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MONTHLY TLA20

09年

1月30日

NO

.016

รายเดือน

http://www.tl-academy.com/

音で学ぶタイ語学校

タイランゲージアカデミー

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東京都新宿区西新宿8-14-17

アルテール新宿301

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南部タイの象徴:サトー皆さん、サトー(สะตอ)を食べたことはありますか?南部タイを代表する食べ物の一つで独特の香りと味があり、これを知らずして南部タイの食文化は語れぬという存在です。今回は、このサトーを紹介します。

 写真で見て分かるように、サトーはサヤの中に入った豆のようなもので、和名はネジレフサマメと呼ばれ、タイ南部をはじめマレーシアやインドネシアなどの一部の市場でも見ることができます。サヤの長さは20~40センチ位で、サヤの中には10~20粒の実が入っています。 本来は、熱帯の森林の中に自生していたマメ科の樹木ですが、サトーの需要が多いことや育てることが簡単なことから、南部タイでは実を取ることを目的に栽培されています。 さて、このサトーの香りと味ですが、あまりにも独特なために、日本人の口には合わないと言われていますが、もちろん普通に食べる人も多くいます。クセが強い分だけ一度好きになると、その虜になってしまうのです。ただし、あまり食べ過ぎると吐く息が臭くなることも事実です。 日本国内では、タイの物産を扱う店でも買う

ことができますが、やはり南タイ料理を専門とするレストランで食べるのが一番でしょう。 そのサトーですが、あるタイ語の本によると、次のように説明されています。サトーの食べる部分は、若葉、若いサヤそして実。食べ方は、若葉や若いサヤの場合は、ナムプリックでクラティン(กระถิน)のように生で食べ、実の場合は、生で食べるか火を通して食べると説明しています。特に、蒸し焼きにして食べる方法は、南タイではตอหมกと呼び、煮る場合はตอต้มと呼ぶそうです。 ところで、サトーを生で食べると書きましたが、南タイにはパック・ノ(ผักเหนาะ)と呼ばれるものがあります。付け合わせの野菜のことで、辛い料理を食べた時に、口の中が熱くヒリヒリした状態になりますが、その辛さを抑えるのが、このパック・ノなのです。生のひんやりとした野菜が心地良く感じる時です。ノはタミール語が語源で、「押さえる」「とどめる」

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9年1月

30日

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タイ南部のある町の市場の光景。左奥の緑色のものがサヤから取り出されて売られているサトー。さすがに鮮度は抜群です。

タイ南部にあるレストランで出されたパック・ノ。左手前のものがサヤ付きのサトーで、茶色の方は蒸し焼きにしたもので、もう一方は生のもの。中央にあるのはナムプリック。

森の中で見つけたサトーの木。非常に背丈が高く、サヤも見えないので一見して何の木か分かりません。同行されたタイ人の方に教えてもらいました。

サヤから取り出したサトー。日本に持ち帰ってから日数がたっているため鮮度が少し落ちています。

カレー屋さんで出されたパック・ノ。カレーを注文すると必ず一緒についてきます。ほとんどが地元の野菜なので、野菜好きにはたまらないです。

という意味があるそうですから、なるほどという感じです。サトーもこのパック・ノに使われる野菜の1種なのです。しかし、火を通すなら、やはりエビや豚肉などと炒めて食べるのがとても美味しいです。残念ながらケーンに入ったサトーは食べたことはありませんが、これも定番料理のようです。 また、サトーの旬は雨季ですが、たくさん買って一度に食べきれない場合は漬けて保存することもできます。この漬けたサトー(ตอดอง)は独特の味があり、パック・ノで食べるかカノムチーンと一緒に食べると美味いと書かれています。ただし、残念ながら食べたことはありません。 このサトーは、かさばるので大変ですが、サヤのままでも国内に持ち込むことができます。念のため空港の植物防疫所で検査を受けて持ち込みましたが、係官の話ではときどきタイ人が持ち込むので珍しくはないとのことでした。お土産としては非常に珍しいものですし、相手によっては喜ばれるかもしれません。もちろん、その場合はきちんと食べ方などを説明する必要はあります。 いかがでしたか?興味を持たれた方は、是非一度サトーを試食してください。