FOL DG711 • DG511 パイプレーザー · 2015-11-26 · 安全事項...

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www.trimble.com DG711 • DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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FOL

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DG711 • DG511パイプレーザー

取扱説明書

© 2002–2007, Trimble Navigation Limited. 再注文番号 PN 1281-0107 Rev. C (09/07)

Trimble Construction Division5475 Kellenburger RoadDayton, Ohio 45424-1099U.S.A.電話 +1-937-233-8921

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F

バージョン 1.6パート番号 1281- 0107

改訂版 C2007 年 9 月

DG711 ・ DG511パイプレーザー

取扱説明書

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本社Trimble Construction Division5475 Kellenburger RoadDayton, Ohio 45424-1099U.S.A.

( フリーダイヤル ) (800) 538-7800 電話 +1-937-245-5600ファックス +1-937-233-9004 www.trimble.com

版権と登録商標

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地球儀と三角形のロゴと Trimbleは Trimble Navigation Limited の登録商標です。

その他のすべての登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。

リリースノート

これは、 2007 年 9 月発行(改訂版C) の DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書(文書番号1281- 0107)です。DG711・DG511 パイプレーザーソフトウェアのバージョン 1.6 に適用します。

ハードウェアの有限保証

Trimble Navigation Limited は、このハードウェア製品(以下「製品」 )が公表された仕様書に実質上一致することと、その材料と組立てに実質上欠陥がないことを、 DG511/DG711 パイプレーザーに対しては 1 年間(それぞれの引渡し日から )保証します。この項の保証はソフトウェア製品には適用されません。

ソフトウェアライセンスの有限保証このトリンブルソフトウェア製品

(以下、ソフトウェア)はそれがスタンドアロンコンピュータソフトウェア製品として提供されたか、ハードウェア回路にファームウェアとして組み込まれたか、フラッシュメモリに埋め込まれたか、磁気またはその他のメディアに保存されたかにかかわらず、使用ライセンスが発行されたのであって、売却されたのではありません。その使用は、ソフトウェアと一緒に含まれる該当 EULA( 終消費者ライセンス契約 ) の条項によって統括されます。異なる有限保証条件や除外、制限を提示する、別の EULA がソフトウェアに含まれる場合を除いては、以下の条件が適用されます。トリンブル社は、この Trimble ソフトウェア製品が配達日から数えて 90日間は発行されたソフトウェア仕様書に事実上一致することを保証します。

賠償保証

上に示された保証の下でのトリンブル社の単一の責任とあなたの唯一の賠償については、トリンブル社が選択します。トリンブル社の標準返品商品過程に従ってトリンブル社にその不良品が返還されてから、この保証に一致しない製品やソフトウェア(以下、不良品)はすべて交換または修理されるか、またはそのような不良品に対して支払われた購入価格を払い戻します。

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保証免責

こういった保証は以下の場合においてと以下のような範囲内でのみ適用されます。(i) 製品とソフトウェアはトリンブルの該当取扱説明書や仕様書に従って適切にかつ正しくインストール、設定、インターフェイス、保管、管理、操作されました。かつ (ii) 製品とソフトウェアは改造・誤用されませんでした。先述の保証は、以下を原因とする保証違反のあらゆる申し立てに適用しません。かつトリンブル社はそれに責任を持ちません。 (i) トリンブル社によって製造、提供、指定されたのでないハードウェア・ソフトウェア製品や情報、データ、システム、インターフェース、装置と一緒の、製品やソフトウェアの使用や結合、 (ii) その製品に対するトリンブル社の標準仕様書以外の、またはそれと一緒に別の仕様書の下での製品やソフトウェアの操作、 (iii)製品やソフトウェアの無認可の改造や使用、 (iv)事故や 落雷、その他の放電、淡水または海水への投入や吹付けによって起きた破損、または (v) 消耗部品(例、電池)の通常の消耗。トリンブル社は製品の使用によって得られた結果を保証・補償しません。

上記の保証は、製品やソフトウェアの性能に関するトリンブル社の全責任、かつあなたの唯一の賠償を記しています。ここに明記されたのでなければ製品やソフトウェア、それに付随する書類や付録を、 Trimble Navigation Limited による、またはその製作や製造、インストール、流通に携わった人たちによるあらゆる種類の明示または黙示の保証を含まない「ありのままの状態」で供給されます。それには、特定目的や題目、非侵害に対する商品性や適合性の暗示保証を含みますが、それだけに制限されるものではありません。ここに明記された保証事項は、あらゆる製品やソフトウェアに関連する、またはそれから発生したトリンブル社の担当する責任や義務のすべてを代行します。 州や司法権によっては暗示

保証の除外や期間制限を許可しないために、上記の除外事項が適用しないこともあります。上記にもかかわらず、この製品またはソフトウェアをヨーロッパ連合で購入した場合には、上記の制限が適用しないことがあります。取扱業者に保証に関する該当情報を確認してください。

通告

FCC 適合宣言クラス A 陳述 - ユーザーへの通告。 この発光機は Federal Communication Commission (FCC) 規則の 15 条に従って、クラス A デジタル機器の制限に適応するように試験され証明されています。 こういった制限は、機器が商用環境で操作される時に、有害な雑音に対する適切な保護を提供するために設定されています。この機器は無線周波数エネルギーを生成・使用し、かつ放射することもあります。 指示通りに設置・使用されない場合にはラジオやテレビの受信を妨害する可能性があります。しかし指示に従っても干渉が発生することがあります。この機器がラジオやテレビの受信に干渉している場合には

(機器の電源をオン / オフに切り替えることで確認できます)、以下のいくつかを実行することで干渉を 小限に抑えることをお勧めします。

-受信アンテナの位置や向きを変えます。

-機器と受光器間の距離を広げます。

-受光器が使用しているのとは別の電気回線を、機器が使用するようにします。

-取扱業者やラジオ / テレビの熟練技師に相談してください。

この機器の製造者または登録人による明示承認なく機器の変更や改造を行った場合には、 FCC 規則に従い、この機器の使用権利を取消すことがあります。

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カナダ規定通告デジタル機器は、カナダの Radio Interference Regulation of the Canadian Department of Communications に記されたデジタル機器の無線雑音に対するクラスAA 制限を超えることはありません。

EEC 規定通告 指令申請 89/336/EEC

製造者名 Trimble Engineering and Construction

製造者の所在地 5475 Kellenburger RoadDayton, Ohio45424-1099, U.S.A.

ヨーロッパ代理店所在地

Trimble GmbHAm Prime Parc 11D-65479 Raunheim, Germany

モデル番号 DG711・DG511

指令適合 EC Directive 89/336/EEC using EN55022 and EN50082-1

機器タイプ / 環境

ITE/ 住宅地、商業用、軽工業用

製品基準 製品は EN55022 の方法と制限 B に適合します。

製品は以下の方法とレベルに適合します。

IEC 801-2, 8 kV air, 4 kV 接触

IEC 801-3, 3 V/m 26 to 1000 MHz 80%, @ 1 kHz

IEC 801-4, ac leads 2 kV

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安全事項この発光機の設置や操作に関する詳細指示は、この取扱説明書を参照してください。

レーザーの安全性 0.0.1

この発光機の 大発光出力は5 mW 未満です。この製品と一緒に提供されたターゲット以外は使用しないでください。

制御は発光制御の図に列記されています。

C 警告 -ここに指定される以外の手順で制御や調整機能を使用すると、レーザー光線を被爆する恐れが増加します。

各政府の法規に従って、レーザー安全キットが発光機と一緒に提供されます。このキットには操作資格カードと、発光機が使用される場所の近くに提示すべき標識が含まれます。

可視光レーザーの機器に関しては以下の安全規則が遵守される必要があります。

・ 絶対にレーザービームを直接覗き込んだり、ビームを目に

当てたりしないでください。人の目に直接あたることのない高さにレーザーを設置してください。

・ 発光機から警告ラベルを外さないでください。

・ この製品使用の訓練を受けている人以外はこの製品を使用しないでください。

・ 修理で外殻保護ケースを取り外す必要がある場合、工場認定のサービスマン以外はその取り外しをしないでください。

承認 0.0.2

IEC と United States Government Center of Devices for Radiology Health (CDRH) はこの発光機をクラス 3R/3A レーザー製品と識別しました。この発光機は IEC/EN 60825-1:2001, CDRH 21 CFR 1040.10 と 1040.11 に適合します。

本機は JIS クラス 3R レーザー製品に該当します。本機の運転には安全管理責任者の設置が必要です。

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レーザーの安全性に関する問合せ先 0.0.3

Trimble Construction Division5475 Kellenburger RoadDayton, Ohio 45424-1099 U.S.A.Attention: Quality Assurance Group, Laser Safety Officer

電話 (937) 245-5600 内線 824   または (800) 538-7800ファックス (937) 233-9004

ラベル 0.0.4

この製品が必要とするラベルは以下のものです。

承認と識別 :

アクセスパネル :

危険ロゴタイプ :

バッテリー :

出射口 :

警告とメモ 0.0.5

この取扱説明書には、警告 とメモ が含まれます。こういったメッセージは、危険度や関心度の高さによって区別されます。以下のように示される警告やメモの指示に従ってください。

C 警告 - は軽度の怪我や物品に破損を起こす可能性がある、危険または安全でない状況を警告します。

メモ - は安全性とは関係ない重要な情報を提示します。

DANGERLASER LIGHTWHEN OPEN.

AVOID DIRECTEYE EXPOSURE

DO NOT OPEN NON-REPLACEABLE BATTERIES

CHARGING TEMPERATURE RANGE 0˚C TO 25˚C

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目次

1 はじめに

配達時に破損を見つけたら . . . . . . . . 6

所有者記録 . . . . . . . . . . . . 6

2 特長と機能

パイプレーザー . . . . . . . . . . . 7

リモコン . . . . . . . . . . . . 10

モデル RC501 3 ボタンリモコン . . . . . . 10

モデル RC502 7 ボタンリモコン . . . . . . 11

3 操作前の準備

発光機の電源 . . . . . . . . . . . 13

ニッケル水素電池 . . . . . . . 13

外部電源ケーブル P21 . . . . . . 16

オプションの特長 . . . . . . . . . 18

4 使用の開始

メニューオプションの操作方法 . . . . . 24

5 用途と設置

勾配 . . . . . . . . . . . . . 30

高さ . . . . . . . . . . . . . 30

通り . . . . . . . . . . . . . 31

設置の手順 . . . . . . . . . . . 31

勾配の設定 . . . . . . . . . 31

小口径管やプレキャストインバートに対する高さの設定. . . 32

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 i

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目次

平底マンホールの高さ . . . . . . 34

1230/1237 ヘビーデューティーインバートプレート . . . 34

1239 固定式ポールキット . . . . . 35

通りの設定. . . . . . . . . . 41

始点の設定 ( 下げ振り使用 ) . . . . 41

1211 レーザー棹芯管による通りの設定 . 43

2 点目の離れたポイントへの通り合わせ . 43

コウバイアゲ機能を使用した通りの設定 . . . . . . . 44

回転軸ロール設定オプションを使用可能にする . . . . . . 44

「コウバイアゲ」機能を使用可能にする. . 45

「コウバイサゲ」機能を使用可能にする. . 46

大口径管 . . . . . . . . . . 47

マンホール内で . . . . . . . . 48

開削. . . . . . . . . . . . 51

オーバーザトップ. . . . . . . . 52

6 DG711 ・ DG511 オプションアクセサリ

1211 レーザー棹芯管 . . . . . . . . 55

1238/1249 プレート . . . . . . . . . 56

1244/1244-1 T バー . . . . . . . . . 56

特長. . . . . . . . . . . . 57

設置の手順. . . . . . . . . . 59

パイプターゲット . . . . . . . . . 60

応用例 - 管の中を通す . . . . . . 60

応用例 - オーバーザトップ . . . . 61

モデル 936 大型ターゲット. . . . . 62

モデル 956 集光機能付きユニバーサルターゲット. . . . . 63

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 i i

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目次

モデル 1212 ラインレベル . . . . . 63

モデル 1232 吊下げ設置アダプタ . . . 64

モデル 1214 ラインストリングアダプタ . 65

7 屈折

モデル 929 ブロワー. . . . . . . . . 69

操作手順 . . . . . . . . . . 69

8 DG711 ・ DG511 トラブルシューティング

9 校正

水平精度のチェック . . . . . . . . . 75

水平精度の校正 . . . . . . . . . . 77

勾配チェック . . . . . . . . . . . 78

例 . . . . . . . . . . . . 79

10 管理と手入れ

保存 . . . . . . . . . . . . . 81

電池の廃棄 . . . . . . . . . . . 82

システムの掃除 . . . . . . . . . . 82

11 パイプレーザーの仕様

修理や部品の要請 . . . . . . . . . 86

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 i i i

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目次

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 iv

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1はじめに 1

このたびはトリンブル社のパイプレーザーをお買い上げ頂き誠にありがとうございます。レーザーを使用した均平、通り、勾配作業のコントロールシステムの分野において世界をリードするトリンブル社製品の性能は市場で広く実証されています。

パイプレーザーは簡単に使用できるツールで、雨水や汚水の下水管、管を敷設するための基準となる通りや高さ、勾配のコントロールを提供します。このシステムは、暗渠の埋設、側溝の設置など通りや高さ、勾配コントロールを必要とするその他のアプリケーションにも使用できます。

パイプレーザーは予め決められた方向に向けて予め決められた勾配で目に見える赤いレーザービームを射出し、下水道管敷設の基準とします。 レーザー光の位置はターゲットによって確認されます。パイプレーザーのビームが、管口に置いたターゲットの中心に来るように管の位置を調整して置くと、管は設計通りの位置に敷設されます。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 5

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1 はじめに

この取扱説明書にはレーザーシステムの設置や使用、管理、トラブルシューティングなどが含まれます。まずはこの取扱説明書で基礎的な使用方法を学び、その後は必要に応じてこれを参照してください。レーザーシステムから 高の結果を引き出すには、この取扱説明書で推奨される管理や手入れ方法に従ってください。必要な時にはいつでも参照できるようにこの説明書を身近に置いてください。

ご意見ご要望を歓迎します。下記のオフィスかお近くのトリンブル社営業所にお知らせください。

トリンブルジャパン株式会社〒 135-0007東京都江東区新大橋 1-8-2新大橋リバーサイドビル 101電話 : 03-5638-5024ファックス : 03-5638-5016www.trimble.com

配達時に破損を見つけたら 1.1

パイプレーザーシステムは一般的には、パイプレーザーとリモコン、レーザーターゲット、取扱説明書、レーザー安全キット、キャリングケース、充電式バッテリー、バッテリー充電器、別売電気コードを含みます。構成部品は購入されるシステムによって変わります。

受け取った時点でパイプレーザーシステムを検査してください。なんらかの破損が見つかった場合には、すぐに配達業者に連絡してください。保険が掛けてあった場合には、保険会社に連絡してください。

所有者記録 1.2

部品のシリアルナンバーを下の欄に記入しておいてください。製品に関してトリンブル社の取扱ディーラーに連絡する必要がある場合には、このナンバーが必要です。

シリアルナンバー _____________

モデル _____________________

6 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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2特長と機能 2

パイプレーザー 2.1

1 レーザー出射口 - レーザービームが出射される窓です。

2 前部/後部リモコン受光部 - モデル RC501 と RC502 リモコンから信号を受光する部分です。

3 ライン用ピボットポイントと LED - パイプレーザーのラインを左右に振る機構の中心点です。LED はパイプレーザーに電源を入れてからか、コントロールパネルのボタンを押してから 15 分間点灯します。 LEDを使用して、 パイプレーザーを通り芯上に合わせることができます。

4 視準マーク - ラインが中央にある時のレーザー光の概略出射方向を示します。遠点のポイントにレーザーをおおよそ合わせる時に使います。

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DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 7

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2 特長と機能

5 液晶ディスプレイ (LCD) - 電源、勾配、電池残量、レベル外、ライン位置、パイプレーザーの状態などを表示します。

6 バックライト/ロックボタン - LCD のバックライトやラインピボットの LED をオンにします。ラインコントロールか勾配ボタンの 1 つとこのボタンを同時に押すと、ラインや勾配をロックして、それらが誤って変更されないようにできます。もう一度同時に押すとロックは解除されます。

7 電源ボタン - パイプレーザーの電源をオン / オフします。オフにするには 2 秒間押し続けます。

8 左ラインコントロールボタン - レーザービームを左に動かします。1 ラインを中心にセットするには、このボタンと右ラインボタンを同時に押します。

9 右ラインコントロールボタン - レーザービームを右に動かします。

1 ラインを中心に

セットするには、このボタンと左ラインボタンを同時に押します。

10 マイナス勾配 LED - パイプレーザーにマイナス勾配が入力されていると赤く点灯します。

11 プラス勾配 LED - パイプレーザーにプラス勾配が入力されていると緑に点灯します。

12 勾配上げボタン - 勾配を上げます。1 このボタンと勾配下げボタンを同時に押すと、勾配はゼロになり、更に押し続けると「クイックグレードモード」になります。

13 勾配下げボタン - 勾配を下げます

1。 このボタンと勾配上

げボタンを同時に押すと、勾配1.

Use this button in combination with others for further operations.

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8 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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特長と機能 2

はゼロになり、更に押し続けると「クイックグレードモード」になります。

14 外部電源接続口 - オプションのケーブルを使って外部電源(6-16 VDC) からパイプレーザーに電源を供給します。

15 5/8-11 取付ねじ - パイプレーザーをレベル三脚や様々な設置用アクセサリーに取り付ける際に使用します。

16 勾配用ピボットポイント - パイプレーザーの勾配をつける機構の中心点です。

17 バッテリーパック - 密封型ニッケル水素電池パックまたは単 1 アルカリ乾電池 4 本を入れ換えられる乾電池パックが、パイプレーザーに電源を供給します。

18 ハンドル - パイプレーザーを簡単に持ち運びできます。必要な時ここに安全ロープを結びます。

19 高性能ハウジング - 非常に頑丈で信頼生の高い硬い特殊素材を使用しています。

20 保護用ゴムバンパー - 本体の前部を保護し出射口を衝撃から守ります。

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2 特長と機能

リモコン 2.2

モデル RC501 3 ボタンリモコン 2.2.1

1 電源ボタン - パイプレーザーの電源をオン / オフします。オフにするには 2 秒間押し続けます。

2 左ラインコントロールボタン - レーザービームを左に動かします。

3 右ラインコントロールボタン - レーザービームを右に動かします。

メモ - ラインセンター - ラインを中心に置くには左または右ラインコントロールボタンを同時に押します。

4 ステータス LED - ボタンを押すと 1 秒に 4 回点滅します。また電池残量が少なくなると 1秒に 1 回点滅します。

5 出射口 - パイプレーザーに指示を送る赤外線信号の出口です。

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10 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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特長と機能 2

モデル RC502 7 ボタンリモコン 2.2.2

1 電源ボタン - パイプレーザーの電源をオン / オフします。オフにするには 2 秒間押し続けます。

2 勾配エントリー LED - 勾配調整機能がオンになっている時に点滅します。

3 勾配エントリーボタン - 勾配上げ / 下げボタンをオン / オフします。このボタンを押して勾配調整機能をオンにしない限り、設定された勾配値が誤って変更されることを防ぎます。

4 バックライト/ロックボタン - 本体液晶ディスプレイのバックライトをオンにします。ラインコントロールか勾配ボタンの1 つと、このボタンを同時に押すとラインや勾配をロックするので、それらが誤って変更されることを防ぎます。

5 勾配下げボタン - 勾配を下げます。

6 左ラインコントロールボタン - レーザービームを左に動かします。

7 勾配上げボタン - 勾配を上げます。

8 ステータス LED - ボタンを押すと 1 秒に 4 回点滅します。または、電池残量が少なくなると 1 秒に 1 回点滅します。

9 右ラインコントロールボタン - レーザービームを右に動かします。

10 出射口 - パイプレーザーに指示を送る赤外線信号の出口です。

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DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 11

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2 特長と機能

11 勾配バンプ - 勾配ボタンのどちらかと、勾配エントリーボタンを同時に押すと、勾配が少しずつ (0.01 パーミリ ) 上下します。この機能は、設定勾配をわずかに変更して実際の勾配に合わせたい時に便利です。

12 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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3操作前の準備 3

発光機の電源 3.1

ニッケル水素電池 3.1.1

電池の交換

1 バッテリーパックのノブを反時計方向に回します。バッテリーパックを持ち上げてパイプレーザーから取り出します。

2 バッテリーパックを指定の場所に差し込みます。バッテリーのノブを時計方向に回します。

オプションのアルカリ乾電池パック

1 バッテリーパックのノブを反時計回りに回して、本体からバッテリーパックを外します。

2 両側のバックルの上部を手前に引き下げフックを外します。

3 上蓋を引いてそれをバッテリーパック下部から外します。ラッチを外すのを忘れないでください。

4 乾電池を交換します。

メモ - 乾電池を入れる時には、ハウジングの内側の正 (+) と負 (-) のマークに合わせて入れてください。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 13

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3 操作前の準備

メモ - パイプレーザーは逆極性保護回路を備えています。電池の極性を誤って入れるとパイプレーザーは作動しませんが破損することもありません。 電池を正しく入れ直してから作動するまで 1 分ほど掛かります。5 上蓋をハウジングの上に戻します

6 両側のバックルを締めて、上下のハウジングをしっかりと固定します。

7 バッテリーパックを元の位置に戻して、バッテリーパックのノブを時計方向に回します。

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14 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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操作前の準備 3

スマートチャージャー

ニッケル水素電池パック専用のスマートチャージャーは、バッテリーパックにプラグを差し込み 100V コンセントにつなぐと自動的に充電を開始します。充電器上の LED がその状態を示します。( 表 3.1 参照)

リフレッシュボタン : リフレッ

シュボタンを 2 秒間押すと、充電器は自動的に電池を完全放電してから充電を始めます。電池を充電する前の完全放電は 3ヶ月に 1 度の頻度で実行してください。それを行うことで、不完全な放電の繰り返しで電池の寿命が短くなるメモリー効果を防ぐことができます。

表 3.1 LED の状態

LED の状態 説明

赤 LED が点灯 充電中

緑 LED が点灯 充電完了 トリックル充電中

赤 LED が点滅 電池の接触検出中 ( テスト段階 )

バッテリーパックが逆向きです。

バッテリーパックが壊れているか、開いているか、不適切な電池が入っています。

リフレッシュボタンが押されたので電池は放電中です。

緑 LED赤 LED

リフレッシュボタン

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 15

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3 操作前の準備

充電時間

表 3.2 は 7500 mAh の容量を持つ充電池を 4-10 本充電するのに必要なおよその時間を示しています。

電池の充電

メモ - 密封されたニッケル水素電池パック (P23/P23B) はパイプレーザーに標準で含まれています。

1 バッテリーパックのノブを反時計方向に回します。バッテリーパックを持ち上げて本体から取り出します。

2 充電器のプラグをバッテリーパックの充電ジャックに差し込みます。

3 充電器を AC100V のコンセントに差し込みます。

メモ - チャージャーは 10 時間で電池を完全充電します。

メモ - 電池の寿命を長くするには、充電器のリフレッシュ機能を 3ヶ月に 1 回実行してください。

C 警告 - 45°C (113°F) 以上で電池を充電しないでください。

外部電源ケーブル P21 3.1.2

内蔵電池を使い切ってしまい、代わりの電池を用意していない場合には、オプションの外部電源ケーブルを使用して パイプレーザーに電力を供給できます。オプションの外部電源ケーブルを、直流安定化電源(自動車やオートバイのバッテリー)につなぎます。 外部電源ケーブルの使用中は、内蔵電池は充電されません。

表 3.2 充電時間

電池数 電池容量 およその充電時間

4 7500 mAh 10 時間、スマートチャージャー使用

4 7500 mAh 14 時間、 12V シガレットライター用充電器、モデル P22 使用

16 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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操作前の準備 3

パイプレーザーに電力を供給する目的で外部電源ケーブルと12-V DC バッテリーを一緒に使用する場合、 内蔵電池を取り外しても、パイプレーザーは稼動します。しかし電池接点を保護するために バッテリーパックは規定の位置に取り付けておいてください。

外部電源ケーブルの接続と取り外し

C 警告 - パイプレーザーの破損を避けるため、さらに外部バッテリーで火花が飛ぶ可能性を防ぐために、外部電源ケーブル をパイプレーザーから着脱する時には、パイプレーザーの電源がオフになっていることを確認してください。

C 警告 - 過電圧が発生する可能性のある発電機にパイプレーザーを接続しないでください。パイプレーザーが車のバッテリーに接続されている時には車のエンジンを掛けないでください。

C 警告 - 濡れた手でパイプレーザーから電源ケーブルやコンセントを接続 /取り外しすると、電気ショックを受ける危険性があります。ケーブルやコンセントの着脱は乾いた手で行ってください。

1 外部電源接続口のキャップを反時計方向に回して外します。キャップを外すことで接続口が露出されます。

2 ワニグチクリップを 12-V dcの自動車かオートバイのバッテリーに極性に注意しながら接続します。( 赤 = 正極、黒 = 負極)

3 ケーブルのコネクタをレーザーの外部電源接続口に差し込みます。

4 外部電源ケーブルとパイプレーザーを切断するには、パイプレーザーからコネクタを外してから、ワニグチクリップを外部バッテリーから外します。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 17

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3 操作前の準備

オプションの特長 3.2

DG711・DG511 はオプションを多く備えており、営業やアフターサービス担当者が個々の必要性に合わせて設定できることがあります。

詳細はトリンブル社代理店までお問い合わせください。

18 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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4使用の開始 4

電源ボタンを押してパイプレーザーをオン / オフします。オフにするにはボタンを 2 秒間押し続けます。

パイプレーザーがご希望の言語を表示しない場合には、営業担当者かサービスセンターにご連絡ください。

以下の言語で使用できます。

・ 日本語

・ 英語

・ オランダ語

・ フランス語

・ ドイツ語

・ イタリア語

・ ポルトガル語

・ スペイン語

・ スウェーデン語

・ フィンランド語

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 19

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4 使用の開始

表 4.1は、DG711・DG511のソフトウェアメニューを列記しています。

表 4.1 DG711 ・ DG511 のソフトウェアメニュー

DG711 DG511 メニューオプション

説明

セイドチェックケイホウ

ユーザーに点検を促す期間を選択します。

コウバイヒョウジモード

フドウ% 10% 未満の勾配には小数点以下 3 桁までを、 10% 以上の勾配には 2 桁を表示します。

例 : 1.234% 12.34%.

コテイ% 小数点以下 2 桁までの勾配を表示します。

1.23% または 12.34%

パーミリ メートルに対するミリメートルで勾配を表示します。

12.34‰

スロープ 垂直 / 水平 = 1.234 垂直 対 100 フィート水平 のように勾配を表示します。

コウバイニュウリョクモード

ステップアンドゴー

「ステップ」 では勾配ボタンを押すごとに勾配が少しずつ変化し、「ゴー」では勾配が速い割合で変化します。

ケタゴトノニュウリョク

要求された勾配を、桁を選択しながら入力できます。

20 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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使用の開始 4

クイックグレードモード

( コウバイゼロ )

両方の勾配ボタンを同時に押すことで、即座に勾配を「ゼロ」にリセットできます。そのまま両方の勾配ボタンを押し続けると、クイックグレードモードに切り替わります。

コウバイロック

勾配を変更できないようロックします。

コウバイアゲ

簡便な通りの設定のためにその 大限度までレーザービームを鉛直方向に動かします。

ゲンゴ ユーザーの利用言語を設定します。更に詳しい情報には、 19 ページを参照してください。

ラインケイホウ

設置完了 5分後以降にパイプレーザーの位置が動いた場合、 1 秒に 2 回レーザービームが点滅して警告します。

ラインセンター

自動的にラインを機械中心に移動させます。

ラインリミット

左か右のライン限度までレーザービームを移動させます。

ラインロック

ライン設定完了後、ラインをロックします。

ローバッテリーケイホウ

バッテリー低下状態を知らせるために 1秒に 2回レーザーが点滅します。

表 4.1 DG711 ・ DG511 のソフトウェアメニュー ( 続き )

DG711 DG511 メニューオプション

説明

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 21

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4 使用の開始

マニュアル

自動レベル機能の許容値を超える急勾配でもマニュアルでレーザービームを合わせることができるようにします。自動レベル機能をオフにしますがレーザービームはオンのままです。

ナマエ 業者が入力した所有者名が表示されます。

パワーセーブ (スタンバイ )

バッテリーの節電のためにレーザービームをオフにしますが、その他のすべてのシステムは操作可能です。

オフレベルケイホウ

1秒に 1回レーザービームが点滅し、 LCD はレベル範囲を回転軸方向で超えていると表示します。

セキュリティー

これがオンの時、パイプレーザーは起動する前に 4桁のパスワードを尋ねます。誤ったパスワードが入力されるとパイプレーザーは オフになります。

ステータスヒョウジ

オンになっている時には、オンになっている機能とその機能のステータスを LCD 上に表示します。

自動シャットダウン

オフレベル状態が 15 分間続くとパイプレーザーの電源は自動的にオフになります。

セイドコウセイ

出荷時の校正設定から変更します。

表 4.1 DG711 ・ DG511 のソフトウェアメニュー ( 続き )

DG711 DG511 メニューオプション

説明

22 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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使用の開始 4

グレードバンプ

RC502 リモコンは、実際の勾配に一致させる必要がある時に、現在の勾配設定を少しずつ変更するのに使用できます。

レンタルタイマー

レンタルの経過時間を示します。新規のレンタル顧客に対してこれを 00000 時間に設定できます。

ラインスキャン

ユーザーがラインスイッチを押し続けなくても、レーザービームを左か右のライン限度まで移動させます。

表 4.1 DG711 ・ DG511 のソフトウェアメニュー ( 続き )

DG711 DG511 メニューオプション

説明

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 23

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4 使用の開始

メニューオプションの操作方法 4.1

表 4.2 はオプション特長の操作方法を列記しています。

表 4.2 メニューオプション

オプション 操作方法

ユーザー設定

ゲンゴ 操作は必要ありません。

セイドチェックケイホウ

パイプレーザーの定期点検を促すメッセージが設定時間 (3 、 6 、 12 、 18 、 24ヶ月 ) 経過後に表示されます。

ステータスヒョウジ

電源ボタンを素早く押して放すと、システムのステータスが表示されます。

ナマエ 入力された名前が電源投入後 3秒間表示されます。

セキュリティー 選択された 4桁のパスワードが起動時に入力される必要があります。そうでないとパイプレーザーはオフになります。

24 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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使用の開始 4

ライン設定

コウバイアゲ 1 マンホールは設置され、 初の管 2 本分が開削されている状態です。通り芯上掘削された面のへりに杭が設置されている状態です。(これは作業が 初にレイアウトされた時に通常行なわれているはずです。)

2 初の管をマンホールに取り付けずに、マンホール出口付近の通り芯上にパイプレーザーを置きます。

3 通りを設定する前にパイプレーザーを調整するにはパイプレーザーで電源ボタンそして勾配上げボタン「+」(ボタン 3 と 6)をその順序で押して放します。ロール位置インジケータが中心を示すまでパイプレーザーのロールを調整します。 電源ボタンを押して放すと 、通常の操作が再開されます。

4 リモコンを使用して通りの設定を開始するには、初に勾配エントリーキーを押して放します。その後電源ボタンと勾配上げボタン「 + 」を同時に押して放します。レーザービームが通り芯を示す杭に近づいたら、ビームが杭の中心に合うまでビームを上か下 ( ボタン 3と 4) または左と右 (ボタン 2と 5) にリモコンを使用して調整します。

5 リモコンの電源ボタン ( ボタン 6) を押して、コウバイアゲモードを終了し、設定された勾配で通常の操作を再開します。通りのセットは完了しました。

ラインケイホウ 設置完了後にパイプレーザーにバンプや過剰な振動が加わった場合には、レーザービームは 1秒に 2回の点滅と 1秒間の無点灯を繰り返し、ラインが動いた可能性を示しラインのチェックを促します。警報をリセットするには、パイプレーザーかリモコンのボタンのどれかを押します。

表 4.2 メニューオプション ( 続き )

オプション 操作方法

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 25

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4 使用の開始

ラインスキャン ラインの位置を右か左のリミットまで移動 ( 極端にくの字に曲がった右 /左マンホール設置など )するには、電源ボタンと右ライン (ボタン 5) または左ライン (ボタン 2) ボタンを同時に押します。

ラインサンショウ

第 2のラインポイントを設定して保存するには、ラインを希望の位置まで移動して、ラインボタン(2と 5) と勾配下げボタン(4) を一緒に押して 1 秒間押し続けます。ボタン 2と 5を 1秒間押し続けて、ラインを保存位置まで移動します。

勾配設定

勾配表示 コテイ%*

勾配を小数点以下 2桁までパーセントで表示します。(1.23% または 12.34%)

勾配表示 パーミリ *

1 メートルに対する勾配の上昇 / 下降をミリメートルで表示します。 (12.34%o)

勾配表示 スロープ *

水平に対する垂直の計算として勾配を示します。(0.01234 または 1.234 垂直 対 100 水平 )

勾配表示 * フドウ%

10% 未満の勾配には小数点以下 3 桁までを、 10% 以上の勾配には 2桁を表示します。(1.234% または 12.34%)

メモ - 勾配表示モードは 1 つしか選択できません。

勾配エントリ、 ステップアンドゴー

勾配上げ (ボタン 3) また勾配下げ (ボタン 4) ボタンを押すと、勾配 はそれに従って上下します。ボタンを長く押し続けるほど変化のスピードが速くなります。

表 4.2 メニューオプション ( 続き )

オプション 操作方法

26 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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使用の開始 4

勾配エントリ、 ケタゴトノニュウリョク

1 勾配上げ ( ボタン 3) または勾配下げ (ボタン 4)ボタンを押して勾配の入力を開始します。すべての勾配桁数が現れ、勾配の正負 (+ か -) マークが点滅します。

2 勾配上げまたは 勾配下げボタンを使用して、点滅している記号を正 / 負か希望する記号に設定します。

3 左または右ラインボタン ( ボタン 2 か 5) を使用して、入力する桁位置を選択します。

4 すべての桁に希望する数値を入力したら、ボタン 1(バックライト / ロックボタン ) を押して入力された数値を保存し、通常動作に戻ります。

( 勾配ゼロ )クイックグレードモード

1 両方の勾配ボタンを押し続けて勾配をゼロにします。

2 両方の勾配ボタンをそのまま押し続けると、 10% になるまで勾配は 1% づつ増加します。

3 10% に達すると、 40% になるまで勾配は 5% づつ増加します。

4 40% に達すると、勾配は -15% に逆戻りします。5 -15% に達すると、勾配は -10% になります。6 -10% に達すると、 0% になるまで勾配は 1% づつ増加

します。0% に達すると、上の過程が繰り返されます。

マニュアル 「マニュアル」 が現れるまでボタン 1( バックライト /ロックボタン )を 5秒間押し続けます。

ボタン 3 か 4(勾配ボタン)を使用して上下にビームを動かし、そしてボタン 2 か 5( ラインボタン )を使用して左右にビームを動かして希望の位置に合わせます。

グレードバンプ RC502 リモコンは、レーザービームを実際の勾配に一致させる必要がある時に、現在の勾配設定を少しづつ変更するのに使用できます。

表 4.2 メニューオプション ( 続き )

オプション 操作方法

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 27

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4 使用の開始

電力管理

ローバッテリーケイホウ

バッテリー残量が少なくなると 1秒に 2回レーザーが点滅し低下状態を知らせます。

パワーセーブ( スタンバイ )

RC502 リモコンではボタン 1(バックライト /ロックボタン)と 6(電源ボタン)を同時に押します。 レーザービームはオフになりますが、すべての内部機能はオンのままです。これで一般的にバッテリーが 2 倍長持ちします。 レーザービームをオンにして再び仕事を開始するには、 1 と 6 のボタンをもう一度同時に押します。

自動シャットダウン

オフレベル状態が 15 分間続くとパイプレーザーの電源は自動的にオフになります。

表 4.2 メニューオプション ( 続き )

オプション 操作方法

28 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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5用途と設置 5

この章ではモデル DG711/DG511を使用して下水道管を敷設するための 3 つの基本事項に関して説明します。それは勾配(Grade) と高さ ( Elevation) 、通り (Line) です。頭文字を取って G- E- L としても知られます。

下水道管は、工事計画が設定した勾配に敷設されます。下水道管は設計された高さに設置されます。 後に下水道管は 2 つの設計ポイント間を結ぶように埋設され、それによって通りが決定されます。

マンホール の杭

高さ

通り 勾配

マンホールの杭

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 29

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5 用途と設置

モデル DG711/DG511 の設置方法は同じです。レーザービームは設計勾配と一致するように勾配が付けられます。管の高さ、または管底までの高さは設計データ決められておりレーザーはその高さをコントロールするのに使用します。 後に管の敷設方向と一致するよう通りにレーザーを合わせます。

すべてのセットが完了したら、ターゲットを新しい管の出口に置いて、ターゲットの中心にレーザービームが当るように管の位置を上下左右に調整して敷設します。

勾配 5.1

勾配は管の傾きを規定し、一般的にはパーセント (%) で示されます。水平に 100 m (100 ft )毎に 1 m (1ft) 上昇する場合には、 1.00% の勾配です。

本機に勾配をセットすると、パイプレーザーは自動的にビームを傾けて管の傾きと一致するようにその勾配を保持します。

メモ - 工事計画によっては管の勾配を 1 フィートや 1 メートルに対する割合として示すものがあります。モデル DG711/DG511を使用する前に、勾配表示モードの設定に従って工事設計勾配情報をパイプレーザーに入力します。勾配表示モードの設定に関してご不明の場合は営業担当者かサービス係員にお尋ねください。

高さ 5.2

アプリケーションと工事現場の状況によって、パイプレーザーを管の中心と一致する高さ、管底から任意の高さ、または管の上に設置することができます。

30 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

設置の際、パイプレーザーを正しい高さに設定するために仮ベンチマークが利用可能である必要があります。それによって管を正しい高さに埋設することができます。

通り 5.3

通りは、工事計画に従って管がマンホール間で正しく敷設される方向を示します。

勾配、高さ、通りが設定されるとパイプレーザーは管が敷設されるべき正しい勾配と高さ、通りでレーザービームを出射します。何度か練習すれば、パイプレーザーを設置して管を敷き始めるまでに通常 5 分ほどしか掛からないようになります。

設置の手順 5.4

勾配の設定 5.4.1

1 勾配上げ/下げボタンを押して、工事計画で設定されている正しい勾配をパイプレーザーに入力します。

2 工事計画によっては管の昇/降をメートルやフィートに対する割合として示すものがあります。DG711/DG511 に正しい勾配表示モードが選択されていることを確実にするために 26 ページの表 5.1 にある勾配表示モードの情報を参照してください。

レーザービーム 管底     常に一定距離

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 31

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5 用途と設置

小口径管やプレキャストインバートに対する高さの設定 5.4.2

1 パイプレーザーは、 150 mm (6 インチ ) 径の管やプレキャストインバートには追加の付属品無しで自動的にレーザービームを管中心に合わせます。

2 1238 プレートを使用すると200 mm (8 インチ ) 径の管の中心にレーザービームを自動的に合わせます。

3 下の表を使用して、以下のサイズの管内でレーザービームを中心に合わせるためのパイプレーザーの設置方法を決定します。

表 5.1 取り付けプレートの設置

管の直径 取り付けに必要な付属品

1228 1230/1237 1238 1249 設定

150mm または 6inch なし 1

200mm または 8inch 脚を上向き 2

225mm または 9inch 脚を上向き 3

250mmまたは10inch 脚を上向き 4

300mm または 12inch 脚を下向き 5

400mm または 15inch 脚を下向き 6

32 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

図示

Setup 1228 1230/1237 1238 1249

1

2

3

4

5

6

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 33

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5 用途と設置

平底マンホールの高さ 5.4.31 底盤上にパイプレーザーを設置するにはモデル1230/1237 ヘビーデューティーインバートプレートと 1239 固定式ポールキットを使用します。

2 この設置方法の場合、地上にある仮ベンチマークからビームまでを下向きに測るか、マンホールの底盤からビームまでを上向きに測るかのどちらかによってレーザービームの高さを設定します。

3 1239 固定式ポールキットはビームの高さを設定するのにcm/mm と 10 分の 1/100 分の 1の両方の目盛りがあります。

1230/1237 ヘビーデューティーインバートプレート 5.4.4

インバートプレートのモデル1230 ( インチ ) と 1237( メトリック ) は直径が 250 mm (10 in.)、300 mm (12 in.)、400 mm (15 in.) の管でレーザービームを自動的に管の中心にセットするアルミニウム製のプレートです。マンホールの底盤や外側、または直径 400 mm (15 in.)以上の管で設置する場合、インバートプレートは 1239 固定式ポールキットと一緒に使用されます。

34 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

1239 固定式ポールキット 5.4.5

1239 固定式ポールキットは インバートの上から指定された高さでパイプレーザーを保持します。1239 は 1228 ユニバーサルプレートや 1230/1237 ヘビーデューティーインバートプレート、または 1244 T バーなどと一緒に使用します。

特長

1 ポールクランプ 1 - 垂直ポールにはめ込み、ポールクランプのハンドルで固定します。

2 トップポールスケール(TPS) - ポールの 上部からレーザービーム中心までの下がり高さを示します。

3 プレートスケール (MPS) - プレートの底部からレーザービームの中心までの上がり高さを示します。 この目盛りは下向き矢印が数字の脇に示されています。

1230/1237 ヘビーデューティーインバートプレートに取付られた 1239 固定式

クランプ 2

クランプ 1

ポール

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 35

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5 用途と設置

方法 1: トップポールスケール (TPS) の使用

固定式ポールの上に標尺を置きます。

メモ - 初に管底面からレーザービームの高さを決めます。

1 「管底面までの高さ」情報を勾配ハブから記録します。

2 オートレベルを捉え、勾配ハブ上で器械高 (HI) を計測します。

3 固定式ポールの上に標尺を置き、オートレベルでの計測を記録します。

4 管の底面からレーザービームまでの希望の高さを引き算します。

5 TPS 設定を計算します。

管底面からレーザービーム

までの上がり高さ

勾配ハブ上の標尺の読み

固定ポール 上部の標尺の読み

管底面までの

HIn

高さ

36 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

パイプレーザーはここで作業に適した高さになりました。

標尺

勾配ハブ

表 5.2 例 1 - トップポールスケールの上に標尺を設置

手順 説明 メートル フィート /インチ

手順 1 管底面からレーザービームまでの使用する上がり高さを決めます。

0.152 m 0.5 ft

手順 2 「管底面までの高さ」情報を勾配ハブから記録します。

0.805 m 2.64 ft

手順 3 勾配ハブ上の器械高 (HI) を計測します。

1.128 m 3.70 ft

手順 4 オートレベルから 1239 固定式ポールの 上部までの計測された距離を引き算します。

-1.635 m -5.38 ft

手順 5 管の底面からレーザービームまでの希望の高さを引き算します。

-0.152 m -0.50 ft

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 37

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5 用途と設置

手順 6 計算された TPS = 0.805 m

1.128 m

-1.635 m

-0.152 m

0.146 m

2.64 ft

3.70 ft

-5.38 ft

-0.50 ft

0.46 ft

手順 7 目盛りガイドが TPS の読みに等しくなるまでポールクランプを調整します。 (0.146 m か 0.46 ft)

手順 8 レーザービームはこれで、敷設予定の管の底面から希望の作業の高さ (152.4 mm / 6 inches / 0.5 ft ) にセットされました。

表 5.2 例 1 - トップポールスケールの上に標尺を設置

手順 説明 メートル フィート /インチ

38 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

方法 2: パイプレーザーの上に標尺を設置

メモ - この方法を使用する場合、パイプレーザーハウジングの上部とレーザービームの中心までのオフセット距離を 70 mm (0.23 ft) とします。

1 管底面からレーザービームまでの使用する上がり高さを決めます。

2 「管底面までの高さ」情報を勾配ハブから記録します。

CI = 0.805m(2.64')

AKS = 1.933m (6.34') - 0.152m (.5') - 1.635m (5.38') = 0.146m (0.46')

1.128m (3.70')

14.6cm (0.46')

HIn = 1.933m (6.34')

1.635m (5.38')

0.152m (0.5')

A

A

固定ポールの上に設置された標尺の読み

パイプレーザー 上部の標尺の読み

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 39

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5 用途と設置

3 オートレベルを捉え、勾配ハブでオートレベルの器械高を計測します。

4 「底面までの高さ」に器械高の測定値を足し算します。

5 管底面からレーザービームまでの希望の作業高を引き算します。

6 ビームオフセット (70 mm / 0.23 ft) を引き算します。

7 標尺の新しい読みを計算します。

8 パイプレーザーの 上部に標尺を設置して、正しい標尺の読みが得られるまでパイプレーザーの高さを調整します。

9 レーザービームはここで作業に適した高さになりました。

HIn

管底面からレーザービームまでの上がり高さ

パイプレーザー 上部の標尺の読み

勾配ハブでの標尺の読み

管底面までの高さ

表 5.3 例 2 -パイプレーザーの上に標尺を設置

手順 説明 メートル フィート /インチ

手順 1 管底面からレーザービームまでの使用する上がり高さを決めます。

0.152 m 0.5 ft

手順 2 「管底面までの高さ」情報を勾配ハブから記録します。

0.805 m 2.64 ft

手順 3 勾配ハブ上でオートレベルの器械高 (HI) を計測します

1.128 m 3.70 ft

手順 4 「管底面までの高さ」に器械高の測定値を足し算します。

1.635 m 5.38 ft

40 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

通りの設定 5.4.6

通り設定の原理は常に同じです。パイプレーザーは管の始点に置かれ、通り芯上の第二の基準点を目標とします。第二のポイントがパイプレーザーから離れるほど、通りの精度が良くなります。

始点の設定 ( 下げ振り使用 ) 5.4.7

パイプレーザーを使用するのがインバート内であっても、様々なプレートに取り付けてであっても、目的は常に通り芯上にパイプレーザーのライン用ピボットポイントを合わせることです。

手順 5 管の底面からレーザービームまでの希望する高さを引き算します

-0.152 m -0.50 ft

手順 6 ビームのオフセット (70 mm / 0.23 ft) を引き算します。

-0.070 m -0.23 ft

手順 7 計算された標尺の読み = 0.805 m

1.128 m

-0.152 m

-0.070 m

1.711 m

2.64 ft

3.70 ft

-0.50 ft

-0.23 ft

5.61 ft

手順 8 パイプレーザーの 上部に標尺を置き、正しい標尺の読みが得られるまでパイプレーザーの高さを調整します。

1.711 m 5.61 ft

手順 9 レーザービームはこれで、敷設予定の管の底面から希望する作業高 (152.4 mm / 6 inches / 0.5 ft ) にセットされました。

表 5.3 例 2 -パイプレーザーの上に標尺を設置

手順 説明 メートル フィート /インチ

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 41

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5 用途と設置

これは以下の方法の 1 つを行うことで達成できます。

1 通り芯上から下ろされた下げ振りの下にピボットポイントを置きます。

2 トランシットやセオドライトを使用する場合には、ピボットポイントをトランシットの望遠鏡の十字線に合わせます。

3 ピボットポイントが見えない場合には、勾配上げボタン上のプラス記号をトランシットの十字線に合わせます。

4 オーバーザトップ設置では、パイプレーザーを三脚の上に設置し、通り芯上の杭に下げ振りを合わせます。

42 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

1211 レーザー棹芯管による通りの設定 5.4.8

レーザー棹芯管は、三脚やマンホールマウントに取り付けられ 下げ振りの代わりに使用することができます。

1 5/8 x11 取付ねじの代わりにマンホールマウントか三脚にレーザー棹芯管を取り付け、パイプレーザーのピボットポイントの反射ターゲットに合わせます。

2 棹芯管を素早く逆さに振ってコンペンセータをアクティブにし、電源をオンにします。

3 ピボットポイントが見えない場合には、レーザー求芯をキーパッドの勾配上げボタン上のプラス記号に、またはパイプレーザーの中心に沿ったどこかに合わせます。

4 オーバーザトップ設定では、パイプレーザーを三脚の上に設置し、通り芯上の杭にレーザー求芯を合わせます。

2 点目の離れたポイントへの通り合わせ 5.4.9

1 左右のラインボタンを同時に押して、レーザーの ±10° 範囲の通りを中心に合わせます。

2 ラインボタンのどちらかを押して、 2 つめの基準点にレーザービームを合わせます。 ワイヤレスリモコンを使用している場合には、リモコンをパイプレーザーに向けて、ラインボタンを押します。

メモ - ラインボタンを長く押すほどラインスピードが速くなります。ラインスピードを遅くするには、ラインボタンを放してからもう一度押します。

次のマンホール

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 43

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5 用途と設置

コウバイアゲ機能を使用した通りの設定 5.4.10

DG711 が持つコウバイアゲ機能は、レーザービームを鉛直線上リミットまで上昇させてからそれを元の設定勾配に戻すことによって、ビームを前方の通り芯上の杭に合わせるのに使用できます。 コウバイアゲ機能はトランシットを使用できない時に通りを設定するのに役に立ちます。

メモ - レーザービームが鉛直線を上昇するためには、コウバイアゲ機能を使用する前に、パイプレーザーが回転軸方向に対して正確に置かれる必要があります。 コウバイアゲ機能を利用できるようにするには営業またはサービス担当者にお尋ねください。

回転軸ロール設定オプションを使用可能にする 5.4.11

1 電源ボタンを素早く押してパイプレーザーのステータス表示モードに入ります。

2 バッテリーゲージが表示されている間に、勾配ボタンのどちらかを押して放してパイプレーザーの回転軸ロール位置インジケータを表示させます。

3 パイプレーザーがプレキャストインバート内で使用されている場合には、回転軸ロール位置インジケータの矢印が右や左の一方向を指しているのでなく2 つの矢印が中心でお互いを指しあっている ( ロールセンター) 状態になるまで本機を左右に回転させます。

4 電源ボタンを素早く押して放して勾配表示に戻ります。

5 パイプレーザーが平面で1228 ユニバーサルプレートと一緒に使用されている場合にはパイプレーザーは 1228 ユニバーサルプレートに垂直 (90°) に取り付けられている必要があります。

6 1230/1237 プレートと一緒に使用される調整脚は回転軸ロール位置インジケータを中心に置き、 2 つの矢印がお互いを指しあっている 状態にするのに役立ちます。  

44 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

「コウバイアゲ」機能を使用可能にする 5.4.12

1 電源と勾配上げボタンを同時に押して、コウバイアゲを開始します。

メモ - RC502 7 ボタンリモコンでコウバイアゲを開始するには、先に勾配エントリーボタンを押して赤い勾配エントリ LED が点滅している必要があります。

2 通りのポイントに近づいたのでコウバイアゲを停止するには、 どちらかの勾配ボタンを押します。

3 勾配の上昇を継続するには、 電源と勾配上げボタンを同時に押します。

4 上昇し過ぎたので勾配を低くしたい場合には、電源と勾配下げボタンを同時に押します。

5 ラインの位置が設定されたら、電源ボタンを押して放して、レーザービームを元の設定勾配に戻します。

グレードエントリキー

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 45

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5 用途と設置

「コウバイサゲ」機能を使用可能にする 5.4.13

1 パイプレーザーがオーバーザトップ設置で三脚の上に設置されている場合、コウバイサゲ機能を使用して通りの設定を行えます。

2 電源と勾配下げボタンを同時に押して、コウバイサゲをオンにします。

3 初日セットアップ - ラインボタンを使用して、レーザービームを通り芯に合わせます。

4 2 日目セットアップ - 前日に埋設された管が正しい勾配、高さ、通りになっていることをチェックします。管の出口に気泡管を合わせてターゲットを置きます。

5 パイプレーザーのラインボタンまたはワイヤレスリモコンを使用してレーザービームがターゲットの中心に当るよう調整します。

6 管の敷設 - 新しい管の出口にターゲットを置いて、ターゲットの中心にレーザーが当るように管の位置を調整します。

気泡管

正しい勾配と高さ、ラインに設定された静止状態の管

次のマンホール

46 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

大口径管 5.4.14

様々なプレートや 1244 T バーを使用することで、パイプレーザーの設置をさらに安定できます。

1 勾配と高さ、通りをセットします。

2 管径に合わせてユニバーサルターゲットのターゲット板をセットします。

3 正しい勾配と高さ、通りにあることが確認された管の出口にターゲットを置きます。

4 ターゲットの気泡管を水平に合わせます。

5 パイプレーザーのラインボタンを、またはワイヤレスリモコンを使用してレーザービームをターゲットの中心に当てます。

6 管の敷設 - 新しい管の出口にターゲットを置いて、ターゲットの中心にレーザーが当るように管の位置を調整します。

気泡管

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 47

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5 用途と設置

マンホール内で 5.4.15

ラインを正確にセットするためにトランシットを使用して、パイプレーザーをマンホール内に設置できます。トランシットはマンホール取付キットでレー

ザーのラインピボットポイントの真上に設置します。

1 マンホール内に設置用アクセサリを使って、パイプレーザーを設置します。

2 レーザーを希望する「管底面からの高さ」に合わせ、管の出口に向けて通り芯上に置きます。

3 レーザービームを次のマンホールに向けます。

4 管口の鉛直上に定規を当て、レーザーの高さを希望する高さに調整します。

レーザービーム

30.5 cm 管

半径 15 cm

直径 30.5 cm

(12 in.)

(6 in.)

(12 in.)

48 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

ライン ( トランシット方法 )

1 マンホール取付キットをマンホールに設置し、それにトランシットを取り付けます。

2 安定した設置のために、まずマンホール取付キットのベースをマンホールの壁面でしっかり固定します。

3 マンホール取付キットのベースに垂直アームを固定します。

4 水平アームと水平クランプ、垂直サポートクランプを垂直アームへ組み立てて、パイプレーザーの真上になる位置に調整します。

5 トランシットを水平アームの 5/8 x 11 ねじに取り付けます。

6 トランシットの位置調整 - トランシットをパイプレーザーのピボットポイント上に合わせるには以下の方法があります。

a レーザー棹芯管を使用します。トランシットに光学求芯が備えられている場合には、トランシットの光学求芯がパイプレーザーのピボットポイント上に来るように水平アームを調整します。

b 下げ振り : トランシットが光学求芯を持たない場合には、トランシットから下げ振りを落として、それをパイプレーザーのピボットポイントに合わせます。

7 ピボットポイント上へトランシットを概略合わせた後、棹芯管を緩めて、トランシットをピボットポイント真上に正確に調整します。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 49

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5 用途と設置

8 トランシットがパイプレーザーのピボットポイント上に設置されたら、 次のマンホールの中心を視準して水平角をロックします。

9 視準線を下ろして、 初のマンホールから 6-8 m (20-25 ft)の通り芯上に杭を打ちます。

10 ラインボタンを使用して、杭にレーザービームが当るようにします。

11 トランシットを通して杭を視準し、トランシットの垂直十字線上にレーザーがくるようにラインボタンで再調整します。

12 管の敷設 - 新しい管の出口にターゲットを置いて、ターゲットの中心にレーザーが当るよう管の位置を調整します。

メモ - この方法は、マンホールが正しい高さに設置されていることが前提です。 マンホールの設置精度に疑問がある場合にはマンホールと管底までの高さをチェックします。

管の上

1 通り - 管の上に置き、次のマンホールに向くようにパイプレーザーを設置します。

メモ - 砂利や砂、または仮の土台となるようなものを使用してパイプレーザーを固定する必要があるかもしれません。

2 ターゲットの中心にレーザービームが当るようにターゲット板の位置を調整します。

A

B

次のマンホール

不可 不可

トランシットの十字線

可レーザースポット

垂直

50 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

3 正しい勾配と高さ、通りにあることが確認された 後の管の上にターゲットを置きます。

4 ターゲットの気泡管が水平になるまでターゲットを調整します。 

5 パイプレーザーのラインボタンまたはリモコンを使用してレーザーをターゲットの中心に当てます。

6 管の敷設 - 新しい管の上部にターゲットを水平に置いて、ターゲットの中心にレーザーが当るように管の位置を調整します。

開削 5.4.16

1 始点マンホールの後方の通り芯上のポイントにトランシットを捉えます。

2 トランシットで次のマンホールの中心を視準して、トランシットをロックします。

3 マンホールが設置される開削面へトランシットの視準線を下ろします。

4 プレートと 1239 固定式ポールキットを開削面の安定した土台の上に設置します。

5 勾配 - 勾配をパイプレーザーに入力します。

6 パイプレーザーを 1239 固定式ポールキットに取り付けます。

7 トランシットを通してパイプレーザーを視準します。

気泡管

正しい勾配、高さ。通りで設置された静止している管

A

B

次のマンホール

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 51

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5 用途と設置

8 ピボットポイントまたは勾配上げボタン上の「 + 」記号がトランシットの垂直十字線と一致するようにパイプレーザーとプレートの位置を調整します。

9 高さ - 管底からレーザーまでの高さを決定します。

10 レーザービームを管の中心 に飛ばすか管底から任意の高さに飛ばすかを決定します。

11 レーザーが決定された高さを飛ぶようにパイプレーザーの高さを調整します。

12 管底からレーザーまでの高さと等しくなるようにターゲット板の位置を決めます。

13 トランシットの視準線を開削面に下ろして、次のマンホールから 6-8 m (20-25 ft) の通り芯上に杭を打ちます。

14 通り - トランシットで次の杭を視準します。 パイプレーザーのラインボタンまたはリモコンを使用してレーザービームがトランシットの垂直十字線と一致するように調整します。管の敷設 - 新しい管の出口にターゲットを水平に置いて、ターゲットの中心にレーザーが当るまで管の位置を調整します。

オーバーザトップ 5.4.17

開削面の上に、パイプレーザーを三脚で設置する方法です。レーザーターゲットはポールに取り付けられ、ビームから管底面までの正しい高さを示すように調整されている必要があります。正確な通りの管理を行なうには、気泡管をポールに取り付けて、ターゲットを鉛直に保つことが必要です。 これは開削溝に出水がある場合は 適な設置方法です。

1 5/8 x 11 取付ねじを持つ三脚にパイプレーザーを取り付けます。

2 始点マンホール後方の通り芯上に三脚とパイプレーザーを水平に設置します。

不可 不可可

トランシット

の十字線 レーザースポット

52 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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用途と設置 5

3 三脚から下げ振りを吊るすか、または 初のポイント上で棹芯管を使用します。

4 0.00%勾配に設定されたパイプレーザーか、レベル、トランシットを使用して、高さをマンホールに転写します。

5 杭を管の中心線に合わせて、杭の先が管底面の高さにあるようにします。

6 リモコンを使用して標尺にレーザービームが当たるようにします。

7 標尺の読み(器械高)を管底面までの高さに足し算します。

8 この高さに標尺上のターゲットを設置します。例 :

標尺の目盛りガイド = 6.48

管底面までの高さ =    4.51

設定 = 10.99

勾配ハブC.I.

標尺の読み

機器方法 -マンホール

10.99

レーザービーム

管底

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 53

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5 用途と設置

54 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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6DG711 ・ DG511 オプションアクセサリ 6

1211 レーザー棹芯管 6.1

マンホール取付キットや三脚の5/8-11 ねじの代わりに使い、レーザー求芯により器械を素早くポイント上に設置できます。これは初日の設置時間を大幅に短縮します。

1211 は 10 度の自動製準範囲を持ち、明るい 635nm ビーム、安全索、 ショックバンパーを装備、単四電池 2 本で稼動します。1211 には操作マニュアルとベルトに取り付けられるポーチが含まれます。

メモ - 毎回使用の前に、 1211を上下逆さにする必要があります。設置と操作の指示に関しては、 1211 オペレーターマニュアルを参照してください。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 55

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6 DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ

1238/1249 プレート 6.2

1238 プレートを使用して直径 200 mm (8 inch) の管で、また 1249プレートを使用して直径 350 mm (9 inch) の管で自動的にレーザーを管の中心に合わせます。

1244/1244-1 T バー 6.3

1244 T バーは、高い安定性や様々な高さの調整が必要とされる大口径管やマンホールにパイプレーザーを設置するための取付アクセサリです。

マンホール内設置のために1244 を 1231 ユニバーサルポールキットまたは 1239 固定式ポールキットと一緒に使用します。

大口径管に 1244 を使用することもできます。

適用管径 推奨 T バー

1.07- 2.03 m (42 - 80 inch) 1244

0.83 - 1.58 m (33 - 66 inch) 1244-1

56 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ 6

メモ - どちらのモデルも直径の小さい管やマンホールで使用するために短くできます。送りねじ式の突っ張りハンドルは 13 cm (5 inches) の調整範囲を提供します。

特長 6.3.1

1 プレート - 1231 ユニバーサルポールキットまたは 1239固定式ポールキットを取り付けします。

2 ロックピン - 延長バーを固定します。

3 延長バー - T バーの全長を25 mm (1 inch) ずつ伸縮調整します。

4 突っ張りハンドル - T バーを固定し、かつ素早く解除できます。

5 水平ロックノブ - プレートを延長バーに沿って自由に滑らせて、パイプレーザーがライン上に置かれるように固定します。

テフロン目盛りガイドを Tバーと一緒に使用する場合、ガイドをポールクランプに留めている 3 つのねじを緩めてガイドをクランプから外します。ポールが取り付けられているのがT バーよりも上か下かによっては、ポールクランプのねじを留めている蝶ナットを緩めて外します。

1

23 4

5

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 57

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6 DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ

固定ポール

調整式ポールロック

水平   ロック

ロックピン

ねじテフロン

ガイド目盛り

58 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ 6

設置の手順 6.3.2

1 垂直ポールをTバーに取り付けます。

2 ロックピンの位置を変えてTバーの長さを設置に適するように調整します。

メモ - バーの「 T」のセクションは壁面に対し垂直に設置する必要があります。

3 突っ張りハンドルを使用して、マンホールや大口径管の中に、レーザーの高さを合わせることができるような位置に Tバーを固定します。

4 水平ロックノブを緩めて、パイプレーザーを通り芯上に合わせます。

突っ張り

ハンドル

垂直

Tバー

T セクバション

中心線

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 59

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6 DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ

パイプターゲット 6.4

使用に適したターゲットは、管底からレーザービームまでの高さと個人的な好みによって決まります。

応用例 - 管の中を通す 6.4.1

直径 500 mm (21 inches) 以下の管の場合、レーザービームは通常管の中心を飛ばします。ターゲット板を管の直径に合わせてセットしている時、ターゲットをどんな向きに置いてもレーザーはターゲットの中心にきます。

レーザーが管の中心以外の任意の高さにセットされている時には、ターゲットは管内で水平である必要があります。 ターゲットが水平でないと、管はラインか勾配を外れて敷設される可能性があります。

適用管径 推奨パイプターゲット

150 - 300 mm (6 - 12 inches) 956 ターゲット ( 小ターゲット板付)

350 - 500 mm (15 - 21 inches) 956 ターゲット ( 大ターゲット板付)

400 - 800 mm (15 - 30 inches) 936 ターゲット

800 mm (30 inches) 以上 936 ターゲット

60 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ 6

応用例 - オーバーザトップ 6.4.2

オーバーザトップ設置では各自が 25 x 25 cm (10 x 10 in.) の赤か白のプレキシガラスからターゲットを組み立てる必要があります。

いくつかの U ボルトと、設置に必要な長さの 20 mm (¾ in.) の堅固なプラスチック管が必要です。

レーザービーム

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 61

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6 DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ

モデル 936 大型ターゲット 6.4.3

936 大型ターゲットはターゲット板の目盛りを枠に合わせてセットすると、 直径 400-800 mm (15-30 in.) の管の中心にターゲットの中心がきます。

1 2 x 4 マウント - 通常管底面に置く以外に、大口径管内でターゲットを支えるのに 2 x 4の角材が使用されることがありこの部分で挟み込みます。

2 吊り下げマウント - レーザービームが管の 上部に近い高さを飛んでいる時に、ターゲットは管内で逆さに吊るして使用することもできます。

3 管径合わせマーク - 管の直径に合わせてターゲット板をセットするとターゲットの中心は管の中心に一致します。

4 ターゲットクランプ - ターゲットを固定します。

5 気泡管 - ターゲットを水平に置くための気泡管です。ビームが管の中心以外任意の高さを飛んでいる場合、ターゲットは水平に置くことが必要です。

6 ロック - ターゲット枠に 2 x 4 角材を固定します。

1 & 2

34

6

5

62 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ 6

モデル 956 集光機能付きユニバーサルターゲット 6.4.4

956 ユニバーサルターゲットはターゲット板をターゲット枠の目盛りに合わせてセットすると直径 150 - 500 mm (6 - 21 inches) の管の中心にターゲットの中心がきます。

モデル 1212 ラインレベル 6.4.5

1212 ラインレベルは、精密な自動レベルと、パイプレーザーの通りの設定専用トランシットとして働く光学機器です。

モデル 956

モデル 1212

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 63

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6 DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ

モデル 1232 吊下げ設置アダプタ 6.4.6

1232 吊下げ設置アダプタは1244T バーと 1231 ユニバーサルポールキットまたは 1239 固定式ポールキットと一緒に使用してパイプレーザーをプレキャストインバートの底面すぐ上に設置します。

 

設置の手順

1 1232を1231または1239ポールキットに取り付けます。

2 これを 1244 T バーに取り付けます。

3 1244 T バーをポールを下向きにしてマンホールの中に設置します。

4 レーザーが底面から希望の高さに飛ぶようにパイプレーザーの高さを調整します。

5 リモコンで通りを合わせます。

モデル 1232

64 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ 6

モデル 1214 ラインストリングアダプタ 6.4.7

1214 ラインストリングアダプタは、底に粘着剤が付いたアルミニウム製クリップです。パイプレーザーのライン用ピボットポイントの上に貼られて、簡便に通りを設定する時下げ振りと一緒に使用されます。

操作手順

1 1214 の粘着面から紙を剥がします。

2 パイプレーザーのライン用ピボットポイントの上に、開口部がパイプレーザーの前方を向くように貼ります。

3 開口部に下げ振りの紐を通します。

4 マンホール内または開削面の上に立って、下げ振りを 30cmほど手に掛けます。

5 2つの下げ振りのひもが平行になるまで腕を動かします。

6 両方のひもが一致して、かつ次のマンホール位置を示す杭と一致するまで手を回します。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 65

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6 DG711 ・ DG511 オプション アクセサリ

7 ひもを平行にかつ次のマンホールと一致するように保ちながら、 2 つのひもと一致するようにレーザービームの左右位置を調整します。

66 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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7屈折 7

1 屈折とは、 2 つの異なる物質を通る光のスピードの差によって起こる光の湾曲です。異なる温度とガスを持つ管の中にレーザービームを出射するのは、プールに懐中電灯の光を当てて光の湾曲が見られるのに似ています。

2 周縁でレーザースポットが燃えていると思わせるように見えるのが、レーザーの屈折の前兆です。これが発生した時にはブロワーのような外的方法で管内の空気を混ぜ合わせる必要があります。これは、陽に照らされた温まった管を冷えた管路に置いたりする時に発生します。管の底部が 初に冷えて、管の上半分の暖かい空気がレーザービームを冷たい空気に向かって屈折させます。

3 接合部に使用される接着剤の溶剤からの煙霧や、非常に寒い日に冷たい管を暖かい管路に置いた時などにも屈折が発生します。

4 屈折は小口径管でより起こりやすい問題です。小口径管を設置する時には、陽に当って温まっている側が地面に当って速く冷えるように、そちら側を下にして管路に置くことをお勧めします。これによって管の中に温度の安定性を生み出します。

5 一般的にレーザービームの屈折は管の 後から 4 本目か 5本目の接合箇所で起こります。 これが起こるのは、陽に当って温まっている 後のいくつかの管の接合箇所が管路の影でかつ管路の地面に触れて冷える機会がなかったからです。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 67

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7 屈折

6 可能であれば、進行に合わせて管を埋め戻しするようにします。土は管を覆うので偉大な温度安定媒体となります。土は管の中の温度とその中の空気を安定させる働きをします。埋め戻しと合わせてブロワーを使用すると、温度の安定を促進できます。現場の状況が困難としない限り、常に直ちに埋め戻しを行うことをお勧めします。

7 屈折の影響を 小限に抑えるには、管の長さが 15 m (50 ft) を超えたらブロワーを使用するようにします。屈折の影響を 小限に抑えるスピードでブロワーを使用します。管が長くなるほど、ブロワーのスピードを増加させます。

8 ブロワーを使用する時は、取り込み口で新鮮な空気を取り入れていることを確認してください。 噴出し口では、ノズルを傾けて管の壁に空気が当るようにし、渦巻き効果を生み出します。

9 可能であれば、管の脇に、またはインバートの中にノズルを取り付けます。管の上にノズルを取り付けるしか方法がない場合を除いては、それを避けてください。それを行なうと、暖かいガスが管の奥に送られるからです。強風が管の中へ吹き込んでいて、ブロワーと相殺する場合には、ブロワーは必要ないでしょう。

10 45 cm (18 inches ) 以上の大口径管では、 ガスの薄い表面の下のインバートから外れてブロワーノズル を置く方がいいでしょう。これが不十分な場合には、他に 3 つの方法があります。電気ブロワーを 2 つ、または Homelite モデル III-B( または同等 ) のガス起動ブロワー、またはエアコンプレッサーからの空気の単発送風がラインを一掃します。

ノズル

68 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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屈折 7

11 それでもビームのコントロールができない場合には、油圧ショベルにバケット 5 杯掘削させてから、水を汲むかのように空のバケットを 1-2 杯掘削させます。ブロワーは、他の助け無しでは管路の外に出ることができない重い空気を管の出口に送り出します。空のバケットを開削溝の風下側に振ります。

12 他の解決法としては、電気ブロワーが重い空気を管の外に吹き出すように、 Homelite III-B ブロワー ( または同等 ) を使って設置された 後の管側から重い空気を吸い出します。この方法は作業の進行に大きな影響を与えないので、より効果的に作業を行なえます。

13 それでも上記の方法のどれも問題を解決できない場合にはパイプレーザーをオーバーザトップ設置で使用します。

モデル 929 ブロワー 7.1

操作手順 7.1.1

1 12 ボルトの自動車のバッテリー ( 他に使用されていない )を使用して、ブロワーの電源とします。

2 ノズルを管の内部に向けて、渦巻き効果を生み出します。温度の安定を図るのにこれが一番効果的な方法です。

3 空気の取り込み口が塞がれていないことと、 929 が水の中に設置されていないことを確認します。サポートハンドルとコード巻きつけ用ブラケットは空気の取り込み口とは反対側にあります。 このハンドルをマン

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 69

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7 屈折

ホールステップに掛けると、管の中でユニットが水に浸からないようにできます。

4 初の管の側(マンホール側) でブロワーに電源を入れます。 ブロワー上の数表を使用して、埋設されている管の長さとサイズからブロワーのスピードを決定します。起きる可能性は非常に低いですが、空気が多すぎても屈折が発生することがあります。

70 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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8DG711 ・ DG511 トラブルシューティング 8

表 8.1 はご使用のパイプレーザーでのトラブルシューティングに役に立ちます。それには発生する可能性のある問題や症状と、それに対する解決法などが列記されています。 ここに書かれている解決法で問題が解決できない場合にはサービスセンターにお問い合わせください。

表 8.1 トラブルシューティング

問題 症状 検査 解決法

パイプレーザーがオンにならない

レーザービームなし

バッテリーの残量がない、または低い

充電するか、 4 本とも新しい電池に交換します。

自動でレベルを取らない

ビームが点滅 *

レベルを取っている中

自動レベル範囲外

設置が不安定

レベルを取るまで大 5 分掛かります。

±3° ロール範囲に入るように左右に回転します。

より安定した設置を行ないます。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 71

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8 DG711 ・ DG511 トラブルシューティング

パイプレーザーがリモコンに反応しない

ラインが右にも左にも動かない

ラインロックの表示 (ステータス表示 )

ラインのロックを解除します。

作動範囲外 - パイプレーザーの前面は150 m (500 ft) 以内に、その後面は 10 m (30 ft) 以内にリモコンが必要

リモコンを範囲内に移動します。

信号妨害 - 多くの障害物がリモコンの信号の途上にあるか、パイプレーザーの受光部が汚れているか、リモコンの出射口が汚れている場合には、ラインは作動しません。

障害物を取り除き、受光部の汚れを拭き取ります。

リモコンのステータス LED が点滅しないか、 LED の光が鈍い

リモコンを認定サービスセンターにお持ちください。

ラインが 1方向だけしか動かない

ラインの位置がリミットにきている。

レーザーをライン移動範囲内にリセットします。

勾配が勾配ボタンに反応しない

勾配が変化しない

勾配ロック表示 (ステータス表示 )

勾配のロックを解除します。

表 8.1 トラブルシューティング ( 続き )

問題 症状 検査 解決法

72 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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DG711 ・ DG511 トラブルシューティング 8

レーザービームが高い /低い

既存の管と一致しない

既存の管の勾配や高さ、通りが誤っている

正確であることが確かな機器を使用して現存する管をチェックします。

設置が不安定 より安定した設置を行ないます。

屈折をチェック ブロワーかその他の方法を使用して、管内の空気の密度を一定にします。

水平精度 パイプレーザーを校正します。

表 8.1 トラブルシューティング ( 続き )

問題 症状 検査 解決法

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 73

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8 DG711 ・ DG511 トラブルシューティング

メモ - 点滅頻度はおおよそ 1 秒に 1 回の点滅です。

エラーコード

意味 すべきこと

001 パイプレーザーの 低使用温度を下回りました。

-20°C (-4° F) 以下ではパイプレーザーを使用しないでください。

認定サービスセンターに連絡してください。

002 パイプレーザーの 高使用温度を上回りました。

60°C (140° F) 以上ではパイプレーザーを使用しないでください。

認定サービスセンターに連絡してください。

004 レーザーの電流が設定されている 大値を超えました。

修理のためにパイプレーザーを認定サービスセンターにお持ちください。

016 勾配モーターが作動不良

水平精度をチェックするか、認定サービスセンターに連絡してください。

032 勾配フラッグが初期化に失敗

修理のためにパイプレーザーを認定サービスセンターにお持ちください。

064 レーザーダイオード破損

修理のためにパイプレーザーを認定サービスセンターにお持ちください。

128 内部バッテリーの破損 修理のためにパイプレーザーを認定サービスセンターにお持ちください。

74 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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9校正 9

水平精度のチェック 9.1

A2

A

B

A1

B1

B2

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 75

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9 校正

パイプレーザーの水平精度は簡単にチェックできます。必要なのは精密定規とパイプレーザーです。

1 水平な道路、あるいは勾配が30m に対して 10 cm(100 ft に対して 4 inches) 以下である駐車場や平坦地を選択します。

2 30 m (100 ft) ほど離れた 2点(A と B) を選択します。距離を正確に測定する必要はありませんがポイントには杭を打ちます。

3 A 点のすぐ後ろに、パイプレーザーをほぼ水平に設置します。

4 パイプレーザーに電源を入れて、 10 分ほど暖機運転します。

5 勾配カウンターを 0.000% にセットします。

6 レーザービーム がA点とB点の上を通るように方向を合わせます。パイプレーザーがレベルを取るまで待ちます。

7 A点におけるビームの中心までの高さを正確に測定して、表の中の A1 の場所にそれを記録します。

8 B点におけるビームの中心までの高さを正確に測定して、 B1の場所にそれを記録します。

9 パイプレーザーをB点の後ろに動かして、レーザービーム がA 点と B 点の上を通るように方向を合わせます。パイプレーザーがレベルを取るまで待ちます。

10 B点におけるビームの中心までの高さを正確に測定して、 B2の場所にそれを記録します。

11 A点におけるビームの中心までの高さを正確に測定して、 A2の場所にそれを記録します。

12 A1とB1の高さの読みをA2とB2 の高さの読みからそれぞれ引き算します。

A 点 B点

2 回目の読み A2 B2

初回の読み A1 B1

差 A2 - A1 B2 - B1

30 m (100 ft)

における誤差

(A2 - A1) - (B2 -

B1)

2

76 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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校正 9

メモ - A2 - A1 と B2 - B1 の差が等しい場合にはパイプレーザーは正しく校正されています。

メモ - A2 - A1 が B2 - B1 よりも大きい場合には、レーザービームは上向きに出射されておりビームを水平に戻すためにパイプレーザーの水平精度を再調整する必要があります。

メモ - A2 - A1 が B2 - B1 よりも小さい場合には、レーザービームは下向きに出射されておりビームを水平に戻すためにパイプレーザーの水平精度を再調整する必要があります。

メモ - 誤差が 6.4 mm/30 m (0.02 ft/100 ft) 以上の場合には、 トリンブル社認定サービスセンターにご連絡ください。

水平精度の校正 9.2

パイプレーザーの水平精度校正の目標は、ビームを水平に近づけること、全体誤差を半分にすることです。

1 電源と勾配下げ、バックライト / ロックボタン ( ボタン 1と 4 と 6) を同時に押して、校正メニューに入ります。

2 バックライト/ロックボタンを押して、選択を行います。

メモ - 精度校正メニューで表示される数値を変更するには、 左か右のラインコントロールボタンを押します。

メモ - 数値を 10 変更するごとに、ビームの高さが 1.6 mm/30 m (1/16 inch/100 ft) 変わります。

メモ - 大調整範囲は、 ±120または ±19 mm/30 m (±3/4 inch/100 ft ) です。

3 数値の変更が終了したら、バックライト / ロックボタンを押して校正を決定します。

メモ - 校正メニューから抜け、通常の勾配表示画面に戻ると、レーザービームは初めて新しい校正ポイントに移動します。校正中レーザーは移動しません。校正メニューを終了してから、校正が正しいことを確認してください。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 77

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9 校正

勾配チェック 9.3

初の 8-15 m (25-50 ft) 管が埋設された後で、勾配チェックを行って、設置が正しく行われ、システムが正しく作動していることを確認します。

上の図は勾配チェックの方法を示しています。

1 オートレベルと標尺を使用して、管の始まり「A」でスタッフの目盛りを読みます。

2 同様に、管の終わり「 B 」でスタッフの目盛りを読み取ります。

3 読みの差が、水平距離に対する勾配上昇と等しくなります。

4 勾配を % で示すには、読みの差を水平距離で割って 100 を掛けます。

メモ - この機器のユーザーはすべての操作指示に従い、埋設している間の勾配と高さ、通りが正しいかを時々チェックすることを求められています。トリンブル社は管の埋設に誤りがあっても、それに対する責任を負いません。

A B

78 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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校正 9

例 9.3.1

標尺の読み「 A 」から標尺の読み「 B 」を引き算したものが工事計画の勾配上昇に等しければ、管は正しく埋設されています。

表 9.1 勾配チェック一覧表

メートル フィート (Ft)

「 A 」における標尺の読み 4.801 m 15.74 ft

「 B 」における標尺の読み 3.749 m 12.289 ft

勾配上昇または差 (A - B)

1.052 m 3.451 ft

A から B までの直線距離 44.196 m 145 ft

勾配上昇を直線距離で割る 0.0238 0.0238

勾配上昇を長さで割って100 を掛ける = パイプレーザー設定

2.38% 2.38%

工事計画に従った勾配上昇 (2.38% * 44.196 m) = 1.052 m

(2.38% * 145 ft) = 3.451 ft

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 79

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9 校正

80 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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10管理と手入れ 10

この取扱説明書で推奨される管理や手入れの方法に従うことでレベルシステムを長持ちさせることができます。発光機を現場間で安全に移動させるために、付属の防湿キャリングケースに入れて運搬してください。

製品がどんなに優れた設計であっても、トラブルは起こるものです。この種の製品に起き易い問題が次のセクションで説明されています。

保存 10.1

C 警告 - 発光機を濡れたキャリングケースに保存しないでください。ケースが濡れたら、発光機を入れる前にケースを乾かしてください。

C 警告 - 30 日以上使用しない場合は、発光機からバッテリーを取り出して保管してください。

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 81

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10 管理と手入れ

電池の廃棄 10.2

国や州、地区によっては、充電式電池の廃棄に関する規則が制定されています。交換した電池は正しく廃棄してください。

システムの掃除 10.3

外部光学部品の汚れを取るには良質のガラスクリーナーと柔らかい布を使用します。発光機やIR リモコンの出射口や表示部を乾いた布で拭くと、その表面を傷つける可能性があります。

光学部品の表面を傷つけないようにするには、埃を吹き飛ばしてからその表面を拭きます。一ヶ月に一回は、発光機の外側とバッテリーハウジングの内側を湿った清潔な布で拭きます。腐食したバッテリーの接触場所を消しゴムか重曹溶液で掃除します。

82 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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11パイプレーザーの仕様 11

表 11.1 と表 11.2 は DG711 ・ DG511 パイプレーザーの主要仕様を示します。

表 11.1 仕様

性能仕様

DG511 DG711

勾配設定範囲 -15% - +40%

自動レベル範囲 勾配軸側 : 全勾配設定範囲 回転軸側 : +/- 3 度( 概略レベル必要なし )

ライン調整幅 20°

ラインセンター 有

コウバイゼロ 有

コウバイアゲ 有

ラインケイホウ 有

温度補償機能 DG711 の操作範囲全域において+/- 30 アーク秒

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 83

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11 パイプレーザーの仕様

水平精度 +/- 10 アーク秒 = 30 m で +/- 1.6 mm (100 ft で 1/16 in.)

セイドチェックケイホウ 有

保証期間 1年 2 年

パイプレーザーの性能

レーザー光源 - 可視光レーザーダイオード

レーザー波長 635mm

レーザー出力 4.5 – 5 mW ( 大許容値 )

レーザークラス - USA とカナダ

3A

レーザークラス、 JIS 3A

一般的仕様

重量 3.6 kg (8.0 lbs.)

長さ 37.5 cm (14.75 inches)

直径 14 cm (5 .5 inches)

ハウジング材質 硬質アルマイト処理アルミニウム

無電解ニッケルメッキアルミダイキャスト

電池のタイプと寿命 アルカリ / 40 時間 ニッケル水素 / 64 時間

バッテリーパック 密封型ニッケル水素パック交換可能 ( アルカリ乾電池専用 ) パック

充電時間 スマートチャージャー使用で 10 時間

車のシガレットライターアダプタ使用で14 時間

使用電圧 6-16 Vdc

表 11.1 仕様 ( 続き )

84 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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パイプレーザーの仕様 11

使用温度範囲 -20° ~ 60° C (-4° ~ 140° F)

保管温度範囲 -30° ~ 60° C (-23° ~ 140° F)

防水性 3 m (10 ft.) における継続浸水

表 11.1 仕様 ( 続き )

表 11.2 リモコンの仕様

モデル RC501 3 ボタン モデル RC502 7 ボタン

ワイヤレスリモコンの性能

管内到達距離 225 m (750 ft) 225 m (750 ft)

前面到達距離 150 m (500 ft) 150 m (500 ft)

後面到達距離 10 m (30 ft) 10 m (30 ft)

電池寿命 ( 通常操作 )

2 年 / 24ヶ月 3 年 /36ヶ月

機能 ライン調整

電源 オン /オフ

ライン調整

コウバイアゲ

勾配バンプ

電源 オン / オフ

防水性 3 m (10 ft)

衝撃耐性 1.5 m (5 ft) の高さからコンクリートへの落下

信号とバッテリーインジケータ

赤い LED 点滅 @ 4 Hz

使用温度範囲 -20° ~ 50° C (-4° ~ 122° F)

保管温度範囲 -30° ~ 65° C (-23° ~ 149° F)

DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 85

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11 パイプレーザーの仕様

修理や部品の要請 11.1

弊社の目標は正当な資格を持つ修理代理店を通して迅速で無駄のないサービスを提供することです。修理やアクセサリ、または交換部品が必要で、お近くの取扱ディーラーやトリンブル社認定のサービスセンターの所在が分からない場合は、下記の支社の 1 つにご連絡ください。

お手持ちのシステムを修理に出す前に、以下のことを確認してください。

1 梱包の上に所有者の名前を明記してください。

2 問題に関して説明してください。

3 返送先と電話番号を含めてください。

4 機器が保証期間中の場合には、保証書を提供してください。

5 輸送のために元々のキャリングケースにいれてしっかりと梱包してください。

6 お近くの取扱ディーラーかトリンブル社認定のサービスセンターまで機器を前払い /保険付で送ってください。

7 修理前に保証に含まれない費用見積りが必要な場合にはそれを前もって要求してください。そうでないと、直ちに修理を始めます。

修理が正しく迅速に行なわれるように、すべての認定サービスセンターには訓練を受けた技術者が常駐し、純正部品が使用されます。

保証期間中の不良部品や組み立てによる問題のために発生した修理に関しては、片道の輸送費以外の費用は掛かりません。

修理やアクセサリ、交換部品が必要で、お近くの取扱ディーラーやトリンブル社認定のサービスセンターが分らない場合は下記の支社の 1 つにご連絡ください。

北アメリカTrimble Construction Division5475 Kellenburger RoadDayton, Ohio 45424-1099U.S.A.(800) 538-7800( 米国内フリーダイヤル )+ 1-937-245-5600 電話+ 1-937-233-9004 ファックスwww.trimble.com

86 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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パイプレーザーの仕様 11

ヨーロッパTrimble GmbHAm Prime Parc 1165479 RaunheimGERMANY+49-6142-2100-0 電話+49-6142-2100-550 ファックス

南アメリカTrimble Navigation Limited6505 Blue Lagoon DriveSuite 120Miami, FL 33126U.S.A.+1-035-263-9033 電話+1-035-263-8975 ファックス

アフリカと中近東Trimble Export Middle-EastP.O. Box 17760Jebel Ali Free Zone, DubaiU.A.E.+971-4-881-3005 電話+971-4-881-3307 ファックス

アジア太平洋Trimble NavigationAustralia PTY LimitedLevel 1/120 Wickham StreetFortitude Valley, QLD 4006AUSTRALIA+61-7-3216-0044 電話+61-7-3216-0088 ファックス

日本株式会社ニコン・トリンブル〒 144-0035東京都大田区南蒲田 2-16-2テクノポート三井生命ビルhttp://www.nikon-trimble.co.jp

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DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書 87

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11 パイプレーザーの仕様

88 DG711・DG511 パイプレーザー 取扱説明書

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DG711 • DG511パイプレーザー

取扱説明書

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