年新年号 Kizuna Vol - さくらのレンタルサーバ ·...

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Vol.5 <とも浜ニュースきずな> 平成23年 2 月 5 日発行 <1> 行 特定非営利活動法人 ともに浜をつくる会(NPO とも浜) 事 務 局 〒232-0053 横浜市南区井土ヶ谷下町 18 番地 TEL:045-743-1172 理事長 石田 猛 / 編 集 者 石原愛子 2011 年新年号 新春を迎え、私たちのとも浜ニュース「絆」も第 5 号を発刊することになり、喜 ばしい限りです。 本年は当会も創立以来 5 年目となり、より一層私たち会員 間、また市民や社会とのきずなも深まりその存在は一段と高まって参りました。 発足当初有志数名で発足した当会も現在では有力なる方々を合わせ 150 名余となり豊かな環境づくりに力強い存在となりました。設立当時多くの人びと から夢物語のように思われ受け取られていた自然再生、水質浄化の実現、豊 かな浜辺、環境の改善も大きく前進し、今や現実のものと皆さんに理解されて きました。私たちはかつて 140km に亘ってありました浜辺が現在 1.4km 即ち 百分の一となっている現状を認識し憂い少しでも多く港の岸壁の内外に港と共 存した形の中での再生、創造を願っています。現在横浜市の港湾臨港地区 内の修景厚生港区(Scenic and Recreation Zone)数拾ヘクタールを 実質 150 ヘクタール(約 45 万坪)以上とし、豊かな美しい浜辺のある港都 横浜を創りたいと日々努力しております。 こうした私たちの動きに対し、本年 2 月 2 日に林文子横浜市長は 2011 年度具体的に、① 山下公園前の水質浄化 ② 野島海岸白砂青松の海 ③ 京浜の森と海づくりを行う、とのプロジェクトを新聞紙上に発表されました。 今回の林市長の英断により私たちが予てより明示要望しておりました 3 つのプロ ジェクトはここに実現される運びとなり喜ばしい限りです。 一方、民間企業にあっては本年 2 月 2 日東京都の大手町皇居前にある三 井物産株式会社本社ビル及び経済連合本部ビル内において昨年 9 月に決 定された当協会他への社会貢献、環境助成基金に関する催しが三井物産 株式会社より助成を受けた国内外の NPO 団体、有力大学校を招き行われ ました。 現在市民行政、企業、学会等各所よりの支援協力を受けた活動は数多く なっており私たちの夢は絆を通して日々実現されつつあります。ここに改めて会 員及び関係各位のご理解とご協力に感謝申し上げる次第です。 今後共かわらぬご支援ご指導を合わせてお願いいたします。 「きずな」改め「絆」第 5 号の発刊にあたり所信の一端を申し述べさせて頂き、 ご挨拶といたします。(了) 昨年 3 月 21 日に横浜の『浜づくり』のた めの視察として、役員を始め、とも浜の会 員有志で実施いたしました。(詳細は会 報紙 きずな 3 月号をご覧ください) 視察のルートの中で山下公園を訪れまし た。山下公園のシンボルである【氷川丸】 は現在も威風堂々とその存在感を漂わ せ、横浜市民を見守っているかのような温 かさも同時に感じさせるものです。 氷川丸の誕生は 1930 年で、80 余年の 歴史があります。その歴史には、豪華客 船という優雅な時代もありましたが、太平 洋戦争においても引揚船、病院船などで 活躍し、人々の命を繋いできました。今で も皆さまに愛される所以はそんなところに あるのかもしれません。氷川丸と石田理 事長は同い年。人々の幸せを繋ぎ続けた 「同志」を撮りました。「傘寿」の大変おめ でたいワンショットです。両者ともいつまでも 横浜の海を自然に取り戻すまで、現役で 活躍していただきたいですね。(愛) NPO 法人ともに浜をつくる会 理事長 石田 猛 「夢と絆」 Kizuna 今年もよろしくお願いいたします。

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Page 1: 年新年号 Kizuna Vol - さくらのレンタルサーバ · 2.野島海岸白砂青松の海プロジェクト 横浜で唯一の自然の砂浜が残る野島海岸で砂浜

きずな

Vol.5

<とも浜ニュースきずな> 平成23年 2月 5日発行 <1>

発 行 特定非営利活動法人 ともに浜をつくる会(NPO とも浜)

事 務 局 〒232-0053 横浜市南区井土ヶ谷下町 18 番地 TEL:045-743-1172

理事長 石田 猛 / 編 集 者 石原愛子

2011年新年号

新春を迎え、私たちのとも浜ニュース「絆」も第 5 号を発刊することになり、喜

ばしい限りです。 本年は当会も創立以来 5 年目となり、より一層私たち会員

間、また市民や社会とのきずなも深まりその存在は一段と高まって参りました。

発足当初有志数名で発足した当会も現在では有力なる方々を合わせ 150

名余となり豊かな環境づくりに力強い存在となりました。設立当時多くの人びと

から夢物語のように思われ受け取られていた自然再生、水質浄化の実現、豊

かな浜辺、環境の改善も大きく前進し、今や現実のものと皆さんに理解されて

きました。私たちはかつて 140km に亘ってありました浜辺が現在 1.4km即ち

百分の一となっている現状を認識し憂い少しでも多く港の岸壁の内外に港と共

存した形の中での再生、創造を願っています。現在横浜市の港湾臨港地区

内の修景厚生港区(Scenic and Recreation Zone)数拾ヘクタールを

実質150ヘクタール(約45万坪)以上とし、豊かな美しい浜辺のある港都

横浜を創りたいと日々努力しております。

こうした私たちの動きに対し、本年 2月 2日に林文子横浜市長は 2011

年度具体的に、① 山下公園前の水質浄化 ② 野島海岸白砂青松の海

③ 京浜の森と海づくりを行う、とのプロジェクトを新聞紙上に発表されました。

今回の林市長の英断により私たちが予てより明示要望しておりました3つのプロ

ジェクトはここに実現される運びとなり喜ばしい限りです。

一方、民間企業にあっては本年 2月 2日東京都の大手町皇居前にある三

井物産株式会社本社ビル及び経済連合本部ビル内において昨年 9 月に決

定された当協会他への社会貢献、環境助成基金に関する催しが三井物産

株式会社より助成を受けた国内外の NPO 団体、有力大学校を招き行われ

ました。

現在市民行政、企業、学会等各所よりの支援協力を受けた活動は数多く

なっており私たちの夢は絆を通して日々実現されつつあります。ここに改めて会

員及び関係各位のご理解とご協力に感謝申し上げる次第です。

今後共かわらぬご支援ご指導を合わせてお願いいたします。

「きずな」改め「絆」第 5 号の発刊にあたり所信の一端を申し述べさせて頂き、

ご挨拶といたします。(了)

昨年 3 月 21 日に横浜の『浜づくり』のた

めの視察として、役員を始め、とも浜の会

員有志で実施いたしました。(詳細は会

報紙 きずな 3月号をご覧ください)

視察のルートの中で山下公園を訪れまし

た。山下公園のシンボルである【氷川丸】

は現在も威風堂々とその存在感を漂わ

せ、横浜市民を見守っているかのような温

かさも同時に感じさせるものです。

氷川丸の誕生は1930年で、80余年の

歴史があります。その歴史には、豪華客

船という優雅な時代もありましたが、太平

洋戦争においても引揚船、病院船などで

活躍し、人々の命を繋いできました。今で

も皆さまに愛される所以はそんなところに

あるのかもしれません。氷川丸と石田理

事長は同い年。人々の幸せを繋ぎ続けた

「同志」を撮りました。「傘寿」の大変おめ

でたいワンショットです。両者ともいつまでも

横浜の海を自然に取り戻すまで、現役で

活躍していただきたいですね。(愛)

NPO法人ともに浜をつくる会 理事長 石田 猛 「夢と絆」

Kizuna

今年もよろしくお願いいたします。

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<とも浜ニュースきずな>

2月11日(祝)

12:00~12:50まで (スタッフは11:00集合)

■とも浜 セミナー<石田猛理事長>

講演テーマ: 『砂浜の再生をめざした活動と小学生を対象とした海苔養殖

体験学習の取り組みについて』

■参加団体パネル掲示、活動紹介と実施講座(セミナー、ワークショップなど)

■場所:JICA横浜 4Fセミナールーム (中区 MM21)

よこはま国際フォーラム 2011 年

2月15日(火) のり体験学習(関東学院六浦小学校)

10:00~15:00 まで (スタッフは 8:30集合)

■のり体験学習<関東学院六浦小学校>

■場所:金沢区海の公園 金沢漁協支所

※このプログラムは本年度、とも浜の最大事業活動です。

多数の参加、協力をお願いいたします!

<三井物産環境基金助成活動>

11:00~15:00 まで (スタッフは 8:30集合)

■のりすき体験

■場所:野島公園内および野島青少年研修センター(金沢区野島町)

※市民の皆さまと海苔養殖したもので海苔すきをします。

天日乾燥で「海苔」を作ってみませんか?

お土産に海苔をお持ち帰りできます。奮ってご参加ください。

ボランティア募集しています!(5名~10名)

3 月 6 日(日) のりすき体験(よこはまの青少年体験活動フェスタ)

2月5日(土) のり体験実習(研修)(港陽小学校)

8:30~12:00まで

■港陽小学校(お台場)にてのりすき体験研修・活動参加

■場所:東京都港区お台場海岸

※ 関東学院六浦小学校ののり体験学習にあたり、事前準備

として 6年間のり体験学習を行っている港陽小学校に研修にいきました。

参加者:石田理事長、橋浦副理事長、岩崎さん(本牧)、石原

参加

しました

平成23年 2月 5日発行 <2>

平成 23年 2月・3月

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<とも浜ニュースきずな>

2011年 2月 3日(木)神奈川新聞

2011年 2月 3日(木)讀賣新聞

2011年2月3日(木)の新聞各紙は、林

文子横浜市長の記者会見の内容―2011年

度から、横浜港など市内3カ所の海や砂浜をモデ

ル地区として環境改善に取り組むーことを発表しま

した。3カ所とも、とも浜が市に提案した場所です。

これは、横浜市議の田野井議員が中心となり、他

の議員さんの方々の働き掛けのお陰でもあります。

1.山下公園前水質浄化プロジェクト

海底に砂をまいて整地するほか、貝や海藻が付着

できるコンクリートブロックを設置、水質浄化能力の

ある貝などが生息しやすい環境を整える。

このプロジェクトは従者より市に要望していた案件の

一つであり、推進できたことを大変喜んでおります。

2.野島海岸白砂青松の海プロジェクト

横浜で唯一の自然の砂浜が残る野島海岸で砂浜

の保全活動を行う。特に、海岸清掃やアマもの植え

付けなどの活動をしている市民団体をバックアップす

るとしている。

これも当会要望の重要実施目標案件であります。

3.京浜の森と海づくりプロジェクト

鶴見区末広地区にある浜を地元企業や学校と連

携して渡り鳥の営巣地や水質浄化の実験の場とす

る。

本件は京浜工業地域内にあって市民が豊富な自

然と親しむ環境の改善を望んでいる場であります。

(参考資料:産経新聞他)

平成23年 2月 5日発行 <3>

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<とも浜ニュースきずな>

2010.07 ~ 2010.10

編集

後記

いしはら

あ い こ

平成 23 年は干支(えと)は辛卯(かの

と・う)である。辛は庚(こう)を承(う)

くとあり、前年を継承、更新していくこと、特

に規律を正し、基本を踏まえて、筋道を立

て、困難に遇っても断固として実行してゆ

く、又、覚悟を新たに自律自新、更新する

ことを意味している。また、「卯」は冒・芽と

音は同じ「ぼう」で一説には左右に開いたら

門の象形で、春の陽気に万物が冬の門か

飛び出し陽気の発生衝動により、草木の

芽や葉がしげる、茂に通じ繁茂することを意

味している。(ホームページによる)これを

とも浜活動に置き換えると、とも浜の理念を

忘れずに、着実に前進し続けることを明示

しているのかもしれない。共に夢を、ともに生

かせる仲間に会えた幸せに感謝!(愛)

年が明けた 1 月 12 日(水)15:00 から横浜市庁におい

て小松崎副市長との面談が実現しました。お忙しい中、30 分

程度貴重な時間をいただき、新年のご挨拶とともに、とも浜の

主な活動状況をお伝えすることができました。

昨年 10 月に三井物産からの助成金を受けることができたこ

とをご報告すると、小松崎市長から「それはよかったですね」と喜

びを共にしていただきました。また、三井物産の CSR 活動につ

いても感心されて、改めてとも浜の社会貢献活動にご理解を

示されたと感じました。また、足掛け 4年掛けて作り上げた「とも

浜プラン 150」の地図をご覧いただき、大変よくまとまっていると

お褒めの言葉を頂戴し、努力の結晶の賜物であるとのうれしい

お言葉もいただきました。

小松崎副市長から、山下公園、八景島、鶴見の汚水処理

場などの情報など伺い、ワクワク感が強くなりました。「浜づくりを

含めて、横浜のきれいな海づくりをやっていこうと思っています。そ

の取組みを市長に説明をすることになっています。皆さんの取り

組みも紹介しておきます。そして、皆さんと今後も一緒にやって

いけたらよいと思います」と年頭から温かいお言葉をいただき、一

層の市民運動に全力を尽くしたい思いは、石田理事長を始め

皆さんも感じたことと思います。(愛)

理事会

総務委員会 財務・会計

委員会

とも浜再生

企画委員会

とも浜再生

実行委員会

マップ作成

委員会 広報委員会

とも浜は砂浜の実現に向けて、これからの活動を円滑に推進していくために、委員会を設置

することにいたしました。各委員会のとりまとめ役については 2 月の理事会において決定する

予定です。詳細につきましては、次号でお知らせいたします。

当会全体の運営、 当会の資産・キャッ 砂浜づくりに向けて 砂浜づくり運動が市 「とも浜プラン 150」 広報紙「絆」とホー

平成23年 2月 5日発行 <4>

整備、改善の実施 シュフロー管理 の行政に対する企

画提案の実施

民に認知されるよう

な取組と実施 の制作と事業化 ムページの制作、

管理、運営