健康の科学A - kitasato-u.ac.jp · 7 〃 運動と循環...

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− 1 − 2020 年度 前期 指定なし 火1 健康の科学A (Health Science A) 科目責任者 北川 淳 単 位 数 2単位 北川 淳 授業の目的 健康の維持増進や生活習慣病予防に対する運動の効果について修得する。特に,運動生理・生化学の知見を導入し,運 動の持つ様々な効果や栄養についての基礎知識を学ぶ。これらの内容を理解し,自分自身の健康管理に役立てること目 標とする。さらに,医療・生命科学系大学の卒業生として健康の推進者になった時に,現場で実践できるような基礎知 識を習得する。 授業初期(1 〜 3 回)は,健康や栄養,運動の基礎知識,飲酒・喫煙の影響について述べることから始める。 中期(4 〜 8 回)では,運動生理・生化学の基礎知識を基に,運動による身体の応答や長期的な変化等について述べる。 後期(9 〜 14 回)では,生活習慣病予防に対する運動の効果を中心に解説する。 教科書とともにパワーポイントを用いた講義形式とする。毎回リアクションペーパーを記入し,翌週に主なコメント(5 件程度)に対応する双方向とする。必要に応じてプリントを配布する。 また,健康に関する新聞記事を用い,教科書で学んだ内容との関連について解説する。 (予習・復習) 【授業時間以外に必要な予習・復習時間:60時間(試験のための学習時間も含む)】 予習:授業前には教科書に目を通し,概要を把握しておくこと。 復習:授業内容ノートを確認し、理解が不十分な箇所は教科書を読み返すこと。 担当者 項目 授業内容 1 北川 ガイダンス 授業内容の説明。「健康」の定義について解説する。 どのような時に「健康」と思うだろうか? 2 健康に関連する要因 栄養や運動の重要性について解説する。 また,肥満,飲酒や喫煙が健康に与える影響について説明を加える。 3 栄養・代謝 5 大栄養素の役割や摂取量について解説する。 摂取した栄養素はどのように代謝(分解)されるか?               4 エネルギー供給系と骨格筋 運動時のエネルギー源となる ATP(アデノシン三リン酸)の供給について解説 する。さらに骨格筋について,筋線維と運動種目との関係について解説する。 5 運動と骨格筋 筋の収縮様式やトレーニングと筋肥大等について解説する。これらの知識を 踏まえて,筋力トレーニング法や筋肉痛や肉離れが発生する原因について説 明を加える。 6 運動と神経系 中枢神経(脳・脊髄)と末梢神経(自律神経と末梢神経)について説明後, 「運 動と脳との関係」や「神経系と骨格筋との関係」などの最近の知見について 解説する。 7 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後, 「運動時の心臓の働き」や「ト レーニングによる心機能変化」などについて解説する。 8 運動と呼吸 肺におけるガス交換,酸素摂取量などについて説明後,運動(スポーツ)と 最大酸素摂取量との関係などについて解説する。 9 身体組成と肥満 身体組成(脂肪と除脂肪)について説明後,「体脂肪率の測定原理」や「肥 満の種類」などについて解説する。     10 運動処方 健康や体力の維持・増進を目的とする「運動処方」や心拍数を用いた運動強 度の設定方法などについて解説する。 11 骨粗鬆症についての概論 女性に多く発症する骨粗鬆症。その理由について骨量の加齢変化,骨代謝, 危険因子などについて解説する。 12 骨粗鬆症の予防 運動(どのような運動を行えばよいのか?)と栄養(どのような栄養素や食 品を摂取すべきか?)による予防について解説する。 13 痛風(高尿酸血症) 男性に多く発症する痛風(高尿酸血症)。尿酸の代謝,食事や運動の影響等 について説明する。運動選手に痛風は多い? 14 運動と生活習慣病 これまでに学習した運動の効果と生活習慣病の関係などについて理解を深める。 15 まとめ まとめ。 ① 健康科学,生理学,解剖学,栄養学の基礎知識について説明できる。 ② 運動生理・生化学の基礎知識を習得し,運動の持つ様々な効果を説明できる。 ③ これらの知識を教養として身につけ、自身や家族などの健康管理に役立てられるようになる。 成績評価の 方法と基準 試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内 筆記試験(90%)と毎回のリアクションペーパー(10%)で総合的に評価する。なお,欠席は減点とする。 学生へのメッセージ (その他注意等) この科目を通して,生涯にわたり運動習慣を持つことの必要性を理解してください。 教科書・参考書 書 名 著 者 名 (円) 教科書 入門運動生理学(第 4 版) 勝田 茂 編著 杏林書院 ¥2,484 [L101-HH01]

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授 業 期 間 2020 年度 前期 授 業 対 象 指定なし 火1

科 目 名 健康の科学A(Health Science A)

科 目 責 任 者 北川 淳 単 位 数 2単位担 当 者 北川 淳

授 業 の 目 的健康の維持増進や生活習慣病予防に対する運動の効果について修得する。特に,運動生理・生化学の知見を導入し,運動の持つ様々な効果や栄養についての基礎知識を学ぶ。これらの内容を理解し,自分自身の健康管理に役立てること目標とする。さらに,医療・生命科学系大学の卒業生として健康の推進者になった時に,現場で実践できるような基礎知識を習得する。

教 育 内 容授業初期(1 〜 3 回)は,健康や栄養,運動の基礎知識,飲酒・喫煙の影響について述べることから始める。中期(4 〜 8 回)では,運動生理・生化学の基礎知識を基に,運動による身体の応答や長期的な変化等について述べる。後期(9 〜 14 回)では,生活習慣病予防に対する運動の効果を中心に解説する。

教 育 方 法教科書とともにパワーポイントを用いた講義形式とする。毎回リアクションペーパーを記入し,翌週に主なコメント(5件程度)に対応する双方向とする。必要に応じてプリントを配布する。また,健康に関する新聞記事を用い,教科書で学んだ内容との関連について解説する。

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間以外に必要な予習・復習時間:60 時間(試験のための学習時間も含む)】予習:授業前には教科書に目を通し,概要を把握しておくこと。復習:授業内容ノートを確認し、理解が不十分な箇所は教科書を読み返すこと。

回 担当者 項目 授業内容1 北川 ガイダンス 授業内容の説明。「健康」の定義について解説する。

どのような時に「健康」と思うだろうか?2 〃 健康に関連する要因 栄養や運動の重要性について解説する。

また,肥満,飲酒や喫煙が健康に与える影響について説明を加える。3 〃 栄養・代謝 5 大栄養素の役割や摂取量について解説する。

摂取した栄養素はどのように代謝(分解)されるか?              4 〃 エネルギー供給系と骨格筋 運動時のエネルギー源となる ATP(アデノシン三リン酸)の供給について解説

する。さらに骨格筋について,筋線維と運動種目との関係について解説する。5 〃 運動と骨格筋 筋の収縮様式やトレーニングと筋肥大等について解説する。これらの知識を

踏まえて,筋力トレーニング法や筋肉痛や肉離れが発生する原因について説明を加える。

6 〃 運動と神経系 中枢神経(脳・脊髄)と末梢神経(自律神経と末梢神経)について説明後,「運動と脳との関係」や「神経系と骨格筋との関係」などの最近の知見について解説する。

7 〃 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後,「運動時の心臓の働き」や「トレーニングによる心機能変化」などについて解説する。

8 〃 運動と呼吸 肺におけるガス交換,酸素摂取量などについて説明後,運動(スポーツ)と最大酸素摂取量との関係などについて解説する。

9 〃 身体組成と肥満 身体組成(脂肪と除脂肪)について説明後,「体脂肪率の測定原理」や「肥満の種類」などについて解説する。    

10 〃 運動処方 健康や体力の維持・増進を目的とする「運動処方」や心拍数を用いた運動強度の設定方法などについて解説する。

11 〃 骨粗鬆症についての概論 女性に多く発症する骨粗鬆症。その理由について骨量の加齢変化,骨代謝,危険因子などについて解説する。

12 〃 骨粗鬆症の予防 運動(どのような運動を行えばよいのか?)と栄養(どのような栄養素や食品を摂取すべきか?)による予防について解説する。

13 〃 痛風(高尿酸血症) 男性に多く発症する痛風(高尿酸血症)。尿酸の代謝,食事や運動の影響等について説明する。運動選手に痛風は多い?

14 〃 運動と生活習慣病 これまでに学習した運動の効果と生活習慣病の関係などについて理解を深める。15 〃 まとめ まとめ。

到 達 目 標① 健康科学,生理学,解剖学,栄養学の基礎知識について説明できる。② 運動生理・生化学の基礎知識を習得し,運動の持つ様々な効果を説明できる。③ これらの知識を教養として身につけ、自身や家族などの健康管理に役立てられるようになる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内筆記試験(90%)と毎回のリアクションペーパー(10%)で総合的に評価する。なお,欠席は減点とする。

学生へのメッセージ(その他注意等)

この科目を通して,生涯にわたり運動習慣を持つことの必要性を理解してください。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

教科書 入門運動生理学(第 4 版) 勝田 茂 編著 杏林書院 ¥2,484

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授 業 期 間 2020 年度 前期 授 業 対 象 指定なし 水1

科 目 名 健康の科学A(身体と動きのメカニズム・成長、自然と生活・文化、から考える良き人生)(Health Science A)

科 目 責 任 者 安倍 希美 単 位 数 2単位担 当 者 安倍 希美※

授 業 の 目 的まず①身体の構造とその仕組み・発育②運動のメカニズム・発達③運動スキルと伝授法・動きの美④古典芸能・芸術⑤老化と介護を継続的に学びます。そして身体と運動の成長・老化に関する知識及び自国・他国の文化理解、それらの適切な表記法を修得し、幅広い教養と豊かな人間性・より健康で良い将来を展望する多面的思考能力の養成が目的です。

教 育 内 容 本科目は皆さんが、身体の構造とその仕組みを始めとし、人々が健康に生き自国と他国の文化を理解するために、必要な基礎知識とその実際、適切な表現法を修得し、幅広い教養と豊かな人間性・多面的思考能力を養うための授業です。

教 育 方 法板書と写真& DVD 活用による講義形式を主とします。個人票を配布するので授業の感想や小テストの回答を毎回記します(5 分間程度)。これは半期間継続して 1 枚の用紙を使用し、教員が毎回通読し誤解がある時はチェックします。期末には、学習成果を確認するため自筆ノートを持込んで中テストに解答し(50 分間程度)翌週自己採点、得られた知識の実際運用としてのレポート作成を行います。不合格の場合は個人が特定されない形でその理由を掲示します。

準 備 学 習(予習・復習)

予習:講義 1 回につき 30 分。事前配布したプリントや参考書の該当箇所に目を通し、基本的事項の概要を把握する。復習:同 1 時間 30 分。授業内容を自筆にてノートに纏め知識の整理・定着。復習が重要。(予習・復習で計 30 時間)授業時間外学習時間:上記に、中テスト対策と期末レポート作成(両方で計 30 時間)を含め,前期で合計 60 時間。

回 担当者 項目 授業内容1 安倍 ガイダンス 授業内容や進め方の説明、諸注意、旧履修学生のレポートや参考文献の紹介

( 補 参:以下は、参考書・参考資料とその所蔵図書館を示す )2 〃 発育発達、個人票の配布 発育発達の概観、体型・姿勢等の変化、性差、研究方法 参:からだの発達(教

養、看護)、個人票の配布とその取扱いの説明3 〃 身体計測、身体発育 身体計測点、身体各部位の長育・幅育、乳幼児の身体計測・身体発育値、参:

乳幼児発育評価マニュアル(看護)、日本人のからだ(教養、医学、理学)4 〃 姿勢と反射、身体の構造と運動 姿勢:仰臥位・側臥位等、反射:足踏み反射・把握反射等、身体の構造と運動:骨・

筋肉・関節可動域等 参:写真で見る乳幼児検診の神経学的チェック法(教)5 〃 運動制御、発達スクリーニング法 運動制御:近位制御と遠位制御、粗大運動と微細運動 参:基礎運動学(教、医、

看、理)、発達スクリーニング法:DENVER Ⅱ 参:デンバー発達判定法(教)6 〃 運動発達 乳幼児の新たな動作様式の獲得過程:寝返り〜這う〜歩行〜走行、投、動物

との比較等 参:写真で見る乳児の運動発達(教、医、看)7 〃 歩行のメカニズム 歩行と走行、歩行の正常と異常等 参:歩行 筋骨格系の診断ビデオシリー

ズ 10、歩行と足 正常・異常歩行の解析(医)、臨床歩行分析入門(医、看)8 〃 スキルとその伝授 身体を操る、スキル、スキルの伝達様式:手取り足取り、模範演技、模倣演技、

言語、基本動作の習熟過程:投げる・打つ動作等 参:武道科学事始め(教)9 〃 スポーツにおけるスキルと動きの美 スポーツにおけるスキルと美の認識可能性 • ダイナミズム(流動性、躍動感)、

その記録手法:動画、連写、1 コマ写真、絵 参:動作学事始め(教、医、理)10 〃 芸術におけるスキルと情動表現 芸術における高度なスキルの分析と情動表現の実際:歌舞伎・バレエ等の鑑

賞、仕草、所作、動作 参:動作学事始め、マルチメデイア歌舞伎(教)11 〃 秩父地方の自然と民俗芸能 秩父地方の成立過程、自然と歴史、人々の生活と健康、民俗芸能の紹介.身

体動作に関するアナログ・デジタル表記の適切性 参:デジタル時代のアナログ力(教)

12 〃 老化 老化の概念、老化のプロセス、老いを生きるとは、将来のために今何をすべきか、参:老化はなぜ進むのか—遺伝子レベルで解明された巧妙なメカニズム (教)

13 〃 介護とその予防、学習成果の確認 介護とは、介護保険制度、介護予防等、学習成果確認の中テスト、参:これならわかる スッキリ図解介護保険(教)、老人の介護図解早わかり(看)

14 〃 学習成果の確認、レポート受付開始 前回中テストを受けられなかった人の再テスト、中テストの解答・学習成果の確認、自己評価、期末レポート受付開始(締切りはまだ先です)

15 〃 個別指導 授業内容の確認、レポートに関する質問等

到 達 目 標

①個人票に毎回の授業感想記述・小テストの回答を、教員の指示通りに漏れなく記述し、継続的学習ができる②自筆ノートを作成し授業後に実務的に整理し基本的知識を定着させ、期末中テストに持参して的確に解答できる③ 授業で得られた知識の実際運用として授業の関連範囲で、自らテーマを決め素材を用意し期末レポートが作成できる レポートの素材例:1)出生から現在までの身長・体重等のデータを基にした成長過程、2)歩行の実際とその発達と老化、3)スポーツや芸術・民俗芸能の場面や日常生活における動き、及びその習熟過程を示す写真・適切な表記法等

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外①毎回の個人票の感想記述・小テストにおける、記述内容の誠実さ・正確性と継続的学習能力(配点 20 〜 30 点の範囲)②ノートをコピーの貼り付け無く自筆でまとめ、中テストに持参し時間内に正答する実務能力(配点 30 〜 40 点の範囲)③インターネットや書籍上の情報等の丸写しでなく、オリジナルな視点でレポート作成する問題解決能力(配点 40 点)欠席時は次回出席時に個人票に欠席理由を記載し、欠席時のプリントを受取り参考書も参照しノートを作成すること。

学生へのメッセージ(その他注意等)

貴方の身近にいる人々の何気ない仕草や動き、地域に残る民俗芸能、等に関心を持ってみて下さい。今まで気付かなかった人間の能力や身体動作のアナログ表記の適切性の存在等が解ってくるかもしれません。北里先生にも時々写真登場頂く予定です。参考書は授業ナビにあり、履修者の構成や人数等により若干の内容変更や座席指定をする場合もあります。

実 務 経 験 の授業への活用方法

企業の技術室でのアナログ資料をデジタル資料化する実務経験より、生身の人間の周辺にて生じるアナログ資質のデジタル化の可能性・適切性・再現性・限界等について、適時実例を示しながら説明し、その概念を学生が期末レポート、更には今後の人生において反映させ物事を捉える視野を拡大できるよう活用する。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 からだの発達 身体発達学へのアプローチ 高石昌弘 大修館書店 ¥2,500参考書 日本人のからだ 健康・身体データ集 鈴木隆雄 朝倉書店 ¥12,000参考書 写真で見る乳幼児検診の神経学的チェック法 前川喜平、小枝達也 南山堂 ¥6,090参考書 動作学事始め 増補第2版 大道等 杏林書院 ¥4,120参考書 古秩父湾 秩父の大地に眠る太古の海の物語 埼玉県立自然の博物館 埼玉県立自然の博物館 ¥700

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授 業 期 間 2020 年度 前期 授 業 対 象 指定なし 金2

科 目 名 健康の科学A(スポーツ科学)(Health Science A)

科 目 責 任 者 小野 高志 単 位 数 2単位担 当 者 小野 高志※

授 業 の 目 的

「健康とは何か?」という問いは、医学・生命科学を学び未来社会を生きていこうとする諸君にとって、今後切っても切れない課題である。IT 普及社会における子どもの体力低下抑止、社会保障負担の軽減などが喫緊の課題とされる一方、遺伝子工学の発展やトップスポーツの興隆が目覚しいこの時代の中で、先の問いへの答えを見つけるためには、幅広い「教養としての健康科学」の知識が必須となるであろう。本講義では、運動・栄養・休養の 3 つの観点から健康・スポーツ科学に関する教養の幅と深さを広げ、主体的に課題解決に取り組むための基盤を築くことを目標とする。

教 育 内 容

前期では、健康の考え方、我々を取り巻く健康・スポーツビジネス、文化などの社会的側面について学ぶ。中期では、健康・スポーツ科学をより深く理解するための生体の仕組みや振る舞い、生理学、栄養学の基本的知識について学ぶ。後期では、健康を保持増進する上で理解しておくべき代表的な生活習慣病やスポーツ傷害、それらを軽減・予防するためのコンディショニング、トレーニングに関する実践的な知識と方法論について学ぶ。

教 育 方 法

パワーポイントや映像資料を用いた双方向の講義形式とする。必要に応じて随時資料を配布する。毎回、講義内容に関するテーマをこちらから提示し、自身の考えや意見、疑問・質問・要望などを小レポートとして提出してもらう。疑問や質問については、Moodle の「フォーラム」機能を利用して、担当者と履修者全員が参加する自由なディスカッション形式によって答えを探っていく。

準 備 学 習(予習・復習)

予習:毎回の講義の最後に次回の講義内容についてアナウンスを行うので、それに関連する知識を下記参考書や各種メディアから収集しておく。復習:授業内容をノートにまとめたり資料に書き込むなどして整理し、得られた知見を実生活の中で実践する。Moodleにアップされたスライド資料を閲覧するとともに、疑問・質問に関するディスカッションに積極的に参加し、授業内容に関する理解をより深める。

【授業時間外に必要な学習の時間:60 時間】回 担当者 項目 授業内容1 小野 ガイダンス (4/10) 授業内容や進め方、評価の方法について説明する。

授業に対する期待や要望について調査する。2 〃 健康・スポーツ概論 (4/17) 健康の考え方、健康増進の施策、運動・スポーツの健康効果3 〃 健康・スポーツ実践 (4/24) 健康・スポーツによる行動変容、マーケティング、イベントとツーリズム4 〃 健康・スポーツビジネス (5/8) 健康・スポーツ産業と組織、ビジネスとメディア5 〃 健康・スポーツ文化 (5/15) 健康・スポーツの歴史と文化6 〃 健康・スポーツに関連する

生体の構造と機能① (5/22)骨格筋の構造と機能、適応と変化、神経機構

7 〃 健康・スポーツに関連する生体の構造と機能② (5/29)

身体組成の評価法、身体運動の動作分析(バイオメカニクス)

8 〃 健康・スポーツ生理学① (6/5) 身体運動と循環・代謝機能、脳と精神活動(健康・スポーツと睡眠)9 〃 健康・スポーツ生理学② (6/12) 身体運動と免疫機能、発育発達

10 〃 健康・スポーツ栄養学 (6/19) 身体作り・動力源としての栄養、摂取と代謝11 〃 スポーツ外傷・障害① (6/26) スポーツに伴う急性外傷、応急処置法、心肺蘇生法12 〃 スポーツ外傷・障害② (7/3) スポーツに伴う慢性障害、内科的障害、アスレティックトレーニング13 〃 健康増進・傷害予防のための

コンディショニング・トレーニング①(7/10)

ストレッチング、筋力トレーニングの方法

14 〃 健康増進・傷害予防のためのコンディショニング・トレーニング②(7/17)

持久力トレーニング、メンタルトレーニングの方法

15 〃 まとめ まとめ。個別相談にも対応する。

到 達 目 標①健康・スポーツの社会的背景について理解する。②身体の構造および機能、生理学、栄養学について理解する。③自己および社会の健康・スポーツに関連する問題を理解し、その解決と予防に向けた取り組みを実践できる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内授業への全参加を原則とし、授業への主体的かつ積極的な参加態度、周囲への配慮等のモラルを重視する。(50%)その上で、毎回の小レポート、Moodle のディスカッションへの参加状況、筆記試験の内容、等によって総合的に評価する。

(50%)学生へのメッセージ

(その他注意等)この授業を通して、「健康とは何か?」という問いへの自分なりの答えを見つけてください。その上で、健康・スポーツの素晴らしさを理解し、実践し、多くの人と共有できるようになってください。

実 務 経 験 の授業への活用方法

これまでの教育研究機関や競技スポーツ現場(主にサッカー、水泳、アイスホッケー)における教育者・研究者・指導者としての経験を通し、科学と実践との相互フィードバックがどのようにして成されているかについて、実例を交えて解説する。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 教養としてのスポーツ科学 早稲田大学スポーツ科学学術院 編

大修館書店 ¥2,376

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授 業 期 間 2020 年度 前期 授 業 対 象 指定なし 火1

科 目 名 健康の科学A(Health Science A )

科 目 責 任 者 池村 司 単 位 数 2単位担 当 者 池村 司

授 業 の 目 的

健康を決定する因子は様々あり,単に疾病が存在しないことを健康と定義しない.健康は人々の生活の質に関わる重要なテーマであるが,複雑な一面を持ち,疾病の有無以外の因子を含めて総合的に判断する必要がある.本授業では科学的根拠に基づいた健康に関連する知識を学び,健康について深い理解を促すことを目的とする.その中で運動や栄養,休養といった生活習慣が健康に及ぼす影響や,健康の維持増進を図るための適切な生活習慣についてを学び,得た知識を自身または他者の健康の維持増進のために応用できるようになることも本授業の目的とする.

教 育 内 容授業初期は,健康の概念や健康問題といった健康に関する理解を深めるための知識を扱う.中期は休養・運動・栄養といった生活習慣と健康との関りを理解するための基礎知識を扱う.後期は生活習慣と健康の関係や,健康の維持増進を目的とした生活習慣についての内容を扱う.

教 育 方 法

授業はスライドを用いて行い,適宜,参考資料を配布する.また,BMI やエネルギーバランスの算出等,自身の健康状態や生活習慣を振り返るような課題を実施する.授業内容に関する感想や疑問,質問を授業内課題として提出してもらう.

(遠隔授業の場合:googleclassroom または moodle を通して資料の配布や課題の提示・提出を行う.資料内容を基に学習し,学習後,レポートやミニテスト等の課題に取り組む.不明な点は googleclassroom または moodle のコメント機能を利用して担当教員へ質問をする)

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:60 時間】予習:シラバスにて授業内容を事前に確認し,インターネットや書籍を利用して学習内容に沿った知識を調べる.復習:授業で得た知識をノート等に整理し,実生活に応用する.

回 担当者 項目 授業内容1 池村 オリエンテーション 本講義の目的と概要や諸注意事項,成績評価方法等の説明を行う.2 〃 健康の概念 過去から現在までの健康の概念の変容の過程を把握する.現代が抱える健康

問題について解説する.3 〃 健康問題への対策 健康問題を解決するための政策を解説する.地域社会が抱える健康問題とそ

の取り組みについての説明を加える.4 〃 運動・スポーツの価値 スポーツとは何か,また,運動・スポーツの持つ価値について,特に健康増

進以外の価値に焦点を当てて解説する.5 〃 人体の構造と機能 心臓血管系,筋系,神経系といった健康科学分野に関連の深い人体の構造と

機能について解説する.6 〃 発育発達と老化 今後生じるであろうライフイベント(出産,子育て,介護等)に対応できる

よう,人体が如何にして成長し,老化するのかを解説する.7 〃 自身の健康状態の評価法 自身の健康状態を評価する方法について学ぶ.8 〃 生活習慣病 日本人の死因上位を占める生活習慣病に関する理解を深める.9 〃 運動と健康① 運動と健康の関係について解説する.

10 〃 運動と健康② 健康維持・増進のための運動とはどのようなものかを理解する.また,ライフスタイルや健康状態を基に,個々に適した運動内容の選択方法について学ぶ.

11 〃 栄養と健康① 栄養と健康の関係について解説する.12 〃 栄養と健康② 健康維持・増進のための栄養摂取について解説する.自身の食習慣を評価す

る方法を学ぶ.13 〃 休養と健康 ストレッサーとストレス反応についての知識と,休養を含むストレッサーに

対する対処法について理解を深める.14 〃 飲酒・喫煙・薬物と健康 飲酒・喫煙・薬物が心身へ及ぼす影響についての理解を深める.15 〃 まとめ 前回までの授業内容を復習し,疑問や質問について個別に対応する.

到 達 目 標1)現代における健康の捉え方や,健康問題の現状と改善への取り組みを説明できる.2)生活習慣と健康との関りについて理解し,適切な生活習慣について説明できる.3)自己の健康状態や生活習慣を振り返り,改善することができる.

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内筆記試験 (60%),課題 (10%) および授業態度 (30%) を含めて総合的に判断する.※対面での筆記試験が実施できない場合は、成績評価の方法を変更する可能性がある。変更する場合は周知する.

学生へのメッセージ(その他注意等)

健康に関する幅広い知識を得ること以外にも,ここで学んだ知識を実生活に応用することを意識して授業に臨んで下さい.

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 健康・運動・スポーツの科学 九州大学健康科学センター

大修館書店 ¥1,980

参考書 人体の構造と機能 エレイン N. マリーブ 医学書院 ¥5,500参考書 新しい栄養学 坂本清・堀口美恵子 三共出版 ¥2,200参考書 運動生理学 池上晴夫 朝倉書店 ¥3,520

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授 業 期 間 2020 年度 前期 授 業 対 象 指定なし 木1

科 目 名 健康の科学A(スポーツ科学を中心に)(Health Science A)

科 目 責 任 者 永見 智行 単 位 数 2単位担 当 者 永見 智行

授 業 の 目 的

少子高齢社会である現代日本において,ひとりひとりが自身の,そして周囲の人々の身体的,精神的,社会的な健康を維持,増進させることが必要不可欠である.授業を通じて,運動・栄養・休養が健康に与える影響の重大性を理解し,獲得した健康・スポーツ科学の情報を単なる知識として留めるのではなく,日常生活での実践,有意義なスポーツ活動につなげられるようにすることを目標とする.また国際的な大型スポーツイベントが日本国内で続く中,「する」,「見る」,「支える」といった様々なスポーツとの関わり方を学ぶことも目標とする.

教 育 内 容授業前期は日本における健康,体力の現状,ヒトがどのような仕組みで体を動かすことができるのか,様々な観点から学ぶ.授業後期はトップアスリートの身体の特徴,運動の巧みさの発達,体力トレーニングの原理や,運動によるケガについて学ぶ.

教 育 方 法 スライドや映像を用いた講義形式とし,毎時間,講義内容に関するプリント資料を配布する.講義の終わりに感想,意見,疑問を小レポートとして提出してもらい,次回の講義時にこれらの解説を行う.

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:60 時間】授業時間外学習には、試験への取り組み時間も含む。予習:次回の授業内容を把握し,関連する知識,情報を参考書や日々のニュース,報道で入手しておく.復習:配布した資料を熟読,整理し,実生活とのつながりを考え,実践する.

回 担当者 項目 授業内容1 永見 ガイダンス 授業内容・進め方,成績評価法を把握する.2 〃 運動と疾患.健康問題への対策 運動によって病気を防げるか.日常の運動量を把握する.健康関連施策,地

域社会の取り組み,生涯スポーツを知る.3 〃 運動の仕組み 1 骨格筋の構造と機能について知る.4 〃 運動の仕組み 2 骨格筋と関節の動きの関連を知る.5 〃 運動の仕組み 3 骨の構造と機能,骨粗鬆症の発生機序と予防法について知る.6 〃 体力トレーニング 1 トレーニングの原理原則,レジスタンストレーニングの効果と方法について

知る.7 〃 運動の仕組み 4 運動を司る脳神経系,運動に必要なエネルギーの供給機構について知る.8 〃 運動の仕組み 5 エネルギーの基となる栄養素について知る.9 〃 体力トレーニング 2 持久系トレーニングの効果と方法について知る.トレーニング順序,超回復,

ピリオダイゼーション法について知る.10 〃 トップアスリートの身体 トップアスリートとそうでない人の運動,身体はどう違うか,同じか.様々

な競技の特性を知る.11 〃 運動技術・運動技能 1 動きの巧みさ,スキルの発達について知る.12 〃 運動技術・運動技能 2 運動学習の方法と効果,スポーツにおける相対的年齢効果について知る.13 〃 運動とケガ 障害・外傷の発生機序と予防・リハビリテーション法について知る.14 〃 心肺蘇生法・応急処置 スポーツや日常における,いざという時の対処を学ぶ.15 〃 まとめ まとめ.個別相談にも対応する.

到 達 目 標1. 日本における健康,体力の現状,改善に向けた取り組みを理解する.2. ヒトの身体の構造や機能,運動の仕組みを理解し,説明できる.3. 自分のみならず,周囲の人々の健康増進,様々な立場でのスポーツ参加に向けた取り組みを行える.

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内筆記試験と授業中に毎回実施する小レポートにより総合的に評価する.欠席や,授業への積極的な参加態度が見られない場合は減点とする.筆記試験 70%:小レポート 30%

学生へのメッセージ(その他注意等)

スポーツと健康は密接な関係にあります.健康や体力,運動に関する正しい情報,知識を持ち,またスポーツの奥深さを知ることで,自分や他者の生涯に渡る健康増進に寄与できるようにしましょう.

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 新・スポーツ生理学 村岡功 市村出版 ¥3,240参考書 これからの健康とスポーツの科学 第4版 安部孝,琉子友男 講談社 ¥2,592参考書 教養としてのスポーツ科学 改訂版 早稲田大学スポーツ科

学学術院 編大修館書店 ¥2,376

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Page 6: 健康の科学A - kitasato-u.ac.jp · 7 〃 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後,「運動時の心臓の働き」や「ト レーニングによる心機能変化」などについて解説する。

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授 業 期 間 2020 年度 後期 授 業 対 象 指定なし 火1

科 目 名 健康の科学B(Health Science B )

科 目 責 任 者 池村 司 単 位 数 2単位担 当 者 池村 司

授 業 の 目 的

健康を決定する因子は様々あり,単に疾病が存在しないことを健康と定義しない.健康は人々の生活の質に関わる重要なテーマであるが,複雑な一面を持ち,疾病の有無以外の因子を含めて総合的に判断する必要がある.本授業では科学的根拠に基づいた健康に関連する知識を学び,健康について深い理解を促すことを目的とする.その中で運動や栄養,休養といった生活習慣が健康に及ぼす影響や,健康の維持増進を図るための適切な生活習慣についてを学び,得た知識を自身または他者の健康の維持増進のために応用できるようになることも本授業の目的とする.

教 育 内 容授業初期は,健康の概念や健康問題といった健康に関する理解を深めるための知識を扱う.中期は休養・運動・栄養といった生活習慣と健康との関りを理解するための基礎知識を扱う.後期は生活習慣と健康の関係や,健康の維持増進を目的とした生活習慣についての内容を扱う.

教 育 方 法 授業はスライドを用いて行い,適宜,参考資料を配布する.また,BMI やエネルギーバランスの算出等,自身の健康状態や生活習慣を振り返るような課題を実施する.授業内容に関する感想や疑問,質問を授業内課題として提出してもらう.

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:60 時間】予習:シラバスにて授業内容を事前に確認し,インターネットや書籍を利用して学習内容に沿った知識を調べる.復習:授業で得た知識をノート等に整理し,実生活に応用する.

回 担当者 項目 授業内容1 池村 オリエンテーション 本講義の目的と概要や諸注意事項,成績評価方法等の説明を行う.2 〃 健康の概念 過去から現在までの健康の概念の変容の過程を把握する.現代が抱える健康

問題について解説する.3 〃 健康問題への対策 健康問題を解決するための政策を解説する.地域社会が抱える健康問題とそ

の取り組みについての説明を加える.4 〃 運動・スポーツの価値 スポーツとは何か,また,運動・スポーツの持つ価値について,特に健康増

進以外の価値に焦点を当てて解説する.5 〃 人体の構造と機能 心臓血管系,筋系,神経系といった健康科学分野に関連の深い人体の構造と

機能について解説する.6 〃 発育発達と老化 今後生じるであろうライフイベント(出産,子育て,介護等)に対応できる

よう,人体が如何にして成長し,老化するのかを解説する.7 〃 自身の健康状態の評価法 自身の健康状態を評価する方法について学ぶ.8 〃 生活習慣病 日本人の死因上位を占める生活習慣病に関する理解を深める.9 〃 運動と健康① 運動と健康の関係について解説する.

10 〃 運動と健康② 健康維持・増進のための運動とはどのようなものかを理解する.また,ライフスタイルや健康状態を基に,個々に適した運動内容の選択方法について学ぶ.

11 〃 栄養と健康① 栄養と健康の関係について解説する.12 〃 栄養と健康② 健康維持・増進のための栄養摂取について解説する.自身の食習慣を評価す

る方法を学ぶ.13 〃 休養と健康 ストレッサーとストレス反応についての知識と,休養を含むストレッサーに

対する対処法について理解を深める.14 〃 飲酒・喫煙・薬物と健康 飲酒・喫煙・薬物が心身へ及ぼす影響についての理解を深める.15 〃 まとめ 前回までの授業内容を復習し,疑問や質問について個別に対応する.

到 達 目 標1)現代における健康の捉え方や,健康問題の現状と改善への取り組みを説明できる.2)生活習慣と健康との関りについて理解し,適切な生活習慣について説明できる.3)自己の健康状態や生活習慣を振り返り,改善することができる.

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内筆記試験 (60%),課題 (10%) および授業態度 (30%) を含めて総合的に判断する.

学生へのメッセージ(その他注意等)

健康に関する幅広い知識を得ること以外にも,ここで学んだ知識を実生活に応用することを意識して授業に臨んで下さい.

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 健康・運動・スポーツの科学 九州大学健康科学センター 大修館書店 ¥1,980参考書 人体の構造と機能 エレイン N. マリーブ 医学書院 ¥5,500参考書 新しい栄養学 坂本清・堀口美恵子 三共出版 ¥2,200参考書 運動生理学 池上晴夫 朝倉書店 ¥3,520

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授 業 期 間 2020 年度 後期 授 業 対 象 指定なし 水1

科 目 名 健康の科学B(スポーツ科学を中心に)(Health Science B)

科 目 責 任 者 永見 智行 単 位 数 2単位担 当 者 永見 智行

授 業 の 目 的

少子高齢社会である現代日本において,ひとりひとりが自身の,そして周囲の人々の身体的,精神的,社会的な健康を維持,増進させることが必要不可欠である.授業を通じて,運動・栄養・休養が健康に与える影響の重大性を理解し,獲得した健康・スポーツ科学の情報を単なる知識として留めるのではなく,日常生活での実践,有意義なスポーツ活動につなげられるようにすることを目標とする.また国際的な大型スポーツイベントが日本国内で続く中,「する」,「見る」,「支える」といった様々なスポーツとの関わり方を学ぶことも目標とする.

教 育 内 容授業前期は日本における健康,体力の現状,ヒトがどのような仕組みで体を動かすことができるのか,様々な観点から学ぶ.授業後期はトップアスリートの身体の特徴,運動の巧みさの発達,体力トレーニングの原理や,運動によるケガについて学ぶ.

教 育 方 法 スライドや映像を用いた講義形式とし,毎時間,講義内容に関するプリント資料を配布する.講義の終わりに感想,意見,疑問を小レポートとして提出してもらい,次回の講義時にこれらの解説を行う.

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:60 時間】授業時間外学習には、試験への取り組み時間も含む。予習:次回の授業内容を把握し,関連する知識,情報を参考書や日々のニュース,報道で入手しておく.復習:配布した資料を熟読,整理し,実生活とのつながりを考え,実践する.

回 担当者 項目 授業内容1 永見 ガイダンス 授業内容・進め方,成績評価法を把握する.2 〃 運動と疾患.健康問題への対策 運動によって病気を防げるか.日常の運動量を把握する.健康関連施策,地

域社会の取り組み,生涯スポーツを知る.3 〃 運動の仕組み 1 骨格筋の構造と機能について知る.4 〃 運動の仕組み 2 骨格筋と関節の動きの関連を知る.5 〃 運動の仕組み 3 骨の構造と機能,骨粗鬆症の発生機序と予防法について知る.6 〃 体力トレーニング 1 トレーニングの原理原則,レジスタンストレーニングの効果と方法について

知る.7 〃 運動の仕組み 4 運動を司る脳神経系,運動に必要なエネルギーの供給機構について知る.8 〃 運動の仕組み 5 エネルギーの基となる栄養素について知る.9 〃 体力トレーニング 2 持久系トレーニングの効果と方法について知る.トレーニング順序,超回復,

ピリオダイゼーション法について知る.10 〃 トップアスリートの身体 トップアスリートとそうでない人の運動,身体はどう違うか,同じか.様々

な競技の特性を知る.11 〃 運動技術・運動技能 1 動きの巧みさ,スキルの発達について知る.12 〃 運動技術・運動技能 2 運動学習の方法と効果,スポーツにおける相対的年齢効果について知る.13 〃 運動とケガ 障害・外傷の発生機序と予防・リハビリテーション法について知る.14 〃 心肺蘇生法・応急処置 スポーツや日常における,いざという時の対処を学ぶ.15 〃 まとめ まとめ.個別相談にも対応する.

到 達 目 標1. 日本における健康,体力の現状,改善に向けた取り組みを理解する.2. ヒトの身体の構造や機能,運動の仕組みを理解し,説明できる.3. 自分のみならず,周囲の人々の健康増進,様々な立場でのスポーツ参加に向けた取り組みを行える.

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内筆記試験と授業中に毎回実施する小レポートにより総合的に評価する.欠席や,授業への積極的な参加態度が見られない場合は減点とする.筆記試験 70%:小レポート 30%

学生へのメッセージ(その他注意等)

スポーツと健康は密接な関係にあります.健康や体力,運動に関する正しい情報,知識を持ち,またスポーツの奥深さを知ることで,自分や他者の生涯に渡る健康増進に寄与できるようにしましょう.

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 新・スポーツ生理学 村岡功 市村出版 ¥3,240参考書 これからの健康とスポーツの科学 第4版 安部孝,琉子友男 講談社 ¥2,592参考書 教養としてのスポーツ科学 改訂版 早稲田大学スポーツ

科学学術院 編大修館書店 ¥2,376

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授 業 期 間 2020 年度 後期 授 業 対 象 指定なし 火1

科 目 名 健康の科学B(スポーツ科学)(Health Science B )

科 目 責 任 者 小野 高志 単 位 数 2単位担 当 者 小野 高志※

授 業 の 目 的

「健康とは何か?」という問いは、医学・生命科学を学び未来社会を生きていこうとする諸君にとって、今後切っても切れない課題である。IT 普及社会における子どもの体力低下抑止、社会保障負担の軽減などが喫緊の課題とされる一方、遺伝子工学の発展やトップスポーツの興隆が目覚しいこの時代の中で、先の問いへの答えを見つけるためには、幅広い「教養としての健康科学」の知識が必須となるであろう。本講義では、運動・栄養・休養の 3 つの観点から健康・スポーツ科学に関する教養の幅と深さを広げ、主体的に課題解決に取り組むための基盤を築くことを目標とする。

教 育 内 容

前期では、健康の考え方、我々を取り巻く健康・スポーツビジネス、文化などの社会的側面について学ぶ。中期では、健康・スポーツ科学をより深く理解するための生体の仕組みや振る舞い、生理学、栄養学の基本的知識について学ぶ。後期では、健康を保持増進する上で理解しておくべき代表的な生活習慣病やスポーツ傷害、それらを軽減・予防するためのコンディショニング、トレーニングに関する実践的な知識と方法論について学ぶ。

教 育 方 法パワーポイントや映像資料を用いた双方向の講義形式とする。必要に応じて随時資料を配布する。毎回、講義内容に関するテーマをこちらから提示し、自身の考えや意見、疑問・質問・要望などを小レポートとして提出してもらう。疑問や質問については、担当者と履修者全員が参加する自由なディスカッション形式によって答えを探っていく。

準 備 学 習(予習・復習)

予習:毎回の講義の最後に次回の講義内容についてアナウンスを行うので、それに関連する知識を下記参考書や各種メディアから収集しておく。復習:授業内容をノートにまとめたり資料に書き込むなどして整理し、得られた知見を実生活の中で実践する。スライド資料を閲覧するとともに、疑問・質問に関するディスカッションに積極的に参加し、授業内容に関する理解をより深める。

【授業時間外に必要な学習の時間:60 時間】回 担当者 項目 授業内容1 小野 ガイダンス 授業内容や進め方、評価の方法について説明する。

授業に対する期待や要望について調査する。2 〃 健康・スポーツ概論 健康の考え方、健康増進の施策、運動・スポーツの健康効果3 〃 健康・スポーツ実践 健康・スポーツによる行動変容、マーケティング、イベントとツーリズム4 〃 健康・スポーツビジネス 健康・スポーツ産業と組織、ビジネスとメディア5 〃 健康・スポーツ文化 健康・スポーツの歴史と文化6 〃 健康・スポーツに関連する

生体の構造と機能①骨格筋の構造と機能、適応と変化、神経機構

7 〃 健康・スポーツに関連する生体の構造と機能②

身体組成の評価法、身体運動の動作分析(バイオメカニクス)

8 〃 健康・スポーツ生理学① 身体運動と循環・代謝機能、脳と精神活動(健康・スポーツと睡眠)9 〃 健康・スポーツ生理学② 身体運動と免疫機能、発育発達

10 〃 健康・スポーツ栄養学 身体作り・動力源としての栄養、摂取と代謝11 〃 スポーツ外傷・障害① スポーツに伴う急性外傷、応急処置法、心肺蘇生法12 〃 スポーツ外傷・障害② スポーツに伴う慢性障害、内科的障害、アスレティックトレーニング13 〃 健康増進・傷害予防のための

コンディショニング・トレーニング①ストレッチング、筋力トレーニングの方法

14 〃 健康増進・傷害予防のためのコンディショニング・トレーニング②

持久力トレーニング、メンタルトレーニングの方法

15 〃 まとめ まとめ。個別相談にも対応する。

到 達 目 標①健康・スポーツの社会的背景について理解する。②身体の構造および機能、生理学、栄養学について理解する。③自己および社会の健康・スポーツに関連する問題を理解し、その解決と予防に向けた取り組みを実践できる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内授業への全参加を原則とし、授業への主体的かつ積極的な参加態度、周囲への配慮等のモラルを重視する。(50%)その上で、毎回の小レポート、ディスカッションへの参加状況、筆記試験の内容、等によって総合的に評価する。(50%)

学生へのメッセージ(その他注意等)

この授業を通して、「健康とは何か?」という問いへの自分なりの答えを見つけてください。その上で、健康・スポーツの素晴らしさを理解し、実践し、多くの人と共有できるようになってください。外出の自粛、人との接触回避を強いられている時間も、健康の大切さ、運動の大切さ、スポーツの楽しさを再認識する時間として前向きに過ごしましょう。

実 務 経 験 の授業への活用方法

これまでの教育研究機関や競技スポーツ現場(主にサッカー、水泳、アイスホッケー)における教育者・研究者・指導者としての経験を通し、科学と実践との相互フィードバックがどのようにして成されているかについて、実例を交えて解説する。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 教養としてのスポーツ科学 早稲田大学スポーツ科学学術院 [ 編 ]

大修館書店 ¥2,420

参考書 これからの健康とスポーツの科学 第 5 版 安部孝、琉子友男 [ 編 ] 講談社 ¥2,640

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授 業 期 間 2020 年度 前期 授 業 対 象 指定なし(PT専攻[必修]) 木1

科 目 名 健康の科学C(Health Science C)

科 目 責 任 者 北川 淳 単 位 数 2単位担 当 者 北川 淳/山田 裕子※/渡邊 裕之※/梶山 和美※/吉永 龍起/佐藤 照子※/池村 司

授 業 の 目 的心身ともに健康な学生生活を送るための知識を身につける。「心の健康」,「栄養」,「寿命」など健康に関する身近な内容や,「食資源」,「災害時の医療体制」,「社会環境」など健康を取り巻く環境について理解する。さらに,運動(競技スポーツも含む)を継続する上で重要な「スポーツ外傷」や「スポーツ傷害」に関する知識についても身につける。これらを通して豊かな健康の維持・向上ができるように「運動・栄養・休養」に関する基礎的な知識を習得することをめざす。

教 育 内 容 人間の生体機構やストレス対応,運動の持つ様々な効果や食事の大切さ,トレーニング方法などについて医療系,健康科学,運動生理学などを専門とする教員がオムニバス形式で講義する。

教 育 方 法 印刷物の配布,パワーポイントなど各担当教員によって異なるが,学生が解りやすいように工夫をした講義が展開される。また,担当教員によっては,1 週目に課題を設定し,翌週に解説を行う双方向型の講義を行う。

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間以外に必要な予習・復習時間:60 時間(試験のための学習時間も含む)】予習:ガイダンス時に各担当者の講義概要について説明する。各講義前には内容を把握するとともに用語の意味を理解   しておくこと。復習:授業内容ノートに確認しておくこと。

回 担当者 項目 授業内容1 北川 ガイダンス(日付:4/9) 講義内容,展開の仕方,評価方法など授業全般について説明を行う。

その後、健康の概念について解説する。2 山田 ストレスと心の健康(4/16) 適応と不適応の違いやストレス対処方略について。3 〃 人間関係とコミュニケーション(4/23) 場面や立場の違いを考慮した望ましいコミュニケーションについて。4 北川 骨粗鬆症(5/7) 女性に多く発症する骨粗鬆症に関して,骨量の加齢変化,骨代謝,予防法等

について解説する。5 渡邊 スポーツ傷害とは(5/14) スポーツ外傷の分類とスポーツ外傷発生のメカニズムについて解説する。6 〃 スポーツ傷害の予防(5/21) スポーツ傷害予防のための戦略と予防を実施した際の効果について解説する。7 梶山 日本の災害医療体制について(5/28) 日本の災害医療体制および自助,共助,公助の必要性について。8 〃 災害時のチーム医療について(6/4) 災害時のチーム医療と救援者のメンタルヘルスについて。 9 吉永 ストレスと寿命(6/11) 老化と寿命決定の過程におけるストレスの多様な働きを学ぶ。

10 〃 食資源の持続的利用(6/18) ウナギを題材として,天然資源の持続的な利用について学ぶ。11 佐藤 栄養学概論:日本人の食生活の現状と望

ましい栄養のとり方(6/25)国民栄養調査の結果と日本人の食事摂取基準および一人暮らしの食事の工夫。

12 〃 栄養学応用:生涯にわたる食事の重要性とスポーツ栄養(7/2)

具体的には生活習慣病予防の食事療法と体力づくりの栄養を考える。

13 池村 運動の効果(一過性運動)(7/9) 一回の運動実施が引き起こす生理応答について14 〃 運動の効果(慢性運動)(7/16) 運動を継続することによる人体の構造と機能の変化について15 北川 まとめ 授業全体の総括的なまとめを行う。

到 達 目 標①自分自身の健康やその管理方法について理解できる。②健康とスポーツの科学,スポーツ医学などの基礎知識を習得する。③長い人生を心身ともに健康で過ごして行くために実践的な知識を教養として身につける。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内筆記試験(90%)と毎回のリアクションペーパー(10%)で総合的に評価する。なお,欠席は減点とする。

学生へのメッセージ(その他注意等)

自己の健康について興味がある,また健康に関する幅広い知識を習得したい人は必見です。

実 務 経 験 の授業への活用方法

山田裕子:学生相談室における臨床心理士としての経験を踏まえ、大学入学後の新しい環境下でのストレス対処法や人     間関係の築き方について概説する。佐藤照子:病院での管理栄養士としての経験を踏まえ、一人暮らしの栄養に関する注意点や医療従事者として最低限必     要な知識について概説する。梶山和美:病院での看護師としての経験を踏まえ、災害発生時の医療体制や初動対応などについて概説する。渡邊裕之:病院での理学療法士としての経験を踏まえ、スポーツ傷害ついて概説する。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 特になし

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Page 10: 健康の科学A - kitasato-u.ac.jp · 7 〃 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後,「運動時の心臓の働き」や「ト レーニングによる心機能変化」などについて解説する。

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授 業 期 間 2020 年度 後期 授 業 対 象 指定なし(PT専攻[必修]) 木1

科 目 名 健康の科学C(Health Science C)

科 目 責 任 者 北川 淳 単 位 数 2単位担 当 者 北川 淳/佐藤 照子※/石塚 昌保※/梶山 和美※/渡邊 裕之※/吉永 龍起/永見 智行

授 業 の 目 的心身ともに健康な学生生活を送るための知識を身につける。「心の健康」,「栄養」,「寿命」など健康に関する身近な内容や,

「食資源」,「災害時の医療体制」など健康を取り巻く環境について理解する。さらに,運動(競技スポーツも含む)を継続する上で重要な「スポーツ障害・スポーツ外傷」,「骨格筋の役割」,「トレーニング方法」に関する知識についても身につける。豊かな健康の維持・向上ができるように「運動・栄養・休養」に関する基礎的な知識を習得することを目指す。

教 育 内 容 人間の生体機構やストレス対応,運動の持つ様々な効果や食事の大切さ,トレーニング方法など医療系,健康科学,運動生理学などを専門とする教員がオムニバス形式で講義する。

教 育 方 法 印刷物の配布,パワーポイントなど各担当教員によって異なるが,学生が解りやすいように工夫をした講義が展開される。また,担当教員によっては,1 週目に課題を設定し,翌週に解説を行う双方向型の講義を行う。

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間以外に必要な予習・復習時間:60 時間(試験のための学習時間も含む)】予習:ガイダンス時に各担当者の講義概要について説明する。各講義前には内容を把握するとともに用語の意味を理解   しておくこと。復習:授業内容ノートを確認しておくこと。

回 担当者 項目 授業内容1 北川 ガイダンス(日付:9/10) 講義内容,展開の仕方,評価方法など授業全般について。

健康の概念について。2 佐藤 栄養学概論:日本人の食生活現状と望ま

しい栄養のとり方(9/17)国民栄養調査の結果と日本人の食事摂取基準および一人暮らしの食事の工夫。

3 〃 栄養学応用:生涯にわたる食事の重要性(9/24)

医療職として修得すべき内容の一つとして,生活習慣病予防の食事療法について解説する。

4 石塚 ストレスと心の健康(10/1) 適応と不適応の違いやストレス対処方略について。5 〃 人間関係とコミュニケーション(10/8) 場面や立場の違いを考慮した望ましいコミュニケーションについて。

6 梶山 日本の災害医療体制について(10/15) 日本の災害医療体制および自助,共助,公助の必要性について。7 〃 災害時のチーム医療について(10/22) 災害時のチーム医療と救援者のメンタルヘルスについて。8 北川 骨粗鬆症(10/29) 女性に多く発症する骨粗鬆症に関して,骨量の加齢変化,骨代謝,予防法等

について解説する。9 渡邊 スポーツ傷害とは(11/5) スポーツ外傷の分類とスポーツ外傷発生のメカニズムについて解説する。

10 〃 スポーツ傷害の予防(11/12) スポーツ傷害予防のための戦略と予防を実施した際の効果について解説する。

11 吉永 ストレスと寿命 (11/19)    老化と寿命決定の過程におけるストレスの多様な働きを学ぶ。12 〃 食資源の持続的利用(11/26) ウナギを題材として,天然資源の持続的な利用について学ぶ。13 永見 スポーツと骨格筋(12/3) 人の運動を司る骨格筋の構造・機能を知る。14 〃 体力トレーニング(12/10) トレーニングの原理原則、種類や効果を知る。15 北川 まとめ 授業全体の総括的なまとめを行う。

到 達 目 標①自分自身の健康やその管理方法について理解できる。②健康とスポーツの科学,スポーツ医学などの基礎知識を習得する。③長い人生を心身ともに健康で過ごして行くために実践的な知識を教養として身につける。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:筆記試験  実施時期:試験期間内筆記試験(90%)とリアクションペーパー内容(10%)による総合評価とする。なお,欠席は減点する。

学生へのメッセージ(その他注意等)

自己の健康について興味がある,また健康に関する幅広い知識を習得したい人は必見です。

実 務 経 験 の授業への活用方法

石塚昌保:学生相談室における臨床心理士としての経験を踏まえ、大学入学後の新しい環境下でのストレス対処法や人     間関係の築き方について概説する。佐藤照子:病院での管理栄養士としての経験を踏まえ、一人暮らしの栄養に関する注意点や医療従事者として最低限必     要な知識について概説する。梶山和美:病院での看護師としての経験を踏まえ、災害発生時の医療体制や初動対応などについて概説する。渡邊裕之:病院での理学療法士としての経験を踏まえ、スポーツ傷害ついて概説する。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 特になし

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Page 11: 健康の科学A - kitasato-u.ac.jp · 7 〃 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後,「運動時の心臓の働き」や「ト レーニングによる心機能変化」などについて解説する。

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授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 水2

科 目 名 健康とスポーツ演習(積極的に体を動かそう!)(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 北川 淳 単 位 数 2単位担 当 者 北川 淳

授 業 の 目 的運動が不足した生活は,肥満・高血圧・糖尿病・ガンなど様々な疾患を引き起こす。したがって,学生時代に運動習慣を身につけ,生涯にわたり運動を継続してゆくことは,長い人生を健康に過ごす上で重要である。本科目では,スポーツを通して健康と体力の増進・運動技能の向上・運動習慣の形成,自己の健康管理能力の向上を図り,生涯スポーツへの契機を修得する。また,同じ種目を選択したメンバーと円滑なコミュニケーションを保つための態度や能力を身につける。

教 育 内 容前期はバレーボールやバドミントン,バスケットボールなどの体育館内種目を中心に行う。後期は硬式テニス,ソフトボールやサッカーなどの屋外種目を中心に行う。集団スポーツであるソフトボール,バレーボールでは,基本技術の指導後,試合(ゲーム)の時間を多く取り入れ,その中で適切なプレーができるよう指導する。テニス,バドミントンの授業では,基本技術を説明し,これらの技術を活用して主にダブルスのゲームを楽しむ。

教 育 方 法複数の種目を 3 〜 6 回の回数で行うが,いずれの種目ともボールやシャトル,用具(ラケット・バット等)に対する感覚をつかむために,基本練習を行った後にゲームを行う。屋外種目の雨天時には,体育館(トレーニングルームや武道場)での運動や教室での講義を行う。

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間以外に必要な予習・復習時間:30 時間】トレーニングルームを積極的に利用して体力を向上させる時間等も含む。授業前:各種目のルール等(必要に応じてプリント配布)について把握しておくこと。授業後:各種目の要点をプリントにまとめておくこと。

回 担当者 項目 授業内容1 北川 オリエンテーション・

ガイダンス(日付:4/8)教室で一年間の授業内容の説明と諸注意を行い,その後全員で自己紹介を行ってもらいます。

2 〃 バレーボール①(4/15) ボールに慣れる(2 人一組でオーバーハンド・アンダーハンドレシーブ,6人一組でのトス練習等)。練習ゲームを行う。

3 〃 バレーボール②(4/22) 攻撃方法の基本練習(トス,アタックなど)後ゲームを行い,これらのプレーを実践してみる。

4 〃 トレーニングルーム利用説明(5/13) 総合体育館1階には設備が充実したトレーニングルームがある。トレーニング(有酸素トレーニングや筋力トレーニング)機器の利用方法について指導する。

5 〃 バレーボール③(5/20) 基本練習(トス,スパイク,サーブ)後ゲームを行い,3 段攻撃ができることを目指す。

6 〃 バレーボール④(5/27) 基本練習後ゲームを中心に行い,ラリーが継続することや 3 段攻撃で得点できることを目指す。

7 〃 バドミントン①(6/3) 各種ショット(ハイクリア,ドロップ,スマッシュ,ヘアピン)を指導する。これらのショットを用いて,コート半面でシングルス(1 対 1 の試合)を行う。

8 〃 バドミントン②(6/10) 各種ショットの基本練習,サーブ練習を行った後,ダブルスゲームのルールを説明する。ルールを理解した後にダブルスゲームを行う。

9 〃 バドミントン③(6/17) 基本練習後ダブルスゲームを行い,ゲームの中で各種ショットができることを目指す。

10 〃 バドミントン④(6/24) 各コートに 3 〜 4 ペア配置し,総当たりでダブルスゲームを行う。11 〃 バスケットボール(7/1) 基本的なシュート練習や 3 on 3 を行った後にゲームを行う。12 〃 ショートテニス(7/8) バドミントンコートを利用してショートテニスを行う。ショートテニスとは

ラケットの長さが短く,スポンジボールを使用する。13 〃 体育館種目選択(7/15) 体育館種目(バレーボール,バドミントン,バスケットボール,ショートテ

ニス)の中から選択する。14 〃 体育館種目選択(7/22) 体育館種目(バレーボール,バドミントン,バスケットボール,ショートテ

ニス)の中から選択する。15 〃 個別指導(7/29) 必要に応じて,体育館内で球技やトレーニングを行う。16 〃 硬式テニス①(9/9) 後期はじまり(高温時には熱中症を考慮し,体育館トレーニングルームに振り替えることも

ある)。基本技術の紹介。ラケットの握り方等を説明する。硬式のテニスボールに慣れるため,ショートテニス(距離を短くして 2 人ペアで打つ)から始まり,次にボレーを行ってみる。

17 〃 硬式テニス②(9/16) 基本技術のレベルアップ。ショートテニスとボレーが継続することを目指す。次にサーブを練習し,コート半面でシングルス(1 対 1)を体験する。

18 〃 硬式テニス③(9/23) ダブルスゲームのルール,審判法,運営法の説明を行った後,ダブルスゲームを体験する。

19 〃 硬式テニス④(9/30) 基本練習(ストローク,ボレー,サーブなど)後,ダブルスゲームを行い,ゲームの中でこれらの技術が発揮できることを目指す。

20 〃 硬式テニス⑤(10/7) 基本練習後,各コートに 3 〜 4 ペア配置し,総当たりでゲームを行う。21 〃 硬式テニス⑥(10/14) 前週とは違うペアを組み,各コートでゲームを行う。テニス経験者と初心者がペ

アを組むなどして,様々なレベルの人たちとテニスが楽しめることを体験する。22 〃 ソフトボール①(10/21) ボールに慣れる。ボールの握り方,捕球の仕方などを説明する。その後,キャッ

チボール,ピッチング,トスバッティングなどを行う。なおソフトボール④まで,男女に分けての進行を予定している。

23 〃 ソフトボール②(10/28) チーム編成を行い,チーム毎にキャッチボールやノックなどを行う。その後基本的なルールを説明し,ゲームを行う。

24 〃 ソフトボール③(11/4) 前週と同じチームで練習後,ゲームを行う。ゲームの中でゴロやフライの捕球が安定することを目指す。

25 〃 ソフトボール④(11/11) 各チームの力が均等になるように配置し,ゲームを行う。26 〃 ソフトボール⑤(11/18) 男女混合チームでゲームを行う。27 〃 種目選択(11/25) 硬式テニスまたはグラウンドゴルフ(木製のクラブとボールを用い,芝生グ

ラウンドに設置したコースを廻る簡易ゴルフ)を行う。28 〃 種目選択(12/2) ソフトボール,テニスまたはグラウンドゴルフを行う。29 〃 トレーニングルーム(12/9) トレーニングルームや体育館内で軽スポーツを予定している。30 〃 個別指導(1/6) 必要に応じて,体育館内で球技やトレーニングを行う。

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目[L104-HH04]

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− 2 −

到 達 目 標

バレーボール:サーブに対するレシーブがコントロールできる。スパイクを打つことができる。バドミントン:サーブと基本ショットが安定して打てる。スマッシュが決まる。硬式テニス:ストロークやボレーが 5 往復程度連続してできる。ソフトボール:フライをキャッチできる。ゴロの捕球やスローイングが安定してできる。これら技術的な目標の他に,協調性やリーダーシップを発揮し,生涯にわたる運動の重要性を理解することができる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外各種目の進歩度(30%),受講態度(40%),チームやパートナーに対する貢献度(30%:実施種目を過去部活動で行ってきた者は到達目標に達しているので)を総合して評価する。なお,欠席は減点とする。

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

受験勉強中は運動する機会が無かったと思いますので,スポーツの楽しさや爽快感を再確認し,生涯にわたって継続できる運動(種目)を見つけてください。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

なし

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− 1 −

授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 木3

科 目 名 健康とスポーツ演習(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 北川 淳 単 位 数 2単位担 当 者 北川 淳

授 業 の 目 的

運動が不足した生活は,肥満・高血圧・糖尿病・ガンなど様々な疾患を引き起こす。したがって,学生時代に運動習慣を身につけ,生涯に亘り運動を継続してゆくことは,長い人生を健康に過ごす上で重要である。本科目では,スポーツを通して健康と体力の増進・運動技能の向上・運動習慣の形成,自己の健康管理能力の向上を図り,生涯スポーツへの契機を修得する。また,同じ種目を選択したメンバーと円滑なコミュニケーションを保つ態度や能力を身につける。

教 育 内 容前期は体育館においてバレーボール,バドミントン,トレーニングを中心に行う。後期は硬式テニス(屋外コート)や屋外グラウンド種目と体育館種目を行う。集団スポーツであるバレーボール・ソフトボール・バスケットボールでは,基本技術の指導後,試合(ゲーム)の時間を多く取り入れ,その中で適切なプレーができるよう指導する。バドミントンや硬式テニスの授業では,基本技術の向上を目指し,これらの技術を活用してダブルスのゲームを楽しむ。

教 育 方 法 48 名の定員とする。複数の種目を 3 ~ 6 回の回数で行うが,いずれの種目ともボールや用具(ラケット・バット等)に対する感覚をつかむことや技術向上を目指すために,基本練習を行った後にゲームを行う。

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間以外に必要な予習・復習時間:30 時間】トレーニングルームを積極的に利用して体力向上を目指す時間等も含む。予習:各種目のルール等(必要に応じてプリント配布)について把握しておくこと。復習:各種目の要点をプリントにまとめておくこと。

回 担当者 項目 授業内容1 北川 ガイダンス(日付 4/9) 指定された講義室で行う(更衣不要)。授業内容の説明,1 年間の予定や実

施場所の確認を行う。2 〃 トレーニングルームの利用説明(4/16) 総合体育館1階には設備が充実したトレーニングルームがある。トレーニング(筋

力トレーニングや有酸素トレーニング)機器の利用方法について指導する。3 〃 トレーニングルームの積極的利用(4/23) 前週利用した各種トレーニング機器に慣れるため,筋力トレーニングと有酸

素トレーニングをそれぞれ(20 分~ 30 分程度)行ってみる。自分自身にはどのようなトレーニングが向いているか理解する。

4 〃 バレーボール①(5/7) ボールに慣れる(2 人一組でオーバーハンド・アンダーハンドレシーブ,6 人一組でのトス練習等)。サービスに対するレシーブ練習。その後練習ゲームを行う。

5 〃 バレーボール②(5/14) 攻撃方法の基本練習(トス,アタックなど)後,ゲームを行い,これらの技術を実践してみる。

6 〃 バレーボール③(5/21) 基本練習(トス,アタック,サーブ)後ゲームを行い,3 段攻撃ができることを目指す。

7 〃 バレーボール④(5/28) 基本練習後ゲームを中心に行い,ラリーが継続することや 3 段攻撃で得点できることを目指す。

8 〃 バドミントン①(6/4) ラケットの持ち方や基本ショット(クリア,ドロップ,スマッシュ,ヘアピン)を指導する。これらのショットを用いて,コート半面でシングルス(1 対 1)ゲームを体験する。

9 〃 バドミントン②(6/11) 各種ショットの基本練習,サーブ練習を行った後,ダブルスゲームのルールを説明する。ルールを理解した後にダブルスゲームを行う。

10 〃 バドミントン③(6/18) 基本練習後ダブルスゲームを行い,ゲームの中で各種ショットができることを目指す。

11 〃 バドミントン④(6/25) 各コートに 3 ~ 4 ペア配置し,総当たりでダブルスゲームを行う。12 〃 ショートテニス(7/2) バドミントンコートを利用してショートテニスを行う。ショートテニスとは

ラケットの長さが短く,スポンジボールを使用する。13 〃 選択種目(7/9) バレーボール,バドミントン,ショートテニス,トレーニングルームの中か

ら選択して行う。14 〃 選択種目(7/16) バレーボール,バドミントン,ショートテニス,トレーニングルームの中か

ら選択して行う。15 〃 個別指導(7/30) 必要に応じて,体育館内で球技やトレーニングを行う。16 〃 後期はじまり

硬式テニス①(9/10)基本技術の紹介。ラケットの握り方等を説明する。硬式のテニスボールに慣れるため,ショートテニス(距離を短くして 2 人ペアで打つ)から始まり,次にボレーを行ってみる。なお,高温時には熱中症を考慮し,体育館種目に振り替えることもある。

17 〃 硬式テニス②(9/17) 基本技術のレベルアップ。ショートテニスとボレーが継続することを目指す。次にサーブを練習し,コート半面でシングルス(1 対 1)を体験する。

18 〃 硬式テニス③(9/24) ダブルスゲームのルール,審判法,運営法の説明を行った後,ダブルスゲームを体験する。

19 〃 硬式テニス④(10/1) 基本練習後,各コートに 3 ~ 4 ペア配置し,総当たりでゲームを行う。20 〃 ソフトボール①(10/8) ボールに慣れる。ボールの握り方,捕球の仕方などを説明する。その後,キャッ

チボール,ピッチング,トスバッティングなどを行う。21 〃 ソフトボール②(10/15) 各チームの力が均等になるように配置し,ゲームを行う。22 〃 ソフトボール③(10/22) 前回とは異なるチーム編成を行い,ゲームを行う。23 〃 屋外種目選択(10/29) 硬式テニス,ソフトボール,グラウンドゴルフなどを選択して行う。24 〃 バスケットボール①(11/5) 基本的なシュート練習や 3 on 3 を行った後に練習ゲームを行う。25 〃 バスケットボール②(11/12) 基本練習後,各チームの力が均等になるよう配置し,ゲームを行う。26 〃 体育館種目選択(11/19) バレーボール,バドミントン,バスケットボール,ショートテニス,トレー

ニングルームの中から選択する。27 〃 体育館種目選択(11/26) バレーボール,バドミントン,バスケットボール,ショートテニス,トレー

ニングルームの中から選択する。28 〃 体育館種目選択(12/3) バレーボール,バドミントン,バスケットボール,ショートテニス,トレー

ニングルームの中から選択する。29 〃 講義(12/10) 大学行事により運動施設は使用できないため,健康や運動に関する講義を行う。30 〃 個別指導(1/7) 必要に応じて,体育館内で球技やトレーニングを行う。

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目[L104-HH04]

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− 2 −

到 達 目 標

バレーボール:サーブに対するレシーブがコントロールできる。スパイクを打つことができる。バドミントン:サーブと基本ショットが安定して打てる。スマッシュが決まる。硬式テニス:ストロークやボレーが継続してできる。サーブが入る。バスケットボール:トラベリングをしない。リバンドシュートが安定している。これら技術的な目標の他に,協調性やリーダーシップを発揮し,生涯にわたる運動の重要性を理解することができる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外各種目の進歩度(30%),受講態度(40%),チームやパートナーに対する貢献度(30%:実施種目を過去部活動で行ってきた者は到達目標に達しているので)を総合して評価する。なお,欠席は減点とする。

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

受験勉強中は運動する機会が無かったと思いますので,スポーツの楽しさや爽快感を再確認し,生涯にわたって継続できる運動(種目)を見つけてください。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

なし

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授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 金2

科 目 名 健康とスポーツ演習(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 北川 淳 単 位 数 2単位担 当 者 北川 淳

授 業 の 目 的

運動が不足した生活は,肥満・高血圧・糖尿病・ガンなど様々な疾患を引き起こす。したがって,学生時代に運動習慣を身につけ,生涯に亘り運動を継続してゆくことは,長い人生を健康に過ごす上で重要である。本科目では,スポーツを通して健康と体力の増進・運動技能の向上・運動習慣の形成,自己の健康管理能力の向上を図り,生涯スポーツへの契機を修得する。また,同じ種目を選択したメンバーと円滑なコミュニケーションを保つ態度や能力を身につける。

教 育 内 容

コロナウィルスの収束が定まらないため,前期 15 回はオンラインでの授業を予定する。内容は,健康や体力の維持増進に対する運動の効果やスポーツ科学の基礎的な知識を扱う。また,自宅で行うことができる簡単なトレーニング内容も紹介する。後期はテニス,グランド種目,体育館種目を各 3〜 4回実施予定とする。バレーボール・ソフトボールでは,基本技術の指導後,試合(ゲーム)の時間を多く取り入れ,その中で適切なプレーができるよう指導する。バドミントンや硬式テニスの授業では,基本技術を説明し,これらの技術を活用してダブルスのゲームを楽しむ。

教 育 方 法 約 40 名の定員とする。複数の種目を行うが,いずれの種目ともボールや用具(ラケット・バット等)に対する感覚をつかむことや技術向上を目指すために,基本練習を行った後にゲームを行う。

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間以外に必要な予習・復習時間:30 時間】授業以外の日常生活の中でも積極的に身体を動かし,体力向上を目指す時間等も含む。予習(前期):各講義内容の語句を調べておくこと。復習(前期):講義内容ノートを確認し,理解が不十分な箇所は参考書を読み返すこと。予習(後期):各種目のルール等(必要に応じてプリント配布)について把握しておくこと。復習(後期):各種目の要点をプリントにまとめておくこと。

回 担当者 項目 授業内容1 北川 ガイダンス(日付:5/22) 内容説明(運動施設紹介など),講義(「健康」の定義,健康寿命,BMI の算出)2 〃 健康の維持増進と栄養(5/29) 栄養の基礎知識,1 ヶ月で 1kg 痩せるには?,1 日の歩数について。3 〃 運動と骨格筋①(6/5) 骨格筋について,自分の筋組成を推定してみよう。4 〃 運動と骨格筋②(6/12) 筋の収縮様式,収縮様式が日常生活のどのような場面と関係するか?5 〃 運動の種類について(6/19) 有酸素運動と無酸素運動,運動の順番が変わると?6 〃 心拍数を理解する(6/26) 運動時の心拍数(脈拍),心拍数を測ってみよう。7 〃 身体組成とは(7/3) 身体組成(脂肪と除脂肪),体脂肪率測定原理,肥満の種類。8 〃 体力とは?(7/10) 体力がある,ないの「体力」の意味,健康と体力。9 〃 運動と疾病①(7/17) 運動による骨粗鬆性(女性に多い疾病)予防について。

10 〃 運動と疾病②(7/24) 痛風(男性に多い疾病)と運動との関係について。11 〃 実施種目の説明①及び

熱中症とは?(7/31)テニスのルール確認,練習内容紹介。熱中症の種類,症状,水分補給について。

12 〃 実施種目の説明②(8/7) バドミントンのルール確認,各種ショット紹介。              

13 〃 実施種目の説明③(8/14) バレーボール,ソフトボールのルール確認。簡単な練習内容紹介。14 〃 レポート課題(時期未定) 2〜10回目までの講義内容から,最も興味深い内容を選ぶ。15 〃 オフィスアワー(8/21)

個別指導(7/30)質問等の対応。必要に応じて,体育館内で球技やトレーニングを行う。

16 〃 後期はじまりガイダンス(9/11)

後期授業内容の説明と諸注意を行い,その後全員で自己紹介を行ってもらいます。

17 〃 硬式テニス①(9/18) 基本技術の紹介。硬式テニスボールに慣れるため,ショートテニス(距離を短くしてペアで打つ)から始まり,次第に距離を長くして打つ。ボレーなどを行ってみる。

18 〃 硬式テニス②(10/2) 基本技術のレベルアップ。ショートテニスとボレーが継続することを目指す。次にサーブを練習する。ダブルスゲームのルール,審判法,運営法の説明を行った後,ダブルスゲームを体験する。

19 〃 硬式テニス③(10/9) 基本練習後,各コートに 3 〜 4 ペア配置し,総当たりでゲームを行う。20 〃 硬式テニス④(10/16) 前週とは違うペアを組み,各コートでゲームを行う。テニス経験者と初心者

がペアを組むなどして,様々なレベルの人たちとテニスが楽しめることを体験する。

21 〃 ソフトボール①(10/23) ボールに慣れる。ボールの握り方,捕球の仕方などを説明する。その後,キャッチボール,ピッチング,トスバッティングなどを行う。

22 〃 ソフトボール②(10/30) 各チームの力が均等になるように配置し,ゲームを行う。23 〃 ソフトボール③(11/13) 前回とは異なるチーム編成を行い,ゲームを行う。24 〃 屋外種目選択(11/20) 硬式テニス,ソフトボール,グラウンドゴルフなどを選択して行う。25 〃 バレーボール①(11/27) ボールに慣れる(2 人一組でオーバーハンド・アンダーハンドレシーブ,6

人一組でのトス練習等)。サービスに対するレシーブ練習。その後練習ゲームを行う。

26 〃 バレーボール②(12/4) 基本練習後,各チームの力が均等になるよう配置し,ゲームを行う。27 〃 講義(12/11) 大学行事により運動施設は使用できないため,健康や運動に関する講義を行

う。28 〃 バドミントン①(12/18) 基本ショット(クリア,ドロップ,スマッシュ,ヘアピン)を指導する。こ

れらのショットを用いて,コート半面でシングルス(1 対 1)ゲームを体験する。

29 〃 バドミントン②(1/8) ダブルスゲームのルールを説明する。ルールを理解した後にダブルスゲームを行う。

30 〃 個別指導(1/12) 必要に応じて,体育館内で球技やトレーニングを行う。

教職(選択):教職免許法施行規則第 66条の 6に定める科目[L104-HH04]

Page 16: 健康の科学A - kitasato-u.ac.jp · 7 〃 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後,「運動時の心臓の働き」や「ト レーニングによる心機能変化」などについて解説する。

到 達 目 標

バレーボール:サーブに対するレシーブがコントロールできる。スパイクを打つことができる。バドミントン:サーブと基本ショットが安定して打てる。スマッシュが決まる。硬式テニス:ストロークやボレーが継続してできる。サーブが入る。ソフトボール:三振をしない。ゴロやフライがキャッチできる。これら技術的な目標の他に,協調性やリーダーシップを発揮し,生涯にわたる運動の重要性を理解することができる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外遠隔授業の課題内容 50%,演習開始後の下記項目 50%とする。各種目の進歩度(30%),受講態度(40%),チームやパートナーに対する貢献度(30%:実施種目を過去部活動で行ってきた者は到達目標に達しているので)を総合して評価する。なお,欠席は減点とする。

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

受験勉強中は運動する機会が無かったと思いますので,スポーツの楽しさや爽快感を再確認し,生涯にわたって継続できる運動(種目)を見つけてください。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 入門運動生理学(第4版) 勝田 茂 編著 杏林書店 ¥2,530

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− 1 −

授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 火2or 木2

科 目 名 健康とスポーツ演習(心身の健全な育成と、逞しく豊かな人間性の涵養を求めて)(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 安倍 希美 単 位 数 2単位担 当 者 安倍 希美※

授 業 の 目 的

 運動・スポーツには、人間が「身体を動かしたい」という本能的・無目的側面がある一方、心身の健全な育成、運動スキルの伝授、競技力の向上、疾病や老化への対策、それらのプロセスで得られる科学的知見の蓄積、大衆・世情の融和的統一、生涯学習等といった多目的側面があり、これを学ぶ目的には無限の広がりがあります。 本授業は何より皆さんの心身の健全な育成を願います。そこでまず①運動スキルと体力向上のための全体・グループでの協働的学習を行う事により、実践的課題発見・問題解決能力を身につける。②様々な場面における 2 者間や集団内での多くの対面的交流を通し、孤独や不安を払拭し豊かな友人関係を構築する事により、人間の多面性を認識し多様な価値観を理解し、十分なコミュニケーション能力を体得する。③団体での授業進行とスポーツ行動による各種ルールの遵守より、倫理感を学び、チームワークの制約の中で自己実現しながらチーム力を向上できる協調的実行力を培う。 次にこれらのプロセスにおいて、健康・運動・スポーツにおけるデジタル表現とアナログ表現の適切性と可能性を模索し、④授業から得られた脈拍や気分の変化等の事項を活動記録用紙に 1 年間記載し、データ整理して考察する事、生涯学習に向けた宿題の課題設定と実施、その過程をパソコンに入力し効果的なレポートを作成する事、の両者から継続的学習能力・実務能力,課題発見・解決・遂行能力を養う事、を目的とします。 そして⑤上記の目的にて得た教養・叡智のエッセンスを、更に今後の学生・社会生活で実践開花させ、生涯心身共に健全で、有意義に正々堂々と生き抜く「幅広い教養と逞しく豊かな人間性の涵養の継続・昇華」を最終目的とします。

教 育 内 容

本科目では、上記目的を実現するため「授業・記録・宿題」を三本の柱とします。1)授業は,多くの人と触れあいながら運動・スポーツ・ゲーム(レクリエーションゲームを含む)を実施します。後期は天候・地面の状況や他の授業・行事等により内容を一部変更したり、ウォーキングに出かけたりする場合もあります。2)記録は、個別配布する活動記録用紙に、授業内で得られた各種情報を継続的に記録・管理し考察を行い提出します。3)宿題は、各自で設定した課題を実施・記録し、結果の表記に工夫を凝らしパソコンにてレポートを作成します。

教 育 方 法

1)授業は 45 名程度の定員とし、始業時に当日の目標・流れを説明した後に、主に全体学習とグループ協働学習にて活動します。グループは男女別・男女合同・能力別等にて編成し、種目経験者はリーダーとなり他のメンバーは協力し、当日の種目が苦手な人には親切に対応し適切なグループ運営を心がけます。必要に応じ個人学習も行い、特に経験の少ない種目の時は、丁寧に予習・復習します。2)活動記録用紙の記載内容に誤解や不備がある時は、都度教示します。3)個人の宿題について、テーマ設定〜考察、パソコン使用法・印刷法等に関し、希望者には随時個別指導します。

準 備 学 習(予習・復習)

予習:経験の少ない種目の時は、授業ナビ(教養図書館 2 階配架参考書等)で基本的事項・技術・ルール等を理解しイメージを掴み、該当する種目の選手権の放映がある時は観戦し、自室で素振り等のシャドウ動作をして動きの流れを知覚しておく事。復習:活動記録用紙に授業時間内における当日の状況、運動前後の体調や脈拍数、スキルや気分の変化等のデータと感想を各種データを記録し、自己の活動を振り返り、前期末と後期末の 2 回考察・提出します。経験の少ない種目の時は予習と同様。宿題:食事・睡眠にも配慮しながら、自宅でのストレッチや各種運動・トレーニングルーム利用 や通学方法の改善等による体力養成等を実施します。各自で設定した課題を毎週 1-2 回・1 回 20-30 分程度を 12 週間以上実施して、体格や身体組成や気分の変化等を記録し、後期末にパソコンにてレポートを作成。授業時間外学習時間:以上を総合して通年で 30 時間となります。

回 担当者 項目 授業内容1 安倍 ガイダンス(教室) 授業内容や評価基準の説明、旧履修学生のレポートの紹介、活動記録用紙の

配布、脈拍測定の練習、諸注意。2 〃 施設説明、軽運動、バドミントン

(体育館 2F)体育館内施設説明、簡単なストレッチ、バドミントン等。ウエアとシューズが必要。沢山の人の名前を聞いてみよう!体調を整えケガの無いように。

3 〃 バドミントン 安全指導と基本動作

バドミントンの基礎知識、基本的スキルについて。バドミントンの基礎練習(ドライブ、クリア、ヘアピン、スマッシュ)。支柱・ネット等の安全取扱い。

4 〃 トレーニングルーム使用(体育館 1F)

有酸素系トレーニング・ウエイトトレーニング機器の説明。エアロバイクによる体力テスト等。自分の現状を認識し今後の活動目標を考えます。

5 〃 バドミントン 基礎練習と簡易ゲーム

基礎練習(ドライブ、クリア、ヘアピン、スマッシュ)。半面シングルス交流ラリー。

6 〃 バドミントン 基礎練習とゲーム

基礎練習(ドライブ、クリア、ヘアピン、スマッシュ、ドロップ)。ゲーム(シングルス・ダブルス)。

7 〃 選択種目 バドミントン、バスケットボール、卓球等で成立する種目の自由選択。同じ種目を選んだ仲間と協力して楽しく過ごせるよう、積極的に工夫しましょう。

8 〃 バレーボール 安全指導と基本動作

バレーボール支柱・ネットの安全取扱いについて。基本動作(キャッチボール、パス)、簡易ゲーム。男女別。

9 〃 バレーボール 基礎練習とゲーム

基礎練習(パス、サービス)、ゲーム。男女別。苦手意識のある人は自主練習が必要です。

10 〃 バレーボール 基礎練習とゲーム

基礎練習(パス、サービス)、ゲーム。適宜チーム替えを実施して、なるべく多くの人とゲームを行います。

11 〃 バレーボール 基礎練習とゲーム

基礎練習(パス、サービス、アタック)、ゲーム。可能であれば経験者向きと初心者向きのコース別にゲーム。

12 〃 選択種目・レクゲーム バドミントン、バスケットボール、卓球等で成立する種目の自由選択、レクゲーム。同じ種目を選んだ仲間と協力して楽しく過ごせるよう、工夫しましょう。

13 〃 前期の確認(教室) 活動記録用紙を基にして、前期の活動内容・宿題の確認、データ整理。これらより夏休み中も健康管理に努め、後期最初の授業に備えて下さい。

14 〃 選択種目 トレーニング、バドミントン、卓球等からの種目選択。前回欠席した人は前期の確認を行います。

15 〃 個別指導 試験期間や夏休み中の生活指導、宿題のテーマ・エクセル・ワードの使用法、写真の取込み方等。評価は後期末に行うので前期末での中間評価は行いません。

16 〃 身体の調整、後期はじめ(体育館 1F)

諸注意の確認。トレーニング、卓球、バドミントン等。これからまた半期動けるよう、体調を整えながら過ごしましょう。

17 〃 ソフトボール(グラウンド)   安全指導と基礎練習  

ソフトボールに慣れる。注意事項と安全指導。キャッチボールをしながら相手の心もキャッチできるかな?

18 〃 ソフトボール        基礎練習とゲーム

基礎練習(キャッチボール、バッティング、素振り)、簡易ゲーム。経験者は(少し)初心者の面倒をみてあげて下さい。

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目[L104-HH04]

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19 〃 ソフトボール 基礎練習とゲーム

基礎練習(キャッチボール、バッティング)、ゲーム。初心者に配慮した変則ルールを導入する場合もあります。

20 〃 ソフトボール 基礎練習とゲーム

基礎練習(キャッチボール、バッティング)、ゲーム。チーム内での自分の役割を考えながらゲームをします。

21 〃 硬式テニス(グラウンド)  安全指導とコース別け

この日からテニスシューズ若しくは底が平な相応品を用意します。マシン・ラリーコースに分かれます。安全・コート整備の説明。

22 〃 硬式テニス         基礎練習とラリー

マシン:グラウンドストローク(フォア&バック)。ラリー:半面シングルス交流ラリー、挨拶をしながらラリー!

23 〃 硬式テニス(テニスコート)   基礎練習とゲーム

マシン:グラウンドストローク(フォア&バック)、ボレー。ラリー:交流ラリー、ダブルスのゲーム(時間制2試合)。

24 〃 硬式テニス         基礎練習とゲーム

マシン:グラウンドストローク(フォア&バック)、サーブ、簡易ゲーム。ラリー:交流ラリー、サーブ、ダブルスのゲーム(時間制 3 試合)。

25 〃 選択種目(グラウンド) 硬式テニス、グラウンドゴルフ、サッカー等で成立する種目の自由選択。同種目を選んだ仲間と協力して有意義に過ごせるよう工夫しましょう。

26 〃 トレーニングルーム使用 各種トレーニング、体力テスト・身体計測等。授業の初期の頃の値と比較して、1年間の活動状況との関連を考えます。

27 〃 自主活動(グラウンド)宿題レポート提出・修正

ソフトボール、フリスビー、ドッジボール、レクゲーム等。今後の自主的運動実践を念頭に、仲間と有意義に過ごしましょう。宿題レポート提出・修正。

28 〃 後期と年間の確認(体育館 1F 又は教室)宿題レポート完成提出

活動記録用紙を基にして、後期の活動内容の確認・年間の活動内容の確認、データ整理、考察、今後の展望等。宿題レポート完成提出。

29 〃 自主活動(体育館 1F) 体育館 1F:トレーニング、卓球、バドミントン、フットサル等。前回欠席した人は後期・年間まとめの確認を実施。

30 〃 自主活動・個別指導 レポート書式:1. タイトル、2. 目的、3. 方法、4. 結果、5. 考察・感想、6. 参考文献。3 と 4 で絵・写真、4 で表・グラフを添付。A4 両面印刷 1-2 枚、表紙不要

到 達 目 標

1)毎回積極的に活動し、体力・運動スキル・コミュニケーション能力を個人・チームにて意欲的に高めようと思える2)倫理観と協調性を以って授業に意欲的に臨む事ができる3)活動記録用紙を丁寧に毎回記録する実務能力と継続的学習能力を発揮できる4)生涯学習に相応しい宿題のテーマを決め課題を遂行し、適切で効果的なレポートをパソコンで作成する、課題発見・遂行能力、表現力を修得できる5)後期末までには,将来に亘る自己の人生における心身の健全な有り様について想像できる

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外1)体力と各種スキルを、個人・協働学習において向上させようとする積極的な活動状況2)正当な理由のない異質な行動は避け、授業全体の安全で円滑な進行を大切にしようとする態度3)活動記録用紙の丁寧で的確な継続的記入と提出4)適切な課題と表記にて効果的なレポートを、パソコンで作成・提出しようとする意欲と実際5)将来の健康的な生活スタイル・自己像と、それらの獲得に必要な努力過程の想像と、その実現化へ向けた意志 1)〜 3)で 58%、4)〜 5)で 42%。欠席は活動記録用紙に欠席理由を記載し自己管理の事。

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

先輩はこの授業から適度な運動技術・体力・健康・友達・楽しさ・生活のリズム等が得られたと言っています。 皆さんもこの授業を契機に明るい大学生活を送り、将来の健康的なキャリア形成に弾みをつけて下さい。シューズは体育館専用(高校時代使用品でも可)とテニス用(もしくは平底靴)の両方を用意し、皆が気持ち良く安全に過ごせるように努めて下さい。 屋外での活動時には、各自で必要に応じ紫外線や熱中症への対策、虫除け等の対応を行います。最近は暑い日が多く、快適に運動できる日が少なくなってきました。ささやかながら個人の日常生活レベルでの CO2 排出削減も心がけたいと思います。各自に適した参考資料を見つけ、基本的知識の習得やレポートのために活用し、最後まで根気よく履修して下さい。貴重品を始めとする私物の管理に関しても指導があるので、安易に更衣室等に放置しないように注意して下さい。

実 務 経 験 の授業への活用方法

企業の技術室でのアナログ資料をデジタル資料化する実務経験より、生身の人間の周辺にて生じるアナログ資質のデジタル化の可能性・適切性等について、折に触れ実例を示しながら説明し、その概念を学生が活動記録用紙・宿題レポート、更には今後の人生において反映させ、物事を捉える視野を拡大できるよう活用する。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 観るまえに読む大修館スポーツルール 2019 大修館書店編集部 大修館書店 ¥1,980参考書 観戦 & プレーで役に立つ ! バドミントンのルール 審判の基本 日本バドミントン協会 実業之日本社 ¥1,320参考書 バレーボール 練習法 & 上達テクニック 大山 加奈 実業之日本社 ¥1,430参考書 いちばんやさしいソフトボール入門 木田 京子 成美堂出版 ¥1,430参考書 スポーツ哲学の入門-スポーツの本質と倫理的諸問題- 川谷 茂樹 ナカニシヤ出版 ¥2,860

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授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 金2

科 目 名 健康とスポーツ演習(Health Sports Seminar )

科 目 責 任 者 池村 司 単 位 数 2単位担 当 者 池村 司

授 業 の 目 的

身体不活動は死亡に対するリスク因子のトップ5に入り,そのリスクは肥満や喫煙に匹敵する.したがって,健康維持・増進を図るためには生活の中に運動・スポーツを取り入れ,継続することも重要である.また,スポーツの実践を通して自身の身体状態を把握できるため,習慣的にスポーツを行う者は健康管理能力が高くなる.近年では労働現場において健康管理と生産性の関係が注目され,積極的に健康投資を行う取り組む「健康経営」が推奨されている.自己の健康管理能力は,社会で活躍するために併せ持つべき能力の1つといえよう.本授業では,スポーツを介して生涯にわたって健康を維持するために必要な①スポーツの楽しさへの理解を促し,②幅広いスポーツ種目での基本的なルールの習得と技能の向上を目的とする.また,③チームスポーツ種目の実践を通してコミュニケーション能力を養うことも目的とする.

教 育 内 容様々なスポーツ種目に取り組む.各スポーツ種目の基本的な技能とルールを教授し,ゲームを通してスポーツの楽しさを体験する.個々の技能向上を図るために,個人目標の設定と反省を行う.チーム戦を実施し,また,チームの課題について議論する機会を設ける等して,コミュニケーションを図れるような環境を提供する.

教 育 方 法 各スポーツ種目は,①ルール説明と基本的な動作の練習,②ゲームの実践,および③チーム戦を実施する.チーム戦の前に個人の技能に関する目標を設定する.チーム戦後に自己評価と技能向上のための具体的な解決策をまとめ,課題として提出する.

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:30 時間】予習:実施するスポーツ種目の試合映像を確認する.基本的動作とルールについて調べる.復習:実施したスポーツ種目の基本的動作とルールを復習する.自身のパフォーマンスと,自身よりパフォーマンスが優れた者の差異について考察する.

回 担当者 項目 授業内容1 池村 ガイダンス 本授業の目的と概要や諸注意事項,成績評価方法等の説明を行う.2 〃 軽運動 アイスブレイクゲームと,ウォーミングアップやストレッチングの手法を説明・実践する.3 〃 トレーニングルームの利用説明 トレーニングルームにて各種機器の使用方法やトレーンニングの方法について学ぶ.4 〃 ディスクゴルフ ルールを説明しする.基本的動作(スローイング)の練習後,ゲームを行う.5 〃 アルティメット① ルールを説明する.基本動作(スローイング,キャッチング)の習得のため

の練習を行う.6 〃 アルティメット② 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.7 〃 アルティメット③ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.8 〃 ソフトボール① ルールを説明する.基本動作(キャッチング,スローイング,バッティング)

の習得のための練習を行う.9 〃 ソフトボール② ゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.

10 〃 ソフトボール③ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.11 〃 サッカー① ルールを説明する.基本動作(パス,ドリブル,シュート)の習得のための

練習を行う.12 〃 サッカー② 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.13 〃 サッカー③ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.14 〃 種目選択 これまで行った種目の中から選択して行う.15 〃 個別指導 必要に応じて個別に実技指導を行う.16 〃 バドミントン① ルールを教授する.基本動作(サーブ,クリア,ドライブ,ヘアピン)の習

得のための練習を行う.17 〃 バドミントン② 技能向上のための練習を行う.試合形式のゲームを行う.18 〃 バドミントン③ 試合形式(シングルスとダブルス)でのゲームを行う.次週のゲームに備え,

個人目標を決める.19 〃 バドミントン④ シングルスとダブルスによるチーム戦を行う.全試合終了後に,個人目標の

反省を行う.20 〃 バスケットボール① ルールを説明する.基本動作(パス,ドリブル,シュート)の習得のための

練習を行う.21 〃 バスケットボール② 技能向上のための練習を行う。試合形式のゲームを行う.22 〃 バスケットボール③ 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.23 〃 バスケットボール④ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.24 〃 バレーボール① ルールを説明する.基本動作(サーブ,レシーブ,トス,アタック)の習得

のための練習を行う.25 〃 バレーボール② 技能向上のための練習を行う。試合形式のゲームを行う.26 〃 バレーボール③ 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.27 〃 バレーボール④ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.28 〃 アダプテッドスポーツ アダプテッドスポーツ(キンボール,ボッチャ,シッティングバレー等)のルー

ル説明を行う.グループ毎に動作の習得のための練習,およびゲームを行う.29 〃 種目選択 これまで行った種目の中から選択して行う.30 〃 個別指導 必要に応じて個別に実技指導を行う.

到 達 目 標1)各スポーツ種目の基本的な技能とルールを実践・説明できる.2)種目に対する理解と技能の向上を図れる.3)他者とコミュニケーションを取りながら協力してスポーツを実施できる.

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:なし  実施時期:なし①積極的な授業態度(30%),②技能のレベル(10%),③個人の技能向上への取り組み(30%),④チームワークや他者の技能向上への貢献度(30%)を総合して評価する.

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

様々なスポーツ種目を扱います.生涯継続できるようなスポーツ種目を見つけることを意識して本授業に臨んで下さい.

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

なし

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目 [L104-HH04 ]

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授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 火2

科 目 名 健康とスポーツ演習(Health Sports Seminar )

科 目 責 任 者 池村 司 単 位 数 2単位担 当 者 池村 司

授 業 の 目 的

身体不活動は死亡に対するリスク因子のトップ5に入り,そのリスクは肥満や喫煙に匹敵する.したがって,健康維持・増進を図るためには生活の中に運動・スポーツを取り入れ,継続することも重要である.また,スポーツの実践を通して自身の身体状態を把握できるため,習慣的にスポーツを行う者は健康管理能力が高くなる.近年では労働現場において健康管理と生産性の関係が注目され,積極的に健康投資を行う取り組む「健康経営」が推奨されている.自己の健康管理能力は,社会で活躍するために併せ持つべき能力の1つといえよう.本授業では,スポーツを介して生涯にわたって健康を維持するために必要な①スポーツの楽しさへの理解を促し,②幅広いスポーツ種目での基本的なルールの習得と技能の向上を目的とする.また,③チームスポーツ種目の実践を通してコミュニケーション能力を養うことも目的とする.

教 育 内 容

様々なスポーツ種目に取り組む.各スポーツ種目の基本的な技能とルールを教授し,ゲームを通してスポーツの楽しさを体験する.個々の技能向上を図るために,個人目標の設定と反省を行う.チーム戦を実施し,また,チームの課題について議論する機会を設ける等して,コミュニケーションを図れるような環境を提供する.

(遠隔授業の場合:各スポーツ種目のルールと基本的な技能について教授し,スポーツへの理解を促す.体力や健康の維持向上を図るために外出自粛期間中に実施できるスポーツに取り組む.課題を通して授業に参加している学生・教員とコミュニケーションをとる)

教 育 方 法

各スポーツ種目は,①ルール説明と基本的な動作の練習,②ゲームの実践,および③チーム戦を実施する.チーム戦の前に個人の技能に関する目標を設定する.チーム戦後に自己評価と技能向上のための具体的な解決策をまとめ,課題として提出する.

(遠隔授業の場合:googleclassroom または moodle を通して資料の配布や課題の配布・提出を行う.資料内容を基に学習し,学習後に課題に取り組む.googleclassroom または moodle のコメント機能を利用して履修学生間でのディスカッションや,担当教員へ質問を行う.なお,15 回分が遠隔授業になることを想定してのシラバスになっているが,状況次第では遠隔授業の短縮・延長の可能性がある)

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:30 時間】予習:実施するスポーツ種目の試合映像を確認する.基本的動作とルールについて調べる.復習:実施したスポーツ種目の基本的動作とルールを復習する.自身のパフォーマンスと,自身よりパフォーマンスが優れた者の差異について考察する.

回 担当者 項目 授業内容1 池村 ガイダンス 本講義の目的と概要や諸注意事項,成績評価方法等の説明を行う.2 〃 軽運動

(遠隔の場合:運動実施の現状と課題)アイスブレイクゲームと,ウォーミングアップやストレッチングの手法を説明・実践する.

(遠隔の場合:我が国の運動実施の現状と課題についての解説)3 〃 トレーニングルームの利用説明

(遠隔の場合:運動と健康①)トレーニングルームにて各種機器の使用方法やトレーンニングの方法について学ぶ.

(遠隔の場合:運動が身体に及ぼす影響についての解説)4 〃 ディスクゴルフ

(遠隔の場合:運動と健康②)ルールを説明しする.基本的動作(スローイング)の練習後,ゲームを行う.

(遠隔の場合:健康維持増進のための運動についての解説)5 〃 アルティメット①

(遠隔の場合:有酸素運動①)ルールを説明する.基本動作(スローイング,キャッチング)の習得のための練習を行う.

(遠隔の場合:有酸素運動の代表例としてのウォーキング・ジョギングの実践方法についての解説)

6 〃 アルティメット②(遠隔の場合:有酸素運動②)

試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.(遠隔の場合:ウォーキングの実践)

7 〃 アルティメット③(遠隔の場合:ストレッチング)

試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.(遠隔の場合:自宅でできるストレッチの方法の解説と実践)

8 〃 ソフトボール①(遠隔の場合:自重トレーニング)

ルールを説明する.基本動作(キャッチング,スローイング,バッティング)の習得のための練習を行う.

(遠隔の場合:自宅でできる自重トレーニングの方法の解説と実践)9 〃 ソフトボール②

(遠隔の場合:ソフトボール)ゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.

(遠隔の場合:ソフトボールのルールと基本的な技能について解説)10 〃 ソフトボール③

(遠隔の場合:サッカー)試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.

(遠隔の場合:サッカーのルールと基本的な技能について解説)11 〃 サッカー①

(遠隔の場合:ゴルフ)ルールを説明する.基本動作(パス,ドリブル,シュート)の習得のための練習を行う.

(遠隔の場合:ゴルフのルールと基本的な技能について解説)12 〃 サッカー②

(遠隔の場合:テニス)試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.

(遠隔の場合:テニスのルールと基本的な技能について解説)13 〃 サッカー③

(遠隔の場合:アルティメット)試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.

(遠隔の場合:アルティメットのルールと基本動作について解説)14 〃 種目選択

(遠隔の場合:バドミントン)これまで行った種目の中から選択して行う.遠隔の場合:バドミントンのルールと基本的な技能について解説)

15 〃 個別指導(遠隔の場合: まとめ)

必要に応じて個別に実技指導を行う.(遠隔の場合:授業で扱ったスポーツ種目や各自で取り組んだスポーツ種目について振り返る)

16 〃 バドミントン① ルールを教授する.基本動作(サーブ,クリア,ドライブ,ヘアピン)の習得のための練習を行う.

17 〃 バドミントン② 技能向上のための練習を行う.試合形式のゲームを行う.18 〃 バドミントン③ 試合形式(シングルスとダブルス)でのゲームを行う.次週のゲームに備え,

個人目標を決める.19 〃 バドミントン④ シングルスとダブルスによるチーム戦を行う.全試合終了後に,個人目標の

反省を行う.20 〃 バスケットボール① ルールを説明する.基本動作(パス,ドリブル,シュート)の習得のための

練習を行う.

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目 [L104-HH04 ]

Page 21: 健康の科学A - kitasato-u.ac.jp · 7 〃 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後,「運動時の心臓の働き」や「ト レーニングによる心機能変化」などについて解説する。

21 〃 バスケットボール② 技能向上のための練習を行う。試合形式のゲームを行う.22 〃 バスケットボール③ 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.23 〃 バスケットボール④ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.24 〃 バレーボール① ルールを説明する.基本動作(サーブ,レシーブ,トス,アタック)の習得

のための練習を行う.25 〃 バレーボール② 技能向上のための練習を行う。試合形式のゲームを行う.26 〃 バレーボール③ 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.27 〃 バレーボール④ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.28 〃 アダプテッドスポーツ アダプテッドスポーツ(キンボール,ボッチャ,シッティングバレー等)のルー

ル説明を行う.グループ毎に動作の習得のための練習,およびゲームを行う.29 〃 種目選択 これまで行った種目の中から選択して行う.30 〃 個別指導 必要に応じて個別に実技指導を行う.

到 達 目 標1)各スポーツ種目の基本的な技能とルールを実践・説明できる.2)種目に対する理解と技能の向上を図れる.3)他者とコミュニケーションを取りながら協力してスポーツを実施できる.

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:なし  実施時期:なし①積極的な授業態度(30%),②技能のレベル(10%),③個人の技能向上への取り組み(30%),④チームワークや他者の技能向上への貢献度(30%)を総合して評価する.

(遠隔授業分の評価について:課題の提出状況と内容から上記①~④を評価する)学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

様々なスポーツ種目を扱います.生涯継続できるようなスポーツ種目を見つけることを意識して本授業に臨んで下さい.

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

なし

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授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 水2

科 目 名 健康とスポーツ演習(Health Sports Seminar )

科 目 責 任 者 池村 司 単 位 数 2単位担 当 者 池村 司

授 業 の 目 的

身体不活動は死亡に対するリスク因子のトップ5に入り,そのリスクは肥満や喫煙に匹敵する.したがって,健康維持・増進を図るためには生活の中に運動・スポーツを取り入れ,継続することも重要である.また,スポーツの実践を通して自身の身体状態を把握できるため,習慣的にスポーツを行う者は健康管理能力が高くなる.近年では労働現場において健康管理と生産性の関係が注目され,積極的に健康投資を行う取り組む「健康経営」が推奨されている.自己の健康管理能力は,社会で活躍するために併せ持つべき能力の1つといえよう.本授業では,スポーツを介して生涯にわたって健康を維持するために必要な①スポーツの楽しさへの理解を促し,②幅広いスポーツ種目での基本的なルールの習得と技能の向上を目的とする.また,③チームスポーツ種目の実践を通してコミュニケーション能力を養うことも目的とする.

教 育 内 容様々なスポーツ種目に取り組む.各スポーツ種目の基本的な技能とルールを教授し,ゲームを通してスポーツの楽しさを体験する.個々の技能向上を図るために,個人目標の設定と反省を行う.チーム戦を実施し,また,チームの課題について議論する機会を設ける等して,コミュニケーションを図れるような環境を提供する.

教 育 方 法 各スポーツ種目は,①ルール説明と基本的な動作の練習,②ゲームの実践,および③チーム戦を実施する.チーム戦の前に個人の技能に関する目標を設定する.チーム戦後に自己評価と技能向上のための具体的な解決策をまとめ,課題として提出する.

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:30 時間】予習:実施するスポーツ種目の試合映像を確認する.基本的動作とルールについて調べる.復習:実施したスポーツ種目の基本的動作とルールを復習する.自身のパフォーマンスと,自身よりパフォーマンスが優れた者の差異について考察する.

回 担当者 項目 授業内容1 池村 ガイダンス 本講義の目的と概要や諸注意事項,成績評価方法等の説明を行う.2 〃 軽運動 アイスブレイクゲームと,ウォーミングアップやストレッチングの手法を説明・実践する.3 〃 トレーニングルームの利用説明 トレーニングルームにて各種機器の使用方法やトレーンニングの方法について学ぶ.4 〃 ディスクゴルフ ルールを説明しする.基本的動作(スローイング)の練習後,ゲームを行う.5 〃 アルティメット① ルールを説明する.基本動作(スローイング,キャッチング)の習得のため

の練習を行う.6 〃 アルティメット② 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.7 〃 アルティメット③ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.8 〃 ソフトボール① ルールを説明する.基本動作(キャッチング,スローイング,バッティング)

の習得のための練習を行う.9 〃 ソフトボール② ゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.

10 〃 ソフトボール③ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.11 〃 サッカー① ルールを説明する.基本動作(パス,ドリブル,シュート)の習得のための

練習を行う.12 〃 サッカー② 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.13 〃 サッカー③ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.14 〃 種目選択 これまで行った種目の中から選択して行う.15 〃 個別指導 必要に応じて個別に実技指導を行う.16 〃 バドミントン① ルールを教授する.基本動作(サーブ,クリア,ドライブ,ヘアピン)の習

得のための練習を行う.17 〃 バドミントン② 技能向上のための練習を行う.試合形式のゲームを行う.18 〃 バドミントン③ 試合形式(シングルスとダブルス)でのゲームを行う.次週のゲームに備え,

個人目標を決める.19 〃 バドミントン④ シングルスとダブルスによるチーム戦を行う.全試合終了後に,個人目標の

反省を行う.20 〃 バスケットボール① ルールを説明する.基本動作(パス,ドリブル,シュート)の習得のための

練習を行う.21 〃 バスケットボール② 技能向上のための練習を行う。試合形式のゲームを行う.22 〃 バスケットボール③ 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.23 〃 バスケットボール④ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.24 〃 バレーボール① ルールを説明する.基本動作(サーブ,レシーブ,トス,アタック)の習得

のための練習を行う.25 〃 バレーボール② 技能向上のための練習を行う。試合形式のゲームを行う.26 〃 バレーボール③ 試合形式でのゲームを行う.次週のゲームに備え,個人目標を決める.27 〃 バレーボール④ 試合を行う.全試合終了後に,個人目標の反省を行う.28 〃 アダプテッドスポーツ アダプテッドスポーツ(キンボール,ボッチャ,シッティングバレー等)のルー

ル説明を行う.グループ毎に動作の習得のための練習,およびゲームを行う.29 〃 種目選択 これまで行った種目の中から選択して行う.30 〃 個別指導 必要に応じて個別に実技指導を行う.

到 達 目 標1)各スポーツ種目の基本的な技能とルールを実践・説明できる.2)種目に対する理解と技能の向上を図れる.3)他者とコミュニケーションを取りながら協力してスポーツを実施できる.

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:なし  実施時期:なし①積極的な授業態度(30%),②技能のレベル(10%),③個人の技能向上への取り組み(30%),④チームワークや他者の技能向上への貢献度(30%)を総合して評価する.

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

様々なスポーツ種目を扱います.生涯継続できるようなスポーツ種目を見つけることを意識して本授業に臨んで下さい.

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

なし

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目 [L104-HH04 ]

Page 23: 健康の科学A - kitasato-u.ac.jp · 7 〃 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後,「運動時の心臓の働き」や「ト レーニングによる心機能変化」などについて解説する。

− 1 −

授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く)火2

科 目 名 健康とスポーツ演習(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 小野 高志 単 位 数 2単位担 当 者 小野 高志※

授 業 の 目 的

科学の発展によって長寿化が進む現代・未来においては、「生活の質」をいかに高めるかが重要とされ、その基盤は運動・行動が習慣化される青少年期までに確立されるとも言える。その一方で、IT 技術が生活に無くてはならないほど普及した昨今、これからの未来社会の担い手である青少年の体力、コミュニケーション能力の低下が深刻化しており、改善が急務とされている。本科目では、自身の「生活の質」の向上に対して主体的かつ積極的に取り組むための運動・スポーツ習慣を確立し、主にチームスポーツを通して優良な協調性を身に付けることを目標とする。

教 育 内 容様 な々運動形態による複数の種目に取り組む。いずれの種目においても、円滑なチームワークやコミュニケーションの獲得を最優先とする。その上で、各種目に必要な基本技術やルールを習得し、段階的に実戦的要素を取り入れながら、毎回授業の最後にゲーム形式を取り入れる。個人の技能や体力の違いを理解し、協力して楽しみながら 目標を達成できるように授業を行う。

教 育 方 法 いずれの種目においてもグループでの基礎練習の後、グループ対抗のゲームを行う。前期の 1 回分はトレーニングルームの利用方法と各種目におけるパフォーマンス向上に必要な体力トレーニングの方法を学ぶ。

準 備 学 習(予習・復習)

予習:各種目に関する技術書などを参考に次回の講義内容に関連する知識を収集し、達成すべき目標を定めておく。復習:上手くできたこと、できなかったことの理由を主観と客観の両面から考察し、解決策を明確にしておく。

【授業時間外に必要な学習の時間:30 時間】回 担当者 項目 授業内容1 小野 ガイダンス (4/14) 授業内容や進め方、評価の方法、必要な用具等について説明する。

授業に対する期待や要望について調査する。2 〃 ストレッチング、アルティメット (4/21) 毎回の授業開始時に行うストレッチング法の解説を行う。

アルティメットのルール説明、ディスクに慣れる、とりかごゲーム。3 〃 トレーニングルームの利用説明 (4/28) トレーニングルームにある各種機器の使用方法、トレーニング法について学ぶ。4 〃 アルティメット (5/12) 基本技術の練習(まっすぐ投げる、遠くに投げる)、練習ゲーム。5 〃 アルティメット (5/19) 基本練習の後、リーグ戦。6 〃 ソフトボール (5/26) 基本技術(投球、捕球)の説明、様々な捕球(ゴロ、ショートバウンド、フ

ライ)の説明、練習。7 〃 ソフトボール (6/2) 投・捕・打・守のローテーション練習、ルールの説明、ゲーム。8 〃 ソフトボール (6/9) 基本練習後、ゲーム。9 〃 サッカー (6/16) on the ball の基本技術(様々なキック、トラップ)の練習、とりかごゲーム。

10 〃 サッカー (6/23) off the ball の基本技術(体の向き、コーチング)の練習、ミニゲーム。11 〃 サッカー (6/30) 基本練習の後、リーグ戦。12 〃 ターゲットバードゴルフ (7/7) 基本技術(狙った方向、距離に真っ直ぐ打つ)の確認、練習。13 〃 ターゲットバードゴルフ (7/14) 基本技術の確認、練習、コース設定、ラウンド。14 〃 フィールドホッケー、グラウンドゴルフ

(7/21)フィールドホッケー:基本技術の練習後、ゲーム。グラウンドゴルフ:基本技術(狙った方向、距離に真っ直ぐ打つ)の確認、練習、コース設定、ラウンド。

15 〃 個別指導 必要に応じて個別に指導を行う。16 〃 バレーボール (9/8) 基本技術(アンダー・オーバーハンドパス)の練習、円陣パス。17 〃 バレーボール (9/15) 基本技術(サーブ)の練習、バレーボールのルール説明、練習ゲーム。18 〃 バレーボール (9/29) 基本練習の後、リーグ戦。19 〃 バドミントン (10/6) 基本技術(ハイクリア、ドロップ、ヘアピン、ドライブ、スマッシュ)の練習、

コート半面でのシングルスゲーム。20 〃 バドミントン (10/13) 基本技術の練習、バドミントンのルールの説明、ダブルスゲーム。21 〃 バドミントン (10/20) 基本練習の後、リーグ戦。22 〃 バスケットボール (10/27) 基本技術(パス、ドリブル)の確認・練習、レイアップシュート。23 〃 バスケットボール (11/10) 様々な位置からのシュート練習、男女別でリーグ戦。24 〃 バスケットボール (11/17) 男女別でリーグ戦。25 〃 フットサル (11/24) 基本技術(パス、トラップ、ドリブル)の練習、とりかごゲーム。26 〃 フットサル (12/1) シュート練習、リーグ戦。27 〃 フットサル (12/8) 基本練習の後、リーグ戦。28 卓球・ショートテニス (12/15) 卓球・ショートテニスのルール説明、基本技術(ボール操作、フットワーク等)

の練習、ゲーム。29 〃 卓球・ショートテニス (12/22) 基本練習の後、ゲーム。30 〃 個別指導 必要に応じて個別に指導を行う。

到 達 目 標

全体:各種目において必要なからだの使い方を体感し、その理を説明できる。全体:積極的に仲間とのコミュニケーションを図り、スポーツを楽しむ態度を身に付ける。アルティメット、サッカー、フィールドホッケー、バレーボール、バスケットボール、フットサル:落ち着いてボールやディスクを操作し、人やスペースにも視野が向けられる。ソフトボール:基本的な投・捕・打・守の動作ができる。ゴルフ:意図する方向・距離に真っ直ぐ打つことができる。バドミントン、卓球、ショートテニス:基本的な打動作、フットワークができ、ラリーを続けることができる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外スポーツは健全な心身と、共にプレーする仲間の存在があってこそ成立する。したがって、授業への全参加を原則とし、授業への主体的かつ積極的な参加態度(準備や後片付けを含む)、仲間への敬意等のモラルを重視する。(50%)その上で、毎回の実技の到達度(どれくらい伸びたか)、周囲への働きかけ(アドバイスやフォロー)等を主な評価対象とする。(50%)

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

スポーツを通した「生活の質」の向上に主体的かつ積極的に取り組み、生涯に渡って楽しむ心と体を身につけ、仲間と共有できるようになってください。

実 務 経 験 の授業への活用方法

これまでの教育研究機関や競技スポーツ現場(主にサッカー、水泳、アイスホッケー)における教育者・研究者・指導者としての経験を通し、科学と実践との相互フィードバックがどのようにして成されているかについて、実例を交えて解説する。

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目[L104-HH04]

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− 2 −

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 アクティブスポーツ [ 総合版 ] 大修館書店 ¥902

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− 1 −

授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 金4

科 目 名 健康とスポーツ演習(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 小野 高志 単 位 数 2単位担 当 者 小野 高志※

授 業 の 目 的

科学の発展によって長寿化が進む現代・未来においては、「生活の質」をいかに高めるかが重要とされ、その基盤は運動・行動が習慣化される青少年期までに確立されるとも言える。その一方で、IT 技術が生活に無くてはならないほど普及した昨今、これからの未来社会の担い手である青少年の体力、コミュニケーション能力の低下が深刻化しており、改善が急務とされている。本科目では、自身の「生活の質」の向上に対して主体的かつ積極的に取り組むための運動・スポーツ習慣を確立し、主にチームスポーツを通して優良な協調性を身に付けることを目標とする。

教 育 内 容様 な々運動形態による複数の種目に取り組む。いずれの種目においても、円滑なチームワークやコミュニケーションの獲得を最優先とする。その上で、各種目に必要な基本技術やルールを習得し、段階的に実戦的要素を取り入れながら、毎回授業の最後にゲーム形式を取り入れる。個人の技能や体力の違いを理解し、協力して楽しみながら 目標を達成できるように授業を行う。

教 育 方 法 いずれの種目においてもグループでの基礎練習の後、グループ対抗のゲームを行う。前期の 1 回分はトレーニングルームの利用方法と各種目におけるパフォーマンス向上に必要な体力トレーニングの方法を学ぶ。

準 備 学 習(予習・復習)

予習:各種目に関する技術書などを参考に次回の講義内容に関連する知識を収集し、達成すべき目標を定めておく。復習:上手くできたこと、できなかったことの理由を主観と客観の両面から考察し、解決策を明確にしておく。

【授業時間外に必要な学習の時間:30 時間】回 担当者 項目 授業内容1 小野 ガイダンス (4/10) 授業内容や進め方、評価の方法、必要な用具等について説明する。

授業に対する期待や要望について調査する。2 〃 トレーニングルームの利用説明 (4/17) トレーニングルームにある各種機器の使用方法、トレーニング法について学ぶ。3 〃 ストレッチング、アルティメット (4/24) 毎回の授業開始時に行うストレッチング法の解説を行う。

アルティメットのルール説明、ディスクに慣れる、とりかごゲーム。4 〃 アルティメット (5/8) 基本技術の練習(まっすぐ投げる、遠くに投げる)、練習ゲーム。5 〃 アルティメット (5/15) 基本練習の後、リーグ戦。6 〃 ソフトボール (5/22) 基本技術(投球、捕球)の説明、様々な捕球(ゴロ、ショートバウンド、フ

ライ)の説明、練習。7 〃 ソフトボール (5/29) 投・捕・打・守のローテーション練習、ルールの説明、ゲーム。8 〃 ソフトボール (6/5) 基本練習後、ゲーム。9 〃 サッカー (6/12) on the ball の基本技術(様々なキック、トラップ)の練習、とりかごゲーム。

10 〃 サッカー (6/19) off the ball の基本技術(体の向き、コーチング)の練習、ミニゲーム。11 〃 サッカー (6/26) 基本練習の後、リーグ戦。12 〃 ターゲットバードゴルフ (7/3) 基本技術(狙った方向、距離に真っ直ぐ打つ)の確認、練習。13 〃 ターゲットバードゴルフ (7/10) 基本技術の確認、練習、コース設定、ラウンド。14 〃 フィールドホッケー、グラウンドゴルフ

(7/17)フィールドホッケー:基本技術の練習後、ゲーム。グラウンドゴルフ:基本技術(狙った方向、距離に真っ直ぐ打つ)の確認、練習、コース設定、ラウンド。

15 〃 個別指導 必要に応じて個別に指導を行う。16 〃 バレーボール (9/11) 基本技術(アンダー・オーバーハンドパス)の練習、円陣パス。17 〃 バレーボール (9/18) 基本技術(サーブ)の練習、バレーボールのルール説明、練習ゲーム。18 〃 バレーボール (9/25) 基本練習の後、リーグ戦。19 〃 バドミントン (10/2) 基本技術(ハイクリア、ドロップ、ヘアピン、ドライブ、スマッシュ)の練習、

コート半面でのシングルスゲーム。20 〃 バドミントン (10/9) 基本技術の練習、バドミントンのルールの説明、ダブルスゲーム。21 〃 バドミントン (10/16) 基本練習の後、リーグ戦。22 〃 バスケットボール (10/23) 基本技術(パス、ドリブル)の確認・練習、レイアップシュート。23 〃 バスケットボール (10/30) 様々な位置からのシュート練習、男女別でリーグ戦。24 〃 バスケットボール (11/13) 男女別でリーグ戦。25 〃 フットサル (11/20) 基本技術(パス、トラップ、ドリブル)の練習、とりかごゲーム。26 〃 フットサル (11/27) シュート練習、リーグ戦。27 〃 フットサル (12/4) 基本練習の後、リーグ戦。28 卓球・ショートテニス (12/11) 卓球・ショートテニスのルール説明、基本技術(ボール操作、フットワーク等)

の練習、ゲーム。29 〃 卓球・ショートテニス (12/18) 基本練習の後、ゲーム。30 〃 個別指導 必要に応じて個別に指導を行う。

到 達 目 標

全体:各種目において必要なからだの使い方を体感し、その理を説明できる。全体:積極的に仲間とのコミュニケーションを図り、スポーツを楽しむ態度を身に付ける。アルティメット、サッカー、フィールドホッケー、バレーボール、バスケットボール、フットサル:落ち着いてボールやディスクを操作し、人やスペースにも視野が向けられる。ソフトボール:基本的な投・捕・打・守の動作ができる。ゴルフ:意図する方向・距離に真っ直ぐ打つことができる。バドミントン、卓球、ショートテニス:基本的な打動作、フットワークができ、ラリーを続けることができる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外スポーツは健全な心身と、共にプレーする仲間の存在があってこそ成立する。したがって、授業への全参加を原則とし、授業への主体的かつ積極的な参加態度(準備や後片付けを含む)、仲間への敬意等のモラルを重視する。(50%)その上で、毎回の実技の到達度(どれくらい伸びたか)、周囲への働きかけ(アドバイスやフォロー)等を主な評価対象とする。(50%)

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

スポーツを通した「生活の質」の向上に主体的かつ積極的に取り組み、生涯に渡って楽しむ心と体を身につけ、仲間と共有できるようになってください。

実 務 経 験 の授業への活用方法

これまでの教育研究機関や競技スポーツ現場(主にサッカー、水泳、アイスホッケー)における教育者・研究者・指導者としての経験を通し、科学と実践との相互フィードバックがどのようにして成されているかについて、実例を交えて解説する。

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目[L104-HH04]

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− 2 −

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 アクティブスポーツ [ 総合版 ] 大修館書店 ¥902

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授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く) 木3

科 目 名 健康とスポーツ演習(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 永見 智行 単 位 数 2単位担 当 者 永見 智行

授 業 の 目 的

生活習慣病を始めとする様々な疾病は運動不足に起因すると言われる.生涯に渡って健康な生活を送るためには,できるだけ早期に運動習慣を身につけ,大学卒業後も運動を継続していくことが重要であろう.これに向けて本授業では,様々な種目を通してスポーツの楽しさを改めて理解し,生涯スポーツに取り組む姿勢を身につけることを最大の目標とする.その一環としてアダプテッドスポーツも取り入れ,誰もが参加出来るスポーツへの理解を深める.また特にチーム種目では,技術の向上,チームの勝利といった目標に向けて周囲と協力できるコミュニケーション能力を養うことも目標とする.

教 育 内 容

複数の個人スポーツ,チームスポーツに取り組む.いずれの種目でも,必要な知識,基礎技術を習得することのみならず,チームメートや相手を尊重し協力してスポーツに取り組む姿勢を身につける.特にチームスポーツでは,編成されたチーム内で互いに教え合い,技術の向上を図れるような環境を提供する.

(遠隔授業の場合)講義やスポーツ映像を通して,スポーツの実施に必要なルールなどの知識,基礎技術を教授する.またこれを基に,自宅でも実施できる運動課題を提示するとともに,教員・学生間でのディスカッションの機会も提供する.いずれも対面授業の再開に向けて,実技の実践に結びつくものとする.

教 育 方 法

種目ごとに編成されたチーム・グループ内での基礎練習,チーム対抗のゲームを中心に行う.前期はグラウンドを,後期は体育館アリーナを主に使用する.前期中にはトレーニングルーム利用方法の紹介,屋内で行える体力トレーニングの実践も行う.

(遠隔授業の場合)講義映像,課題,ディスカッション用の掲示板の設置は,GoogleClassroom 上で行う.講義映像視聴後に運動実技課題や,これを基にした小レポート,小テストを実施する.主に対面授業時に実施する予定であった種目を中心に取り扱い,対面授業再開時にスムーズに実技を実施できるようにする.なお,以下には当面 15 回分の遠隔授業内容を付記しているが,状況次第で遠隔授業の短縮,延長がある.

準 備 学 習(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:30 時間】予習:各種目のルールを把握し,未経験の種目はそのプレーの様子をインターネット上の映像等で確認し,理解しておく.復習:授業の取り組みを振り返り,次回への課題を把握する.

回 担当者 項目 授業内容1 永見 ガイダンス 授業内容や進め方,評価法について把握する.2 〃 軽運動

(遠隔の場合:ストレッチ法)アイスブレーク.ウォーミングアップ法,ストレッチ法の説明,実践.簡単なトレーニングの実施.

(遠隔の場合:ストレッチ法を知り,実践する)3 〃 トレーニングルームの利用説明

(遠隔の場合:自重トレーニング法)トレーニングルームにある各種機器の使用方法、トレーニング法について学ぶ.

(遠隔の場合:自重トレーニング法を知り,実践する)4 〃 ディスクゴルフ

(遠隔の場合:投げるスポーツ)ルール説明.バック,フォアハンドスロー,キャッチングの基本技術練習.ゲーム実施.

(遠隔の場合:ボールを投げる動作はどう発達するか.自身の現状を測定する)5 〃 アルティメット

(遠隔の場合:投げるスポーツ)ルール説明.基本技術のチーム練習.ゲーム実施.

(遠隔の場合:遠くへボールを投げるにはどうすれば良いのか.自身の現状を知り,改善する)

6 〃 アルティメット(遠隔の場合:投げるスポーツ)

基本技術を生かし,ミニコートでの試合実施.(遠隔の場合:良い投手とは何か,野球競技の新たな見方を知る)

7 〃 アルティメット(遠隔の場合:投げるスポーツ)

フルコートでの試合実施.(遠隔の場合:フライングディスク競技の様々な種目.飛行原理を知る)

8 〃 ティーボール(遠隔の場合:投げるスポーツ)

ルール説明.打撃動作の基本技術練習.ゲーム実施.(遠隔の場合:フライングディスクの投げ技術を知り,実践する)

9 〃 ティーボール(遠隔の場合:打つスポーツ)

投球動作の基本技術練習.ゲーム実施.(遠隔の場合:止まっているボールを打つ技術を知る.ゴルフ)

10 〃 ソフトボール(遠隔の場合:打つスポーツ)

ルール説明.動作の映像をチーム内で撮影し,練習へ活用.ゲーム実施.(遠隔の場合:飛んでくるボールを打つ技術を知る.野球)

11 〃 ソフトボール(遠隔の場合:打つスポーツ)

ゲーム実施.チームごとに戦略を立て,ゲームで実践.(遠隔の場合:飛んでくるボールを打つ技術を知る.テニス)

12 〃 テニス(遠隔の場合:打つスポーツ)

ルール説明.ストロークの基本技術練習.(遠隔の場合:飛んでくるシャトルを打つ技術を知る.バドミントン)

13 〃 テニス(遠隔の場合:歩く・走るスポーツ)

ボレーの基本技術練習.ダブルスゲームの実施.(遠隔の場合:有酸素運動の原理を知り、実践する)

14 〃 テニス(遠隔の場合:歩く・走るスポーツ)

ダブルスゲームの実施.(遠隔の場合:有酸素運動の原理を知り、実践する)

15 〃 個別指導 必要に応じて個別に指導を行う.16 〃 ソフトバレー・シッティングバレー 2種のバレーボール派生ゲームのルール説明,実施.17 〃 バレーボール レシーブ,トスの基本技術練習.ゲーム実施.18 〃 バレーボール サーブの基本技術練習.ゲーム実施.19 〃 バレーボール 3段攻撃の練習.ゲーム実施.20 〃 バドミントン ルール説明.フォアハンドストローク,ハイクリアの練習.ゲーム実施.21 〃 バドミントン バックハンドストローク,スマッシュの練習.ゲーム実施.22 〃 バドミントン ゲーム実施.23 〃 バドミントン ゲーム実施.24 〃 ニュースポーツ キンボール,ボッチャなど,室内で行うニュースポーツを実施.25 〃 フットサル ルール説明.パス動作の基本技術練習.ミニゲーム実施.26 〃 フットサル パス,ドリブル,シュート動作の基本技術練習.ミニゲーム実施.27 〃 フットサル ゲーム実施.28 〃 種目選択 これまでに行った種目の中から選択して行う.29 〃 種目選択 これまでに行った種目の中から選択して行う.

教職(選択):教職免許法施行規則第 66条の 6に定める科目[L104-HH04]

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30 〃 個別指導 必要に応じて個別に指導を行う.

到 達 目 標1. 各運動技術に必要な体の動かし方を理解し,説明できる.2. 未体験のスポーツに触れ,スポーツの楽しさ,面白さを理解し,運動習慣形成の礎とする.3. ひとつの目標に向けて仲間と協力できるコミュニケーション能力を身につける.

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外授業参加への意欲,主体的で積極的な態度を評価する(60%).また技術(上手さ)そのものだけでなく,自分及び仲間の技術向上に向けた協力、コミニュケーション、取り組みを評価する(40%).欠席は減点とする.

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

世の中には楽しいスポーツがたくさんあります.生活を豊かにするためにも,この授業を通して生涯に渡り取り組めるスポーツを見つけて下さい.

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 なし

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− 1 −

授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く)金2

科 目 名 健康とスポーツ演習(汗を流しながら、クラスの人との交流を深めましょう)(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 板橋クリストファーマリオ 単 位 数 2単位担 当 者 板橋クリストファーマリオ※

授 業 の 目 的 この科目では、「体力・技・コミュニケーション能力」を向上させ、健康で明るい大学生活と将来の社会生活に役立つ基盤の一端を構築することを目標とします。

教 育 内 容 授業ではなるべく多くの人と触れあいながら、「体力・技・コミュニケーション能力」の向上を目指します。なお天候や履修者の状況等により、内容を一部変更する場合もあります。

教 育 方 法 授業は全体学習を中心に展開し、加えて状況に応じてグループ学習を行います。準 備 学 習

(予習・復習)予習:次回の授業で取り扱う種目やテーマについて、本やインターネットで調べておくこと(毎回 30 分程度)。 復習:授業内容をノートにまとめておくこと(毎回 30 分程度)。

回 担当者 項目 授業内容1 板橋 ガイダンス 4/10(教室) 授業内容、評価基準、服装・シューズの説明等2 〃 卓球 4/17(体育館) 体育館施設説明、卓球用具の安全取扱いについて説明

ラケットとボールに慣れるドリル、基本練習、シングルスゲーム3 〃 卓球 4/24(体育館) 回転をかけるサービス、シングルスゲーム4 〃 トレーニングルーム使用説明 5/8

(トレーニングルーム)有酸素系トレーニング・ウェイトトレーニング機器関連の説明、使用

5 〃 卓球 5/15(体育館) ダブルスの動きに慣れるドリル、ダブルスゲーム 6 〃 卓球 5/22(体育館) コースの打ち分け、ダブルスゲーム  7 〃 卓球 5/29(体育館) トータル練習、シングルス・ダブルスゲーム8 〃 バドミントン 6/5(体育館) バドミントン用具の安全取扱いについて説明

ラケットとシャトルに慣れるドリル、基本練習、シングルスゲーム9 〃 バドミントン 6/12(体育館) サービス、シングルスゲーム

10 〃 バドミントン 6/19(体育館) コースの打ち分け、ダブルスゲーム  11 〃 バドミントン 6/26(体育館) トータル練習・シングルス、ダブルスゲーム12 〃 種目選択 7/3(体育館) 体育館種目の中から成立する種目の自由選択

(バレーボール、バドミントン、卓球、トレーニング)13 〃 種目選択 7/10(体育館) 体育館種目の中から成立する種目の自由選択

(バスケットボール、バドミントン、卓球、トレーニング)14 〃 種目選択 7/17(体育館) 体育館種目の中から成立する種目の自由選択

(バレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球、トレーニング)15 〃 個別指導 7/31 個別に指導する16 〃 硬式テニス 9/11(テニスコート) テニス施設説明、テニス用具の安全取扱いについて説明

ラケットとボールに慣れるドリル、グラウンドストロークの基本、ラリー17 〃 硬式テニス 9/18(テニスコート) グラウンドストローク復習、シングルスゲーム形式18 〃 硬式テニス 9/25(テニスコート) オーバーハンドサービス、シングルスゲーム19 〃 硬式テニス 10/2(テニスコート) ボレーの基本、ダブルスゲーム形式(雁行陣・デュースサイド)20 〃 硬式テニス 10/9(テニスコート) ボレー復習、ダブルスゲーム形式(雁行陣・アドバンテージサイド)21 〃 硬式テニス 10/16(テニスコート) 回転をかけるサービス、ダブルスゲーム22 〃 硬式テニス 10/23(テニスコート) ポーチ、ダブルスゲーム23 〃 硬式テニス 10/30(テニスコート) トータル練習、シングルス・ダブルスゲーム24 〃 硬式テニス 11/13(テニスコート) シングルス大会25 〃 硬式テニス 11/20(テニスコート) ダブルス大会26 〃 種目選択 11/27(テニスコート・グラウンド) 屋外種目の中から成立する種目の自由選択

(テニス、ソフトボール、サッカー、グラウンドゴルフ)27 〃 種目選択 12/4(テニスコート・グラウンド) 屋外種目の中から成立する種目の自由選択

(テニス、ソフトボール、サッカー、ゴルフ)28 〃 種目選択 12/11(テニスコート・グラウンド) 屋外種目の中から成立する種目の自由選択

(テニス、ソフトテニス、アルティメット、ゴルフ)29 〃 種目選択 12/18(テニスコート・グラウンド) 屋外種目の中から成立する種目の自由選択

(テニス、ソフトテニス、ソフトボール、サッカー、ゴルフ)30 〃 個別指導 1/8 個別に指導する

到 達 目 標困難な課題であっても根気強く取り組むことができる。他者を理解し、協力して行動することができる。安全に配慮して行動することができる。それぞれの種目のルールやマナーを理解し、教員の助言無しで試合を行うことができる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外授業への参加状況や授業に取り組む姿勢(60%)、技術の向上(10%)、他者理解(10%)、安全への配慮(10%)、ルール・マナーの理解(10%)

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

体を動かすことの楽しさや爽快感、スポーツを通じて得られる仲間との交流を楽しんでください。運動着、運動靴の準備を忘れないようにしてください。雨天時はトレーニングルームや講義室を使用する場合があります。

実 務 経 験 の授業への活用方法

プロテニスプレーヤー、テニスコーチの経験を活かし、初心者には丁寧に分かりやすく、また中級・上級者には試合における戦術やメンタル・フィジカルのトレーニング方法をアドバイスする。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 ステップアップ高校スポーツ 大修館書店

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目[L104-HH04]

Page 30: 健康の科学A - kitasato-u.ac.jp · 7 〃 運動と循環 心臓の機能・構造と血液の循環について説明後,「運動時の心臓の働き」や「ト レーニングによる心機能変化」などについて解説する。

− 1 −

授 業 期 間 2020 年度 通年 授 業 対 象 指定なし(M学部を除く)金4

科 目 名 健康とスポーツ演習(汗を流しながら、クラスの人との交流を深めましょう)(Health Sports Seminar)

科 目 責 任 者 板橋クリストファーマリオ 単 位 数 2単位担 当 者 板橋クリストファーマリオ※

授 業 の 目 的 この科目では、「体力・技・コミュニケーション能力」を向上させ、健康で明るい大学生活と将来の社会生活に役立つ基盤の一端を構築することを目標とします。

教 育 内 容 授業ではなるべく多くの人と触れあいながら、「体力・技・コミュニケーション能力」の向上を目指します。なお天候等の状況により内容を一部変更する場合もあります。

教 育 方 法 授業は全体学習を中心に展開し、加えて状況に応じてグループ学習を行います。準 備 学 習

(予習・復習)予習:次回の授業で取り扱う種目やテーマについて、本やインターネットなどで調べておくこと(毎回 30 分程度)。 復習:授業内容をノートにまとめておくこと(毎回 30 分程度)。

回 担当者 項目 授業内容1 板橋 ガイダンス 4/10(教室) 授業内容、評価基準、服装・シューズの説明等2 〃 卓球 4/17(体育館) 体育館施設説明、卓球用具の安全取扱いについて説明

ラケットとボールに慣れるドリル、基本練習、シングルスゲーム3 〃 トレーニングルーム使用説明 4/24

(トレーニングルーム)有酸素系トレーニング・ウェイトトレーニング機器関連の説明、使用

4 〃 卓球 5/8(体育館) 回転をかけるサービス、シングルスゲーム5 〃 卓球 5/15(体育館) ダブルスの動きに慣れるドリル、ダブルスゲーム 6 〃 卓球 5/22(体育館) コースの打ち分け、ダブルスゲーム  7 〃 卓球 5/29(体育館) トータル練習、シングルス・ダブルスゲーム8 〃 バドミントン 6/5(体育館) バドミントン用具の安全取扱いについて説明

ラケットとシャトルに慣れるドリル、基本練習、シングルスゲーム9 〃 バドミントン 6/12(体育館) サービス、シングルスゲーム

10 〃 バドミントン 6/19(体育館) コースの打ち分け、ダブルスゲーム  11 〃 バドミントン 6/26(体育館) トータル練習、シングルス・ダブルスゲーム12 〃 種目選択 7/3(体育館) 体育館種目の中から成立する種目の自由選択

(バレーボール・バドミントン・卓球・トレーニング)13 〃 種目選択 7/10(体育館) 体育館種目の中から成立する種目の自由選択

(バスケットボール・バドミントン・卓球・トレーニング)14 〃 種目選択 7/17(体育館) 体育館種目の中から成立する種目の自由選択

(バレーボール・バスケットボール・バドミントン・卓球・トレーニング)15 〃 個別指導 7/31 個別に指導する16 〃 硬式テニス 9/11(テニスコート) テニス施設説明、テニス用具の安全取扱いについて説明

ラケットとボールに慣れるドリル、グランドストロークの基本、ラリー17 〃 硬式テニス 9/18(テニスコート) グランドストローク復習、シングルスゲーム形式18 〃 硬式テニス 9/25(テニスコート) サービス、シングルスゲーム19 〃 硬式テニス 10/2(テニスコート) ボレーの基本、ダブルスゲーム形式(雁行陣・デュースサイド)20 〃 硬式テニス 10/9(テニスコート) ボレー復習、ダブルスゲーム形式(雁行陣・アドバンテージサイド)21 〃 硬式テニス 10/16(テニスコート) 回転をかけるサービス、ダブルスゲーム22 〃 硬式テニス 10/23(テニスコート) ポーチ、ダブルスゲーム23 〃 硬式テニス 10/30(テニスコート) トータル練習、シングルス・ダブルスゲーム24 〃 硬式テニス 11/13(テニスコート) シングルス大会25 〃 硬式テニス 11/20(テニスコート) ダブルス大会26 〃 種目選択 11/27(テニスコート・グラウンド) 屋外種目の中から成立する種目の自由選択

(テニス・サッカー・ソフトボール・グラウンドゴルフ)27 〃 種目選択 12/4(テニスコート・グランド) 屋外種目の中から成立する種目の自由選択

(テニス・サッカー・ソフトボール・ゴルフ)28 〃 種目選択 12/11(テニスコート・グランド) 屋外種目の中から成立する種目の自由選択

(テニス・ソフトテニス・アルティメット・ゴルフ)29 〃 種目選択 12/18(テニスコート・グランド) 屋外種目の中から成立する種目の自由選択

(テニス・ソフトテニス・サッカー・ソフトボール・ゴルフ)30 〃 個別指導 1/8 個別に指導する

到 達 目 標困難な課題であっても根気強く取り組むことができる。他者を理解し、協力して行動することができる。安全に配慮して行動することができるそれぞれの種目のルールやマナーを理解し、教員の助言無しで試合を行うことができる。

成 績 評 価 の方 法 と 基 準

試験方法:その他  実施時期:試験期間外授業への参加状況や授業に取り組む姿勢(60%)、技術の向上(10%)、他者理解(10%)、安全への配慮(10%)、ルール・マナーの理解(10%)

学 生 へ のメ ッ セ ー ジ

(その他注意等)

体を動かすことの楽しさや爽快感、スポーツを通じて得られる仲間との交流を楽しんでください。運動着、運動靴の準備を忘れないようにしてください。雨天時はトレーニングルームや講義室を使用する場合があります。

実 務 経 験 の授業への活用方法

プロテニスプレーヤー、テニスコーチの経験を活かし、初心者には丁寧に分かりやすく、また中級・上級者には試合における戦術やメンタル・フィジカルのトレーニング方法をアドバイスする。

教科書・参考書 書 名 著 者 名 出 版 社 名 定 価(円)

参考書 ステップアップ高校スポーツ 大修館書店

教職(選択):教職免許法施行規則第 66 条の 6 に定める科目[L104-HH04]