SARS-CoV-2 RNA -...

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健感発 0316第3号 令和2年3月16日 各 保健所設置市 衛生主管部(局)長 殿 厚生労働省健康局結核感染症課長 新型コロナウイルス感染症における積極的疫学調査について(協力依頼) 新型コロナウイルス感染症対策に当たっては、その感染拡大をもたらす患者 クラスターをいち早く特定し、感染リンクを断絶することが重要となってきて おります。実地疫学調査の実施により患者クラスターが特定される事例も出て きているものの、一部、そのリンクが不明なケースも散見されることから、各 患者の SARS-CoV-2 ゲノム情報を踏まえた実地疫学調査を実施することにより、 より明確な感染リンクの確定と患者クラスターの同定を行う必要があります。 つきましては、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平 成 l0 年法律第 l14 号。以下「法」という。)第 15 条第9項の規定に基づき、管 内の地方衛生研究所及び「新型コロナウイルス核酸検出の保険適用に伴う行政 検査の取扱いについて」(令和2年3月4日付け健感発0304第5号)に基づき 行政検査を委託している先に保管されている SARS-CoV-2 陽性と判定された方 の情報及び検体(精製 RNA の残余液)について、下記によりご提出いただきま すよう、ご協力をお願いします。なお、本件は法第 15 条に基づく積極的疫学調 査として実施するものであるため、検体の提出にあたっての患者本人の同意取 得は不要です。 また、送付された情報については、厚生労働省等においてクラスター対策に 活用するとともに、積極的疫学調査の一環として公表することを予定しており ます。今後の作業の目的として、個々の症例のみならず、全体的な分析に供す る必要があるため、結果の還元については時間がかかる場合があることを申し 添えます。

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  • 健 感 発 0 3 1 6 第 3 号

    令 和 2 年 3 月 1 6 日

    都 道 府 県

    各 保健所設置市 衛生主管部(局)長 殿

    特 別 区

    厚生労働省健康局結核感染症課長

    ( 公 印 省 略 )

    ( 公 印 省 略 )

    新型コロナウイルス感染症における積極的疫学調査について(協力依頼)

    新型コロナウイルス感染症対策に当たっては、その感染拡大をもたらす患者

    クラスターをいち早く特定し、感染リンクを断絶することが重要となってきて

    おります。実地疫学調査の実施により患者クラスターが特定される事例も出て

    きているものの、一部、そのリンクが不明なケースも散見されることから、各

    患者の SARS-CoV-2 ゲノム情報を踏まえた実地疫学調査を実施することにより、

    より明確な感染リンクの確定と患者クラスターの同定を行う必要があります。

    つきましては、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平

    成 l0年法律第 l14 号。以下「法」という。)第 15条第9項の規定に基づき、管

    内の地方衛生研究所及び「新型コロナウイルス核酸検出の保険適用に伴う行政

    検査の取扱いについて」(令和2年3月4日付け健感発 0304第5号)に基づき

    行政検査を委託している先に保管されている SARS-CoV-2 陽性と判定された方

    の情報及び検体(精製 RNAの残余液)について、下記によりご提出いただきま

    すよう、ご協力をお願いします。なお、本件は法第 15条に基づく積極的疫学調

    査として実施するものであるため、検体の提出にあたっての患者本人の同意取

    得は不要です。

    また、送付された情報については、厚生労働省等においてクラスター対策に

    活用するとともに、積極的疫学調査の一環として公表することを予定しており

    ます。今後の作業の目的として、個々の症例のみならず、全体的な分析に供す

    る必要があるため、結果の還元については時間がかかる場合があることを申し

    添えます。

  • 1 提出データ

    別添_様式を記載の上、5の照会・送付先の E-mailアドレスへ提出すること。

    2 提出検体

    RT-PCR で SARS-CoV-2 陽性と判定された精製 RNA の残余液(20 µl 程度)

    を5の照会・送付先へ提出すること(対象者から改めて検体採取は不要。検

    査後の残り RNA 一部を提出)。

    3 検体送付方法

    ゆうパック・チルド(ドライアイスあり)又は冷凍輸送(保冷剤あり)を

    用いて送付すること。それらが難しい場合は、可能な限り低温で温度変化が

    少ない方法で送付すること。送付に際しては、参考「2019-nCoV (新型コロ

    ナウイルス)感染を疑う患者の検体採取・輸送マニュアル」の基本三重梱包

    とすること。

    4 経費について

    本件の実施に必要となる費用については、「感染症予防事業費国庫負担(補

    助)金交付要綱」(平成 20 年 12 月 19 日厚生労働省発健第 1219002 号厚生労

    働事務次官通知の別添)における「感染症発生動向調査事業」により、本調

    査に係る経費を助成する。

    5 照会・送付先

    国立感染症研究所 病原体ゲノム解析研究センター センター長 黒田誠

    〒162-8640 東京都新宿区戸山 1-23-1

    TEL: 03-5285-1111 (2524)

    E-mail: [email protected]

    【担当】

    厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策本部

    技術総括班 青木、上戸

    TEL: 03-3595-3489 (8062)

    E-mail: [email protected]

  • 1:その他 1:男性 西暦+月日(20200201)西暦+月日(20200201)1:診断 1:陽性 1:喀痰 西暦+月日(20200201)1:診断 1:陽性2:チャーター機 選択式 2:女性 記述式 記述式 記述式 2:退院時2:陰性 2:気道吸引液 2:退院時2:陰性

      3:クルーズ船 9:不明 例)日本 3:保留 3:肺胞洗浄液 3:保留4:咽頭拭い液5:鼻腔吸引液6:鼻腔拭い液7:便8:剖検材料9:その他

    NESID ID

    地方衛生研究所・検査機関

    担当者連絡先(メールアドレス)

    自治体担当者連絡先

    (メールアドレス)

    対象集団 名前 都道府県 保健所男性女性

    年齢 国籍

    居住地(都道府県/州/省)

    検査場所(例:地方衛生研究所名、検疫所名、感染研など)

    結果が確定した日

    検査結果が確定した時間

    検体採取日①

    検体採取目的①(例:診断、退院時)

    検査結果①

    Ct値(Cp値)①

    検体材料①

    検体材料①

    9の検体材料

    検体採取日②

    検体採取目的②(例:診断、退院時)

    検査結果②

  • 1:喀痰 西暦+月日(20200201)1:診断 1:陽性 1:喀痰 西暦+月日(20200201)1:診断 1:陽性 1:喀痰 西暦+月日(20200201)1:診断 1:陽性 1:喀痰2:気道吸引液 2:退院時2:陰性 2:気道吸引液 2:退院時2:陰性 2:気道吸引液 2:退院時2:陰性 2:気道吸引液3:肺胞洗浄液 3:保留 3:肺胞洗浄液 3:保留 3:肺胞洗浄液 3:保留 3:肺胞洗浄液4:咽頭拭い液 4:咽頭拭い液 4:咽頭拭い液 4:咽頭拭い液5:鼻腔吸引液 5:鼻腔吸引液 5:鼻腔吸引液 5:鼻腔吸引液6:鼻腔拭い液 6:鼻腔拭い液 6:鼻腔拭い液 6:鼻腔拭い液7:便 7:便 7:便 7:便8:剖検材料 8:剖検材料 8:剖検材料 8:剖検材料9:その他 9:その他 9:その他 9:その他

    Ct値(Cp値)②

    検体材料②

    検体材料②

    9の検体材料

    検体採取日③

    検体採取目的③(例:診断、退院時)

    検査結果③

    Ct値(Cp値)③

    検体材料③

    検体材料③

    9の検体材料

    検体採取日④

    検体採取目的④(例:診断、退院時)

    検査結果④

    Ct値(Cp値)④

    検体材料④

    検体材料④

    9の検体材料

    検体採取日⑤

    検体採取目的⑤(例:診断、退院時)

    検査結果⑤

    Ct値(Cp値)⑤

    検体材料⑤

    検体材料⑤

    9の検体材料

    特記事項(自由記載)