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音程 (Interval)
Dackn Method‘
音と音の相対的な位置関係をおぼえましょう。
Ver.2.180525
1.音程の在り方1.音程の在り方
2.音程の表示(度数と分類名)2.音程の表示(度数と分類名)
3.全音と半音3.全音と半音
4.メジャースケールの音程4.メジャースケールの音程
5.その他の音程5.その他の音程
6.変化記号の付けられた音程6.変化記号の付けられた音程
7.総合問題7.総合問題
LEVEL-1
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1
2つの音の高さの幅を音程といい、音程の在り方には、次の2通りがあげられます。
★旋律的音程:順に並べたときの2音の違い★和声的音程:重ねたときの2音の違い
図-1図-1
チューニングと音階音程音程
1.音程の在り方1.音程の在り方
旋律的音程 和声的音程
ポ~ン ポ~ン ポ~ンポ~ン
別々に鳴る 同時に鳴る
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音程の表し方には、隔たりの程度を示す単位「度」と、響き方による5種の分類名を使います。
音程を表す単位を「度」(Degree)といいます。
同じ音程を1度とし、隔たりが増すつれて、
2度、3度、4度、5度、6度、7度、8度、9度、10度、11度、12度、13度、14度、15度
と、度数が増えていきます。
8度がちょうど1オクターブになっていて、
1~8度を、単(単純)音程9度から先を復(複合)音程
といいます。
図-1図-1
2.音程の表示(度数と分類名)2.音程の表示(度数と分類名)
1度 2度 3度
8度 9度
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PO INT!8度でちょうど1オクターブです。
PO INT!9度から先は復音程です。
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さて、度数については解説しました。あともうひとつ、度数の表示に必要なものがあります。音程の響き方に分類名がついているのです。
分類は5種類あります。
この分類名と、度数が一緒になって、実際には、
完全4度 (Perfect 4th)(P4)
長2度(Major 2nd)(M2)
短6度(Minor 6th)(m2)
増4度(Augmented 4th)(Aug4)
減5度(Diminished 5th)(Dim5)
などと表示されます。
記号=P記号=M記号=m記号=Aug記号=Dim
★完全音程(Perfect Interval) ★長音程(Major Interval)★短音程(Minor Interval)★増音程(Augmented Interval)★減音程(Diminished Interval)
図-2図-2
長 2度最初に分類名 次に度数です。
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音程の最小単位を半音(Semitone)といいます。
2つの半音を合わせた音程を全音(Wholetone)といいます。
ギタリストにとって、この考え方は非常に簡単なものです。フレットボード上で考えてみましょう。
3.全音と半音3.全音と半音
図-1図-1
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
D
E
E
F G
AB
CB D
全音
全音
全音
半音
半音 全音
フレット1個分が半音、フレット2個分が全音ですね。
すべての場所に、全音、半音は存在します。
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では実際に、メジャースケールを使って、音程の確認をしてみましょう。例としてCメジャースケールを使います。構成音は、
C D E F G A Bの7つですね。Cを起点として、各音の音程を解説します。
4.メジャースケールの音程4.メジャースケールの音程
図-1図-1
CD 長2度 (Major 2nd) (M2)
C D
フレット2個分の距離
D
M2
M2
あてはまるメロディ:さくら かえるのうた
CE 長3度 (Major 3rd) (M3)
C E
フレット4個分の距離
E
M3
M3
あてはまるメロディ:チャイム キンコンカンコン
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図-2図-2
CG 完全5度 (Perfect 5th) (P5)
CG
フレット7個分の距離P5
あてはまるメロディ:スターウォーズ スカボローフェア
CA 長6度 (Major 6th) (M6)
C
フレット9個分の距離
AM6
あてはまるメロディ:川のながれのように 北の国から
CF 完全4度 (Perfect 4th) (P4)
C
フレット5個分の距離
FP4
あてはまるメロディ:アメイジンググレイス ほたるの光
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図-3図-3
CC 完全8度 (Perfect 8th) (P8)
C
C
フレット12個分の距離P8
あてはまるメロディ:虹の彼方に マイ シャローナ
CB 長7度 (Major 7th) (M7)
C
フレット11個分の距離
B
M7
あてはまるメロディ:???
聞き覚えのあるメロディと一緒に覚えるのがコツですよ~。
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1、4、5、8度は完全音程、2、3、6、7度は長音程です。
ではここでもう一度、Cメジャースケール内の音程を振り返ってみましょう。
あれれ、短音程と、減音程、増音程は出てきてないですね。
そうです。
メジャースケールには完全音程、長音程しか出てこないんです。
つづく・・・・。
図-4図-4
C
C
D E F G A B
完全1度長2度
長3度
長6度長7度
完全4度完全5度
完全8度
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ここにも名前があります!
メジャースケールに登場する音程は理解しましたね。実はあともう少しおぼえる音程があるんです。メジャースケールの、スキマの音程にも名前が付いているんです。
5.その他の音程5.その他の音程
図-1図-1
C
C
D E F G A B
完全1度長2度
長3度
長6度長7度
完全4度完全5度
完全8度
図-2図-2
CD♭ 短2度 (minor 2nd) (m2)
C D♭
フレット1個分の距離
m2あてはまるメロディ:ジョーズ
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図-3図-3
CE♭ 短3度 (minor 3rd) (m3)
C
フレット3個分の距離
E♭
m3
m3
あてはまるメロディ:ルパン三世
CF# 増4度 (Augmented 4th)(A4)
C
フレット6個分の距離
F#
A4
C
フレット6個分の距離
G♭
D5
あてはまるメロディ:ゲゲゲの鬼太郎 (ゲゲゲのゲ~)
CG♭ 減5度 (Diminished 5th)(D5)
E♭
注意:呼び方が二つあります。CとF#だったら、増4度(ドレミファ#)CとG♭だったら、減5度(ドレミファソ♭)
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距離が全音3つ分あり、トライトーンとも呼ばれます。
豆知識
図-4図-4
CA♭ 短6度 (minor 6th) (m6)
C
フレット8個分の距離
m6あてはまるメロディ:オリーブの首飾り モルダウ
CB♭ 短7度 (minor 7th) (m7)
C
フレット10個分の距離
B♭
m7
A♭
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6.変化記号の付けられた音程6.変化記号の付けられた音程
図-4図-4
完全音程(1、4、5、8度)
短音程 長音程
増音程 重増音程
音程に#や♭で変化記号が付けられた場合、呼び方も変化します。
例えば、CとEだったら長3度ですが、C#とEだったら?
呼び方を導き出すポイントは3つあります。
1.変化記号を外した時の音程を判別します。2.変化記号によって、音程が拡大されたか、縮小されたかを考えます。3.拡大・縮小に応じて、響きの種類を変更します。
響きの種類の変化の法則は図-1を見てください。
例) CとE = 長3度 C#とE = 短3度(長3度が縮小されたので短になる) CとA♭ = 短6度(長6度が縮小されたので短になる) CとG# = 増5度(完全5度が拡大されたので増になる)
減音程重減音程
♭ #
重増音程=Double Augmented重減音程=Double Diminished
(2、3、6、7度)
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7.総合問題7.総合問題
では最後に、次の問題を解いてみましょう!
音程を答えてください。 1. CとD = _____ 2. CとE♭ = _____ 3. CとF = _____ 4. CとF# = _____ 5. C#とE = _____ 6. C#とG# = _____ 7. CとG♭ = _____ 8. CとA# = _____ 9. CとB♭ = _____10. C#とB = _____
1. Cから完全4度上の音は? = _____ 2. Cから短2度上の音は? = _____ 3. Cから長3度上の音は? = _____ 4. Cから短6度上の音は? = _____ 5. Cから増4度上の音は? = _____ 6. Cから減5度上の音は? = _____ 7. C#から長6度上の音は? = _____ 8. C#から短3度上の音は? = _____ 9. C#から完全4度上の音は? = _____10. C#から短7度上の音は? = _____
Ex-1Ex-1練習中 OK! 復習OK!
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