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平成29年度GISを活用した業務報告 参考資料3 平成30年3月

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平成29年度GISを活用した業務報告

参考資料3

平成30年3月

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1.はじめに

位置や空間に関する様々な情報を、コンピュータを用いて重ね合わせ、情報の分析・解析をおこなったり、情報を視覚的に表示させるシステム。「場所」「位置」に関する情報を使ってすべての情報をまとめ、地図や航空写真の上にその情報を重ね合わせることで、様々な情報の関連性が一目で把握できるようになる。

【地理情報システム(GIS)とは】 【地理情報システム(GIS)イメージ図】

国土交通省国土政策局作成「GIS地理情報システム」パンフレットより引用

【効率的なGIS活用方法の検討】

GISは業務ツールの一つである。よって使用することにより、従来よりも効率的、効果的な業務を行う活用方法を検討した。まず、GISを活用することのメリットを検討してみた。情報を視覚的に表示させることにより様々な情報の関連性が一目で把握できることはもちろんであるが、GISを使用する大きなメリットとして、「距離や範囲を指定してデータを抽出できること」にある。例えば、「A地点から1キロ圏内」という形でデータ抽出することも可能である。 これらの機能を生かし、実際に他支部でも実績のある健診業務において試験的に運用した。

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2.集団健診時の案内業務

従来の集団健診に加え、今年度は新たな試みとして商業施設での集団健診を試験的に行うこととした。会場は『イオンモール四条畷』とし、対象者として100~120人程度を見込んでいた。今まで行っていた集団健診は大阪府全域を対象として複数の会場を用意し、一斉に案内文書を送付し、複数の会場から個人で選択して受けてもらう形式だったが、今回は単一の商業施設のため、GISを活用し交通手段、住所地等を考慮した案内を行うこととした。

【事業概要】

【実施結果】

イオンモールを中心とした半径2㎞圏内、及び交通の便を考慮して主要道路近辺の居住者を対象に約3200名に集団健診実施案内を送付し、ほぼ見込み通りの約100名からの予約があった。「イオンモールなら受けやすい」という声もあり、商業施設で行うという試み自体は加入者の利便性を考えても意味のあることであった。 今回は試験的な運用ということもあり、GISを単に通知の発送のみに使用したが、今後は集団健診の場所を決定する際にも活用するなど効果的な活用をしていく予定である。

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3.特定健診受診状況の把握

【特定健診受診状況の把握】

イオンモールでの集団健診実施結果を踏まえ、今後の被扶養者に対する特定健診受診勧奨方法の検討のため、平成28年度の特定健診受診状況をGISを使用し、可視化した。今後の受診勧奨方法の検討に活用していく。

左図は受診率 右図は未受診者数 を市区町村別で色分け