藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂...

38
大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シキ(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 観光振興計画 観光振興計画 観光振興計画 観光振興計画 2017 2017 2017 2017 年(平成 平成 平成 平成 29 29 29 29 年)10 )10 )10 )10 月改定 月改定 月改定 月改定 長保公園 オク記念 片瀬東浜海水浴場

Transcript of 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂...

Page 1: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

大庭城址公園 遊行寺いろは坂

江の島シーキャンドル(湘南の宝石)

ふじさわ江の島花火大会

藤 沢藤 沢藤 沢藤 沢 市市市市 観光振興計画観光振興計画観光振興計画観光振興計画

2017201720172017 年年年年((((平成平成平成平成 29292929 年年年年)10)10)10)10 月改定月改定月改定月改定

長久保公園

オリンピック記念碑

片瀬東浜海水浴場

Page 2: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

目目目目 次次次次

第1章 計画見直しの基本的考え方

1 趣旨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

2 計画の位置づけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

3 計画の期間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

4 方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

第2章 藤沢市の観光の現状と課題

1 藤沢市を取り巻く外部環境・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

2 藤沢市政について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

3 藤沢市の観光の課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

第3章 観光客の動向分析

1 統計データによる来訪者の動向分析・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

第4章 藤沢市の観光の将来像

1 将来像・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16

2 基本理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

第5章 観光地「藤沢」の実現に向けた目標値の設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

第6章 アクションプラン

1 アクションプランの体系・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

2 戦略プログラムの内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24

Page 3: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

1

第第第第1111章章章章 計画計画計画計画見直見直見直見直ししししのののの基本的考基本的考基本的考基本的考ええええ方方方方

1111 趣旨趣旨趣旨趣旨

2011 年 3 月に策定した藤沢市観光振興計画は、2011 年度から 2022 年度までの 12 年間

を計画期間とし、3 年ごとに見直しを行うこととしています。

この間、東日本大震災の発生、国際情勢の変化、富士山世界遺産登録、東京2020オ

リンピック・パラリンピック競技大会(以下「東京2020大会」という。)の開催決定や、

さらには本市江の島が、東京2020大会のオリンピック・セーリング競技会場に決定す

るなど、観光を取り巻く環境の変化に加え、観光へのニーズの多様化など、様々な変化に

対する対応策を検討し、観光振興を推進する施策に反映する必要があります。こうした現

状を踏まえて、今後も(公社)藤沢市観光協会、民間事業者及び市が一体となって、本市

観光を発展させていくために、藤沢市観光振興計画の見直しを行うものです。

2222 計画計画計画計画のののの位置位置位置位置づづづづけけけけ

本計画の位置づけは、新たに策定された「藤沢市市政運営の総合指針 2020」の理念や施

策の方向性との整合性を図り取り組むものとします。

3333 計画計画計画計画のののの期間期間期間期間

本計画策定は、当初の計画期間である、2011 年度から 2022 年度までの 12 年間を定めて

いるもので、この間、3 年毎に見直しを行うこととしています。今回の見直し後の計画期間

は、2017 年度から 2022 年度までの計画とし、概ね 3 年毎の見直しについても変更はしな

いものとします。

4444 方法方法方法方法

「藤沢市市政運営の総合指針 2020」の理念や施策の方向性との整合性を図る中で、専門

的知識や経験を有する方々からの意見を聞く「見直し検討会議」、市、(公社)藤沢市観光

協会による「ワーキンググループ見直し検討会議」により検討を進め、パブリックコメン

トの実施、藤沢市議会への報告により見直しを行います。

Page 4: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

2

第第第第 2222 章章章章 藤沢市藤沢市藤沢市藤沢市のののの観光観光観光観光のののの現状現状現状現状とととと課題課題課題課題

1111 藤沢市藤沢市藤沢市藤沢市をををを取取取取りりりり巻巻巻巻くくくく外部環境外部環境外部環境外部環境

((((1111))))国内国内国内国内におけるにおけるにおけるにおける観光観光観光観光のののの状況状況状況状況

【【【【1111】】】】訪日外客数訪日外客数訪日外客数訪日外客数

「日本政府観光局(JNTO)」よると、2016 年の訪日外客数は、2,403 万 9 千人で、前年

と比較し 21%増加し、日本政府観光局が統計を取り始めた 1964 年以降、最多の訪日外客

数となりました。クルーズ船寄港数の増加や航空路線の拡充、これまでの継続的な訪日旅

行プロモーションに加え、ビザの緩和、消費税免税制度の拡充等が、主な増加要因として

考えられています。

また、市場別では、主要 20 市場のうち、ロシアを除く 19 市場が年間での過去最高を記

録し、とりわけ中国は、前年比 27.6%増の 637 万人と全市場で初の 600 万人台に達し、最

大の訪日旅行市場となりました。加えて、韓国が初めて 500 万人を、台湾が初めて 400 万

人を超え、香港を加えた主要東アジア 4 市場は、前年比 23.1%増の 1,700 万人超となりま

した。さらに、欧米豪 9 市場は前年比 17.7%増の 295 万 6 千人と 300 万人に迫る規模と

なり、堅調に増加しています。

これらを踏まえ、日本政府観光局では、2020 年に 4,000 万人という政府目標に向け、海

外における訪日プロモーション事業の拡充・高度化に取り組むとしています。

訪日外客数訪日外客数訪日外客数訪日外客数のののの国別国別国別国別シェアシェアシェアシェア

Page 5: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

3

【【【【2222】】】】国国国国がががが目指目指目指目指すすすす国際観光振興政策国際観光振興政策国際観光振興政策国際観光振興政策のののの今後今後今後今後のののの展開展開展開展開(『観光白書 2016』抜粋)

「観光先進国」に向けて

戦略的なビザ緩和、免税制度の拡充、出入国管理体制の充実、航空ネットワークの拡

大など、大胆な「改革」に取り組み続けてきました。この間、訪日外国人旅行者数は 2

倍以上の約 2000 万人に達し、その消費額も 3 倍以上となり、自動車部品産業の輸出総

額に匹敵する約 3.5 兆円に達しました。外国人旅行者数は引き続き増加しており、各月の

過去最高記録を更新し続けています。

我が国は、自然・文化・気候・食という観光振興に必要な 4 つの条件を兼ね備えた、

世界でも数少ない国の一つであり、これらの豊富な観光資源を真に開花させることによ

り、裾野の広い観光を一億総活躍の場とすることが可能です。

観光は、まさに「地方創生」への切り札、GDP600 兆円達成への成長戦略の柱です。

国を挙げて、観光を我が国の基幹産業へと成長させ、「観光先進国」という新たな挑戦

に踏み切る覚悟が必要です。このため、従来の政府目標を大幅に前倒しし、かつ、質の

高い観光交流を加速させるべく、以下の新たな目標に向かって進んでいくこととします。

★訪日外国人旅行者数 2020 年:4000 万人 2030 年:6000 万人

★訪日外国人旅行消費額 2020 年:8 兆円 2030 年:15 兆円

★地方部(三大都市圏以外)での外国人延べ宿泊者数

2020 年:7000 万人泊 2030 年:1億 3000 万人泊

★外国人リピーター数 2020 年:2400 万人 2030 年:3600 万人

★日本人国内旅行消費額 2020 年:21 兆円 2030 年:22 兆円

我が国の豊富で多様な観光資源を、誇りを持って磨き上げ、その価値を日本人にも外

国人にも分かりやすく伝えていく必要があります。そして、観光の力で、地域に雇用を

生み出し、人を育て、国際競争力のある生産性の高い観光産業へと変革していく必要が

あります。さらに、CIQ や宿泊施設、通信・交通・決済等といった受入環境整備を早急

に進める必要がある。あわせて、高齢者や障がい者等を含めた、すべての旅行者が「旅

の喜び」を実感できるような社会を築いていく必要があります。

これらを踏まえ、「観光ビジョン」においては、「観光は、真に我が国の成長戦略と地

方創生の大きな柱である」との認識の下、以下の 3 つの視点を柱とし、10 の改革をとり

まとめました。「観光先進国」の実現に向け、政府一丸、官民を挙げて、常に先手を打っ

て攻めていきます。

視点1 観光資源の魅力を極め、地方創生の礎に

視点2 観光産業を革新し、国際競争力を高め、我が国の基幹産業に

視点3 すべての旅行者が、ストレスなく快適に観光を満喫できる環境に

Page 6: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

4

「観光先進国」 への 「3つの視点」 と 「10の改革」

視点1 観光資源の魅力を極め、地方創生の礎に

■「魅力ある公的施設」を、ひろく国民、そして世界に開放

― 「技」の粋がつくされた日本ならではの空間を世界に ―

◯ 赤坂や京都の迎賓館をはじめ、我が国の歴史や文化に溢れる公的施設を、大胆に、

一般向けに公開・開放し、観光の呼び水とします。

■「文化財」を、「保存優先」から観光客目線での「理解促進」、そして「活用」へ

― 「とっておいた文化財」を「とっておきの文化財」に ―

◯ 2020 年までに、文化財を核とする観光拠点を全国で 200 整備、わかりやすい多言

語解説など 1000 事業を展開し、集中的に支援を強化します。

■「国立公園」を、世界水準の「ナショナルパーク」へ

― 世界中から休日をすごしにくる上質感あふれる空間に ―

◯ 2020 年を目標に、全国5箇所の公園について、保護すべき区域と観光活用する区

域を明確化し、充実した滞在アクティビティなど、民間の力も活かし、体験・活用

型の空間へと生まれ変わらせます。

■おもな観光地で「景観計画」をつくり、美しい街並みへ

― ひと目見れば忘れない、ひと目見ただけで場所がわかる景観に ―

◯ 2020 年を目途に、原則として全都道府県・全国の半数の市区町村で、「景観計画」

を策定します。

◯ 外国人旅行者向け周遊ルートには、専門家チームを国から派遣し、景観を徹底改善

します。

視点2 観光産業を革新し、国際競争力を高め、我が国の基幹産業に

■古い規制を見直し、生産性を大切にする観光産業へ

◯ 60 年以上経過した規制・制度の抜本見直し(通訳案内士、ランドオペレーター、

旅行業など)のほか、トップレベルの経営人材育成、民泊ルールの整備、宿泊業の

生産性向上などを、総合パッケージで推進・支援します。

■あたらしい市場を開拓し、長期滞在と消費拡大を同時に実現

◯ 欧州・米国・豪州や富裕層などをターゲットにしたプロモーション、戦略的なビザ

緩和、首都圏におけるビジネスジェットの受入環境の改善を実施します。

○ MICE 誘致・開催の支援体制を抜本的に改善し、世界で戦える日本の MICE へと

成長させます。

■疲弊した温泉街や地方都市を、未来発想の経営で再生・活性化

◯ 2020 年までに、世界水準の DMO(Destination Management/Marketing

Organization)を、全国で 100 形成します。

◯ 観光地再生・活性化ファンド、規制緩和などを駆使し、民間の力を最大限活用した

Page 7: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

5

安定的・継続的な「観光まちづくり」を実現します。

視点3 すべての旅行者が、ストレスなく快適に観光を満喫できる環境に

■ソフトインフラを飛躍的に改善し、世界一快適な滞在を実現

◯ 世界最高水準の技術活用により、出入国審査の風景を一変させます。

○ 無料 Wi-Fi 環境の整備促進や一回の認証手続で利用できる環境の整備、SIM カー

ドとの相互補完利用、多言語翻訳システム、個人のニーズに合わせた観光情報の配

信など最適なサービス提供基盤の社会実装化、新幹線や高速バス等における海外か

らのインターネット予約可能化、JR も含めた東京 23 区内の駅ナンバリングの完成

などにより、ストレスフリーな通信や交通の利用環境を実現します。

○ 主要な商業施設や宿泊施設、観光スポットにおける「100%のクレジットカード決

済対応」および「100%の決済端末の IC 対応」、3 メガバンクにおける海外発行カー

ド対応 ATM の設置計画の大半の大幅な前倒し要請(2020 年→2018 年)などによ

り、キャッシュレス観光を実現させます。

◯ 2020 年までに、訪日外国人が特に多い地域を中心に、外国人患者受入体制が整備

された医療機関を、現在の5倍にあたる 100 箇所で整備します。

○ 「ユニバーサルデザイン 2020」を策定し、2020 年東京オリンピック・パラリンピ

ック競技大会を契機に、観光地や交通機関において、より高い水準のユニバーサル

デザイン化と心のバリアフリーを推進します。

■「地方創生回廊」を完備し、全国どこへでも快適な旅行を実現

― 隅から隅まで日本の旅を楽しめるように ―

◯ 外国人向け「ジャパン・レールパス」を、訪日前だけでなく日本到着後でも購入可

能にします。

◯ 新幹線開業やコンセッション空港運営等と連動し、観光地へのアクセス交通の充実

を図ります。

■「働きかた」と「休みかた」を改革し、躍動感あふれる社会を実現

― 国民一人ひとりが「仕事も」「休日も」楽しめるように ―

◯ 2020 年までに、年次有給休暇の取得率を 70%(2014 年:47.6%)へと向上させ

ます。

◯ 休暇取得の分散化のため産業界に対し奨励を行うとともに、経済的インセンティブ

付与の仕組みの導入を目指します。

【【【【3333】】】】神奈川県神奈川県神奈川県神奈川県がががが目指目指目指目指すすすす国際観光振興政策国際観光振興政策国際観光振興政策国際観光振興政策のののの今後今後今後今後のののの展開展開展開展開(「神奈川県観光振興計画」抜粋)

■神奈川の観光の将来像

「かながわグランドデザイン」に規定する将来像を、観光面で実現する「観光立県かな

Page 8: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

6

がわ」を目指します。

■今後の取組の視点

県内の観光をめぐる環境や動向の変化等を踏まえ、次の項目を考慮しながら、観光振興

施策を総合的かつ計画的に推進します。

(1) ラグビーワールドカップ 2019、東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会を

契機とした誘客の推進

外国人観光客を誘致するため、特に経済成長が期待されるアジアの国・地域や欧米

諸国をターゲットにプロモーションをすることで、県内への誘客の増加を図ります。

ラグビーワールドカップ 2015 では、全 48 試合の観客数は 247 万人に達し、各都市に

公式に設けられたファンゾーンには 100 万人以上が訪れたとされています。2019(平

成 31)年の日本大会でも約 40 万人の外国人が訪れると予測されており、さらに横浜で

開催される決勝戦で見込まれる外国人観戦客約 4 万人は、平均 20 日以上滞在すると想

定されるため、宿泊施設の確保や県内を周遊する旅行商品の企画・販売を促進してい

きます。

なお、外国人観光客の多様なニーズに応える宿泊施設を確保するため、「国家戦略特

別区域法」の規制緩和(旅館業法の特例)の活用などを検討していく必要があります。

(2) さがみ縦貫道路と北陸新幹線の開通を活かしたプロモーションの推進

2015(平成 27)年 3 月にさがみ縦貫道路の寒川北 IC~海老名 JCT が開通し、北関

東や東北方面から県内へのアクセスが向上し、例えば東北自動車道久喜白岡 JCT から

茅ヶ崎海岸 IC までの所要時間は約 140 分から約 85 分に短縮されました。また、3 月

に北陸新幹線が開通し、金沢~東京間が 227 分から 148 分に短縮されました。今後は、

北関東や東北、北陸地方等を中心としたプロモーションの推進、相模湾の魅力を発信

するかながわシープロジェクトや三浦半島魅力最大化プロジェクト等と連携したプロ

モーションを推進します。

(3) 観光資源の発掘・磨き上げと旅行商品化の推進

県内には、歴史・文化、景観・自然、伝統工芸、伝統芸能、食文化など、地域で育

んできた様々な観光資源があります。また、県が市町村と連携して推進している3つ

の特区(国家戦略特区、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区、さがみ

ロボット産業特区)や、ヘルスケア・ニューフロンティア、マグカル(マグネット・

カルチャー)などのプロジェクトを、新たな観光資源として活用することも効果的で

す。今後は、こうした観光資源の発掘・磨き上げや旅行商品化を促進します。

(4) 観光人材の育成等によるおもてなし力の向上

観光地域づくりを担う中核人材の育成や、観光ボランティア等に対する研修の拡充

などにより、おもてなし力の向上を図ります。

Page 9: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

7

2222 藤沢市政藤沢市政藤沢市政藤沢市政についてについてについてについて

((((1111))))藤沢市全体藤沢市全体藤沢市全体藤沢市全体のののの現状現状現状現状

藤沢を取り巻く近年の社会経済情勢の変化は、真に激しいものがあります。特に人口減

少社会が到来し、あわせて少子化と高齢化が進行する時代を迎えることになります。藤沢

市市政運営の総合指針 2020 においては、本市の現状と課題を踏まえ、藤沢市市政運営の総

合指針 2016 における「めざす都市像」と「基本目標」を継承し、“郷土愛あふれる藤沢~

松風に人の和うるわし 湘南の元気都市~”を目指します。

((((2222)「)「)「)「藤沢市市政運営藤沢市市政運営藤沢市市政運営藤沢市市政運営のののの総合指針総合指針総合指針総合指針 2020202020202020」」」」

総合計画は、長期にわたって総合的かつ計画的に行政運営を進め、より効果的に事業を

展開することを目的として策定され、改定を続けてきましたが、現在の社会経済情勢と行

財政運営においては、長期的な事業単位までの行政計画の策定は大変難しくなっています。

一方で、各分野での個別計画の策定が進むことで計画的な行政運営は定着しています。

こうしたことから、市民ニーズに基づいた課題の緊急性、重要性を捉え、限られた財源

を効果的、効率的に配分し、政策効果を高めた事業展開が図られるよう、総合計画に替わ

る仕組みとして、平成 25 年度に「藤沢市市政運営の総合指針 2016」を策定しました。

この「藤沢市市政運営の総合指針 2016」の期間の終了に伴い、それまでの取組や評価、

意見等を踏まえ、「藤沢市市政運営の総合指針 2020」として改定しました。

この中で、次の内容を踏まえた観光施策を推進します。

めざす都市像

郷土愛あふれる藤沢 ~松風に人の和うるわし 湘南の元気都市~

8 つの基本目標

■文化・スポーツを盛んにする

■豊かな環境をつくる

■地域経済を循環させる

5 つのまちづくりテーマ

【まちづくりテーマ2】 「2020 年に向けてまちの魅力を創出する」

(2)オリンピック・パラリンピックを契機とした都市の魅力(レガシー)の創出

【まちづくりテーマ5】 「都市の機能と活力を高める」

(4) 市民生活に不可欠な社会資本・経済環境の整備

3333 藤沢市藤沢市藤沢市藤沢市のののの観光観光観光観光のののの課題課題課題課題

本市では、2014 年 6 月に見直しを行った藤沢市観光振興計画に基づき、マルチパートナ

ーシップによる取組を進め、観光客数は堅調に推移しています。

Page 10: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

8

しかしながら、その後も、個人の価値観の変化や余暇活動の多様化はもとより、WEB や

SNS 等による情報発信の急速な発展に加え、観光客誘客をめぐる地域間での競争が激化し

ています。このようなことから、現在の観光客の増加傾向を維持していくためには、観光

客の志向やニ-ズ、観光を取り巻く環境の変化を的確に捉えた柔軟な観光戦略の展開が必

要であると考えています。

その一方で、市税収入の大幅な増加を見込むことが困難な状況であることから、新たな

観光施策の実現には、民間活力を十分に活かした創意・工夫からなる企画を費用対効果や

地域活性化への貢献度を十分に見極めたうえで、引き続き効率的かつ効果的に行わなけれ

ばなりません。

また、観光は、裾野が広い産業であり、「見る」「食べる」「買う」「体験する」「泊まる」

といったキーワードを盛り込むことが、地域経済の活性化および消費観光の促進には不可

欠であります。「見るだけの観光」から、「消費観光」に繋がる取組の推進を加速させるこ

とが、より一層求められている重大な局面を迎えています。

観光消費額の増加に大きく寄与する「宿泊型観光」について、市は宿泊施設の誘致策を

打ち出しているものの、現時点では、市内宿泊施設の急激な増加が見込める状況とはいえ

ず、こうした現状においては、既存の宿泊施設のさらなる稼働率アップに繋がる、マルチ

パートナーシップでの継続的な施策の展開も必要となります。

本市が消費観光に結びつけるキーワードとして「見る」「食ベる」「買う」「体験する」「泊

まる」を掲げていますが、これは決して日本屈指の海浜観光地である湘南・江の島エリア

に限ったことではありません。本市北部には、野菜・花卉・果樹などの豊富な生産物や緑

豊かで、訪れた人の癒しとなる自然・里山の原風景が広がっています。既に各地区では、「竹

炭」「あじさい」「彼岸花」などの観光資源を活かした取組も進んでいます。

これらを継続・発展させるとともに、引き続き新たな観光資源を発掘・創出し磨き上げ、

競合する観光地との差別化を図るべく、オリジナリティに富んだ魅力あふれる観光都市の

実現が、観光客の市内の周遊性を高めるとともに、リピーターの創出による消費観光に寄

与するものと考えています。

そして、本市が観光振興に結びつく具体的アクションプランを計画・実行するにあたっ

ては、3 年後の「東京2020大会」の開催が、大きなベンチマークのひとつであると捉え

ています。

国内外から多くの観光客に訪れていただく 2020 年に向けて、効果的な誘客事業・施策を

柔軟かつ積極的に展開するとともに、ハード・ソフトの整備については、これからの 3 年

間で実行に移す短期プランと、2020 年のその後を見据えて検討を進める中・長期プランと

に精査し、計画的におもてなしの体制づくりを進めてまいります。

いずれにしても、一人でも多くの観光客の皆様に訪れていただくこと、一人ひとりがそ

れぞれの楽しみ方で過ごしていただける“藤沢らしさが光る「選ばれる観光都市」”の実現

に向けた施策への取組が重要な課題となります。

Page 11: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

9

第第第第3333章章章章 観光客観光客観光客観光客のののの動向分析動向分析動向分析動向分析

1111 統計統計統計統計データによるデータによるデータによるデータによる来訪者来訪者来訪者来訪者のののの動向分析動向分析動向分析動向分析

((((1111))))観光観光観光観光客数客数客数客数のののの推移推移推移推移

①観光客数 ※年間 1 月~12 月の統計

2016 年に本市を訪れた観光客の推計延人数(以下観光客数)は、1,864 万 8 千人で、2015

年対比 1.7%(31 万 3 千人)増と、過去最高となりました。過去 5 年間の観光客数は、1,194

万人(2011 年)、1,515 万 4 千人(2012 年)、1,552 万 4 千人(2013 年)、1,773 万 9 千人

(2014 年)、1,833 万 5 千人(2015 年)となっており、東日本大震災が発生した 2011 年は

一時的な落ち込みが見られたものの、その後は順調に回復し、増加傾向にあります。

②日帰り観光客数と宿泊客数

2016年の日帰り観光客数は、1,810万3千人で全体(宿泊客数を含む)の観光客数の97.1%

を占めています。本市の日帰り観光客は神奈川県内の日帰り観光客数に比べても高く、過

去 10 年間の平均値は 97.2%で、ほぼ同水準で推移しています。

また、2016 年の宿泊客数は、対前年比 1.4%増の 54 万 5 千人と、こちらも過去最高とな

りました。宿泊客数の割合も、大きな変化はなく、過去 10 年間の平均値は 2.8%となって

います。

③観光客の動向・分析

JR 湘南新宿ラインや上野東京ラインの開通、圏央道(さがみ縦貫道)の開通など、ここ

数年での交通インフラの整備に伴い、東京都内をはじめとする首都圏から湘南エリアへの

アクセスが格段に向上したことで、日帰りでの観光客が増加し、全体の観光客数の底上げ

に繋がったものと考えられます。

また、日帰り圏内からの観光客が増加する一方で、宿泊客数も増加している要因として、

江の島エリアにおいて、それまでは閑散期と言われていた冬期に、およそ 3 ヶ月にわたり

イルミネーション事業を継続的に開催していることが、冬の観光地としての認知・定着に

繋がるとともに、それまでは昼間中心となっていた観光客の動向が、夕方から夜にかけて

の来訪・滞在にシフトすることで、年間を通じた宿泊客の平準化と、本市が目指す通年観

光地化に寄与しているものと分析されます。

さらには、湘南藤沢フィルム・コミッションによる映像を中心としたロケ支援・ロケ協

力が、その後、番組・作品という形となって通年で広くメディアに露出され、また SNS で

情報が発信・拡散されることで、季節を問わず観光客を誘客するとともに、ロケ地めぐり

や聖地巡礼等を目当てとしたリピーターの確保に結実しているものと考えられます。

Page 12: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

10

単位:千人

西暦

総数

(年間)

日帰り

客数

宿泊

客数

宿泊者数

の割合%

海水浴

客数

海水浴客

を除く

観光客数

海水浴客

の割合

備 考

2002年 8,547 8,234 313 3.7% 2,080 6,467 24.3%

・江の島頂上部再整備

・湘南藤沢フィルム・コミッション設立

2003年 10,301 10,012 289 2.8% 2,692 7,609 26.1%

・江の島サムエル・コッキング苑&江の島シーキャンドル

リニューアルオープン

2004年 12,570 12,274 296 2.4% 4,517 8,053 35.9%

・新江ノ島水族館 リニューアルオープン

・観光キャラバン事業スタート

2005年 12,203 11,879 324 2.7% 3,837 8,366 31.4%

2006年 12,937 12,593 344 2.7% 4,028 8,909 31.1%

2007年 13,454 13,094 360 2.7% 4,334 9,120 32.2%

2008年 13,401 13,039 362 2.7% 4,077 9,324 30.4%

2009年 13,864 13,501 363 2.6% 4,232 9,632 30.5%

2010年 15,408 15,016 392 2.5% 4,284 11,124 27.8%

2011年 11,940 11,566 374 3.1% 3,014 8,926 25.2%

・東日本大震災発生

・テラスモール湘南 オープン

2012年 15,154 14,734 420 2.8% 3,758 11,396 24.8%

・亀ヶ岡広場とガーデンパーラー一体整備によるリニューアル

・「湘南の宝石」関東三大イルミネーションに認定

2013年 15,524 15,105 430 2.8% 2,982 12,542 19.2%

・江の島サムエル・コッキング苑&江の島シーキャンドル

リニューアルオープン10周年、江の島岩屋再開20周年

・「湘南の宝石」ライトアップ夜景遺産に認定

・「富士山」世界遺産に認定

2014年 17,738 17,280 458 2.6% 2,386 15,352 13.5%

・湘南藤沢フィルム・コミッションがロケーションジャパン大賞準グランプリ受賞

・江の島岩屋入洞者 500万人達成

・湘南ロボケアセンター オープン

2015年 18,335 17,798 537 2.9% 2,221 16,114 12.1%

・圏央道開通(神奈川県内の全区間)   ・JR上野東京ライン開通

・東京2020オリンピック競技大会において江の島がセーリング会場に決定

・湘南藤沢フィルム・コミッションがロケーションジャパン大賞準グランプリ受賞

2016年 18,648 18,103 545 2.9% 2,415 16,233 13.0%

・ふじさわ宿交流館 オープン

・藤沢市藤澤浮世絵館 オープン

・(公社)藤沢市観光協会がかながわ観光大賞「外国人観光客奨励賞」受賞

藤沢市観光客数藤沢市観光客数藤沢市観光客数藤沢市観光客数のののの推移推移推移推移

※観光客数は、1 月~12月の実績。

Page 13: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

11

((((2222))))観光観光観光観光消費額調査消費額調査消費額調査消費額調査

①観光消費額調査方法の概要

【調査回数】 2014 年(3 回)

2015 年(3 回)

2016 年(5 回)

【調査対象】 江の島を訪問する観光客全般

【サンプル数】 2014 年(376 サンプル)

2015 年(446 サンプル)

2016 年(830 サンプル)

【調査方法】 調査員が聞き取りをするアンケート調査方式

【調査結果】

観光消費額の 1 人当たりの平均単価は、2015 年から大幅に増加しており、日帰り観光客

については、飲食費は、対 2014 年比で約 52%の増、土産代・入場料等のレジャー代は同

年比で約 66%、全体では 59%増加しています。一方、宿泊観光客については、宿泊費は平

準化しているものの、飲食費は、対 2014 年比で約 53%の増、土産代・入場料等のレジャ

ー代は同年度比で約 51%、全体では 20%増加しており、翌 2016 年もこの高い水準が続い

ています。

[観光消費額の推移] 【単位:円】

内 容 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年

宿

宿泊費 8,093 8,093 8,137 8,718 8,842 8,830

飲食費 2,560 2,558 2,672 2,261 3,452 3,329

土産・レジャー 3,297 3,135 2,843 2,692 4,076 4,447

合 計 13,950 13,786 13,652 13,671 16,370 16,606

飲食費 1,659 1,502 1,609 1,305 1,979 1,987

土産・レジャー 1,501 1,435 1,657 1,271 2,107 2,629

合 計 3,160 2,937 3,266 2,576 4,086 4,616

Page 14: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

12

((((3333))))外国人観光客実態調査外国人観光客実態調査外国人観光客実態調査外国人観光客実態調査

①藤沢市外国人観光客の推計値(神奈川県外国人観光客動態分析システムに基づく推計値)

【藤沢市外国人観光客の推計値】

2015 年 345,238 人

2016 年 437,310 人

Page 15: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

13

【参考】2015 年から 2016 年の増加率

※藤沢市(126%)、訪日外客数(122%、日本政府観光局調べ)

②公益社団法人藤沢市観光協会「江の島外国人アンケート調査」

【調査回数】 2015 年度(3 回)

2016 年度(4 回)

【調査対象】 江の島を訪問する外国人観光客全般

【サンプル数】2015 年度(440 サンプル)

2016 年度(499 サンプル)

【調査方法】 多摩大学グローバルスタディーズ学部堂下ゼミナールの学生が聞き取りを

するアンケート調査方式

【外国人観光客の観光実態調査の主要結果】

◆外国人観光客のプロフィール

アンケート回答者の出身国・地域は、2 年間の調査とも台湾が一番多く(2015 年

32%、2016 年 27%)、次いで中国(同 15%、22%)、アメリカ(同 7%、7%)、香港

(同 6%、5%)と続いています。東アジア圏が約 6 割(同 58%、58%)を占め、これ

に東南アジアからの来訪者を加えるとアジア地域からの来訪者が約7割(同 69%、

71%)を占めており、欧米からの来訪者は約 2 割(同 20%、21%)となっています。

年代割合では、20 代が最も多く(同 36%、40%)、次いで 30 代(同 31%、25%)

となっており、青年層が 3 分の 2 を占めています。

◆江の島への訪問回数

初めて江の島を訪問した方が 8 割を占め(同 81%、82%)、続いて 2 回目の方とな

っています(11%、8%)。

◆江の島来訪前の情報収集

江の島へ来る前に情報収集をしたと答えた回答者は、2015 年が 64%、2016 年が 68%

で、主な情報源はインターネット(同 218 人、291 人)、旅行ガイド(同 81 人、99人)、

クチコミ(同 95 人、68 人)となっています。旅行ガイドを活用しているのは、主に

中国語・韓国語回答者です。

◆江の島までの交通手段

江の島までの交通手段は電車が最も多く、利用路線は小田急江ノ島線、江ノ島電鉄、

湘南モノレールの順となっています。

◆江の島での滞在時間

1 時間から 6 時間滞在した方が約 8 割(同 80%、79%)を占めており、回答者の平

均を概算すると、2015 年と 2016 年を比べるとおよそ 40 分~50 分、滞在時間が増え

ています。

Page 16: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

14

◆江の島での満足度

江の島での満足度について「観光施設・スポット」「レストラン」「ショップ」「観

光案内所」「公共交通機関」「えのパス」「公共トイレ」「クレジットカード」「外国語

コミュニケーション」「外国語案内表示」「Free Wi-Fi」の 11 項目について「大変満

足」「満足」「不満」「大変不満」の 4 段階で調べたところ、2015 年と比べると 2016

年は「レストラン」「クレジットカード」「Free Wi-Fi」の項目で満足度があがって

います。

また、アンケートを実施した2年間の傾向として、「公共トイレ」「外国語コミュニ

ケーション」の項目で、不満を感じる意見が多く寄せられました。

大変満足 満足 不満 大変不満 大変満足 満足 不満 大変不満

観光施設・スポット 39.3 50.2 0 0 44.7 40.5 0.2 0

レストラン 23.1 43.2 2.7 0.2 28.3 40.1 0.6 0

ショップ 25.1 53.4 0.9 0 25.1 47.5 0.6 0

観光案内所 27.9 42.2 0.9 0 36.7 32.9 0.8 0

公共交通機関 43.4 41.6 0.2 0.2 45.9 34.9 0.6 0

えのパス 32.2 23.1 0 0 32.5 20.8 0.6 0

公共トイレ 24 46.1 4.6 0.5 28.3 37.9 3.6 0.8

クレジットカード 14.4 24 1.8 0.5 17.8 26.7 1.8 0.2

外国語コミュニケーション 25.6 45 5.3 0.5 27.3 38.7 5.4 0.8

外国語案内表示 27.4 46.6 4.8 0.2 33.1 40.1 2.6 0

Free Wi-Fi 16.2 23.3 4.1 1.4 21.4 24 3.8 0.6

項目

2015年 2016年

◆江の島での観光消費額

2016 年の 1 人当たりの観光消費額については、「飲食代」が 3,581 円、「土産物代」

が 2,516 円、「アクティビティ代」が 2,239 円、「その他」が 4,114 円となっており、

言語別では、英語回答よりも中国語・韓国語回答の方が消費金額は高くなっています。

◆江の島のイメージ

江の島のイメージについての質問では、「島」、「海」、「ビーチ」、の順に回答が多く、

次いで「神社」となりました。中国語・韓国語回答では、「海」が多くなっています。

◆来日・離日時の利用空港

来日・離日時の空港利用で最も多いのは、来日・離日とも「成田空港」を利用する

ケースであり、旅行者の 54%を占めます。次いで、来日・離日とも「羽田空港」を利

用するケースが 17%でした。

◆江の島来訪前後の宿泊場所

江の島来訪時の宿泊場所は、前日・当日・翌日とも東京都内に宿泊する回答者が全

体の 37%と最も多く、次いで 3 泊ともに神奈川県内と回答したのが 9%でした。

◆江の島以外の来訪地

江の島以外に訪れた場所については、多い順から、新宿(281 人)、鎌倉(249 人)、

浅草(215 人)、渋谷(189 人)、銀座(169 人)となっています。

Page 17: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

15

[藤沢を訪れた外国人観光客の国・エリア別割合(2016 年度)]

22%

7%

5%

3%

30%

3%

3%

27%

台湾

中国

アメリカ

香港

フランス

タイ

韓国

その他

[藤沢を訪れた外国人観光客の来日回数(2016 年度)]

30%

20%

8%

1%

40%

1回目

2回目

3回目

4回目以上

その他

台 湾

中 国

1回目

2 回目

その他

3 回目

4 回目以上

香 港

タイ

アメリカ

フランス

韓 国

その他

Page 18: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

16

第第第第4444章章章章 藤沢市藤沢市藤沢市藤沢市のののの観光観光観光観光のののの将来像将来像将来像将来像

藤沢市観光振興計画は、「藤沢市新総合計画基本計画」(2011 年度~2022 年度)の方針に

基づき、更なる観光振興及び地域経済の活性化を推進し、観光地「藤沢」の将来像を実現

させるための施策を進めてきました。この基本計画については、2013 年度に廃止され、新

たに「藤沢市市政運営の総合指針 2016」が策定され、さらには 2015 年度に「藤沢市市政

運営の総合指針 2020」として改訂しました。

一方、藤沢市観光振興計画については、2014 年度に第1回目の見直しを行っており、今

回改訂した総合指針の理念や施策の方向性の共有を踏まえ、取り組んでいくものとします。

1111 将来像将来像将来像将来像

1111 何度何度何度何度でもでもでもでも訪訪訪訪れたくなるれたくなるれたくなるれたくなる魅力的魅力的魅力的魅力的なななな観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」のののの実現実現実現実現

各地の観光地が団体客・グループ客を中心とした誘客事業を展開するなか、本市では、

グループではもちろんのこと、「おひとりさま」でも気軽に楽しめる、個性とおもてなしに

あふれた、地域の特徴を活かした体験型の観光商品を提供することにより、リピーター客

を増やし、観光客数の堅調な推移を維持します。

2222 すべてのすべてのすべてのすべての魅力魅力魅力魅力をををを活活活活かしたかしたかしたかした観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」のののの実現実現実現実現

藤沢市における南北観光地化を推進し、北部の豊かな自然や農産物、湘南の海から獲れ

る水産物、また海上交通の活用など、その地域ならではのおもてなしと魅力あふれる観光

資源の発掘、磨き上げを行うとともに、それらを効果的に活かし回遊性を高め、国内外に

その魅力を広く情報発信することにより、消費観光につなげ、地域経済の活性化に取り組

みます。

3333 外国人観光客外国人観光客外国人観光客外国人観光客がががが気軽気軽気軽気軽にににに訪訪訪訪れられるれられるれられるれられる観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」のののの実現実現実現実現

湘南江の島を中心に訪れる外国人観光客に対する表記の多言語化などの環境整備を進め、

各主要駅周辺も受入体制の整備を図ります。各地域においても地域ごとの受入体制の整備

や地域の魅力をアピールすることにより、(公社)藤沢市観光協会や観光事業者等と連携しな

がら新たな外国人観光客の誘致に取り組みます。

Page 19: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

17

2222 基本理念基本理念基本理念基本理念

((((1111))))オリジナリティーにあふれるオリジナリティーにあふれるオリジナリティーにあふれるオリジナリティーにあふれる観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」

□グループでもおひとりでも楽しめる新たな体験型・交流型の商品開発を進め、誘客に

つなげます。

□近隣都市や公共交通機関との連携により、日帰り観光客向けや宿泊観光客向けに利便

性や回遊性が高い観光商品の開発を進めます。

((((2222))))多種多様多種多様多種多様多種多様なななな魅力魅力魅力魅力をもつをもつをもつをもつ観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」からのからのからのからの情報発信情報発信情報発信情報発信

□地元を舞台にした映画・ドラマの誘致を進め、魅力的で訪れてみたい観光地として国

内外からの観光客誘致につなげます。

□多様な主体と連携し、積極的なメディア戦略により、本市の観光資源や観光商品を効

率的に国内外に向けて情報発信することにより観光 PR を進めます。

□観光に関するウェブサイトの多言語化や SNS 等を活用したリアルタイムな情報発信な

どを積極的に活用して新たな観光客誘致につなげます。

((((3333)「)「)「)「消費観光消費観光消費観光消費観光」」」」からなるからなるからなるからなる地域経済地域経済地域経済地域経済のののの活性化活性化活性化活性化

□「見る観光」からイベント開催時の地場産直売や地域資源を使った体験型プログラム

商品の提供など「消費観光」を促す仕組みづくりを進めます。

□湘南の海を活かした商品開発や農業資源を活かした体験型観光の推進のほか、双方を

連携した観光商品の開発などを展開します。

□地域ならではの資源を活かした「テーマ性」のある名産品やメニュー開発を進め、そ

れらをつなげた「ストーリー性」のある観光商品の開発を進めます。

((((4444))))都市間連携都市間連携都市間連携都市間連携やややや地域連携地域連携地域連携地域連携によるおもてなしによるおもてなしによるおもてなしによるおもてなし体制体制体制体制づくりづくりづくりづくり

□誰もが本市での観光を安心して楽しめるよう、地域のホスピタリティ向上を図ります。

□海浜観光地の特徴を活かした海上交通を活用した新たな観光ルートの開発を進め、都市

間の相互交流を展開します。

□公共用地を利用した新たな宿泊型観光客誘致のための環境整備など、団体観光客の受

入体制を再構築します。

((((5555))))外国人観光客外国人観光客外国人観光客外国人観光客をををを迎迎迎迎えるえるえるえる体制体制体制体制づくりづくりづくりづくり

□国別の国民性やニーズにあった観光商品の開発・推進を図ることにより、多くの外国

人観光客が訪れるよう、魅力づくりに努めます。

□個人旅行の外国人観光客が増加するなか、案内表記や観光客向け店舗の多言語化、観

光ガイドの育成・活用、観光案内所の機能強化、無料 Wi-Fi を利用しやすい仕組みな

ど受入体制を整え、安心して「街歩き」ができるようにします。

□個人旅行やグループ旅行などの少人数旅行を中心として、地域の生活・文化の体験や

交流など、日本を体感できる観光商品の開発を進めます。

Page 20: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

18

第第第第5555章章章章 観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」のののの実現実現実現実現にににに向向向向けたけたけたけた目標目標目標目標値値値値のののの設定設定設定設定

本計画における施策事業の効果検証を行うため、藤沢市の観光の将来像に対応した目標

値を設定し、計画の進行管理を行います。

((((1111))))将来像将来像将来像将来像「「「「何度何度何度何度でもでもでもでも訪訪訪訪れたくなるれたくなるれたくなるれたくなる魅力的魅力的魅力的魅力的なななな観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」のののの実現実現実現実現」」」」にににに関関関関するするするする目標値目標値目標値目標値

①年間観光客数(延観光客数) ※海水浴客数を含む

項目

2011 年

(実績)

2012 年

(実績)

2013 年

(実績)

2014 年

(実績)

2015 年

(実績)

2016 年

(実績)

2019 年

(2年後)

2022 年

(5年後)

年間

観光客数

1,194 万

0 千人

1,515 万

3 千人

1,552 万

3 千人

1,773 万

8 千人

1,833 万

5 千人

1,864 万

8 千人

2,008 万

2 千人

2,162 万

6 千人

※実績数値は「神奈川県入込観光客調査」に基づく推計値。

※目標値は、各年 2.5%増で算出。(東京 2020 大会開催前年の 2019 年に 2,000 万)

②年間宿泊客数(延宿泊者数)

項目

2011 年

(実績)

2012 年

(実績)

2013 年

(実績)

2014 年

(実績)

2015 年

(実績)

2016 年

(実績)

2019 年

(2年後)

2022 年

(5年後)

年間

宿泊客数

373 千人 420 千人 430 千人 458 千人 537 千人 544 千人 562 千人 579 千人

※実績数値は「神奈川県入込観光客調査」に基づく推計値。

※目標値は、各年 1.0%増で算出。

((((2222))))将来像将来像将来像将来像「「「「すべてのすべてのすべてのすべての魅力魅力魅力魅力をををを活活活活かしたかしたかしたかした観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」のののの実現実現実現実現」」」」にににに関関関関するするするする目標値目標値目標値目標値

一人当たりの平均観光消費単価

項目

2011 年

(実績)

2012 年

(実績)

2013 年

(実績)

2014 年

(実績)

2015 年

(実績)

2016 年

(実績)

2019 年

(2年後)

2022 年

(5年後)

宿泊者 13,502円 13,779円 13,652円 13,671円 16,370円 16,607円 17,110円 17,629円

日帰り 3,076 円 2,969 円 3,266 円 2,576 円 4,086 円 4,616 円 4,756 円 4,901 円

※実績数値は(公社)藤沢市観光協会による「観光客実態調査」に基づく推計値。

※目標値は、各年 1%増で算出。

Page 21: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

19

((((3333))))将来像将来像将来像将来像「「「「外国人観光客外国人観光客外国人観光客外国人観光客がががが気軽気軽気軽気軽にににに訪訪訪訪れられるれられるれられるれられる観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」のののの実現実現実現実現」」」」にににに関関関関するするするする目標値目標値目標値目標値

年間外国人観光客の本市への訪問者数

項 目 2015 年

(実績)

2016 年

(実績)

2017 年

(目標)

2018 年

(1 年後)

2019 年

(2 年後)

2020 年

(3 年後)

年間

外国人観光客数 345 千人 437 千人 502 千人 567 千人 632 千人 699 千人

※実績数値は、神奈川県外国人観光客動態分析システムに基づく推計値。

※目標値は、国の訪日外客数(日本政府観光局調べ)の 2016 年の実績値(2,400 万

人)と 2020 年の目標値(4,000 万人)の増加割合(160%)に準じて算出。

[年間外国人観光客の本市への訪問者数の推移]

345

437

502

567

632

699

0

100

200

300

400

500

600

700

800

2015 2016 2017 2018 2019 2020

(千人)

(年)

Page 22: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

20

第第第第6666章章章章 アクションプランアクションプランアクションプランアクションプラン

1111 アクションプランのアクションプランのアクションプランのアクションプランの体系体系体系体系

この観光振興計画に基づいた将来像を実現するために、その取り組むべき姿を「戦略ビ

ジョン」として示します。この「戦略ビジョン」の実現に向けて観光振興を積極的に推進

するものです。

((((1111)))) 戦略戦略戦略戦略ビジョンビジョンビジョンビジョン

戦略ビジョンは、本市の観光推進の目標として、以下のとおり掲げます。

藤沢らしさが光る“選ばれる観光都市”藤沢らしさが光る“選ばれる観光都市”藤沢らしさが光る“選ばれる観光都市”藤沢らしさが光る“選ばれる観光都市”

藤沢市は、夏中心の「季節型観光地」から「通年型観光地」を目指し、マルチパートナ

ーシップによる様々な施策を展開した結果、秋冬の観光客数の大幅な伸びが、年間観光客

数の増加に繋がり、結果として通年観光地として定着してきました。

本市江の島において、東京2020大会のオリンピック・セーリング競技が開催される

ことから、これを契機として、今後、国内外の観光客数はますます増加することが予想さ

れますが、世界的なスポーツの祭典であるオリンピックの開催地として、ハード面・ソフ

ト面の整備、心のこもった「おもてなし」の受入体制、湘南の中核都市として近隣自治体

との連携を図りながらも豊富な観光資源を活かしたオリジナリティあふれる「藤沢らしい」

観光施策が求められています。

((((2222) ) ) ) 施策体系施策体系施策体系施策体系

基本方針①

藤沢の観光

魅力づくり

基本方針②

藤沢発・魅力

あふれる情報

発信の促進

基本方針③

地域の特性を

活かした

観光客の誘致

基本方針⑦

ふじさわシ

ティプロモー

ションの活用

戦略ビジョン

藤沢らしさが光る“選ばれる観光都市”

戦略

プロジェクト

戦略

プロジェクト

戦略

プロジェクト

戦略

プロジェクト

戦略

プロジェクト

戦略

プロジェクト

戦略

プロジェクト

基本方針④

観光客を迎え

るおもてなし

の体制づくり

基本方針⑤

外国人観光客

誘致の推進

基本方針⑥

東京2020

大会の開催地

としての

おもてなしの

体制づくり

1施策

2戦略

プログラム

5施策

13戦略

プログラム

3施策

8戦略

プログラム

1施策

4戦略

プログラム

5施策

12戦略

プログラム

4施策

8戦略

プログラム

2施策

10戦略

プログラム

Page 23: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

21

((((3333))))計画計画計画計画のののの推進推進推進推進

本計画は、観光振興に関わる各主体がそれぞれの役割を果たしつつ連携を強化するため

の計画です。計画の推進にあっては、市・(公社)藤沢市観光協会・観光事業者・地域団体・

神奈川県・近隣自治体等との連携と協働により、観光振興を図ります。

((((4444)))) 計画計画計画計画のののの検証検証検証検証・・・・評価評価評価評価

社会経済情勢や観光に対するニーズが変わりやすい現状において、観光に対する施策は、

その変化に柔軟に対応する必要があります。

毎年度、市と(公社)藤沢市観光協会は、計画の実施状況についての情報交換を行い、計

画の進捗及び課題の共有を図るとともに達成目標値に基づき当該年度の実施成果を検証し、

その評価を概ね 3 年毎の見直しに活用します。

民間事業者民間事業者民間事業者民間事業者

(鉄道事業者・海運事業者・

宿泊事業者・旅行事業者)

藤藤藤藤 沢沢沢沢 市市市市

(公社)(公社)(公社)(公社)

藤沢市観光協会藤沢市観光協会藤沢市観光協会藤沢市観光協会

県・県・県・県・近隣近隣近隣近隣自治体自治体自治体自治体・警察・警察・警察・警察

地域団体地域団体地域団体地域団体

(経済団体・JAさがみ・

漁業組合・海水浴場組合・

市民・大学・神社仏閣等)

戦略ビジョン戦略ビジョン戦略ビジョン戦略ビジョン

藤沢らしさが光る藤沢らしさが光る藤沢らしさが光る藤沢らしさが光る

“選ばれる観光都市”に“選ばれる観光都市”に“選ばれる観光都市”に“選ばれる観光都市”に

なろう!なろう!なろう!なろう!

Page 24: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

22

観光地観光地観光地観光地「「「「藤沢藤沢藤沢藤沢」」」」のののの将来像実現将来像実現将来像実現将来像実現にににに向向向向けたけたけたけた施策体系施策体系施策体系施策体系

大柱(基本方針) 中柱(戦略プロジェクト) 小柱(戦略プログラム)

藤沢の観光魅力づくり

1.四季を通じた観光客の誘致

■通年観光地の定着を図る誘客事業の推進

■通年観光地としての新たな誘客事業の推進

2.観光施設の魅力向上

■既存観光施設の快適性の向上

■観光客が快適に過ごせるハード・ソフト両面での環境整備(拡充)

3.多様な主体による新たな観光魅力づくり

■産学官連携観光の推進

■歴史や文化を活用した事業の推進(拡充)

■大型商業施設の活用

■交通・宿泊事業者等と連携した付加価値の高い観光商品の充実(拡充)

4.広域での観光魅力づくり

■広域連携事業の促進

■相模湾を活用した観光振興の推進

■宿場の連携による事業の促進(新規)

5.「女性に愛される観光地・藤沢」をめざして

■体験型プログラムの充実

■旅行会社等に提案するプログラムの開発

藤沢発・魅力あふれる

情報発信の促進

1.多様な主体と連携した宣伝活動の展開 ■民間事業者、近隣自治体等との連携による街頭宣伝

2.藤沢の観光のイメージづくりと情報発信

■WEB、SNS等を活用し、リアルタイムな情報発信(拡充)

■ふじさわ観光親善大使による観光宣伝

■各種メディアを活用した観光宣伝

■旅行情報誌のブランド力を活用した観光パンフレットによる観光宣伝

3.湘南藤沢フィルム・コミッション

■撮影地のプロモーション強化及びシティプロモーションへの活用(拡充)

■ロケ撮影に伴う地域の支援・協力要請と撮影による地域経済活性化

■フィルム・コミッション市内撮影情報発信ウェブサイト

地域の特性を活かした

観光客の誘致

1.地域産品振興・地産多消等の促進

■積極的な産品の開発、販売促進への取組(拡充)

■地域資源の発掘、磨き上げ(拡充)

■地域住民参加型の観光推進プログラム

■富士見スポット、花や緑など癒し効果のある資源を活用した事業の

推進(拡充)

観光客を迎える

おもてなしの体制づくり

1.観光振興を担う人材の育成と

地域ホスピタリティ向上

■観光ボランティアガイドの支援

■観光振興に寄与する人材育成の推進

2.観光市場動向の把握 ■観光に関する調査の実施

3.「だれからも愛される観光地・藤沢」をめざして

■観光案内所の充実

■グローバルスタンダードな観光案内サインの充実(拡充)

■バリアフリー情報の発信

■公衆トイレの快適性の充実(新規)

Page 25: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

23

大柱(基本方針) 中柱(戦略プロジェクト) 小柱(戦略プログラム)

4.観光地の安全・安心の確保

■中・長期を見据えた砂浜の侵食防止対策

■乗り物利用者が快適に観光できる環境整備

■海水浴場

5.観光振興に資する交通基盤等の整備

■交通基盤整備を活用した相互観光誘客の促進

■宿泊施設等大型バス駐車サービス事業の推進

外国人観光客誘致

の推進

1.外国人観光客の受入体制整備

■観光案内所への外国語ボランティアの設置

■グローバルスタンダードな観光案内サインの充実(再掲・拡充)

■ICT技術を活用した情報提供の充実(拡充)

■WEB等の多言語化の推進(拡充)

■外国人観光客おもてなしプログラム

2.団体観光客誘致の促進 ■マルチパートナーシップによる団体旅行の受入(拡充)

3.外国人観光客の市場動向の把握 ■ビッグデータを活用した外国人観光客数及び観光行動の把握(拡充)

4.市場特性に応じた観光プロモーションの展開 ■海外旅行博への出展及び現地商談会の実施

東京2020大会の

開催地としての

おもてなしの体制づくり

(拡充)

1.東京2020大会を活用した外国人観光客誘致

の促進

■多言語による宿泊情報の発信

■和食や伝統文化等、日本の魅力を活用した体験型プログラムの充実

(拡充)

■市内観光拠点の多言語化

■効果的な誘客戦略の研究

■観光ボランティアの充実と都市ボランティアとしての連携(新規)

■セーリングを活用した観光誘客(新規)

2.東京2020大会を視野に入れたハード

整備の研究

■江の島バリアフリー化の推進(拡充)

■江の島大橋の渋滞緩和についての研究

■公衆トイレの快適性の充実(再掲・拡充)

■グローバルスタンダードな観光案内サインの充実(再掲・拡充)

ふじさわシティ

プロモーションの活用

(新規)

1.ふじさわシティプロモーションを活用した

観光振興の促進

■ふじさわシティプロモーションを通じた観光情報発信(新規)

■観光施設の有効利用によるシティプロモーションの手法研究(新規)

Page 26: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

24

2222 戦略戦略戦略戦略プログラムのプログラムのプログラムのプログラムの内容内容内容内容

1.四季を通じた観光客の誘致1.四季を通じた観光客の誘致1.四季を通じた観光客の誘致1.四季を通じた観光客の誘致

年間を通して、観光客に楽しんでいただける観光地として誘客促進に繋がる事業を推

進します。

■ 通年観光地の定着を図る誘客事業の推進

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

通年観光地化を定着させるため、春の「湘南江の島春まつり」夏の「江の島マイ

アミビーチショー」秋の「藤沢市民まつり」や「ふじさわ江の島花火大会」、「江ノフ

ェス」、冬の「湘南の宝石」など、四季の魅力溢れるイベントをはじめ、自然豊かな

北部エリアのイベントとして定着している「遠藤あじさいまつり」「小出川彼岸花ま

つり」等、市内各地での観光イベントの実施及び協力・支援を行います。

■ 通年観光地としての新たな誘客事業の推進

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

本市が、国内発祥の地である「ビーチバレー」「サーフィン」等を活用したビーチ

スポーツイベント及びスポーツ・健康増進をテーマにしたイベントの実施及び協

力・支援を行います。

2.観光施設の魅力向上2.観光施設の魅力向上2.観光施設の魅力向上2.観光施設の魅力向上

江の島サムエル・コッキング苑や江の島岩屋のほか、本市の重要な観光施設の良好

な維持管理をはじめ、観光客が快適に過ごせる施設環境の向上に取り組みます。

■ 既存観光施設の快適性の向上

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

経年劣化する既存観光施設について定期的に点検・調査し、適宜修繕等を行うこ

とにより、観光客が快適に過ごせる環境を整え、観光客がまた訪れたくなるような

施設づくりに取り組みます。

■ 観光客が快適に過ごせるハード・ソフト両面での環境整備(拡充)

(事業主体:市、県、地域団体、民間事業者)

観光施設の魅力が向上し、観光客が快適に過ごせるよう、ハードのみならず、ソ

フト面においても観光施設の環境の整備に取り組みます。

3.多様な主体による新たな観光魅力づくり3.多様な主体による新たな観光魅力づくり3.多様な主体による新たな観光魅力づくり3.多様な主体による新たな観光魅力づくり

地元観光事業者や、民間事業者、大学、地域団体等と連携した新たな観光商品開発や

産業観光を促進し誘客を図ります。

■ 産学官連携観光の推進

基本方針基本方針基本方針基本方針①①①① 藤沢の観光魅力づくり藤沢の観光魅力づくり藤沢の観光魅力づくり藤沢の観光魅力づくり

Page 27: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

25

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

市内にある民間事業者及び4大学等と連携し、産学官連携観光推進を図るととも

に、さがみロボット産業特区の開発等を活用し、産業と観光を連携した誘客に取り

組みます。

■ 歴史や文化を活用した事業の推進(拡充)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

市内歴史的資産となる資源に加え、地域で伝承する踊りや風習等を活用し、歴史

の伝承と誘客促進に繋がる事業の推進を図ります。

◇既存の歴史的観光名所の更なる活用

遊行寺や龍口寺、白旗神社、鵠沼皇大神宮等、歴史的な観光名所を活用した

事業の推進を図ります。

◇観光資源となる歴史的建造物の掘り起こし

観光誘客に繋がる地域に潜在する歴史的建造物の掘り起こしを行うととも

に、それを活用した事業の推進を図ります。

◇歴史的な観光資源を活用した観光誘客の促進

旧東海道藤沢宿街なみ継承地区に指定され、東海道五十三次の宿場町として

歴史のある「藤沢宿」に整備された「ふじさわ宿交流館」や辻堂に整備され

た「藤沢市藤澤浮世絵館」等、新たな観光資源を活用した事業を推進しま

す。

◇地域で伝承する踊りや風習を活用した誘客促進の研究

「遊行寺踊り念仏」や「江の島囃子」、「相模のささら踊り」等、地域で伝承

する踊りや風習を活用した誘客事業を研究します。

また、「遊行の盆」等の実施や、商店街などの取組の機会を捉え、誘客の促進

に繋がるおもてなしプログラムの充実について研究します。

■ 大型商業施設の活用

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

消費観光促進の拠点として、国内外からの観光客の誘致に関係事業者と連携し取

り組みます。

■ 交通・宿泊事業者等と連携した付加価値の高い観光商品の充実(拡充)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

ホテル誘致策の進展を踏まえ、各種イベントを通じ、交通・宿泊・旅行事業者と

連携し、宿泊に結びつくオリジナリティあふれる付加価値の高い観光商品の充実を

図り、宿泊型観光を推進します。

また、法令の整備等により、民泊等の宿泊施設の整備についても把握に努め、可

能な連携を研究します。

Page 28: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

26

4.広域での観光魅力づくり4.広域での観光魅力づくり4.広域での観光魅力づくり4.広域での観光魅力づくり

圏央道全線開通を視野に入れ、首都圏を含めた広域的な連携を促進し、面ゾーンでの

観光客誘致を推進します。

■ 広域連携事業の促進

(事業主体:市、観光協会、県、自治体、民間事業者)

近隣自治体をはじめ、首都圏、圏央道(さがみ縦貫道)エリアの自治体及び民間

事業者等と連携して、広域での観光PR事業の推進と新たな観光集客イベントの誘

致を図るとともに、緑あふれる自然豊かな北部エリアを活用した観光客誘致に取り

組みます。

■ 相模湾を活用した観光振興の推進

(事業主体:市、観光協会、県、民間事業者、地域団体等)

相模湾における海上交通の活性化や広域での回遊性を高める取組を推進します。

■ 宿場の連携による事業の促進(新規)

(事業主体:市、観光協会、県、自治体、民間事業者)

旧東海道藤沢宿を活用し、宿場間での広域的な連携の機会を捉え、回遊性を高め

る取組を推進します。

5.「女性に愛される観光地・藤沢」をめざして5.「女性に愛される観光地・藤沢」をめざして5.「女性に愛される観光地・藤沢」をめざして5.「女性に愛される観光地・藤沢」をめざして

観光産業において牽引者となっている女性をターゲットとし、更なる観光地のイメー

ジアップを図り、着地型観光地を目指します。

■ 体験型プログラムの充実

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

ニーズが多様化する中、女性が魅力を感じ、実際に体験して楽しむことができる

プログラムを研究・開発し、選択肢の幅を広げることで、女性観光客の更なる誘致

を図るとともに、着地型観光地を目指します。

■ 旅行会社等に提案するプログラムの開発

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

女性が魅力を感じる「食」「美」「健康」「ショッピング」「体験」「観光イベント」

の素材及び具体的な企画を提案し、観光ツアーの商品化を積極的に働きかけます。

1.多様な主体と連携した宣伝活動の展開1.多様な主体と連携した宣伝活動の展開1.多様な主体と連携した宣伝活動の展開1.多様な主体と連携した宣伝活動の展開

民間事業者や県、各近隣自治体等と連携し湘南・藤沢の観光地イメージの向上を図る

とともに、面での観光客誘致を目指し、宣伝活動及び情報発信に取り組みます。

基本方針基本方針基本方針基本方針②②②② 藤沢発・魅力あふれる情報発信の促進藤沢発・魅力あふれる情報発信の促進藤沢発・魅力あふれる情報発信の促進藤沢発・魅力あふれる情報発信の促進

Page 29: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

27

■ 民間事業者、近隣自治体等との連携による街頭宣伝

(事業主体:市、観光協会、県、近隣自治体、民間事業者)

市内の民間事業等と連携し、観光キャラバン等の観光宣伝活動や、神奈川県、近

隣各自治体をはじめ、より広域の自治体と連携した街頭宣伝及び観光ブースの出展

等による観光PRを行います。

2.藤沢の観光のイメージづくりと情報発信2.藤沢の観光のイメージづくりと情報発信2.藤沢の観光のイメージづくりと情報発信2.藤沢の観光のイメージづくりと情報発信

藤沢らしい観光資源を活用し、藤沢の観光のイメージづくりを促進し、効果的な情報

発信に取り組みます。

■ WEB、SNS等を活用し、リアルタイムな情報発信(拡充)

(事業主体:市、観光協会)

藤沢観光公式サイトや新たに整備した多言語観光ウェブサイト「Discover

FUJISAWA」をはじめ、フェイスブックなどのSNS等を活用し、最新の観光情報

の発信を行うとともに、無料 Wi-Fi の運用を通じ、行政のみならず観光客からも情

報発信の機会を創出します。

■ ふじさわ観光親善大使による観光宣伝

(事業主体:市、観光協会)

ふじさわ観光親善大使により、国内外へ藤沢市の情報を発信します。

■ 各種メディアを活用した観光宣伝

(事業主体:市、観光協会)

各メディアを通して情報発信することで、各種イベントの集客効果を高めるとと

もに、藤沢の観光イメージづくりの向上及びシティプロモーションに繋げていきま

す。

■ 旅行情報誌のブランド力を活用した観光パンフレットによる観光宣伝

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

旅行情報誌のブランド力を活用した観光パンフレット(「るるぶ特別編集藤沢」

2013~)を通し魅力を発信することで、本市の観光PR及び観光客誘致を図ります。

3.湘南藤沢フィルム3.湘南藤沢フィルム3.湘南藤沢フィルム3.湘南藤沢フィルム・コミッション・コミッション・コミッション・コミッション

「ロケがしやすい街ふじさわ」として、湘南江の島の知名度を活かした地元舞台の映画

やドラマ作品の一層の誘致や、映像を通じたシティプロモーション・地元の PR に取り組

みます。また、テレビのドラマや旅・情報番組のロケ誘致による観光スポットや地場産

のおいしいものの紹介による、地域経済の活性化を図ります。

■ 撮影地のプロモーション強化及びシティプロモーションへの活用(拡充)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

地元映像作品の上映・放映情報を積極的に発信することにより、観光誘客を図る

Page 30: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

28

とともに、シティプロモーション事業と緊密な連携を図り、ふじさわシティプロモ

ーション推進方針に掲げる「藤沢のブランド価値向上」に繋げるとともに、藤沢市

の知名度アップ地元PRを図ります。

■ ロケ撮影に伴う地域の支援・協力要請と撮影による地域経済活性化

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

撮影実施に伴い、市内及び近隣大学の学生等との連携や、地元住民や商店街、自

治会、各施設、ホテル、店舗などの地域の理解と協力を得て、交流人口を増やし、

撮影後の地域の活性化や観光名所の創出、経済効果を図ります。

■ フィルム・コミッション市内撮影情報発信ウェブサイト

(事業主体:市、観光協会)

地元映像作品の上映・放映情報を積極的に発信することにより、観光誘客及びシ

ティプロモーションに繋げていきます。

1.地域産品振興・地産多消等の促進1.地域産品振興・地産多消等の促進1.地域産品振興・地産多消等の促進1.地域産品振興・地産多消等の促進

藤沢の観光魅力づくりのため、市内での産品や地場産を活用した新たな観光商品の

開発及び販売促進に取り組むとともに、地域資源を活用した誘客を推進します。

(*地産多消とは・・・産地内外問わず消費に繋げること。)

■ 積極的な産品の開発、販売促進への取組(拡充)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

ふじさわシティプロモーション事業を活用し、企業間のマッチング等を検討する

など、積極的に新たな産品の開発を進めるとともに、販売促進に取り組みます。

また、藤沢産の産品のさらなる販売促進に繋がる取組を行うとともに、それを通

じてふじさわシティプロモーション推進方針に掲げる「藤沢のブランド価値向上」

に寄与する仕組み作りを研究します。

■ 地域資源の発掘、磨き上げ(拡充)

(事業主体:市、観光協会、地域団体)

地域資源に潜在する観光資源の発掘及び磨き上げを行い、誘客の促進を図ります。

また、ふじさわシティプロモーション事業を活用し、企業間のマッチング等を検

討し、積極的に体験型観光商品の開発を進めるとともに、「藤沢市都市農業振興基本

計画」との連携を図り、地産多消の推進と消費観光の促進を図ります。

■ 地域住民参加型の観光推進プログラム

(事業主体:市、観光協会、関係自治体、民間事業者、地域団体)

◇地域住民参加型の観光拠点づくりの推進

市内には地域住民が育てている自然や伝統的なお祭りやイベントなどの観光

基本方針基本方針基本方針基本方針③③③③ 地域の特性を活かした観光客の誘致地域の特性を活かした観光客の誘致地域の特性を活かした観光客の誘致地域の特性を活かした観光客の誘致

Page 31: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

29

資源が数多くあり、地域との連携により新たな観光資源の発掘を行うとともに

誘客のための観光商品化に向け観光事業者との連携を図ります。

◇ツーウェイ・ツーリズムのさらなる推進

これからは、ストーリーのある相互交流が求められてきます。地域資源を深

く理解してストーリーを構築した上で、これからのツーウェイ・ツーリズム(相

互誘客)を進め、都市間交流による双方にメリットがある事業を推進していき

ます。

■ 富士見スポット、花や緑など癒し効果のある資源を活用した事業の推進(拡充)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

富士見スポット、花や緑などの自然豊かで癒し効果のある資源を活用した観光商

品の造成を、旅行事業者や民間事業者等へ積極的に働きかけます。

1.観光振興を担う人材の育成と地域ホスピタリティ向上1.観光振興を担う人材の育成と地域ホスピタリティ向上1.観光振興を担う人材の育成と地域ホスピタリティ向上1.観光振興を担う人材の育成と地域ホスピタリティ向上

観光客が安心して観光を楽しめるよう観光ボランティアガイドの育成支援を行います。

また、市内観光事業者など観光に携わる人材の接遇の向上や、おもてなしの心の醸成、

観光客をもてなす雰囲気づくりなど、地域のホスピタリティの向上を図ります。

■ 観光ボランティアガイドの支援

(事業主体:市、観光協会)

「江の島道」や「藤沢宿」を活用するなど、旧跡・史跡を巡る歴史散歩等、魅力

あるルートを提案し、フェイス to フェイス(対面型)の観光案内を基本に、迅速か

つ適切な対応ができるよう、ボランティアガイドの育成支援に努めます。

■ 観光振興に寄与する人材育成の推進

(事業主体:市、観光協会、地域団体、民間事業者)

誰もが楽しめる観光地に向けて、観光事業者等、観光振興に関わる人々の接遇

の向上や意識啓発などの人材育成に取り組み、観光客がまた本市を訪れたくなる、

おもてなしの風土醸成を図ります。

2.観光市場動向の把握2.観光市場動向の把握2.観光市場動向の把握2.観光市場動向の把握

藤沢市を訪れる観光客の市場動向調査を継続的に実施することで、観光客のニーズを

把握し、観光振興施策の基礎資料として活用します。

■ 観光に関する調査の実施

(事業主体:市、観光協会)

観光客数の調査及びアンケート調査の充実を図り、本市への観光客のニーズの把

握やそのニーズを観光施策にフィードバックできるような体制を整えます。

基本方針④基本方針④基本方針④基本方針④ 観光客を迎えるおもてなしの体制づくり観光客を迎えるおもてなしの体制づくり観光客を迎えるおもてなしの体制づくり観光客を迎えるおもてなしの体制づくり

Page 32: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

30

3.「だれからも愛される観光地・藤沢」を目指して3.「だれからも愛される観光地・藤沢」を目指して3.「だれからも愛される観光地・藤沢」を目指して3.「だれからも愛される観光地・藤沢」を目指して

年齢、障がいの有無、使用言語などにかかわらず、誰もが藤沢の観光を楽しんでいた

だけるよう環境整備に取り組みます。

■ 観光案内所の充実

(事業主体:市、観光協会)

本市を訪れる国内外からの観光客誰もが、気軽に立ち寄り、気持ち良く観光でき

るよう、観光情報の発信や観光相談に対応します。また、藤沢駅について観光客の

玄関口としての利用促進を図るため、藤沢駅にある駅前観光案内所を多様なニーズ

に対応できる多機能な案内所に拡充し、新たな観光案内拠点施設を目指します。

■ グローバルスタンダードな観光案内サインの充実(拡充)

(事業主体:市、県、民間事業者)

交通事業者や観光事業者等と連携し、統一感があり、誰にも分かりやすいグロー

バルスタンダードな観光案内サインの整備に取り組みます。

■ バリアフリー情報の発信

(事業主体:市、観光協会)

車いすやベビーカーなどを利用する方々に観光地の散策や施設見学に支障をきた

さないよう必要なバリアフリー情報を、関係機関と連携し、藤沢市観光公式サイト

等から発信していきます。

■ 公衆トイレの快適性の充実(新規)

(事業主体:市、県)

県との連携を強化し、公衆トイレの洋式化に取り組むとともに、更なる公衆トイ

レの整備について検討するなど、観光客のおもてなしの向上を目指します。

4.観光地の安全・安心の確保4.観光地の安全・安心の確保4.観光地の安全・安心の確保4.観光地の安全・安心の確保

藤沢市を訪れる観光客誰もが安全・安心に観光できるよう、環境整備の充実と、マ

ナーの啓発を行います。

■ 中・長期を見据えた砂浜の侵食防止対策

(事業主体:市、県)

安定的な砂の堆積を確保するため、また砂浜の波消し機能による高波からの防護

を維持するため、県と連携してサンドリサイクル(流出した砂を再利用する養浜の

方法)による砂浜の保全や、市から県へ養浜の依頼を働きかけます。

■ 乗り物利用者が快適に観光できる環境整備

(事業主体:市、県、民間事業者等)

観光地の渋滞緩和や歩行者と二輪車等との接触防止、違法駐輪の防止対策に取り

組み、安全な環境づくりを包括的に進めます。

Page 33: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

31

■ 海水浴場

(事業主体:市、県、地域団体、警察等)

海水浴場設置者であり、救護警備事業を実施する各海水浴場組合をはじめ、県・

警察・市が連携し、健全な海水浴場の環境維持に努めるとともに、海水浴場の水の

事故防止、警備、防犯等の事業を実施する「藤沢市夏期海岸対策協議会」において、

安全性及び快適性の向上を図ることにより、海水浴客が安心して楽しめる、海水浴

場の環境づくりに取り組んでいきます。

5.観光振興に資する交通基盤等の整備5.観光振興に資する交通基盤等の整備5.観光振興に資する交通基盤等の整備5.観光振興に資する交通基盤等の整備

観光客の移動が円滑に行えるよう、交通基盤等の整備を実施し、広域自治体及び観光

地等との相互観光誘客を図ります。

■ 交通基盤整備を活用した相互観光誘客の促進

(事業主体:市、観光協会、県、自治体、民間事業者)

東名高速道路綾瀬インターチェンジの開設、圏央道(さがみ縦貫道路)の開通、

さがみ鉄道の延伸(鉄道・LRT)、都市計画道路(寒川北インターチェンジまで延

伸する(仮称)湘南台寒川線)の整備等で結ばれる、広域自治体及び観光地との相

互観光誘客に取り組みます。

■ 宿泊施設等大型バス駐車サービス事業の推進

(事業主体:市)

宿泊施設のある各拠点エリアにおいて、各宿泊施設を利用する観光バスに対し、

公共用地の有効利用と歳入確保の観点から、公共施設内の大型駐車スペースの夜間

利用を有償で提供し、国内外からの団体観光客の積極的な受入体制を構築します。

1.外国人観光客の受入体制整備1.外国人観光客の受入体制整備1.外国人観光客の受入体制整備1.外国人観光客の受入体制整備

来訪する外国人観光客が気軽に観光できるよう、案内サインの整備、外国語ボランテ

ィアによる観光案内、外国語パンフレット、多言語に対応するWEB、SNS等のさら

なる充実を図ります。

■ 観光案内所への外国語ボランティアの設置

(事業主体:市、観光協会)

観光案内所へ外国語ボランティアを設置し、外国人観光客が不自由なく観光情報

を取得し、観光できるよう利便性・満足度の向上に努めます。

■ グローバルスタンダードな観光案内サインの充実(再掲・拡充)

(事業主体:市、県、民間事業者)

基本方針基本方針基本方針基本方針⑤⑤⑤⑤ 外国人観光客誘致の推進外国人観光客誘致の推進外国人観光客誘致の推進外国人観光客誘致の推進

Page 34: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

32

交通事業者や観光事業者等と連携し、統一感があり、誰もが分かりやすいグロー

バルスタンダードな観光案内サインの整備に取り組みます。

■ ICT技術を活用した情報提供の充実(拡充)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

観光案内所等において、タブレット端末の設置や通訳・翻訳アプリを活用するな

どし、進化するICT技術を積極的に活用し、外国人観光客へのおもてなしの充実

を図ります。

■ WEB等の多言語化の推進(拡充)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

新たに整備した多言語観光ウェブサイト「Discover FUJISAWA」のほか、多言語

メニュー支援サイト「FUJISAWA Foodies」をさらに充実させるため登録店舗の充実

を図るとともに、これらをはじめとしたコンテンツについて、更なる周知方法を検討

するなど、外国人ユーザーの利用者拡大を推進します。

■ 外国人観光客おもてなしプログラム

(事業主体:市、観光協会、民間事業者等)

◇観光事業店舗多言語化推進事業

市内の各種店舗(飲食店・土産物屋等)において外国人観光客が訪れた際、

食事や買い物を気軽に楽しめるよう、多言語メニュー支援サイト「FUJISAWA

Foodies」や外国語ボランティアガイド等を積極的に活用し、メニューや看板等

の多言語化に取り組み、おもてなしの向上を図ります。

◇「銀聯カード」設置施設推進事業

日本で言うデビットカード(銀行口座からの引き落とし)に相当する中国の

「銀聯カード」の市内店舗加盟店を増やし、消費意欲が高い中国人観光客によ

る市内観光消費額の大幅な増額を図ります。

◇無料 Wi-Fi エリアの充実(*Wi-Fi とは・・・無線でネットワークに接続する技術)

外国人観光客がストレスを感じることなくスマートフォンやタブレットを活

用し、観光情報を入手できるよう、整備した無料 Wi-Fi エリアを適正に維持す

るとともにエリアの拡大や仕組みの統一などについて検討します。

2.団体観光客誘致の促進2.団体観光客誘致の促進2.団体観光客誘致の促進2.団体観光客誘致の促進

団体観光客の割合が高いアジア圏を中心に、団体観光客向けの多様なオプションの用

意等、受入体制の充実を図り観光客誘致を促進します。

■ マルチパートナーシップによる団体旅行の受入(拡充)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者等)

アンケート調査等の実施・分析を通じニーズの把握に努めるとともに、交通事業

者や大学、観光事業者等、多様な主体との連携により新たな誘致に取り組みます。

Page 35: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

33

3.外国人観光客の市場動向の把握3.外国人観光客の市場動向の把握3.外国人観光客の市場動向の把握3.外国人観光客の市場動向の把握

外国人観光客誘致に向け、外国人観光客のニーズや観光行動の把握に努めます。

■ ビッグデータを活用した外国人観光客数及び観光行動の把握(拡充)

(事業主体:市・観光協会、県、民間事業者)

観光行動を把握するための旅行会社やメディアの招へい事業のほか、来訪者に対

するアンケート調査を行うとともに、県のビッグデータ等を積極的に解析し、今後

の外国人誘客の戦略データとして活用します。

4.市場特性に応じた観光プロモーションの展開4.市場特性に応じた観光プロモーションの展開4.市場特性に応じた観光プロモーションの展開4.市場特性に応じた観光プロモーションの展開

対象市場の特性に応じた観光プロモーションの展開や、海外旅行会社を対象に商談会

を実施します。また空港を活用し、訪日観光客が伸びている国・エリアを中心に誘客を

図ります。

■ 海外旅行博への出展及び現地商談会の実施

(事業主体:市、観光協会、近隣自治体、民間事業者)

近隣都市及び観光事業者との連携による、訪日観光客が伸びている国・エリアで

の海外旅行博への出展及び旅行会社やメディア関係者との商談会の実施等、海外で

の観光プロモーションの展開に取り組みます。

1.東京2020大会を活用した外国人観光客誘致の促進1.東京2020大会を活用した外国人観光客誘致の促進1.東京2020大会を活用した外国人観光客誘致の促進1.東京2020大会を活用した外国人観光客誘致の促進

東京2020大会及びプレイベントを目的に訪れる観光客をターゲットに本市への誘

致を促進します。

■ 多言語による宿泊情報の発信

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

開催地である東京からのアクセスの良さを活かし、宿泊客誘致を図るため、市内

宿泊施設と連携し、多言語での宿泊情報の発信を充実させます。

■ 和食や伝統文化等、日本の魅力を活用した体験型プログラムの充実(拡充)

(事業主体:市、県、観光協会、地域団体、民間事業者)

県との連携を強化し、外国人観光客にとって魅力のある和食や「遊行の盆」等の伝

統文化の体験型プログラムの充実を図り、誘客を促進するとともに、市内事業者に

ツアー造成の協力を働きかけます。

基本方基本方基本方基本方針⑥針⑥針⑥針⑥ 東京2020大会の東京2020大会の東京2020大会の東京2020大会の開催地開催地開催地開催地としてのおもてなしの体制づくりとしてのおもてなしの体制づくりとしてのおもてなしの体制づくりとしてのおもてなしの体制づくり

Page 36: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

34

■ 市内観光拠点の多言語化

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

東京2020大会を目的に訪れた外国人観光客が、ストレスを感じること無く、

“食・買う・体験”を気軽に楽しめるように、市内全域を対象とした観光拠点の多

言語化を図ります。

■ 効果的な誘客戦略の研究

(事業主体:市、観光協会)

東京2020大会を目的に、世界各国から訪れる外国人観光客の動向について、

過去大会の統計や競技種目との関連性をはじめ、多角的な視点から調査し、効果的

な誘客エリアの選択及び具体的な取組について研究します。

■ 観光ボランティアの充実と都市ボランティアとしての連携(新規)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

これまで行ってきた観光ボランティアの育成を継続して取り組むとともに、都市

ボランティアとしての役割分担等について有機的に機能できるよう検討します。

■ セーリングを活用した観光誘客(新規)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者)

東京2020大会を絶好の機会と捉え、オリンピック種目となっているセーリン

グを活用した観光誘客について検討します。

2.東京2020大会を視野に入れたハード整備の研究2.東京2020大会を視野に入れたハード整備の研究2.東京2020大会を視野に入れたハード整備の研究2.東京2020大会を視野に入れたハード整備の研究

東京2020大会の開催地として、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが楽しめる

観光地を目指し、江の島及び周辺のバリアフリー化などハード面の整備について取り組

みます。

■ 江の島バリアフリー化の推進(拡充)

(事業主体:県、市、観光協会、民間事業者)

「藤沢市江の島バリアフリー化基本計画」に基づき、東京2020大会までに可能

な限りバリアフリー化に向けた取組を推進します。

■ 江の島大橋の渋滞緩和についての研究

(事業主体:県、市、観光協会、民間事業者)

東京2020大会開催による、国内外からの観光客の対策として、長年の課題と

なっている江の島大橋の渋滞緩和について、関係する協議会と研究に取り組みます。

■ 公衆トイレの快適性の充実(再掲・拡充)

(事業主体:市、県)

県との連携を強化し、公衆トイレの洋式化に取り組むとともに、更なる公衆トイ

レの整備について検討するなど、東京2020大会の開催地として観光客のおもて

なしの向上を目指します。

Page 37: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

35

■ グローバルスタンダードな観光案内 o サインの充実(再掲・拡充)

(事業主体:市、県、民間事業者)

交通事業者や観光事業者等と連携し、統一感があり、また、オリンピック会場等

への誘導サイン等と連携した、誰もが分かりやすいグローバルスタンダードな観光

案内サインの整備に取り組みます。

1.ふじさわシティプロモーションを活用した観光振興の促進1.ふじさわシティプロモーションを活用した観光振興の促進1.ふじさわシティプロモーションを活用した観光振興の促進1.ふじさわシティプロモーションを活用した観光振興の促進

本市が推進するふじさわシティプロモーション事業を取り入れ、観光振興において有

効に活用できるよう取り組みます。

■ ふじさわシティプロモーションを通じた観光情報発信(新規)

(事業主体:市、観光協会、地域団体)

ふじさわシティプロモーション事業での活動を通じ、観光イベント等に参加した

ファンクラブ会員から感想や映像を投稿してもらうなどし、イベントの周知だけに

とどまらない新たな情報発信を推進します。

■ 観光施設の有効利用によるシティプロモーションの手法研究(新規)

(事業主体:市、観光協会、民間事業者、地域団体)

知名度の高い魅力ある観光施設等を有効利用し、ふじさわシティプロモーション

推進方針に掲げる「藤沢のブランド価値向上」に繋がる仕組み作りを研究します。

基本方針⑦基本方針⑦基本方針⑦基本方針⑦ ふじさわシティプロモーションの活用(新規)ふじさわシティプロモーションの活用(新規)ふじさわシティプロモーションの活用(新規)ふじさわシティプロモーションの活用(新規)

Page 38: 藤 沢 市 観光振興計画 - Fujisawa...大庭城址公園 遊行寺いろは坂 江の島シヸキャンドル(湘南の宝石) ふじさわ江の島花火大 藤 沢 市

藤沢市藤沢市藤沢市藤沢市 経済部経済部経済部経済部 観光シティプロモーション課観光シティプロモーション課観光シティプロモーション課観光シティプロモーション課

江ノ電沿線 江の島岩屋

龍恋の鐘(龍野ヶ岡自然の森)

藤沢産トマト

遊行の盆

JR藤沢駅

小田急片瀬江ノ島駅

湘南キャンドル(江 no・Fes)

新江ノ島水族館

龍の口竹灯籠(龍口寺)

湘南モノレール