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EGL による hello world プログラムの作成

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EGL による hello world プログラムの作成

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目次EGL による hello world プログラムの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . 1概要 . . . . . . . . . . . . . . . . . 1

演習 1: EGL プロジェクトの作成 . . . . . . . 2演習 2: EGL プログラムの作成および実行 . . . . 5要約 . . . . . . . . . . . . . . . . . 8

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EGL による hello world プログラムの作成

このチュートリアルでは、最初の EGL プログラムを作成して実行する方法を学習します。ここで作成するプログラムは、機能が少なく単純なものですが、EGL プログラムの働きを見ることができます。

学習目標

このチュートリアルでは、以下のタスクの実行方法を学習します。

v ワークベンチで、プロジェクト、ファイルおよびエディターを処理する

v EGL プロジェクトおよび EGL ソース・ファイルを作成する

v EGL コードを作成し、生成する

v EGL プログラムを実行する

所要時間

20 分

関連情報

EGL の紹介 (クイック・スタート・ガイド)

EGL による hello world サービスの作成

EGL による JSF 検索ページの構築

EGL および SQL によるリレーショナル・データベースへのアクセス

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概要このチュートリアルでは、最初の EGL プログラムを作成して実行する方法を学習します。ここで作成するプログラムは、機能が少なく単純なものですが、EGL プログラムの働きを見ることができます。

学習目標

このチュートリアルでは、以下のタスクの実行方法を学習します。

v ワークベンチで、プロジェクト、ファイルおよびエディターを処理する

v EGL プロジェクトおよび EGL ソース・ファイルを作成する

v EGL コードを作成し、生成する

v EGL プログラムを実行する

所要時間

このチュートリアルは約 20 分で完了します。このチュートリアルに関連するその他の概念を調べる場合は、これより長くかかる場合があります。

スキル・レベル

初級

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システム要件v エンタープライズ開発言語

v Rational® Software Delivery Platform

前提条件

なし。

演習 1: EGL プロジェクトの作成この演習では、EGL を使用可能にして、EGL ソース・ファイルを保持するための EGL プロジェクトを作成します。

ワークベンチのコード、ファイル、および成果物は、すべてプロジェクトと関連付ける必要があります。プロジェクトは、最上位のフォルダーのように作用してファイルを保持します。この場合、EGL アプリケーション用の EGL プロジェクトが必要になります。

1. ワークベンチで、「ウィンドウ」 → 「設定」とクリックします。 「設定」ウィンドウが開きます。

2. 「設定」ウィンドウの左側のペインで、「一般」 → 「機能」とクリックします。

3. 右側のペインにある機能リストで、「EGL デベロッパー」チェック・ボックスを選択します。 この機能を有効にすることで、このワークベンチで EGL が使用できるようになります。リストには他の機能が多数ある場合でも、重要なのは「EGL デベロッパー」機能のみです。

4. 「OK」をクリックします。

5. 「ファイル」 → 「新規」 → 「プロジェクト」の順にクリックします。 「新規プロジェクト」ウィンドウが開きます。

6. 「新規プロジェクト」ウィンドウで、「EGL」を展開して、「EGL プロジェクト」をクリックします。

7. 「次へ」をクリックします。

8. 「新規 EGL プロジェクト」ウィザードで、「プロジェクト名」を割り当てます (「Hello」など)。

9. 「一般プロジェクト」をクリックします。 他のタイプの EGL プロジェクトでは特定のタイプのユーザー・インターフェースが使用可能ですが、このプロジェクトでは専用のユーザー・インターフェースを必要としないため、一般的な EGL プロジェクトが適しています。 「新規 EGL プロジェクト」ウィザードの最初のウィンドウは、次のようになります。

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10. 「次へ」をクリックします。

11. 「ターゲット・ランタイム・プラットフォーム」で、「Java」をクリックします。 EGL コードをJava または COBOL に生成できます。ワークベンチで Java コードを直接実行できるため、このチュートリアルでは Java を使用します。

12. 「新規ビルド記述子の作成」が選択されていることを確認します。 ビルド記述子には、プログラムを別の言語に生成するオプションが含まれています。ウィザードによって適切なビルド記述子が作成されるため、現時点ではこれらに配慮する必要はありません。 「新規 EGL プロジェクト」ウィザードの2 番目のウィンドウは、次のようになります。

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13. 「終了」をクリックします。

14. 「この種のプロジェクトは、EGL パースペクティブに関連付けられます。このパースペクティブに切り替えますか?」というメッセージ・ウィンドウが表示される場合があります。このメッセージが表示された場合、「はい」をクリックします。 さまざまなワークベンチ・パースペクティブで、特定のタスクに適したエディター、情報ウィンドウ、およびツールが表示されます。 デフォルト・ワークベンチの左上にある「プロジェクト・エクスプローラー」ビューに、「Hello」という名前の新規フォルダーが表示されます。 これが、新規 EGL プロジェクトになります。

15. 「Hello」プロジェクトの横にある正符号をクリックしてこのプロジェクトを展開し、EGL が自動的に作成したフォルダーとファイルを確認します。

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EGLSource フォルダーには EGL コードが含まれます。現在、そのフォルダーには、EGL ビルド記述子パーツを含む Hello.eglbld という名前の EGL ビルド・ファイルが含まれます。デフォルトでは、EGLSource フォルダーには Hello.EGLDD という名前の EGL デプロイメント記述子ファイルが含まれています。デプロイメント記述子ファイルには、プロジェクトを Web サービスとしてデプロイすることに関する情報と、プロジェクトが使用する他のアプリケーションの Web サービスに関する情報が含まれています。プロジェクトにサービスが含まれたり、プロジェクトがサービスを使用することはないため、現在はこのファイルを無視することができます。

これで EGL プロジェクトが作成されました。 次の演習では、このプロジェクトに EGL プログラムを作成します。

演習 2: EGL プログラムの作成および実行この演習では、単純な EGL プログラムを作成して実行する方法を学習します。

1. 「EGL」プロジェクトをクリックして選択します。

2. 「ファイル」 → 「新規」 → 「EGL ソース・ファイル」とクリックします。 このファイルの内容を使用して、作業プログラム「Hello World」を生成します。 「新規 EGL ソース・ファイル」ウィンドウと、すでに Hello¥EGLSource に設定された「ソース・フォルダー」が開きます。

3. パッケージ名を入力します (hello など)。 パッケージは、リソースを共有するファイル・グループ用のフォルダーであると共に、統一概念でもあります。プロジェクト内にパッケージを 1 つしか作成しない場合には、両方に同じ名前を使用してもかまいません。

4. 「EGL ソース・ファイル名」を入力します (helloMain など)。 EGL により。ファイル拡張子 .egl

が自動的に追加されます。 EGL ソース・ファイルには、すべてこの拡張子が必要となるためです。また EGL では、ファイル、関数、変数、およびその他の名前に「ラクダ記法」を慣例的に使用しています。この表記法では、最初の文字以外は、名前の各文字が大文字にされ (先頭文字を除く)、文字間のスペースは省略されます。これにより、内容を文書化するために、長くて複雑な名前を使用することができます。

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5. 「終了」をクリックします。

6. ワークベンチに、新しい helloMain.egl ファイルが EGL エディターで表示されます。 コード行package hello; には、すでにユーザー用のパッケージ名が含まれていますので、注意してください。

7. 「//ここに EGL ソース・ファイルのコンテンツを挿入する」と表示されているテキストを強調表示して、それを次のコード行とまったく同じものに置き換えます。

program helloMain type BasicProgram

EGL アプリケーションの基本構造を下に移動していくと、パッケージの下にプログラムがあります。ほとんどの場合、これは単一のビジネス問題に対するソリューションを表しています。 EGL にはさまざまなタイプのプログラムがありますが、最も簡単なプログラムは BasicProgram です。

プログラム名は、EGL ファイル名から .egl 拡張子を除いたものに一致させる必要があります。ファイル名を helloMain.egl とした場合、プログラム名は helloMain としなくてはなりません。ほとんどの場合、EGL は大文字/小文字の区別をしません。しかしプログラム (および生成可能パーツ と呼ばれる他の主要なタイプの EGL パーツ) では、プログラム名の大文字小文字はファイル名の大文字小文字と一致しなければなりません。

8. ブランク行はそのままにして、新しい行に (一般的なスタイルに従う場合はインデントします)、次のコードを入力します。

function main()

プログラムは、1 つ以上の関数から構成されています。これらは、EGL ロジックの基本ビルド・ブロックであるアトムに相当します。すべての関数宣言の後には、括弧が続きます。この括弧内に、関数へ渡されるデータ、または関数から渡されるデータが入る場合があります。すべてのプログラムにおいて、必要な main() 関数は 1 つだけです。

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9. 新しい別の行に (再度インデントされます)、次の内容を入力します。

writeStdOut("Hello, Cleveland!");

この関数によって、実際の処理を実行します。この場合、この関数によって別の関数 writeStdOut()

が呼び出されます。この関数は、sysLib という名前のライブラリーに存在します。このライブラリーは、EGL から無料で入手できる、関数のシステム・ライブラリーです。この関数は、どの EGL 関数からでも呼び出せます。ほとんどの場合 (まれな例外に関しては、あとで説明します)、EGL が関数を検出することができるよう、ライブラリーに明示的に指示する必要はありません。

writeStdOut() 関数は、単一の引数 (括弧に囲まれたデータの断片) を持ちます。 この場合、引数は文字によるリテラル文字列になり、writeStdOut() のジョブは、EGL が標準出力の出力先であると認識する行すべてに対して、自動的にこの文字列を表示するというジョブになります。デフォルトの出力先は、ワークベンチのコンソール・ウィンドウ内になります。このウィンドウは、デフォルトのワークベンチ画面の右下にある、いずれかのタブと関連付けられます。

完全な考えを示すコード行の終わりには、セミコロンを付けます。

10. 別の新しい行に、現在のインデントの状態で、次の内容を入力します。

end

EGL は、この end ステートメントの参照先が main() 関数宣言であると判断します。したがって、このステートメントと宣言とのインデントが一致している必要があります。他の言語が、中括弧またはその他の関数を使用してコード・ブロックをマークするのに対して、EGL は自然言語に近いので、単にend という語をブロックの開始点に一致させます。

11. その後、別の新しい行に、現在のインデントの状態で、次の内容を入力します。

end

ここでも EGL は、この end が program 宣言に戻って参照していると判断し、その開始宣言のインデントと一致させます

12. CTRL+S を押してファイルを保管します。 完成したプログラムは、次の例のようになります。

13. CTRL+G を押します。 CTRL + G を押すと、自然言語バージョンのファイルが生成されます。この場合、EGL は Java™ バージョンで EGL プログラムを生成します。 生成結果は、デフォルトのワークベンチ構成のエディターのすぐ下にある、タブ付きウィンドウに表示されます。「EGL 生成結果」ビューは、次のようになります。

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「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで、Hello¥Java Resources¥hello¥helloMain.java ファイルが表示されるようになりました。エディターで内容を表示する場合には、ファイル名をダブルクリックしてください。 1 行の EGL 関数から生成された結果の Java コードが、数多く表示されます。

14. 「ナビゲーター」ビューで、ファイル名「Hello¥Java Resources¥hello¥helloMain.java」を右クリックして表示されるオプション・ウィンドウにおいて、「実行」 → 「Java アプリケーション」とクリックします。

15. しばらくすると、「コンソール」ビューのタブの文字が太字に変わります。これは、メッセージが存在することを表しています。

16. 「コンソール」ビューのタブをクリックして、このビューに切り替えます。 「コンソール」ビューには、プログラムからのメッセージが表示されます。

このメッセージが「コンソール」ビューに表示されれば、作成した簡単なプログラムが動作していることになります。

要約これで、EGL の Hello World チュートリアルは終わりです。

プログラムを迅速に作成するには、まずは小規模のものを作成してから、より大規模なものにしていく、というやり方があります。「千里の道も一歩から」です!

この演習で学んだ内容

このチュートリアルを終了すると、以下のタスクを行えるようになります。

v ワークベンチで、プロジェクト、ファイルおよびエディターを処理する

v EGL プロジェクトおよび EGL ソース・ファイルを作成する

v EGL コードを作成し、生成する

v EGL プログラムを実行する

追加のリソース

EGL についてさらに学習するには、作成済みの単純なプログラムを拡張したり、より上級の EGL チュートリアルに挑戦したりしてみたり、ヘルプ・システムで EGL について調べたりしてください。

その他の EGL チュートリアル

EGL の紹介 (クイック・スタート・ガイド)

8 EGL による hello world プログラムの作成

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EGL による hello world サービスの作成

EGL による JSF 検索ページの構築

EGL および SQL によるリレーショナル・データベースへのアクセス

EGL ヘルプ・システム:

EGL の 概要

EGL による hello world プログラムの作成 9