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Keysight M8190A 任意波形発生器 12 GSa/s任意波形発生器 Data Sheet

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  • Keysight M8190A 任意波形発生器12 GSa/s任意波形発生器

    Data Sheet

  • 02 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    高い分解能と広い帯域幅を兼ね備えたAWG

  • 03 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    ・ 高精度AWG(2種類のDAC設定)

    ・ 14ビット分解能、最高8 GSa/s

    ・ 12ビット分解能、最高12 GSa/s

    ・ 125 MSa/s~ 8/12 GSa/sの可変サンプリングレート

    ・ スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR): 最大90 dBc(代表値)

    ・ 高調波歪み(HD):最大-72 dBc(代表値)

    ・ 有効ビット数(ENOB):最大12.25

    ・ 高度なシーケンス機能を備えた最大2 GSa/Chの任意波形メモリ

    ・ 5 GHzのアナログ帯域幅

    ・ キーサイト独自のASICテクノロジーによるリアルタイムのデジタル信号処理(オプション):

    ・ IFへのデジタルアップコンバージョン

    ・ 波形パラメータを信号出力中においても、リアルタイムに変更可能

    ・ 形状:2 U AXIeモジュール、外部PCまたはAXIeシステムコントローラによる制御

    ・ サポートされているソフトウェアKeysight Benchlink波形エディター、MATLAB、LABVIEW、Keysight Signal Studio パルスビルダ、Signal Studio WLAN、MHL/HDMI用のテスト・オートメーション・ソフトウェア。Signal Studioマルチトーンもサポート予定。

    さまざまなアプリケーションに対応する3種類の増幅器

    ・ ダイレクトDAC:最高のSFDR/HDを得るのに最適

    ・ 最大-90 dBc(代表値)のSFDR、fout:100 MHz、測定範囲:DC~ 1 GHz

    ・ 振幅:350 mVpp~ 700 mVpp、オフセット-20 mV~ +20 mV

    ・ 差動出力

    M8190A任意波形発生器(AWG)

    M8190Aの概要 ・ DC増幅器1:シリアルデータ/タイム・ドメイン・アプリケーションに最適

    ・ 振幅:500 mVpp~ 1.0 Vpp(設定は最小150 mVまで可能)、出力電圧ウィンドウ:-1.0 V~+3.3 V

    ・ trise/fall, 20 % - 80 %<60 ps

    ・ 差動出力

    ・ AC増幅器1:高電圧、広帯域幅の信号作成に最適

    ・ 50 MHz~ 5 GHz帯域幅

    ・ シングルエンド、AC結合出力

    ・ 振幅:200 mVpp~ 2.0 Vpp

    M8192A マルチチャネル同期モジュール

    ・ 最大6個(12チャネル)のM8190Aモジュールの位相コヒーレント同期

    ・ 1つのトリガ入力により、最大6個のM8190Aモジュールをデターミニステック遅延でトリガ可能

    ・ サンプリングレートに関わらず、任意の2つのチャネル間で2 psのスキュー再現性を実現

    ・ 任意の2つのチャネル間で50 fsの遅延分解能でスキュー校正が 可能

    ・ 1UのAXIeモジュールで高いポート密度を実現

    1. AMPオプション

  • 04 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    これは、デザインの性能を評価するのに正確な信号が必要な場合でも、デバイスの限界までストレスを印加する必要がある場合でも、複雑な実環境信号を設定できる汎用性があることを意味します。低観測性レーダーから高密度通信まで、SSGの高精度の任意波形発生機能があれば現実的なテストが可能になります。

    キーサイトの任意波形発生器は、高い忠実度の信号発生器で、高い分解能と広い帯域幅を同時に実現しています。このため、デザインの限界に挑み、新たなレベルの解析が可能な信号シナリオを作成できます。ビット数と帯域幅の両立により、リアリティーを向上させることができます。

    高精度の信号シミュレーションによる優れた信頼性と再現性

    EVM対時間コンスタレーション ダイアグラム

    統計スペクトラム

    より正確、忠実な信号生成に

    この任意波形発生器に相応しい名前は、「信号シナリオジェネレータ」(SSG)です。

    高品質の信号は、信頼性の高い、再現性のある測定に不可欠です。Keysight M8190Aでは、14ビット分解能で最大8 GSa/sのサンプリングレートと最大90 dBcのSFDRにより、優れた確度と再現性が得られます。また、広いダイナミックレンジと優れた垂直軸分解能により、デバイスのテストが確実に行えます。

    例えば、エラーベクトル振幅(EVM)の測定値が高くなるテストセットアップでは、被試験デバイス(DUT)内の問題を検出できない場合があります。M8190Aを使用すれば、高いリアリティーを実現できるので、こうした問題を最小限に抑えることができます。

  • 05 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    汎用性

    AWGは最も汎用性の高い信号シナリオジェネレータです。14ビット出力(8 GSa/s)と12ビット出力(12 GSa/s)のスイッチングなど、さまざまな機能を備え、さまざまなアプリケーションや測定要件に対応できます。

    アプリケーションに応じて出力を最適化

    1. AMPオプション

    最高のSFDR/HD 広帯域幅高電圧 低ジッタでのタイム ドメイン測定

    さまざまな信号特性に応じた最適化

    ・ シングルエンドまたは差動出力・ 振幅350 mVpp~ 700 mVpp(シングルエンド)

    ・ オフセット-20 mV~+20 mV・ ダイレクト出力・ 差動オフセットは調整可能

    ・ 最大5 GHz・ シングルエンド、AC結合出力・ 振幅200 mVpp~ 2.0 Vpp(シングルエンド)

    ・ AC増幅器1

    ・ シングルエンドまたは差動、DC結合出力

    ・ 振幅500 mVpp~ 1.0 Vpp(シングルエンド)(オーバープログラミングにより最小150 mVまで)

    ・ 出力電圧ウィンドウ-1.0 V~

    +3.3 V ・ 遷移時間(20/80)<60 ps・ DC増幅器1

    アプリケーションによって必要な信号特性が異なるため、Keysight M8190Aは、I/Q信号、IF/RF出力、高品質のタイムドメイン信号用に最適化された3種類の増幅器も内蔵しています。必要に応じて、これらの増幅器をソフトウェアを使って切り替えることができます。マルチチャネルのサポートが必要なアプリケーション用に、M8192 AXIeモジュールをシャーシに追加して装着すれば、最大12チャネルの同期が可能です。

  • 06 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    *Planned

    81199A Keysight Wideband Waveform Center

    MATLAB LabVIEW Visual Studio Plus Keysight SystemVueKeysight 33503A BenchLinkWaveform Builder Pro

    N7617B Signal Studio WLANN7621B Signal Studioマルチトーン

    N5990A MHL自動測定ソフトウェア

    N5990A HDMI自動測定ソフトウェア

    N7620B Signal Studioパルスビルダー

    例えば、2 Gサンプルのメモリと高度なシーケンス設定機能により、メモリを効率的かつ効果的に活用できます。

    メモリ

    複雑な信号シナリオの効率的な作成

    現実的なテストを行うには、長い再生時間と長い信号シナリオが必要です。

    ダイナミックシーケンス制御入力により、個々のメモリセグメントにリアルタイムで直接アクセスできます。Signal Studio(パルスビルダー/マルチトーン/無線LAN)、SystemVue、MATLAB、LabViewなどのソフトウェアや、C++/C#/Visual Basicで作成した独自のルーチンで、波形を作成して、M8190Aにダウンロードすることも可能です。

    機密を扱うアプリケーションでは、揮発性なので、電源をオフにすると消去されます。

  • 07 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    構成

    右側の代表的なテストセットアップは、40 GHzまたは60 GHzまでの広帯域RFアプリケーションに対応しています。この場合、M8190Aで差動I/Q信号が作成され、Keysight PSG信号発生器などのアップコンバーターに送信されます。M8190AはAXIeのモジュール測定器であり、システムの小型、軽量化、専有面積の削減が可能です。

    アプリケーションに最適な構成の実現

    右側のブロック図は、I/Q変調およびダイレクトIF/RF出力用の構成を示しています。M8190Aでは、IF信号を直接作成できます。これはデジタルで行われるため、信号品質に優れています。また5 GHzのアナログ帯域幅を備えていますが、より高い出力周波数が必要な場合、ミキサーを追加できます。

    M8190A

    PCIe®

    RF/IF/DATA出力 最大5 GHzのIF/RF最大2×(5 GHz-IF)の変調帯域幅最大6 Gb/sのデータレート

    ダイレクトIF/RF

    M 8190A

    PCIe®

    IQ変調

    マーカー出力→パルス変調入力

    RF/IF出力

    E8267Dオプション 016

    差動I/Q信号最大2 GHzの変調帯域幅、最高44 GHzのRF

  • 08 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    M8190Aでは、波形自体を適応させるだけの柔軟な変更により、新しい歪み要件に対応できます。MATLABなどのツールで数学的な記述を行うことにより、実環境で生じるアナログ信号の不完全性を簡単に再現できます。このため、最小限のハードウェアの追加で、常に現実的なシミュレーション信号を作成できます。

    プログラマブルISIやジッタ印可可能な、最大6 Gb/sのマルチレベル信号の作成

    ジッタやノイズによりエッジやレベルの ミスアライメントが生じ、データエラーの原因と なります。

    マルチレベル信号

  • 09 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    デジタルテクノロジーには小型化、消費電力の削減、校正の向上、スキャンの高速化など、数多くの利点があり、広く使用されています。

    レーダーシステムの開発で現実的なテストを行うには、非常にコストがかかります。シミュレーションで非常に現実的な信号を用いれば、システムのテストコストを削減できます。Keysight M8190Aは、広い帯域幅、高い分解能、長い再生時間の3つの特長を兼ね備えているので、こうしたニーズに対応できます。

    航空宇宙/防衛分野のテクノロジーは進化を続け、分解能を犠牲にすることなく、帯域幅の拡大が続いています。

    非常に現実的な信号シナリオによるレーダーや電子戦の設計の推進

    シナリオ

    信号出力中においても、リアルタイムに位相が変化するレーダーチャープ

    キーサイト独自のASICテクノロジーによるリアルタイムのデジタル信号処理

    ・デジタルアップコンバージョン機能キーサイト独自ASICによる、リアルタイムデジタル信号処理により、さらに進化したテストが可能です。デジタルアップコンバージョン機能は、メインメモリに格納されているIQデータを、デジタル信号処理により、内部でアップコンバートし、IF信号を作成することができます。サンプリングクロックは最小でpsレンジまで設定でき、周波数分解能は極めて高精度です。・従来にはない柔軟、かつ、長時間のシナリオエミュレーションを実現例えば、レーダー信号の場合、波形を一度だけ保存した後、振幅、周波数、位相を別々に保存できます。これらを任意のシーケンスで、リアルタイムに変更設定することが可能で、周波数掃引のような複雑な動作も可能です。ストリーミング機能では無限の再生時間が可能で、エンドレスシナリオを作成できます。

    位相

    周波数

    振幅

  • 10 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    無限の再生時間

    ストリーミングとメモリピンポン

    最大2 Gサンプルの波形メモリと高度なシーケンスエンジンにより、ほとんどのケースに対応できる再生時間を実現でき、レーダー・シナリオ・シミュレーションのように、数分前後の再生時間が必要なアプリケーションにも利用できます。

    アプリケーションの中には、可能な波形セグメント数が膨大なために波形メモリにロードできないものがあります。例えば、NPR測定では、すべてのテストケースをカバーするために波形の組み合せが数千も必要で、信号が連続している必要があります。

    このようなアプリケーションに対応するために、M8190Aは、波形出力中でもメモリに波形をダウンロードする機能を備えています。例えば、最も簡単な動作では、2つの波形セグメント(AおよびB)を定義し、セグメントAを繰り返し出力している間に、ソフトウェアがセグメントBを更新します。ソフトウェアによって、出力をセグメントBに切り替え、Bを出力している間に、セグメントAを上書きします。この機能は、「メモリピンポン」と呼ばれることがあります。

    これをさらに進化させて、波形メモリを一定数(5個以上)の波形セグメントに分け、リングバッファとして結合できます(例:A → B → C → D → E → A → B・・・)。波形発生器はシーケンシャルに各波形セグメントを出力し、次のセグメントに進むと直ちに、直前のセグメントにソフトウェアが新しい波形をロードします。この動作モードはストリーミングと呼ばれます。

    連続ストリーミングモードでは、1つのセグメントから次のセグメントに進む際に、中断がありません。このモードでは、波形の出力に間に合う速度で新しい波形セグメントを転送できる高速なソフトウェアと制御PCが必要です。

    トリガ・ストリーミング・モードでは、内部/外部トリガイベントによって次のセグメントに進みます。このモードが特に有用なのはパルスド・レーダー・シミュレーションです。これは、短いパルスと長いパルスが一定のオン/オフ比で交互に出力されるものです。オン/オフ比によっては、波形のダウンロードに必要なスループットを大幅に短縮できます(その結果、パルスのオン時間中の出力帯域幅が増加します)。

    ストリーミング動作をデジタル・アップコンバージョン・モードと組み合わせると、搬送波周波数に関わらず大幅に低いサンプリングレートでベースバンド情報を供給でき、非常に有効です。

    トリガ

    トリガ

    パルス3

    パルス4

    パルス5

    パルス6

    パルス7

    パルス8

    再生済み

    トリガ

    トリガ

    トリガ

    トリガトリガ

  • 11 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    データソース

    ストリーミング用の波形データは、数種類のソースから読み込めます。・ ハードディスク:高速RAIDドライブまたはフラッシュ・メモリ・ドライブ(SSD)。連続ストリーミングに十分なデータスループットを実現できます。

    ・ アルゴリズム発生:PCメモリ上の計算済みの波形セットです。ユーザーソフトウェアにより、時間のどのポイントでどの波形を使用するのかを選択できます。

    ・ デジタイザ:シナリオを捕捉/再生します。

    スループットと帯域幅の関係

    連続ストリーミングの場合、ハードウェアと制御PC上のソフトウェアは、波形の出力に間に合う速度でデータを高速に転送する必要があります。高性能PCでは、500~ 600 MB/sのスループットが得られます。デジタル・アップコンバージョン・モードでは、これは125~ 150 MHzの変調帯域幅に相当します(I/Qサンプルペアあたり4バイト)。トリガ・ストリーミング・モードでは、約2 GHzの変調帯域幅が得られます。これはデジタル・アップコンバージョン・モードで得られる最大値ですが、信号のオン/オフ比に依存します(カタログ番号5991-3937JAJPを参照してください)。

    使用条件

    メモリピンポンとストリーミング機能は、M8190A Rev. 3.0ファームウェアから使用できます。ストリーミング機能を実行できるファームウェアをインストールすれば、C++のサンプルプログラム(ソースと実行ファイル)が提供されます。

    使用できるデータソース

    デジタイザ

    アルゴリズム波形のリアルタイム生成

    内部/外部ハードディスク

    PC(外部/組込み

    コントローラ)PCIe

    ×4 Gen2

    アナログ信号M8190A

    AXIeシャーシ

    無限の再生時間(続き)

  • 12 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    高次のデジタル変調方式では同じ帯域幅でより多くのデータが伝送されますが、レベルや位相角が不正確になりがちです。このような場合、詳細なテストが非常に重要になります。

    このため、14ビット分解能、-90 dBc未満のSFDRの高品質な信号を作成する必要があります。このように優れたSFDRにより、トーンが何百個もあっても、歪みからトーンを簡単に見つけることがで

    極めて信頼性の高い衛星通信を実現するためのベースの構築

    地上局から航空機搭載トランシーバー、さらに遠く離れた地上局への伝送を正確にエミュレートするには、 干渉やフェージングなどもエミュレートする必要があります。

    ヘッドルーム

    マルチトーン信号:0~ 2.1 GHzの100トーン(Fs=7.2 GHz、sin(x)/x補正)

    ノイズパワー比

    きます。2 Gサンプルのメモリには、複数の信号シナリオを保存できるだけでなく、ダイレクト・メモリ・アクセスやダイナミックシーケンス制御入力によるセグメントの切り替えも簡単です。

    M8190Aでは、新しい信号(独自の次世代以降の信号)を柔軟に定義できます。さらに5 GHzの変調帯域幅により、次世代の変調方式に対応/テストできるだけの余裕があります。

  • 13 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    製品構成

    AWGはモジュール製品で、AXIeシャーシが必要です(13ページを参照)

    M8190A オプションアップグレード可能な

    ソフトウェア 注記

    1チャネル 001 001か002のいずれかをオーダーする必要があります2チャネル 002

    14ビット、8 GSa/s 14B ○ 14B、12G、または両方のオプションをオーダーする必要があります12ビット、12 GSa/s 12G ○

    追加DC/AC増幅器 AMP ○

    搬送周波数へのデジタルアップコンバージョン DUC ○

    1チャネル当たり128 Mサンプルから 2 Gサンプルメモリへのアップグレード 02G ○

    2チャネル構成の場合、2個の02Gオプションが必要です

    シーケンサー SEQ ○

    高速スイッチング FSW ○12 GSa/sの高速スイッチングには、14Bオプションのエクスポート制御ライセンスが必要です。 FSWは14Bオプションに含まれています。

    ISO 17025 1A7校正オプション

    Z540 Z54

    AXIeシャーシバンドル

    M8190A-BU1:5スロットシャーシ、PC/16 GB RAM内蔵、Windows 7オペレーティングシステム標準搭載(64ビット)M8190A -BU2:2スロットシャーシ、PCIeケーブル/アダプター付属。デスクトップ/ラップトップ接続用。M8190S:マルチチャネル任意波形発生器システム(4チャネルまたは8チャネルから選択)

    M8190A-801 マイクロ波位相整合バラン:6.5 GHz(最大)SMAコネクタ M8190A-805 ローパスフィルター:2800 MHz(最大)SMA、VLF 2850+ M8190A-806 ローパスフィルター:3900 MHz(最大)SMA、VLF 3800+ M8190A-810 同軸ケーブルアセンブリー:50 Ω、SMA-SMA、457 mm長 M8190A-811 同軸ケーブルアセンブリー:50 Ω、SMA-SMA、1220 mm長 M8190A-815 ダイナミック制御入力ケーブル M8190A-820 コネクタ:RF、SMA終端、ストレートプラグ、50 Ω、12.4 GHz、0.5 W

    アクセサリ

  • 14 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    測定器

    M8190A AWG搭載の2スロットAXIeシャーシ

    M8190A AWGを2台搭載した5スロットAXleシャーシ。コントローラを組み込むことが可能

    テストの限界に挑むキーサイトのモジュール計測器

  • 15 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    シャーシは、ベンチで使用することも、わずか4Uのラックスペースに搭載することも可能です。AXIeシステムには、キーサイトのコンピューター I/Oカードを使用することもできます。

    ・ M9502A:ESM搭載の2スロットAXIeシャーシ

    ・ M9505A:ESM搭載の5スロットAXIeシャーシ

    ・ M9045B:PCIeラップトップ・カード・アダプター Gen 1×4

    ・ M9048A:PCIeラップトップ・カード・アダプター Gen 2×8

    ・ Y1200B:x4-x8 PCIeケーブル

    ・ Y1202A:x8-x8 PCIeケーブル

    ・ M9536A:内蔵AXIeコントローラ

    ・ M8192A:M8190A AWG用マルチチャネル同期モジュール

    AXIe

    M8190AはAXIeのモジュール測定器です。AXIeは高性能のモジュール測定器の新しいオープン規格で、VXIbus、LXI、PXIなどの他のモジュラー方式の特長を取り入れています。キーサイトでは、AXIe方式のスケーラブルなシャーシを取り揃えています。コントローラオプションとこれらのAXIeシャーシが、AXIeベースの高性能テストシステムのベースとなります。

    2スロットシャーシと5スロットシャーシの2種類が用意されています。これらのシャーシには、モジュールスロットを占有しない内蔵AXIeシステムモジュールが搭載されています。さらに、AXIeコントローラにより、AWGを制御できる完全なシステムを構築できます。このコントローラは、シャーシのモジュールスロットを1個占有します。

  • 16 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    性能仕様

    一般仕様

    特性 概要

    D/Aコンバータ

    オプション:14B 分解能 14ビットサンプリングレート 125 MSa/s~ 8 GSa/s

    オプション:12G 分解能 12ビットサンプリングレート 125 MSa/s~ 12 GSa/s

    sin(x)/xロールオフ(計算値)

    オプション:14B Sin(x)/x(-1 dB) 2.1 GHz(8 GSa/s)Sin(x)/x(-3 dB) 3.5 GHz(8 GSa/s)

    オプション:12G Sin(x)/x(-1 dB) 3.1 GHz(12 GSa/s)Sin(x)/x(-3 dB) 5.3 GHz(12 GSa/s)

    周波数スイッチング特性

    実効出力周波数(fmaxは、fSa,max/2.5で求められます)

    オプション:14B fmax=3.2 GHz

    オプション:12G fmax=4.8 GHz

    実効周波数スイッチング時間1

    オプション:14B2 313 ps(=1/ fmax)

    オプション:12G FSWオプションなし: 105 μs~ 210 μs

    オプション:12G FSWオプションあり: 208 ps(=1/ fmax)

    1. シーケンスモードで選択したセグメントを切り替えるのに必要な最小時間。2. オプションFSWが14ビットモード(オプション14B)のスイッチング時間に影響を与えることはありません。

  • 17 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    ダイレクト出力1/ダイレクト出力2

    特性 概要

    出力タイプ シングルエンド1または差動、DC結合

    ノーマル出力とコンプリメント出力間のスキュー 0 ps(公称値)

    ノーマル出力とコンプリメント出力間のスキュー確度 ±5 ps(代表値)

    インピーダンス 50 Ω(公称値)

    振幅制御 50 Ω負荷

    レンジ、シングルエンド(DNRZ/NRZモード)6 350 mVp-p~ 700 mVp-p

    分解能 30 μV(公称値)

    DC精度、オフセット=0 V(DNRZ/NRZモード)6 ±(1.5 %+15 mV)(仕様)

    オフセット -20 mV~+20 mV、シングルエンド(50 Ω終端)

    オフセット分解能 60 μV(公称値)

    DCオフセット確度 ±10 mV(仕様)

    コモンモードオフセットと作動オフセットは個別に調整可能です

    コネクタタイプ SMA

    1. 使用しない出力はグランドに対して50 Ωで終端する必要があります。6. ダブレットモードでは、DC出力はできません。

  • 18 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    NRZ/DNRZモード

    帯域幅(3 dB)2 3.0 GHz(代表値)

    帯域幅(5 dB) 5.0 GHz(代表値)

    高調波歪み、7.2 GSa/s 3、5 -72 dBc(代表値、fout=100 MHz)-68 dBc(代表値)、fout=10 MHz~ 500 MHz、測定範囲:DC~ 3 GHz-60 dBc(代表値)、fout=500 MHz~ 3000 MHz、測定範囲:DC~ 3 GHz

    高調波歪み、12 GSa/s 4、5 -54 dBc(代表値)、fout=100 MHz~-50 dBc(代表値)、fout=10 MHz~ 5000 MHz、測定範囲:DC~ 5 GHz

    SFDR(14ビットモード)3, 5

    (高調波歪みを除く)帯域内性能:-90 dBc(代表値)、fout=100 MHz、測定範囲:DC~ 2 GHz-80 dBc(代表値)、fout=10 MHz~ 500 MHz、測定範囲:DC~ 500 MHz-76 dBc(代表値)、fout=500 MHz~ 1 GHz、測定範囲:DC~ 1 GHz-68 dBc(代表値)、fout=1 GHz~ 2 GHz、測定範囲:DC~ 2 GHz-62 dBc(代表値)、fout=2 GHz~ 3 GHz、測定範囲:DC~ 3 GHz

    隣接帯域性能:-80 dBc(代表値)、fout=10 MHz~ 500 MHz、測定範囲:DC~ 1.5 GHz-73 dBc(代表値)、fout=500 MHz~ 1 GHz、測定範囲:DC~ 3 GHz-68 dBc(代表値)、fout=1 GHz~ 2 GHz、測定範囲:DC~ 3 GHz-62 dBc(代表値)、fout=2 GHz~ 3 GHz、測定範囲:DC~ 3 GHz

    SFDR(12ビットモード)4、5

    (高調波歪みを除く)帯域内性能:-90 dBc(代表値)、fout=100 MHz、測定範囲:DC~ 2 GHz-80 dBc(代表値)、fout=10 MHz~ 500 MHz、測定範囲:DC~ 500 MHz-78 dBc(代表値)、fout=500 MHz~ 1 GHz、測定範囲:DC~ 1 GHz-73 dBc(代表値)、fout=1 GHz~ 2 GHz、測定範囲:DC~ 2 GHz-68 dBc(代表値)、fout=2 GHz~ 3 GHz、測定範囲:DC~ 3 GHz-60 dBc(代表値)、fout=3 GHz~ 5 GHz、測定範囲:DC~ 5 GHz

    隣接帯域性能:-80 dBc(代表値)、fout=10 MHz~ 500 MHz、測定範囲:DC~ 1.5 GHz-73 dBc(代表値)、fout=500 MHz~ 1 GHz、測定範囲:DC~ 3 GHz-68 dBc(代表値)、fout=1 GHz~ 2 GHz、測定範囲:DC~ 5 GHz-64 dBc(代表値)、fout=2 GHz~ 3 GHz、測定範囲:DC~ 5 GHz-60 dBc(代表値)、fout=3 GHz~ 5 GHz、測定範囲:DC~ 5 GHz

    2トーンIMD3 TTIMD=-73 dBc(代表値)、fout1=499.5 MHz、fout2=500.5 MHz

    2. tr帯域幅:BW=0.25/tr3. SCLK=7.2 GSa/s、振幅=700 mVp-p、ダブルNRZモード、fSa-2×fout、fSa-3×foutの場合を除く4. SCLK=12 GSa/s、振幅=700 mVp-p、ダブルNRZモード、fSa-2×fout、fSa-3×foutの場合を除く5. Pico Second Pulse Labs社の5310Aなどのバランと10 dBアッテネータを使用して測定。6. ダブレットモードでは、DC出力はできません。

  • 19 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    ダブレットモード

    特性 概要

    帯域幅 シングルエンド、8 GHz/12 GHzの周波数グラフ(測定値)をご覧ください。

    14ビット、ダブレットモード1 8 GSa/s 高調波無し、fout=5400 MHz~ 6500 MHz、測定範囲:5.4 GHz~ 6.5 GHz

    12ビット、ダブレットモード2 12 GSa/s 高調波無し、fout=8100 MHz~ 9900 MHz、測定範囲:8.1 GHz~ 9.9 GHz

    14ビット、ダブレットモード1 8 GSa/s SFDR(高調波歪みを除く)

    –48 dBc(代表値)、fout=5400 MHz~ 6500 MHz、測定範囲:5.4 GHz~ 6.5 GHzシングルエンド

    12ビット、ダブレットモード2 12 GSa/s SFDR(高調波歪みを除く)

    -44 dBc(代表値)、fout=8100 MHz~ 9900 MHz、測定範囲:8.1 GHz~ 9.9 GHzシングルエンド

    1. SCLK=8 GSa/s、振幅=700 mVp-p、ダブルNRZモード、fSa -2×fout、fSa -3×fout を除く2. SCLK=12 GSa/s、振幅=700 mVp-p .

    0

    2

    4

    6

    8

    10

    12

    14

    0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500

    14 Bit / 7.2GSa/s

    fOut [MHz]

    ENO

    B

    0

    2

    4

    6

    8

    10

    12

    0 1000 2000 3000 4000 5000 6000

    12 Bit / 12GSa/s

    fOut [MHz]EN

    OB

    10

    10.5

    11

    11.5

    12

    12.5

    0 200 400 600 800 1000 1200

    14 Bit ; 2.5GSa/s

    fOut [MHz]

    ENO

    B

    ENOB対周波数

    12ビット、12 GSa/s14ビット、7.2 GSa/s 14ビット、2.5 GSa/s

    ダイレクト出力の周波数応答(sin(x)/xロールオフを含む)

    ダイレクト出力の周波数応答(sin(x)/xロールオフを含む)

    レベル(

    dB)

    レベル(

    dB)

    8 Gサンプル/s、NRZ

    8 Gサンプル/s、 ダブレット

    12 Gサンプル/s、NRZ

    12 Gサンプル/s、 ダブレット

  • 20 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    振幅1000 mV、オフセット0 Vのアイパターン

    オプションAMPをインストールすれば、出力経路をチャネルごとに次の2つの中から選択できます:1) DC出力経路 2) AC出力経路。

    増幅器出力1/増幅器出力2

    DC電源出力

    特性 概要

    出力タイプ シングルエンド1または差動、DC結合

    インピーダンス 50 Ω(公称値)

    振幅 500 mVPP~ 1.0 VPP、シングルエンド(50 Ω終端)(オーバープログラミングにより最小150 mVまで可能)

    振幅分解能 300 μV(公称値)

    DC振幅確度 ±(2.5 %+10 mV)(公称値)2

    電圧ウィンドウ -1.0 V~+3.3 V3、シングルエンド50 Ω(終端)

    オフセット分解能 600 μV(公称値)

    DCオフセット確度 ± 2.5 % ±10 mV(代表値)±振幅の4 %(代表値)4

    終端電圧ウィンドウ -1.5 V~+3.5 V3

    終端電圧分解能 300 μV(公称値)

    ノーマル出力とコンプリメント出力間のスキュー 0 ps(公称値)

    ノーマル出力とコンプリメント出力間のスキュー確度 ±5 ps(代表値)

    立ち上がり/立ち下がり時間(20 %~ 80 %) <60 ps(代表値)5

    ジッタ(p-p) 15 ps(代表値)5

    オーバーシュート 5 %(代表値)6

    コネクタタイプ SMA

    1. 使用しない出力は終端電圧に対して50 Ωで終端する必要があります。2. 終端電圧=0 V、23 ℃の周囲温度で調整。23 ℃を超える周囲温度では振幅は2 mV/℃(代表値)で減少し、23 ℃を下回る周囲温度では振幅は5 mV/℃(代表値)

    で増加します3。3. 終端電圧ウィンドウ:オフセット±1 V。4. 終端電圧=0 V。5. PRBS 211-1、fSa=12 GSa/s、データレート=3 Gb/s、サンプリングクロック出力でトリガ、NRZモード。

  • 21 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    AC出力

    特性 概要

    出力タイプ シングルエンド、AC結合フロントパネルマーク:チャネル1:Amp out1、チャネル2:Amp out2

    インピーダンス 50 Ω(公称値)

    振幅 200 mVPP~ 2.0 VPP1、シングルエンド(50 Ω終端)

    振幅分解能 0.25 dB(公称値)

    振幅確度 ±0.5 dB1(代表値)

    帯域幅(3 dB) 50 MHz~ 5 GHz(代表値)

    高調波歪み2 <-39 dBc(代表値)、fout=375 MHz、測定範囲:DC~ 3 GHz

    <-37 dBc(代表値)、fout=100 MHz~ 3000 MHz、測定範囲:100 MHz~ 3 GHz

    高調波歪み3 <-39 dBc(代表値)、fout=375 MHz、測定範囲:DC~ 5 GHz

    <-37 dBc(代表値)、fout=100 MHz~ 5000 MHz、測定範囲:DC~ 5 GHz

    SFDR(14ビット・モード)2(高調波歪みを除く)5

    <-60 dBc(代表値)、fout=100 MHz~ 2000 MHz、測定範囲:100 MHz~ 3000 MHz

    <-56 dBc(代表値)、fout=2000 MHz~ 3000 MHz、測定範囲:100 MHz~ 3000 MHz

    SFDR(12ビット・モード)3(高調波歪みを除く)

    <-60 dBc(代表値)、fout=100 MHz~ 2000 MHz、測定範囲:100 MHz~ 5000 MHz

    <-56 dBc(代表値)、fout=2000 MHz~ 3000 MHz、測定範囲:100 MHz~ 5000 MHz

    <-50 dBc(代表値)、fout=3000 MHz~ 5000 MHz、測定範囲:100 MHz~ 5000 MHz

    振幅フラットネス4 +1.5 dB~-0.5 dB、100 MHz~ 1 GHz(代表値)±0.1 dB、100 MHz~ 4 GHz(代表値)、校正/プリディストーション実施

    -2 dB~+3 dB、1 GHz~ 4 GHz(代表値)

    2トーンIMD2 TTIMD=-46 dBc(代表値)、fout1=999.5 MHz、fout2=1000.5 MHz

    コネクタタイプ SMA

    1. 500 MHz正弦波。2. SCLK=7.2 GSa/s、振幅=1 Vp-p、14ビットモード、ダブルNRZモード、fSa-2×fout、fSa-3×fout の場合を除く。3. SCLK=12 GSa/s、振幅=1 mVp-p、12ビットモード、ダブルNRZモード、fSa-2×fout、fSa-3×fout の場合を除く。4. SCLK=12 GSa/s、振幅=1 Vp-p、100 MHzにノーマライズ;12ビットモード、sin(x)/x補正を含みます。 5. 補間モードのSFDRの値は、14ビットモードのSFDRの値と同じです。

    仕様の詳細は、デジタルアップコンバージョンの仕様をご覧ください。

  • 22 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    マーカー出力

    特性 概要

    マーカー数 1チャネル当たり2個: サンプルマーカー 同期マーカー

    出力タイプ サンプルマーカー:シングルエンド同期マーカー:シングルエンド

    同期マーカー出力1/同期マーカー出力2

    出力インピーダンス 50 Ω(公称値)

    タイミング分解能1 Nサンプリング・クロック・サイクル (12ビットモードではN=64、14ビットモードではN=48)

    レベル

    電圧ウィンドウ -0.5 V~ 2.0 V

    振幅 200 mVpp~ 2.0 Vpp

    分解能 10 mV

    確度 ±(10 %+25 mV)(代表値)

    立ち上がり/立ち下がり時間 (20 %~ 80 %)

    150 ps(公称値)

    幅1 Nサンプリング・クロック・サイクルの倍数でユーザー定義 (12ビット・モードではN=64、14ビット・モードではN=48)

    コネクタタイプ SMA

    サンプルマーカー出力1/サンプルマーカー出力2

    タイミング分解能1 1サンプリング・クロック・サイクル

    レベル

    電圧ウィンドウ -0.5 V~ 2.0 V

    振幅 200 mVpp~ 2.0 Vpp

    分解能 10 mV

    確度 ±(10 %+25 mV)(代表値)

    立ち上がり/立ち下がり時間 (20 %~ 80 %)

    150 ps(公称値)

    幅 12ビットモードでは49サンプリングクロック14ビットモードでは40サンプリングクロック

    ランダムジッタ 5 ps RMS(代表値)

    コネクタタイプ SMA

    1. 補間がONの場合は、デジタルアップコンバージョンの特性をご覧ください。

  • 23 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    両方のチャネルに共通のトリガ/ゲート入力がフロントパネルにあります。この入力を使用してシーケンスまたはシナリオを開始できます。

    トリガ/ゲート、イベント入力

    特性 概要

    入力レンジ -5 V~+5 V

    しきい値

    範囲 -5 V~+5 V

    分解能 100 mV

    感度 200 mV

    極性 立ち上がり/立ち下がりの選択が可能

    ドライブ チャネル1、チャネル2または両方のチャネルの選択が可能

    入力インピーダンス 1 kΩまたは50 Ω(公称値)、DC結合

    最大トグル周波数

    12ビットモード 320分周のサンプリングクロック出力周波数

    14ビットモード 240分周のサンプリングクロック出力周波数

    最小パルス幅

    トリガ/ゲートと同期クロック出力間の非同期 タイミング

    1.1 ×同期クロック周期

    トリガ/ゲートと同期クロック出力間の同期 タイミング

    タイミング特性のセットアップ/ホールド時間を参照

    コネクタタイプ SMA

  • 24 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    両方のチャネルに共通のダイナミック制御入力がフロントパネルにあります。ユーザーが、ダイナミック制御入力の対象(なし、チャネル1だけ、チャネル2だけ、両方のチャネル)を選択できます。タイミングダイアグラムやピン割当てなどのダイナミック制御入力の詳細については、『M8190Aユーザーズガイド』を参照してください。

    ダイナミック制御入力

    特性 概要

    入力信号 Data[0..12]_In+ Data_Select+Load 1

    内部データ幅 19ビット、'Data_Select'を使用して多重化

    Data_Select Data_Select=Low:Data[0..12]=Data[0..12]_InData_Select=High:Data[13..18]=Data[0..5]_In

    アドレス指定可能セグメント/シーケンス数 219=524 288

    データレート DC~ 1 MHz

    セットアップ時間 3.0 ns(`Data[0..12]_In、`Data_Select’から`Load’の立ち上がりエッジまで)

    ホールド時間 0.0 ns(`Load’の立ち上がりエッジから`Data[0..12]_In、`Data_Select’まで)

    最小3遅延4 ダイナミック制御入力からダイレクト出力まで

    12ビットモード 27520サンプリング・クロック・サイクル(測定値)

    14ビットモード 20640サンプリング・クロック・サイクル(測定値)

    補間モード5

    入力レンジ

    ローレベル 0 V~+0.7 V

    ハイレベル +1.6 V~+3.6 V

    インピーダンス 内部1 kΩプルダウン抵抗(グランドに接続)

    コネクタ 20ピン、ミニDリボン(MDR)コネクタ2、ケーブルオプション815

    1. `Data[0…12]'_Inおよび`Data_Select'は、`Load signal'の立ち上がりエッジで記録されます。2. パーツ番号:N10220-52B2PC。メーカー:3M。 3. 最新のセグメント(またはシーケンスまたはシナリオ)が完了する度に、全遅延はセグメント(またはシーケンスまたはシナリオ)の持続時間により決定されま

    す。補間がONの場合、デジタルアップコンバージョンの特性をご覧ください。4. 補間がONの場合、デジタルアップコンバージョンの特性をご覧ください。

  • 25 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    M8190Aは同期でも非同期でも動作させることができます。トリガ入力、イベント入力、ダイナミック制御入力と、ダイレクト出力やマーカー出力間の遅延の不確かさを最小限に抑えるためには、同期モードを選択する必要があります。また、同期動作を行うためには、トリガ/ゲート入力、イベント入力、ダイナミック制御を、同期クロック出力に同期させる必要があります。

    タイミング特性

    特性 概要

    セットアップ時間

    トリガ/ゲート入力から同期クロック出力の 立ち上がりエッジまで

    10.5 ns(代表値)

    イベント入力から同期クロック出力の 立ち上がりエッジまで

    10.5 ns(代表値)

    ホールド時間

    同期クロック出力の立ち上がりエッジから トリガ/ゲート入力まで

    -7.5 ns(代表値)

    同期クロック出力の立ち上がりエッジから イベント入力まで

    -7.5 ns(代表値)

    遅延(12ビットモード)

    トリガ/イベント入力からダイレクト/DC/AC 出力まで

    10240外部サンプリング・クロック・サイクル+0.5内部1サンプリング・クロック・サイクル(公称値)

    同期マーカーからダイレクト/DC/AC出力まで 0.5内部1 サンプリング・クロック・サイクル-4.9 ns(公称値)、(fSa≧6.4 GSa/s)0.5内部1 サンプリング・クロック・サイクル-8.0 ns(公称値)、(fSa<6.4 GSa/s)

    遅延(14ビットモード)

    トリガ/イベント入力からダイレクト/DC/AC 出力まで

    7680外部サンプリング・クロック・サイクル+0.5内部1サンプリング・クロック・サイクル(公称値)

    同期マーカーからダイレクト/DC/AC出力まで 0.5内部1 サンプリング・クロック・サイクル-4.9 ns(公称値)、(fSa≧4.8 GSa/s)0.5内部1 サンプリング・クロック・サイクル-8.0 ns(公称値)、(fSa<4.8 GSa/s)

    サンプルマーカーからダイレクト/DC/AC出力まで 0.5内部1 サンプリング・クロック周期-1.3 ns(公称値)

    1. 内部サンプリング・クロック・サイクル。「内部サンプリング・クロック」の定義については、サンプリングクロック出力仕様をご参照ください。

    遅延の不確かさ

    非同期モード

    12ビットモードでは64外部サンプリングクロック

    14ビットモードでは48外部サンプリングクロック

    同期モード 10 ps(代表値)2

    2. 同期モードでの遅延確度は、同期クロック出力とダイレクト出力間のp-pジッタと等しくなります。

    注記:DUCのタイミング特性については、デジタルアップコンバージョン(DuC)の章をご覧ください。

  • 26 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    可変遅延

    高いタイミング分解能でチャネル1/チャネル2の遅延を個別に設定し、初期スキューや外部ケーブル長などを補正することができます。

    チャネル1に10 psの遅延を設定した場合、以下の遅延が生じます。

    ・ ダイレクト出力1(または選択した場合は増幅器出力1)とサンプルマーカー出力1は次の信号に対して10 ps遅延します:サンプリングクロック出力、同期マーカー出力1、同期マーカー出力2、ダイレクト出力2(または選択した場合は増幅器出力2)、トリガ/ゲート入力、イベント入力。

    注記:遅延時間を変更した場合、遅延を変更したチャネルのアナログ出力とサンプルマーカーの遅延に影響します。

    可変遅延には2種類の設定があります。

    1. 遅延微調整2. 遅延粗調整

    可変遅延値は、遅延微調整と遅延粗調整を加算した値です。チャネル1とチャネル2のスキュー補正が必要な場合は、最初に遅延粗調整を最適な位置に調整してください。次に遅延微調整を使用して2チャネルの最終的な調整を行ってください。

    可変遅延

    特性 概要

    可変遅延 遅延微調整+遅延粗調整

    可変遅延範囲

    fSa≧6.25 GSa/s 0 ps~ 10.030 ns

    2.5 GSa/s≦fSa<6.25 GSa/s 0 ps~ 10.060 ns

    fSa<2.5 GSa/s 0 ps~ 10.150 ns

    遅延微調整

    遅延微調整は、チャネル1/チャネル2を個別に調整できます。

    遅延範囲

    fSa≧6.25 GSa/s 0 ps~ 30 ps

    2.5 GSa/s≦fSa<6.25 GSa/s 0 ps~ 60 ps

    fSa<2.5 GSa/s 0 ps~ 150 ps

    遅延分解能 50 fs

    確度

    fSa≧6.25 GSa/s ±10 ps(代表値)

    2.5 GSa/s≦fSa<6.25 GSa/s ±20 ps(代表値)

    fSa<2.5 GSa/s ±20 ps(代表値)

    1. 内部サンプリングクロックの定義については、サンプリングクロック出力仕様をご参照ください。

    補間モードの遅延には注意が必要です:デジタルアップコンバージョンの仕様をご覧ください。

  • 27 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    遅延粗調整

    特性 概要

    遅延粗調整はチャネル1/チャネル2で個別に調整が可能です。

    遅延範囲 0 ps~ 10 ps(可変)

    遅延分解能

    fSa≧6.25 GSa/s 10 ps

    2.5 GSa/s≦fSa<6.25 GSa/s 20 ps

    fSa<2.5 GSa/s 50 ps

    確度

    fSa≧6.25 GSa/s ±20 ps(代表値)

    2.5 GSa/s≦fSa<6.25 GSa/s ±20 ps(代表値)

    fSa<2.5 GSa/s ±50 ps(代表値)

    遅延を0 ps、2個のチャネルを連動モードに設定、各チャネルに同一の増幅器経路を選択した場合、チャネル1とチャネル2の初期スキューは0 psです。

    チャネル1とチャネル2の初期スキュー

    スキュー 1 0 ps(公称値)

    確度 ±20 ps(代表値)

    1. 結合オンで、チャネル1とチャネル2で同一の増幅器経路を選択した場合。

  • 28 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    基準クロック出力

    特性 概要

    ソース 内部バックプレーン100 MHz

    周波数 100 MHz

    安定度 ±20 ppm(M9502A/M9595Aのデータシートを参照)

    経時変化 ±1 ppm/年

    ソース 外部基準クロック入力

    周波数 100 MHz

    振幅 1 Vpp、50 Ω終端(公称値)

    ソースインピーダンス 50 Ω(公称値)、AC結合

    コネクタ SMA

    基準クロック入力

    入力周波数 1 MHz~ 200 MHzの範囲で1 MHzステップで選択可能

    ロックレンジ ±35 ppm(代表値)

    周波数分解能 1 MHz

    入力レベル 100 mVpp~ 2 Vpp

    インピーダンス 50 Ω(公称値)、AC結合

    コネクタタイプ SMA

    同期クロック出力

    周波数

    14ビットモード 48分周のサンプリングクロック(サンプリング・クロック・ソースは常にチャネル1)

    12ビットモード 64分周のサンプリングクロック(サンプリング・クロック・ソースは常にチャネル1)

    補間モード サンプリングクロックに対して、(24×補間係数)の分周比のクロック

    出力振幅 1.0 Vpp(公称値、50 Ω終端)

    インピーダンス 50 Ω(公称値)、AC結合

    コネクタ SMA

  • 29 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    サンプリングクロック

    以下の2種類のサンプリング・クロック・ソースから選択可能:

    ・ 内蔵シンセサイザー

    ・ サンプリングクロック入力

    2チャネル測定器(オプション002)では、チャネル1とチャネル2のサンプリング・クロック・ソースを個別に選択できます。チャネルごとに異なるクロックソースを選択した場合、両方のチャネルは、サンプリングレートとシーケンス設定に関して完全に独立して動作します。

    内蔵シンセサイザークロックの特性

    特性 概要

    周波数 125 MHz~ 12 GHz

    確度 ±20 ppm

    周波数分解能 15桁、例えば1 GHzでは10 μHz

    位相雑音1 fSa=1 GHz <-110 dBc/Hz(代表値)(10 kHzオフセット)、fout=125 MHz 2

    fSa=8 GHz <-105 dBc/Hz(代表値)(10 kHzオフセット)、fout=1.0 MHz 2

    fSa=12 GHz<-105 dBc/Hz (代表値)(10 kHzオフセット)、fout=1.5 GHz

    サンプリングクロック入力

    周波数レンジ1 1 GHz~ 12 GHz

    入力パワーレンジ +0 dBm~+7 dBm

    損傷レベル +8 dBm

    入力インピーダンス 50 Ω(公称値)、AC結合

    コネクタタイプ SMA

    1. サンプリングクロック出力は、内部サンプリングクロックfSa, iから導出されます。fSa, i=500 MSa/s~ 1 GSa/sの場合、サンプリングクロック出力はfSa, iの2倍になります。 fSa, I=250 MSa/s~ 500 MSa/sで、サンプリングクロック出力はfSa, iの4倍になります。fSa, i=125 MSa/s~ 250 MSa/sの場合、サンプリングクロック出力はfSa, iの8倍になります。

    2. 「データ出力」における測定

  • 30 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    位相雑音グラフ:内部サンプリングクロック7.2 GSa/s、 バランのダイレクト出力

    位相雑音グラフ:外部サンプリングクロック7.2 GSa/s、 バランのダイレクト出力

    位相雑音グラフ:内部サンプリングクロック12 GSa/s、 バランのダイレクト出力

    位相雑音グラフ:外部サンプリングクロック12 GSa/s、 バランのダイレクト出力

    位相雑音

    グラフは、遅延調整を行った場合の位相雑音です。

    187.5 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    375 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    750 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    1500 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    3000 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    187.5 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    375 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    750 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    1500 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    3000 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    187.5 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    375 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    750 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    1500 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    3000 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    4800MHz正弦波、サンプリング・クロック12GHz

    5000MHz正弦波、サンプリング・クロック12GHz

    187.5 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    375 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    750 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    1500 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    3000 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    4800MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12GHz

    5000MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12GHz

    位相雑音(

    dBc/

    Hz)

    位相雑音(

    dBc/

    Hz)

    位相雑音(

    dBc/

    Hz)

    位相雑音(

    dBc/

    Hz)

    オフセット周波数(Hz)

    オフセット周波数(Hz)

    オフセット周波数(Hz)

    オフセット周波数(Hz)

  • 31 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    位相雑音グラフ:内部サンプリングクロック7.2 GSa/s、 バランのダイレクト出力、低減ノイズフロア

    位相雑音グラフ:外部サンプリングクロック7.2 GSa/s、 バランのダイレクト出力、低減ノイズフロア

    位相雑音グラフ:内部サンプリングクロック12 GSa/s、 バランのダイレクト出力、低減ノイズフロア

    位相雑音グラフ:外部サンプリングクロック12 GSa/s、 バランのダイレクト出力、低減ノイズフロア

    グラフは、遅延調整を行わない場合の位相雑音です。

    位相雑音(

    dBc/

    Hz)

    オフセット周波数(Hz)

    187.5 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    375 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    750 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    1500 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    3000 MHz正弦波、サンプリング・クロック7.2 GHz

    位相雑音(

    dBc/

    Hz)

    オフセット周波数(Hz)

    187.5 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    375 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    750 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    1500 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    3000 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック7.2 GHz

    位相雑音(

    dBc/

    Hz)

    オフセット周波数(Hz)

    187.5 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    375 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    750 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    1500 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    3000 MHz正弦波、サンプリング・クロック12 GHz

    4800MHz正弦波、サンプリング・クロック12GHz

    5000MHz正弦波、サンプリング・クロック12GHz

    位相雑音(

    dBc/

    Hz)

    オフセット周波数(Hz)

    187.5 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    375 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    750 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    1500 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    3000 MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12 GHz

    4800MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12GHz

    5000MHz正弦波、外部サンプリング・クロック12GHz

  • 32 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    内蔵シンセサイザーかサンプリングクロック入力のいずれかをサンプリングクロック出力ソースとして選択できます。サンプリングクロック出力ソースは、サンプリングクロックとは独立して選択できます。例えば、内蔵シンセサイザーのf1をサンプリングクロック出力から出力し、DUTを動作させる場合に、f1がDUTによって2分周されるとします。この場合、M8190Aのサンプリングクロックとして、f1/2をサンプリングクロック入力に接続することができます。

    サンプリングクロック出力

    特性 概要

    ソース 内蔵シンセサイザーまたはサンプリングクロック入力の選択が可能

    周波数レンジ1 1 GHz~ 12 GHz

    出力振幅 400 mVpp(公称値)、固定

    入力インピーダンス 50 Ω(公称値)、AC結合

    遷移時間(20 %~ 80 %) 20 ps(代表値)

    コネクタ SMA

    下表に、結合がオンの場合に可能なサンプリングクロック出力ルーティングを示します。

    結合=オンチャネル1

    外部クロック 内部クロック12ビット 14ビット 12ビット 14ビット

    チャネル2外部クロック

    12ビット 外部クロック ̶ ̶ ̶14ビット ̶ 外部クロック ̶ ̶

    内部クロック12ビット ̶ ̶ 内部クロック ̶14ビット ̶ ̶ ̶ 内部クロック

    下表に、結合がオフの場合に可能なサンプリングクロック出力ルーティングを示します。

    結合=オフチャネル1

    外部クロック 内部クロック12ビット 14ビット 12ビット 14ビット

    チャネル2

    外部クロック 使用時のチャネル

    2の動作

    12ビット 外部/内部 クロック外部/内部 クロック

    外部/内部 クロック

    外部/内部 クロック

    14ビット 外部/内部 クロック外部/内部 クロック

    外部/内部 クロック

    外部/内部 クロック

    内部クロック 使用時のチャネル

    2の動作

    12ビット 外部/内部 クロック外部/内部 クロック

    外部/内部 クロック ̶

    14ビット 外部/内部 クロック外部/内部 クロック ̶

    外部/内部 クロック

    1. サンプリングクロック出力は、内部サンプリングクロックfSa, iから導出されます。fSa、i=500 MSa/s~ 1 GSa/sの場合、サンプリングクロック出力はfSa, iの2倍になります。 fSa, I=250 MSa/s~ 500 MSa/sで、サンプリングクロック出力はfSa, iの4倍になります。fSa, i=125 MSa/s~ 250 MSa/sの場合、サンプリングクロック出力はfSa, iの8倍になります。

  • 33 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    チャネル1とチャネル2の結合

    2チャネル測定器(オプション002)には、2つの動作モードがあります。結合=オフと結合=オンです。

    結合=オフ

    ・ 2個のチャネルが完全に独立して動作します。

    ・ 2個のチャネルが異なるサンプリング・クロック・レートで動作する場合があります。

    ・ 2個のチャネルが同じクロックソース(内部または外部)で動作する場合があります。

    ・ 2個のチャネルが異なるクロックソース(内部または外部)で動作する場合があります。

    ・ 2個のチャネルが非同期に開始されます。

    ・ 以下のパラメータは、チャネルごとに個別に変更可能です。

    ・ 周波数

    ・ 振幅、オフセット

    ・ 増幅経路

    ・ 波形

    ・ シーケンス

    ・ トリガモード(自動、トリガ、ゲーティッド)

    ・ スタート/ストップ(プログラミング/プログラミング終了)

    ・ 12ビットまたは14ビットモード

    ・ ダイナミックシーケンスのオン/オフ

    ・ 以下のパラメータは、両方のチャネルに対してのみ変更可能です。

    ・ なし

    下表に、結合がオフの場合に使用可能なモードの組み合わせを示します。

    結合=オフチャネル1

    外部クロック 内部クロック12ビット 14ビット 12ビット 14ビット

    チャネル2外部クロック

    12ビット 使用可能 使用可能 使用可能 使用可能14ビット 使用可能 使用可能 使用可能 使用可能

    内部クロック12ビット 使用可能 使用可能 使用可能 ̶14ビット 使用可能 使用可能 ̶ 使用可能

  • 34 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    結合=オン

    ・ 2個のチャネルは同時に開始します。チャネル1とチャネル2のクロックソースは同じです。

    ・ チャネル1とチャネル2間の固定遅延は同じです。

    ・ 以下のパラメータは、チャネルごとに個別に変更可能です。

    ・ 振幅、オフセット

    ・ 増幅経路

    ・ 波形

    ・ シーケンス

    ・ トリガモード

    ・ 可変遅延

    ・ ダイナミックシーケンスのオン/オフ

    ・ 以下のパラメータは、両方のチャネルに対してのみ変更可能です。

    ・ 周波数

    ・ クロックソース(内部または外部)

    ・ スタート/ストップ(プログラミング/プログラミング終了)/アボート

    ・ 12ビットまたは14ビットモード

    ・ 注記:

    ・ 結合=オフから結合=オンへの変更時には、上記のパラメータの設定がチャネル1からチャネル2に転送されます。

    ・ チャネル1(またはチャネル2)に送信中の以下のリモートコマンドは、チャネル2(またはチャネル1)にも影響を及ぼします:周波数、ビットモード、スタート/ストップ、トリガ、イベント、ダイナミックセグメント/シーケンスの選択/オン。

    ・ チャネル1とチャネル2の動作を完全に同期させるために、スタート/ストップ、トリガ、イベント、ダイナミックセグメント/シーケンスの設定が常に両方のチャネルに反映されます。これは、信号をハードウェア入力またはソフトウェアで生成する場合に有効です。

    下表に、結合がオンの場合に使用可能なモードの組み合わせを示します。

    結合=オンチャネル1

    外部クロック 内部クロック12ビット 14ビット 12ビット 14ビット

    チャネル2外部クロック

    12ビット 使用可能 ̶ ̶ ̶14ビット ̶ 使用可能 ̶ ̶

    内部クロック12ビット ̶ ̶ 使用可能 ̶14ビット ̶ ̶ ̶ 使用可能

  • 35 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    内部トリガジェネレーター

    特性 概要

    周波数レンジ 100 mHz~ fmax

    fmax 5分周の同期クロック出力周波数 例:12ビット・モード、fSa=12 GHz:fmax=12 GHz/64/5=37.5 MHz 例:14ビット・モード、fSa=8 GHz:fmax=8 GHz/48/5=33.3 MHz

    周波数分解能 100 mHz

    シーケンサー

    M8190Aの標準設定では、以下が割り当てられます。

    ・ 連続、セルフ・アーミング・モード(1つのセグメント)

    ・ トリガ、セルフアーミング(1つのセグメント)

    ・ ゲーティッド、セルフアーミング(1つのセグメント)

    サンプリング・メモリ 標準 オプション02G(12ビット・モード) オプション02G(14ビット・モード)

    128 Mサンプル(各チャネルあたり) 2048 Mサンプル(各チャネルあたり) 1536 Mサンプル(各チャネルあたり)

    オプションSEQで以下の拡張シーケンス機能を使用できます。

    最小セグメント長 12ビットモードで320サンプル、14ビットモードで240サンプル

    波形メモリ分解能 12ビットモードで64サンプル、14ビットモードで48サンプル

    セグメント 1~ 512 k(219)個のセグメント最大セグメント長は2048 Mサンプルです。1つのセグメントは、複数のセクションから構成され、セクションは測定器に個別にダウンロードされ、M8190A内部でリンクされて1つのセグメントを構成します。

    セグメントループ セグメント当たり合計40億(232)回のループを定義できます。

    シーケンス設定 合計で、最大512 k(219)個の波形シーケンスを定義できます。シーケンスとは、連続したセグメントです。

    シーケンス・テーブル・エントリー すべてのシーケンステーブルの合計として、最大512 k個のセグメント・テーブル・エントリーを定義できます。

    シーケンスループ シーケンス当たり合計40億(232)回のループを定義できます。

    シナリオ

    シナリオ・テーブル・エントリー

    最大512 k(219)個のシナリオを定義できます。シナリオとは、連続したシーケンスです。シナリオ・テーブル・エントリー:シナリオ当たり最大512 k(219)回のループを定義できます。シナリオの各シーケンスは、40億(232)回までループできます。シナリオ間の切り替えは、ソフトウェアによって制御されます。

    動的シナリオ制御 パラレル入力バスを使用して、シナリオ間を外部から切り替えることができます。シナリオ間の即時ジャンプ(現在のシナリオは遮断されます)または同期ジャンプ(現在のシナリオが完了してから次のシナリオにジャンプします)が可能です。

  • 36 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    デジタルアップコンバージョン

    2チャネル構成の測定器では、各チャネルが独立のデジタル・アップコンバージョン・エンジンを搭載しています。すべてのパラメータ(例:搬送周波数、振幅、波形など)を個別に設定できます。2つのチャネルを結合モードで使用している場合、2つのチャネルは完全に位相同期しています。

    特性 概要

    サンプリングレート 1000 MSa/s~ 7200 MSa/s

    搬送周波数

    範囲 0 Hz~ 12 GHz(周波数応答とsin x/xロールオフの確認済み)

    分解能 サンプリング・クロック/272

    位相範囲 0~ 360 °

    位相分解能 0.002 °

    振幅範囲 0~ 100 %

    振幅分解能 20,000ステップ

    周波数掃引レート 2 Hz/hourから40 GHz/μsまで

    サンプリングメモリ

    メモリ長 768 M IQサンプルペア

    メモリ分解能 24

    データセグメントの最小セグメント長 120 IQペア

    構成セグメントの最小セグメント長 240 IQペア

    IQ縦軸分解能 15ビット(IとQに対して)

    DAC縦軸分解能 14ビット(12ビットモード、14ビットモードとは独立して)

    補間係数 ×3、×12、×24、×48

    SFDRと高調波歪 14ビットモードの仕様を参照

    各モードの変調帯域幅補間係数

    最大入力サンプリングレート 最大変調帯域幅

    ×3 2400 MSa/s 1920 MHz

    ×12 600 MSa/s 480 MHz

    ×24 300 MSa/s 240 MHz

    ×48 150 MSa/s 120 MHz

    変調帯域幅リップル 0.8×Fs(Fsは入力I/Qサンプリングレート)、最大1 dB

    遅延(fSa=1 GSa/s~ 7.2 GSa/s)

    トリガ/イベント入力からダイレクト出力まで 補間係数1×3840外部サンプリングクロック+4.5内部l1サンプリング・クロック・サイクル-5.3 ns(公称値)

    トリガ/イベント入力からDC出力まで 補間係数1×3840外部サンプリングクロック+4.5内部l1 サンプリング・クロック・サイクル-4.6 ns(公称値)

    トリガ/イベント入力からAC出力まで 補間係数1×3840外部サンプリングクロック+4.5内部l1サンプリング・クロック・サイクル-4.5 ns(公称値)

    同期マーカー出力からダイレクト出力まで 4.5内部1サンプリング・クロック・サイクル-8.0 ns(公称値)

    サンプルマーカー出力からダイレクト出力まで -1.3 ns+4.5内部サンプリング・クロック・サイクル(代表値)

    同期クロック出力 サンプリングクロックに対して、(24×補間係数)の分周比のクロック

    最小遅延 補間係数×10320サンプリング・クロック・サイクル(測定値)

    トリガ/ゲート、イベント入力

    最大トグル周波数 (120×補間係数)分周のサンプリングクロック出力周波数

    1. 内部サンプリング・クロック・サイクル。「内部サンプリングクロック」の定義については、サンプリングクロック出力仕様をご参照ください。

  • 37 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    マーカー

    特性 概要

    同期マーカー

    タイミング分解能 24入力IQサンプルペア

    幅 24入力IQサンプルペアの定数倍

    サンプルマーカー

    タイミング分解能 1入力IQサンプルペア

    幅 補間係数 DAC出力サンプル幅

    ×3 24

    ×12 24

    ×24 24

    ×48 48

    サンプルマーカー出力遅延 マーカーとデータ間で3.5サンプリング クロック周期

    メモリ管理

    IQベースバンド波形と、搬送周波数、位相、振幅などの波形パラメータは、個別に保存されます。そのため、異なるパラメータをもつ繰り返し波形も効率的に保存できます。パラメータはテーブルに保存されます。シーケンサが実行時に波形とパラメータを関連付けます。搬送周波数と振幅はソフトウェアで制御することもできます。

    テーブルサイズ

    振幅テーブル 32 k

    周波数テーブル 32 k

    動作テーブル 32 k

    動作:搬送周波数の設定、振幅の設定、位相の設定、位相の初期化、位相バンプ、掃引速度の設定、掃引の実行、掃引の停止

  • 38 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    一般仕様

    特性 概要

    消費電力 210 W(公称値、12 GSa/s動作)

    動作温度 0 ℃~ 40 ℃

    動作時湿度 5 %~ 80 %の相対湿度、非結露

    動作高度 最高2000 m

    保管温度 -40 ℃~ 70 ℃

    保存ステート ユーザー設定と工場設定

    電源投入時の状態 初期値

    制御用PCへのインタフェース PCIe(AXIeシャーシの仕様を参照)

    形状 2スロットAXIe

    寸法(幅×高さ×奥行) 60 mm×322.5 mm×281.5 mm

    質量 4.9 kg

    安全規格 IEC61010-1、UL61010、CSA22.2 61010.1認証

    EMC規格 IEC61326に準拠したテスト

    ウォームアップ時間 30分

    校正間隔 2年(推奨)

    冷却要件

    M8190Aを動作させる場合は、背面に80 mm以上、両側に30 mm以上の空間をあけてください。

    ダウンロード時間

    ダウンロード時間:IVI-COMドライバー使用

    1 Mサンプル 3 ms(測定値)

    128 Mサンプル 350 ms(測定値)

    512 Mサンプル 1.4 s(測定値)

    2 Gサンプル 6 s(測定値)

  • 39 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    定義

    仕様 特に記載のない限り、0 ℃~+40 ℃の動作温度範囲内で2時間以上保管し、45分間のウォームアップを行った後の、校正済み測定器の保証性能を表します。温度は自動校正後±10 ℃以内。すべての仕様に測定の不確かさが含まれています。仕様はすべて、ISO-17025メソッドに準拠して作成されています。特に記載のない限り、本書に掲載されているデータは仕様です。

    代表値 特性性能を表します。製造した測定器の80 %以上が適合する値です。このデータは保証されたものではなく、測定の不確かさは含まれていません。室温(約23 ℃)でのみ有効です。

    公称値 期待される平均性能値、またはコネクタタイプ、寸法、動作速度などのデザインにより決まる特性性能です。このデータは保証されたものではなく、室温(約23 ℃)で測定されたものです。

    測定値 期待される性能を示すために設計段階で測定された値です。このデータは保証されたものではなく、室温(約23 ℃)で測定されたものです。

    確度 仕様パラメータのトレーサブルな確度を表します。測定誤差、タイムベース誤差、校正源の不確かさが含まれています。

    ソフトウェア

    オペレーティングシステム サポートされているオペレーティングシステム– Microsoft Windows XP(32ビット)– Microsoft Windows Vista(32ビット)– Microsoft Windows Vista(64ビット) – Microsoft Windows 7(32ビット) – Microsoft Windows 7(64ビット)

    ソフトウェア・フロント・パネル 測定器のすべての機能を制御できるグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUIまたはソフトウェア・フロント・パネル)が付属します。このソフトウェアで、クロック/出力/マーカー/トリガ/シーケンサの制御、波形のインポート、標準波形の作成ができます。

    SCPI言語 SCPIによるリモート制御

    IVIドライバー IVI-COMドライバーとIVI-Cドライバー

  • 40 | Keysight | M8190A 任意波形発生器 - Data Sheet

    myKeysight

    www.keysight.co.jp/find/mykeysightご使用製品の管理に必要な情報を即座に手に入れることができます。

    www.axiestandard.org

    AXIe(AdvancedTCA® Extensions for Instrumentation and Test)は、AdvancedTCA®を汎用テストおよび半導体テスト向けに拡張したオープン規格です。Keysightは、AXIeコンソーシアムの設立メンバーです。

    www.keysight.com/go/quality

    Keysight Technologies, Inc.DEKRA Certified ISO 9001:2008 Quality Management System

    契約販売店

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    PICMGおよびPICMGロゴ、CompactPCIおよびCompactPCIロゴ、AdvancedTCAおよびAdvancedTCAロゴは、PCI Industrial Computers Manufacturers Groupの登録商標です。“PCIe”および“PCI EXPRESS”は、PCI-SIGの登録商標/サービスマークです。

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