PLC …………………………………………………………

4-1 xDSL距離特性I ……………………………………………………...

4-2 xDSL距離特性II ……………………………………………………..

5-1 製品ラインナップI …………………………………………………….

5-2 製品ラインナップII ……………………………………………………

5-3 製品ラインナップIII …………………………………………………...

6-1 利用事例I …………………………………………………………….

6-2 利用事例II ……………………………………………………………

6-3 利用事例III …………………………………………………………...

6-4 利用事例IV …………………………………………………………...

7-1 参考資料I ……………………………………………………………..

7-2 参考資料II …………………………………………………………….

3頁4頁5頁6頁7頁8頁9頁

10頁11頁12頁13頁14頁15頁16頁


1 xDSLについて

3

低コスト

• 数万～LAN延長が可能

• 既存の電話線を有効活用

• 光ファイバーの敷設が不要

使いやすい

• 環境に合わせた接続構成が可能 (ポイント－ポイント接続、マルチポイント－ポイント、数珠繋ぎ・リング等)

• 環境にあった様々なxDSLモデムが使用可能

• 取り外して他の環境での使用可能

高い信頼性

• WEB GUIや専用ソフトによる容易な管理・監視

• SNMP, Telnet等充実した機能

• 広い動作範囲や長距離伝送、高速伝送

• 企業・工場・プラント・交通・官公庁での実績


4

2 様々なDSL通信方式米Zhone Technology社が長距離用に開発したDSL技術。通常のADSL限界距離とされる4～5km以上でも安定した伝送が可能で、10km離れたエリアでもLAN延長・ブロードバンドを実現できる。

短距離高速モデム。高周波を使用し、上り/下りで10Mbps以上の速度を実現する。通信距離は約2kmまで。電話と重畳可能。

0Hz～の低周波を利用し、ノイズに強く安定した通信が可能な上り/下り対称DSL。1ペア最大5.7Mbpsで、メタル線を複数束ねて送受信が可能。光ファイバーに引けを取らない速度を実現できる。

0Hz～の低周波を利用し、ノイズに強く安定した通信が可能な上り/下り対称DSL。1ペア最大2.3Mbpsで、メタル線を2ペア束ねて4.6Mbpsでの送受信も可能。

一般家庭にもブロードバンドサービスとして用いられており、もっともポピュラーなｘDSLの一つ。上りと下りの速度が非対称で、～4kmの距離をカバーすることが出来る。

短距離超高速モデム。VDSLよりも更に高周波を利用することで、最大上り/下り100Mbpsを実現する。通信距離は約1km。電話と重畳可能。

ReachDSL

VDSL

VDSL2

G.SHDSL

.bis

G.SHDSL

ADSL

短

距

離

長

距

離


5

3 xDSL vs PLCReachDSL SHDSL(.bis) ADSL VDSL VDSL2 PLC

使用線路メタル線を使用電力線を使用

使用周波数 28k～138kHz 0k～1.4MHz 25k～3.75MHz 25k～12MHz 1.1M～30MHz

PLC

2M～30MHz

HD-PLC

4M～28MHz

規格独自

(TTCで承認済)G.991.2 G.992.1, 3, 5 G.993.1 G.993.2

統一規格なし

(IEEE P1901)

変調方式 ATDDCAP (SHDSL)

PAM (.bis)

QAM, CAP,

DMTQAM, DMT DMT OFDMなど

速度 2.2Mbps2.3Mbps

.bis 5.7Mbps

上り1～3Mbps

下り1～50Mbps15M, 45Mbps 100Mbps

理論上190Mbps

実測 50Mbps

距離 10km以上～10km ～4km ～1.9km ～1.3km ～200m

特徴長距離に強い

電話と重畳可

ノイズに強い

帯域保証

速度非対称

ブロードバンドサービス

電話と重畳可

短距離高速

電話と重畳可

短距離超高速

電話と重畳可新規配線不要

周りへの影響度低中低低中高

周りからの影響低低低中中高

利用場所屋内 / 屋外屋内のみ

拡張性端子板等で接続の延長が可能

数珠つなぎなどの延長が可能

同一分電盤

のみ

xDSLは複数のフロア、建物をまたいで利用することが可能であり、リング接続等にも対応し、ノイズに強く長距離でも安定した通信を実現できる。また、一般的にSNMP, Telnet, CLI等、管理・監視機能も充実しているのが特徴。


6

4-1 xDSL距離特性I

0

1

10

100

0

300

600

900

1,2

00

1,5

00

1,8

00

2,1

00

2,4

00

2,7

00

3,0

00

3,3

00

3,6

00

3,9

00

4,2

00

4,5

00

4,8

00

5,1

00

5,4

00

5,7

00

6,0

00

6,3

00

6,6

00

6,9

00

7,2

00

7,5

00

7,8

00

8,1

00

8,4

00

8,7

00

9,0

00

通信速度

Mb

ps)

距離(m)

xDSLパフォーマンス一覧（アップリンク）メタル線 26AWG

ReachDSL V2.2

G.SHDSL

G.SHDSL.bis

ADSL

ADSL2

ADSL2+

VDSL

VDSL2


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4-2 xDSL距離特性II

0

1

10

100

0

300

600

900

1,2

00

1,5

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1,8

00

2,1

00

2,4

00

2,7

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3,0

00

3,3

00

3,6

00

3,9

00

4,2

00

4,5

00

4,8

00

5,1

00

5,4

00

5,7

00

6,0

00

6,3

00

6,6

00

6,9

00

7,2

00

7,5

00

7,8

00

8,1

00

8,4

00

8,7

00

9,0

00

通信速度

(Mb

ps)

距離(m)

xDSLパフォーマンス一覧（ダウンリンク）メタル線 26AWG

ReachDSL V2.2

G.SHDSL

G.SHDSL.bis

ADSL

ADSL2

ADSL2+

VDSL

VDSL2


8

5-1 製品ラインナップI

短距離モデル長距離モデル

単体タイプ

管理機能

有

高速ペア伝送 “ML600”

高速スタンダード “ABiLINX 2502/2504”

スタンダード “ETHX-2111”

スタンダード “ABiLINX 2201”

スタンダード “1740”

耐環境性 “SCADA NetGate”

無VDSL2 “NV-600LM/RM”

VDSL “NVF-200LS/R”

同軸ケーブル VDSL2モデム “B101”

G.SHDSL.bis 1ペア“H301A”

ReachDSL CPEモデム “6381”

集合タイプ

有

24port G.SHDSL DSLAM “BitStorm 2671”

24port ReachDSL DSLAM “BitStorm 2611”

24port ADSL DSLAM “BitStorm 2621”

オプション

ソフト

ML600統合監視ソフト “MetaAssist EMS”

SCADA NetGate設定ソフト ”ASMOS”

ハ｜ド


5-2 製品ラインナップII

9

•最大伝送11.4Mbps(4W)

•最大伝送距離6.5km(0.4mm)

•集合型モデムと接続可能

•プラスチック筐体

•ブラウザによる設定モニタリング

•SNMP対応

•RoHS指令準拠

•DSLAM 2671と接続可能

ABiLINX2502

•最大伝送100Mbps(16W)

•最大伝送距離12km(0.9mm)

•EFM対応

•少ないオーバーヘッド

•メタル筐体

•専用ソフトによる設定モニタリング

•SNMP対応

•RoHS指令準拠

ML600




•かんたん設定

•RoHS指令準拠

H301A

•最大伝送速度4.6Mbps(4W)


•ノイズに強く安定した通信


•SNMP対応

•DSLAM 2671と接続可能

ABiLINX2201

•最大伝送速度5.7Mbps(2W)


•広い動作範囲(-25℃～+70℃)

•専用ソフトによる設定モニタリング

•1筐体に2枚までカード挿入可能

•リング接続可能(63台まで)


•RoHS指令準拠

SCADANetGate




•メタル筐体

•DIPスイッチによる簡単設定

•RoHS指令準拠

ETHX-2111

中長距離モデル（管理・有）

中長距離モデル（管理無）


5-3 製品ラインナップIII

10

•最大伝送下り100Mbps/上り60Mbps

•最大伝送距離 2.km

•同軸ケーブル使用

•DIPスイッチによるかんたん設定

•RoHS指令準拠

B101



•メタル筐体


•SNMP対応（予定）

•RoHS指令準拠

NV-600



•メタル筐体

•DIPスイッチによるかんたん設定

•LEDによるリンク速度の表示

•RoHS指令準拠

NVF-200

•最大24port接続

•SHDSL/SHDSL.bis通信可能(1740/1752/1754と接続使用)

•1Uタイプ

•8台までカスケード可能


•SNMP対応

2671


•CPEモデム6381と接続使用

•1Uタイプ

•8台までカスケード可能


•SNMP対応

2611


•最大伝送25M

•NVF-200Rと接続使用

•1Uタイプ

•スプリッタ内蔵

•SNMP対応

•RoHS指令準拠

•取扱予定

NVF-800S

短距離モデル（管理無）

集合タイプ

同軸ケーブルモデル（管理無）


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構内電話線

本棟

A棟

B棟

数km

6-1 利用事例I

工場・キャンパス・交通機関・官公庁施設等の構内にある電話線を利用してLANを数ｋｍ延長し

ます。工場の本棟と敷地内にある事務所のネットワークを接続する時に、光ファイバーが利用できない、もしくは敷設コストが高い場合に最適なソリューションです。近距離ではVDSL、ノイズの多い環境ではG.SHDSL、長距離ではReachDSL等、お客様のニーズにあった様々なタイプのxDSLを提案可能です。

集合モデム

単体モデム

単体モデム


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6-2 利用事例II

路線・高速バスの運行路にビーコン・xDSLモデムを設置し、メタル線を使ってバスの現在位置をリアルタイムに把握することが出来ます。xDSLモデムは動作温度範囲が広いものを利用することで、屋外設置であっても障害を気にすることなく運用が可能です。きめ細かい情報をユーザーに提供することで、サービスの向上に繋がります。そして、xDSLを使ったロケーションシステムは、より低コストに導入を可能とするソリューションです。

各ビーコンから現在地情報を集約拠点に送信

集約拠点からセンターへ情報送信

センターから現在地情報をターミナルへ送信

制御・監視センター

集約拠点路線・高速バス

バスターミナル

A拠点B拠点

C拠点


13

6-3 利用事例III

管理事務所からメタル線を利用しトンネル坑内にDSLモデム設置することで、坑内の様々な場所でIP通信を実現することが出来ます。特に掘削現場にWEBカメラを設置することで、リアルタイムに状況を把握することができ、作業者の安全確保や事故防止に繋がります。また、合わせてIP電話などを利用することで、迅速なコミュニケーション図ることが可能です。映

像や音声はサーバに蓄積することも出来ますので、作業者のノウハウを共有・継承するためにも導入頂けます。トンネルだけでなく、ダム建設やビルの建築現場等、幅広く利用できる可能です。

PSTN

トンネル

坑内

事務所

映像サーバ坑内監視

音声制御装置 PBX

PHS子機IP電話子機

カメラ

掘削現場


14

6-4 利用事例IV

駅構内の利便性の向上や集客力アップを図る場合、情報インフラは欠かすことが出来ない設備です。情報案内端末やアクセスポイントなど、様々なサービスを素早く実現させるため、メタル線を

利用したxDSLモデムによるネットワーク構築は、もっとも手軽な手段の一つです。

また駅舎間のデータ通信でも、既存のメタル線を利用することで、新たに光ファイバを敷設する場合と比べ、設置コストを抑えることが出来ます。IP電話を導入することで、通信コストも削減できま

す。障害発生時にはSTPやRSTPにより、通信を迂回することも出来ます。

駅構内通信

管理センター構内メタル線

DSLモデム DSLモデム

SNMP等による監視が可能

VoIP同報システム

駅構内

アクセスポイント

販売管理システム

モバイル通信

構内情報表示端末

A駅

B駅 C駅

D駅

STP/RSTPにより障害時に迂回が可能

LAN通信

IP電話

IP Network

障害時

通常時

駅舎間通信


LAN

15

7 導入実績

xDSL導入先一覧

■高速道路■企業■通信会社■学校■レジャーランド■製鉄所■石油プラント■化学プラント

■金属鉱山■港湾■鉄道会社■私鉄■地下鉄■官公庁

-航空自衛隊-陸上自衛隊-海上自衛隊

■電力会社■発電所■在日米軍■道路工事現場■建設現場■トンネル掘削現場■港湾施設

など


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8-1 参考資料I

今までのG.SHDSL

.bisモデム

ML600

シリーズ

ボンディング技術

ITU-T

G.991.2

M-pair

ITU-T

G.998

（G.bond）

ボンディング数

4ペアまで(最大

22.8M)

8ペアまで(最大

121.6M)

伝送技術ATM

カプセル化EFM

オーバーヘッド

20～40% 5%

アダプティブレート

× ○

CTM × ○

ボンディング・・・複数の電話回線を同時に使用することにより、伝送速度を向上させる技術です。

1ペア15.2M

メタル線を複数使用

4ペア60.8M

EFM・・・ Ethernet in the first mile. 今までのATMでカプセル化された細切れのパケットとは違い、イーサネットフレームをそのまま送信するため、極めて効率的なデータ伝送を実現します。

アダプティブレート・・・ペア伝送時、なんらかの障害で1ペアが切断しても、リンク自体はダウンせず保持し続ける技術です。

今までのモデム

リンクを保持

ML600シリーズ

×○

CTM・・・ Cross Talk Management. クロストーク（漏話）の影響によりリンク速度低下やリンクダウンを防ぐため、ペア毎に自身のリンク確立のために、他のペアの干渉を管理する技術です。

今までのモデム ML600シリーズ

2+2+2+2=8M 2+3+3+4=12M

例：お互い1ペア目に速度低下の原因有り


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8-2 参考資料II

• 通信用ケーブルで、ツイストペアケーブル（芯線2本が撚ってあるもの）が理想です。カッドケーブル（芯線4本が撚ってあるもの）も使用できますが、特にG.SHDSL.方式の場合、残りの1ペアに周波数帯が重なるもの（電話, 他xDSL等）は相互干渉してしまうため収容できません。平行線（芯線の撚っていないもの）は、自身がアンテナとなってしまい外来ノイズの影響を強く受けるために使用できません。

ケーブルについて

• 電話線の芯線が太いほど、接続距離が短いほど、ノイズなどの影響を受けずに通信可能です。また、端子板等での接続が少なく途中の分岐が無いほうが、信号の減衰が少なくなるため通信が安定します。

設備について

• G.SHDSL方式のモデムは不可能ですが、VDSL/VDSL2モデム（NVF-200, NV-600）・ReachDSLモデムは可能です。しかしながら、PBX等交換機を介する接続構成では使用できません。

構内電話回線との重畳ついて

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