2015 5 月号 NOTICIAS...2015 年5 月号 NOTICIAS 国際協力機構アルゼンチン事務所...

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015 5 月号 ■NOTICIAS■ 国際協力機構アルゼンチン事務所 ■NOTICIAS■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 01 プロジェクト便り 「テルモ株式会社との連携による医療セミナーを開催」 JICA アルゼンチン事務所 02 ボランティア便り 「ポサーダス日本語学校主催の行事に参加して」 古川裕子 日系社会青年ボランティア (職種:日系日本語学校教師) 03 日系研修員便り 「日系研修 『起業・後継者のための経営力強化』コース(JICA 横浜)に参加して」 アルゼンチン帰国研修員一同(5 名) 04 JICA 事務所の動き JICA アルゼンチン事務所 今日、日本政府が推進しているアベノミクスの成長戦略の中核の一つに我が国の医療技術の輸出があり ます。医薬品や医療機器のみならず、医療システムやサービス等も含め、日本の医療技術の国際展開が、 今や日本の重要課題の一つとされています。 こうした中、去る 3 月 17 日(火)、JICA と我が国の医療機器メーカー テルモ株式会社は、ブエノス・ アイレス市内のホテルにおいて「虚血性心疾患((※1) きょけつせい しんしっかん)の治療に関する国際セミ ナー」を開催しました。これは、JICA の民間連携支援ス キーム「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術 普及促進事業」でテルモ株式会社が提案し、採択された 『経橈骨動脈カテーテル法(TRI 法)(※2)による虚血性心 疾患の治療援助事業』で、テルモ株式会社が昨年 9 月に 日本に招聘したアルゼンチン医師らの本邦研修報告会を 兼ねて実施されたものです。 ※1.血液の循環不全で心筋の一部に虚血を生じ,その テルモ株式会社との連携による医療セミナーを開催

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2015年 5月号 ■NOTICIAS■ 国際協力機構アルゼンチン事務所 ■NOTICIAS■

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01 プロジェクト便り

「テルモ株式会社との連携による医療セミナーを開催」

JICAアルゼンチン事務所

02 ボランティア便り

「ポサーダス日本語学校主催の行事に参加して」

古川裕子 日系社会青年ボランティア (職種:日系日本語学校教師)

03 日系研修員便り

「日系研修 『起業・後継者のための経営力強化』コース(JICA横浜)に参加して」

アルゼンチン帰国研修員一同(5名)

04 JICA 事務所の動き

JICA アルゼンチン事務所

今日、日本政府が推進しているアベノミクスの成長戦略の中核の一つに我が国の医療技術の輸出があり

ます。医薬品や医療機器のみならず、医療システムやサービス等も含め、日本の医療技術の国際展開が、

今や日本の重要課題の一つとされています。

こうした中、去る 3月 17 日(火)、JICA と我が国の医療機器メーカー テルモ株式会社は、ブエノス・

アイレス市内のホテルにおいて「虚血性心疾患((※1)

きょけつせい しんしっかん)の治療に関する国際セミ

ナー」を開催しました。これは、JICA の民間連携支援ス

キーム「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術

普及促進事業」でテルモ株式会社が提案し、採択された

『経橈骨動脈カテーテル法(TRI法)(※2)による虚血性心

疾患の治療援助事業』で、テルモ株式会社が昨年 9 月に

日本に招聘したアルゼンチン医師らの本邦研修報告会を

兼ねて実施されたものです。

※1.血液の循環不全で心筋の一部に虚血を生じ,その

テルモ株式会社との連携による医療セミナーを開催

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ために起こる心疾患

※2.手首の血管からカテーテルを挿入する治療法

テルモ株式会社は、我が国を代表する医療機器メーカー

の 1つですが、患者への負担がより少ない、手首の血管か

ら行うカテーテル治療のための最新鋭の機材を開発して

おり、国際市場において同社が得意とする虚血性心疾患の

診断・治療用のための経橈骨動脈カテーテル法(TRI)の

理解と普及を図っています。

同社では、当該分野において 2011年に JICA との連携に

よりメキシコの若手医師を対象とした研修を日本で実施

した実績を有しています。(翌年には現地セミナーも実施)

こうした経験を踏まえ、今回は、特に中南米地域で、この

手法の普及率が比較的低いとされるコロンビア、アルゼンチン、ブラジルを新たな対象国に加え、この技

術をさらに普及させるべく、医師の本邦研修を企画し、JICA の官民連携支援プログラムに応募したとこ

ろ、採択され、本邦での研修を行うこととなりました。

上記 4 ヶ国では、いずれも心血管疾患が死亡要因の第 1 位となっており、他方で TRI による治療は、

安全かつ低コストであり、入院日数も短く、患者への負担も軽減されることからも病院の患者受入数増加、

治療件数の増加を通じて当該国の健康増進に繋がることが期待されています。

今回のセミナーには、当国保健省 Bustos Villar 次官、在アルゼンチン日本大使館佐野公使(現 臨

時代理大使)、森田医務官、JICAアルゼンチン事務所 武田所長、山本次長、テルモ株式会社 岡島氏(グ

ローバルマーケティング担当)、同小林チリ代表らの他、日本側での研修で中心的な役割を果たし、当該

分野の第一人者でもあり、世界各地で TRI法の普及に努める湘南鎌倉総合病院 副院長 齋藤滋医師も出

席しました。また、本邦研修参加医師 5 名に加え、TRI 法に強い関心を示すアルゼンチン人医師ら約 45

人が出席した他、日系社会を代表し、特別招待者スズキ イチロウ医師他の姿もありました。

セミナーでは、TRI 法の有効性について、その道の権威

である齋藤滋医師からプレゼンテーションがなされた他、

本邦研修に参加した 5 名の医師から研修に参加しての感

想、成果等が述べられました。各医師らは、本邦研修後、

TRIによる治療件数を訪日研修前よりも増やしており、大

きな研修成果があったことも確認されました。

また、保健省次官他、当国政府関係者も当国研修参加医

師の研修報告を興味深く聞き入っており、我が国の医療機

材メーカーが有する高度な技術や本研修の成果を高く評

価していた様子でした。

なお、JICAとテルモ株式会社では、昨年に引き続き 2015 年度もアルゼンチンから当該分野の医師を対

象とした本邦研修を実施する予定です。

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日系社会青年ボランティア 古川 裕子

配属先:在亜日本語教育連合会

職種:日系日本語学校教師

私は、JICA 日系社会青年ボランティアとして、昨年 7 月から在亜日本語教育連合会を拠点に、ブエノ

ス・アイレス州内や地方の各日本語学校で、日本語の指導や日本文化を紹介する活動を行っています。

ミシオネス州のポサーダス日本語学校は、今年 2月に夏休みキャンプを、また、先日 5 月 17 日に運動

会を実施し、同校の要望により私がそれぞれの行事に参加する機会を得ました。ポサーダス日本語学校が

あるミシオネス州ポサーダス市は、パラグアイとの間に雄大なパラナ川を挟む国境沿いの美しく静かな街

です。地元の人によれば、コスタネーラと呼ばれるパラナ川沿いの遊歩道がおすすめの見どころとのこと

です。

現在の同校の生徒数は 26 名程、3 名の教師により毎週土曜日の午前中に授業が行われています。学校

には、大きな赤い鳥居、鯉が泳ぐ池、鹿威しをしつらえており、日本を身近に感じることが出来ます。ま

た、授業の後には太鼓の練習も行われていて、積極的に日本語教育や日本文化活動に取り組む学校という

印象を受けました。

今回、私がこれらの行事に参加したのは、ポサーダス日本語学校のマルヴィーナ菊江校長先生をはじめ

とする先生方が、「日本から来た日本人と出会うチャンスを生徒たちに作ってあげたい。」との要望があっ

たためで、積極的に多くの生徒たちと日本語を使い交流するよう心掛けました。

キャンプには、ポサーダス日本語学校の他にアルトパラナ日本語学校と、ガルアペ日本語学校の生徒や

保護者も参加し、学校同士の交流の場となりました。私は工作を担当し、夜間に行われるキャンプファイ

ヤーで使えるキャンドル作りと、ビー玉迷路を作成しました。ビー玉迷路は、キャンプ場内にある自然の

ものを取り入れたらどうかという先生方の提案をもとに、グループごとに頭を捻らせ、キャンプの思い出

がたくさんつまった、とても個性的な迷路を作ることができました。

運動会では、コリエンテス日本語学校の生徒やご家族も大勢参加し、ワイワイと楽しい雰囲気の中、「夏

の行事にも活かせることを実施したい。」という学校側の要望により、昨年同様、盆踊りも行われました。

「運動会で盆踊り?!」と最初は思いましたが、見学に来ていたご家族も楽しそうに輪に加わり、盆踊り

を初めて踊る生徒もおり、皆さんに大変喜ばれました。

ポサーダス日本語学校主催の行事に参加して

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運動会の前日にはポサーダス日本語学校の授業を見学し、手遊びや日本語の会話練習等で生徒たちと親

睦を深めました。

授業や行事での説明には、「わかりやすい日本語」を意

識して使いましたが、予想していたよりも生徒たちの日本

語の使用頻度や理解度が高く、また、保護者にも日本語に

堪能な方が多く、家庭でも意識して日本語が使われている

ことが垣間見られました。

マルヴィーナ校長先生からは、「ある保護者の方がこう

した行事は自分たちの時代にはなく、今、子供を持って改

めてこのような行事が大切だということが分かった、とお

っしゃっていた方がいた。」とお聞きしました。

このように日本語を継承していこうという意識を持っていらっしゃる保護者と日本語を熱心に指導す

る先生方が同じ方向を向き、生徒のために一丸となっている姿を見て、継承日本語の転換期を迎えている

日系社会が、よい方向に前進する足掛かりを掴んだように感じました。

各学校に積極的に赴き日本語に触れる機会を増やすこと、そのきっかけ作りをしていくことが大切だと

改めて強く感じたポサーダス訪問でした。

日系研修「起業・後継者のための経営力強化」研修

アルゼンチン帰国研修員(5名)

ジョナタン・ナカンダカレ

ビクトル・バリオヌエボ

アンドレス・ギマ

ビビアナ・アシヤ

ベロニカ・ナカンダカリ

今年の 1月 10日から 2月 15日にかけて 35 日間、JICA の横浜国際センター(JICA 横浜)で、一般財団

法人 海外職業訓練協会(OVTA)の協力により日系研修「起業・後継者のための経営力強化」コースが実

施されました。

この研修に参加したのは、アルゼンチンやブラジル

からの日系人計 12名で、私たち 5名がアルゼンチン、

7名がブラジルからの出身者でした。

最初の 1 週間は、オリエンテーション期間でした。

開講式や施設利用にあたっての諸注意、日本における

習慣と礼儀作法、日本の歴史と経済、日系移民の歴史に

ついての講義の他、日本人移民史料館、災害防止セン

ター、横浜の近隣地区訪問等が組まれ、日本語の集中

講座も行われました。

日系研修「起業・後継者のための経営力強化」コース(JICA 横浜)に参加して

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2週間目からは、いよいよ本講座の理論・実践トレーニングが始まり、講義は、スペイン語及びポルト

ガル語に同時通訳されました。また、学習内容は、経営、マネジメント戦略、 マーケティング、 財務、

ビジネス・プランニング等、多岐に亘りました。具体的には、「ビジネスを始めるためのアイデア作りの

重要性と方法」、「革新とは」、「マネジメントの法則」、「目標とビジネス・プラン」、「状況分析」、「マネジ

メントにおける推定要因」、「問題解決」、「組織構築の方法」、「ビジョンとは」、「企業ミッションとポリシ

ー」、「販売ルート」、「財務分析」等々です。

こうした講義では、より実践に近いシュミレーションを取り入れるべく、グループに分かれてケース・

スタディを進め、これにより参加者同士で経験を共有することもできました。

また、東北地方(仙台)、横浜市及び千葉市の企業訪問も行われました。訪問先は、外食産業(2社)、

コンサルティング業(2社)、自動車製造業(1社)及び農業協同組合でした。さらに、これら企業訪問の

合間には、2011年 3月 11日の東日本大震災の際の津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市を訪問する機

会も得ました。

研修の終盤、各参加者は、講師の方の指針に従ってビ

ジネス・プランを作ることが求められ、講師の方が各人

の作成したプランをチェックし、フィードバックまでし

てくださいました。研修終了にあたっては、JICAと OVTA

の職員の方々を前にし、各参加者のビジネス・プロジェ

クトについてプレゼンテーションを行い、その後、参加

者全員がめでたく合格となりました。

今回の研修の構成、準備、そして研修環境は、非常に

素晴らしいものでした。全てが入念に準備されており、

スケジュールは、事前に決められた通りに進められ、イヤフォンを通じての同時通訳、快適で暖房の効い

た講義室、プロジェクターやホワイトボード等の研修備品、さらにアシスタントが、毎日必ず1人つき、

問題等がある場合は、すぐに解決してくれるといった具合です。

JICA 横浜の施設も素晴らしいものでした。テレビ、インターネット、バスルームつきの個室、レクリ

エーションルーム、ジム、レストラン、ATM、 英語の話せるスタッフを配置したフロントデスク、ランド

リー、図書室・・・これら全てが横浜港に近い中心街の申し分のない立地にあるのです。

この1ヶ月間の経験は、全ての面において、また、仕事の上でも個人としても、真に充実したものとな

りました。研修の目的でもある経営力の強化に加え、日本の豊かな固有の文化も学ぶことができました。

さらには、同じセンターに世界各国から技術を学びに来ている JICA 研修員の方々や同じコースに参加し

たブラジルの日系人の友人たちとも友好関係を深めることができたことも素晴らしい経験でした。

以下は、アルゼンチンから参加した研修員の 1人 1人の感想です。

■「私たちは、大きな期待と熱意をもって祖国を出発し、大きな挑戦に挑み、日本で新しい知識を学んで自分のものとし、自分のビジネス・プランを作り上げました。しかし、私たちが、祖国に持ち帰ってきたのは、皆で分かち合う知識のみではなく、感動的な思い出、新しい友情、そして人生における全く新しい展望です。」 ジョナタン・ナカンダカレ ■「私にとって本邦研修は、結果として外国に勉強に行くという以上の意味をもつことになりました。私が受け継いでいるもののルーツを再確認に行くということだったのです。お陰様で自分のアイデンティティーについて、より深く理解することができました。何よりも素晴らしかったのは、人と人とのネットワークです。JICA、OVTA、そして強い友情で結ばれた同じ研修コースの仲間たち。個人として、 またプロフェッショナルとして、一生の思い出に残る経験になりました。」 ビクトル・バリオヌエボ

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■「私にとってかけがえのない経験になりました。なぜなら、マネジメントの概念を学んだだけでなく、日系人であるという誇りを再認識したからです。言葉、尊敬の念、そして人間性がいかに重要であるかを再確認しました。こうした機会を与えて下さった方々、そして、私の家族を始め、それに協力してくださった方々や各組織(アルゼンチンと横浜の JICA、OVTA、アルゼンチン日系起業家ネットワーク(REN)、亜日ビジネスクラブ(Club de Negocios Argentino Japonés))に心から感謝します。今回の経験は、単に新しいことを学ぶというだけでなく、今まで知り得なかった方々やその道の専門家の方々、そして同胞人でひらめきと知識の宝庫であるアルベルト松本先生にもお目にかかることができました。また、かけがえのない、アルゼンチン・ブラジルからの仲間と 35日間を一緒に過ごすという貴重な機会を頂きました。」

アンドレス・ギマ ■「日本の歴史、文化、そして企業経営について学ぶ大変良い機会となりました。小さなベンチャー企業であろうが、世界的に有名な大企業であろうが、企業の社会的責任に重きが置かれるという点が非常に印象的でした。何よりも、このような経験をさせて頂いたこと、そしてこの研修参加者の一員となり、研修を通じ素晴らしい友人を得たことを深く感謝しています。」 ビビアナ・アシヤ ■「私たちは、日本人の血を引いている日系人であることを誇らしく思っていますが、時に文化に関しては、これまで人から聞いた知識のみであり、実際にその中に身を置くことができたのは、何ものにも代えがたい機会でした。私は 20年近くも日本企業に勤めていますが、この経験によって企業の風土や、会社のビジネス面での発展をどう支えるかということをより深く理解することができました。私たちがアルゼンチンの日系社会を支えていくのだという新たな気持ちをもって帰国することができたのは、本研修の関係機関・関係者の皆様のおかげであり、JICAアルゼンチン事務所や日本でいただいた支援に心から感謝します。また、この実り多い旅を共にした仲間への感謝の気持ちも申し添えさせていただきます。」

ベロニカ・ナカンダカリ

私たちは、このようなかけがえのない貴重な機会を得たことを非常に誇りに、そして心から大変幸せに

思っています。JICAおよび OVTAの皆様、また何よりも、このような機会を提供して下さった日本政府や

日本の関係者の皆様にただ感謝するばかりです。JICA 及びこの研修に関係された皆様、本当にどうも有難

うございました。心よりお礼申し上げます。

(JICA アルゼンチン事務所追記)

去る 3月 27 日(金)夜、ブエノス・アイレス市内日本庭園大サロンにおいて JICA 日系帰国研修員同窓

会(AACONI)、セントロ日系アルヘンティーノ(CNA)、日系起業家ネットワーク(REN)、日亜ビジネスク

ラブ(CNAJ)の共催により『あなたは日系?起業家?日本があなたを待っている!』と題し、JICA の日

系研修『起業・後継者の為の経営力強化』コースの応募勧奨を兼ねたセミナーが開催されました。

同セミナーでは、2014年度及び 2015 年度に同研修に参加した帰国日系研修員 6名(2015年度研修員の

上記 5 名を含む)が、参加した研修や成果等について報告を行い、起業に関心を有する志の高い日系青年

ら約 100名が参加しました。同セミナー終了後のアンケートでは、彼らの報告を聞き、出席した日系青年

30 名以上が是非、本研修に参加したいと回答しています。

なお、このグループは、現在も帰国日系研修員同窓会の中核として活躍しており、積極的に JICAの日

系研修プログラムの広報、後進への助言等を行っていただいています。

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4 月 13 日~5 月 3 日:研究員派遣「植物病原糸状菌に対する生物的防除資材開発のための発酵および製

剤技術の最適化」・百町名誉教授(岐阜大学)来ア

4 月 13 日~5 月 23日:SATREPS「南米における大気環境リスク管理システムの開発プロジェクト」・神短

期専門家(国立環境研究所 環境計測研究センター)来ア

5 月 9 日~14日:SATREPS「南米における大気環境リスク管理システムの開発プロジェクト」・水野プロ

ジェクトリーダー(名古屋大学)来ア

2015 年 5月-140 号

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